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レイビック伯
第65話 法外な結納金の申し込み
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王家の方は大変なことになっていた。
王太子が正式にルシア妃に結婚を申し込んだのである。
アデリア王女は大喜びだった。
これで宮廷を前と同じように牛耳れると考えたのだろう。
「そんなことはありません。ルシア妃との結婚だなんて、許されません」
王妃はカンカンになった。
「ほかにいくらでも、美しくて、気立てが良くて、そして、おじいさまの妻だったりしない女性がいるでしょう! 教会に反対されます!」
王太子はいじけた。そして、ルシアに訴えた。
「母上が結婚してはいけないと言っている」
「そうですか……」
彼は猛烈に残念そうだったが、ルシアは、心の底からほっとした。
ファルロも王妃に大賛成だった。
ペッシも大喜びだった。
王妃の反対を聞いて怒ったのは、アデリア王女くらいなものだった。
「それでは、王太子妃候補の女性を探しましょう」
観念した王妃が宣言した。
この息子には適当な女性と早めに結婚してもらって、この問題にけりを付けた方が良さそうだった。
人々はウキウキと、あるいは虎視眈々と、それぞれの思い入れの女性たちを思い浮かべ、あれこれと王妃に推薦したり、ペッシに付け届けをしたりした。
しかし、おさまらないのは王太子その人であった。
彼は、推薦された娘たち全員を拒否した。
会うことすら断った。
「意外に頑張るではないか、王太子は」
愉快そうなのは、唯一父王だけだった。
母の王妃と、ペッシは、自分たちごひいきの女性たちが、会ってももらえないのを見て、目の色を変えてルシアを非難した。
「ルシアが誘うからでしょう!」
ルシアは大慌てで、国王陛下にとりなしを依頼した。
「わたくしは、王太子殿下のご結婚が決まるまで、しばらく蟄居いたします。失礼は重々承知でございますが、宮廷への出仕を、その間、遠慮させてくださいませ」
これは、アデリア王女以外の全員から、非常に好意的に受け取られた。
これで王太子さえ、おとなしくしていれば、問題はない。
おとなしくしているはずがなかった。
一週間すると彼はルシアの居城へやって来た。
知らせを受けて、ウェルケウェ伯爵が駆け付けて、王太子を引きずって王宮に戻した。
次は、王太子は見張りの目をかいくぐって夜中にやって来た。
「宮廷から少し離れた場所に、領地がございます。こっそり、そちらに移りまする」
密かに国王夫妻にのみ知らせて、ルシアは城を引き払った。
王太子はすっかり落ち着きを失い、両親とウェルケウェ伯爵を恨んだ。ファルロたちは、ルシアを探しているふりに余念がなかった。
ここで役割を果たしたのが、アデリア王女だった。彼女は王太子にわざわざ娘の居場所を教えたのである。
王太子は、教えてもらった途端、馬車を走らせて駆け付けた。
若い情熱的な恋人なら、ウマを走らせる場面だったが、王太子はいささか太り気味でウマに自信がなかったのである。
王太子は涙をためた目で、じッとルシアを見つめた。
ルシアは全身、総毛だった。気持ちが悪すぎる。しかも、ファルロを連れてこなかったので、話がトンチンカンになってきた。
「一緒に死のう」
月の美しいロマンチックな晩だった。が、しかし、それどころではなかった。なんですって?
「王太子様、何をおっしゃいます」
ルシアは言った。
「将来、国を背負って立つ王子様がそのようなことをおっしゃられては、どんなに国民が悲しみますことか……」
「だ、だが、ふたりで、ふたりでいきたかったら、死ぬしか。それしかダメだ」
ルシアはイライラしてきた。ファルロをどうして連れてこなかったのかしら。面倒くさい。
「だが、二人の愛を貫き通すためには、これしか方法がないのだ……とおっしゃりたいのですか」
王太子はブンブンうなずいた。
「まさか、そんなことはございません。もっと長い目でご覧になられたらいかがでしょう……」
ここで、もう年で無理が利かないウェルケウェ伯爵が遣わした、代理の家来が息を切らせて登場した。
「み、見つけましたぞ! 王太子殿下!」
彼は言った。それから、ルシアに向かって大声で怒鳴った。
「元の王妃様とは言え、王太子殿下を惑わす不埒者! 謹慎を命じる。王妃様からの命令だ」
ルシアは急いで引き下がった。王太子は言葉にならない何事かを大声で叫びながら、あとから到着した数人の家来たちに引きずられて、乗ってきた馬車に押し込まれた。
「本当にこまったわねえ」
王太子を見送ったルシアは、お付きの侍女に言った。
「また、引越ししなくちゃいけないわ。今度は、お母さまには内緒よ」
王妃は、ルシアが、ちっとも息子の王太子と結婚したがっていないことにようやく気付いて、内心面白くなかった。
ペッシも、ルシアが、王太子との結婚に全然乗り気でないため、付け入るスキが全くなく、考えあぐねていた。
ルシアが、王太子と結婚したくないらしいことに気が付いていないのは、立派なストーカーに成長した王太子だけだった。
ルシアに結婚する気がないなら、誰も盛り上げる者はいない。誰にもメリットは発生しないからだ。アデリア王女さえ余計なことをしなければ、いくら王太子だって、そのうち飽きて追いかけまわすのを止めるだろう。
王妃が、アデリア王女が「健康上の都合」で、しばらく南の地方の別の宮殿に行くことになったと発表した。
そして、黙って、ルシア妃を、王宮にほど近いが、誰も知らない別の離宮に隔離した。
アデリア王女からは、自分は至って健康である、転地の必要はないと抗議が来たが、彼女は有無を言わせず馬車に詰め込まれ、丁重に連れ去られた。
「これで、王太子の熱さえ冷めてくれれば……それとも、ルシアを早めに誰かと結婚させてしまえばいいかもしれないわね」
「ごもっともでございます。できれば、領地が遠方の大貴族などがよろしゅうございましょう。王家とのつながりができれば、地方も安泰でございまする。また、裕福な者も最近は辺境に多いようで……」
そう言うと、ペッシは何やら紙を取り出した。
「最近、ルシア妃様のご縁談につきまして、ご相談がありました貴族の家の者たちの一覧でございます」
王妃は、あまり関心はなさそうだった。
「いつもの炯眼で決めてちょうだい。ルシア妃なんか、どうでもいいのよ」
「そうはおっしゃられましても、それぞれ結納金やご身分も異なってまいりますので」
「結納金?」
ペッシは、ずるそうにニヤリと微笑んた。
「そうでございますとも。ルシア様はあのお美しさ。おまけに王家との縁が深い、由緒正しい家柄のお方でございます。そのうえ、財産もお持ちです。財産に見合う結納金があって当然ではございませんか? そもそもルシア様の財産は、ほとんどが王家由来の財産から譲り渡されたものでございます」
ルシア妃の財産の出どころは王室……
王妃は熱心にその紙を読み始めた。
このところ、手元不如意であった。
建築は費用の問題が出てきて、思うように進んでいなかった。王太子の結婚を急がなかったのも、式典の費用の当てがなかったからだ。
最近乱発している叙爵も、かなりまとまった金が必要なので、思ったほど希望者がいなかった。
「ルシア様は御結婚により王家の一員になられましたが、母君が王女と言うだけですので、継承権は低うございます。どちらの家系へお嫁ぎ遊ばしても、特段の問題はございません」
「もとはと言えば、王家の財産……」
王妃は繰り返した。
「そうでございますとも。できるだけ結納金のお高い貴族をお選びになるのも、考え方でございましょう」
リストの中には莫大な金額を提示してきた者がいた。金インゴット百本?
「インゴットって、なにかしら?」
ペッシは一緒に紙をのぞき込んだ。そして、内心ニヤリとした。引っかかったなと思ったのである。
「金の塊でございますよ。1本あたり45万フローリンはいたします」
王妃がちょっと黙った。彼女は、計算は得意でなかったのである。
「ええと、すると、4億5千万フローリン……」
ペッシが笑い出した。
「そんなことはございません。4千5百万フローリンでございます」
王妃は黙り、それから繰り返した。
「4千5百万フローリン」
誰がそんな金を持っていると言うのだろう。王家の予算三年分にあたる金額だった。
喉から手が出るほど欲しかった。
王太子が正式にルシア妃に結婚を申し込んだのである。
アデリア王女は大喜びだった。
これで宮廷を前と同じように牛耳れると考えたのだろう。
「そんなことはありません。ルシア妃との結婚だなんて、許されません」
王妃はカンカンになった。
「ほかにいくらでも、美しくて、気立てが良くて、そして、おじいさまの妻だったりしない女性がいるでしょう! 教会に反対されます!」
王太子はいじけた。そして、ルシアに訴えた。
「母上が結婚してはいけないと言っている」
「そうですか……」
彼は猛烈に残念そうだったが、ルシアは、心の底からほっとした。
ファルロも王妃に大賛成だった。
ペッシも大喜びだった。
王妃の反対を聞いて怒ったのは、アデリア王女くらいなものだった。
「それでは、王太子妃候補の女性を探しましょう」
観念した王妃が宣言した。
この息子には適当な女性と早めに結婚してもらって、この問題にけりを付けた方が良さそうだった。
人々はウキウキと、あるいは虎視眈々と、それぞれの思い入れの女性たちを思い浮かべ、あれこれと王妃に推薦したり、ペッシに付け届けをしたりした。
しかし、おさまらないのは王太子その人であった。
彼は、推薦された娘たち全員を拒否した。
会うことすら断った。
「意外に頑張るではないか、王太子は」
愉快そうなのは、唯一父王だけだった。
母の王妃と、ペッシは、自分たちごひいきの女性たちが、会ってももらえないのを見て、目の色を変えてルシアを非難した。
「ルシアが誘うからでしょう!」
ルシアは大慌てで、国王陛下にとりなしを依頼した。
「わたくしは、王太子殿下のご結婚が決まるまで、しばらく蟄居いたします。失礼は重々承知でございますが、宮廷への出仕を、その間、遠慮させてくださいませ」
これは、アデリア王女以外の全員から、非常に好意的に受け取られた。
これで王太子さえ、おとなしくしていれば、問題はない。
おとなしくしているはずがなかった。
一週間すると彼はルシアの居城へやって来た。
知らせを受けて、ウェルケウェ伯爵が駆け付けて、王太子を引きずって王宮に戻した。
次は、王太子は見張りの目をかいくぐって夜中にやって来た。
「宮廷から少し離れた場所に、領地がございます。こっそり、そちらに移りまする」
密かに国王夫妻にのみ知らせて、ルシアは城を引き払った。
王太子はすっかり落ち着きを失い、両親とウェルケウェ伯爵を恨んだ。ファルロたちは、ルシアを探しているふりに余念がなかった。
ここで役割を果たしたのが、アデリア王女だった。彼女は王太子にわざわざ娘の居場所を教えたのである。
王太子は、教えてもらった途端、馬車を走らせて駆け付けた。
若い情熱的な恋人なら、ウマを走らせる場面だったが、王太子はいささか太り気味でウマに自信がなかったのである。
王太子は涙をためた目で、じッとルシアを見つめた。
ルシアは全身、総毛だった。気持ちが悪すぎる。しかも、ファルロを連れてこなかったので、話がトンチンカンになってきた。
「一緒に死のう」
月の美しいロマンチックな晩だった。が、しかし、それどころではなかった。なんですって?
「王太子様、何をおっしゃいます」
ルシアは言った。
「将来、国を背負って立つ王子様がそのようなことをおっしゃられては、どんなに国民が悲しみますことか……」
「だ、だが、ふたりで、ふたりでいきたかったら、死ぬしか。それしかダメだ」
ルシアはイライラしてきた。ファルロをどうして連れてこなかったのかしら。面倒くさい。
「だが、二人の愛を貫き通すためには、これしか方法がないのだ……とおっしゃりたいのですか」
王太子はブンブンうなずいた。
「まさか、そんなことはございません。もっと長い目でご覧になられたらいかがでしょう……」
ここで、もう年で無理が利かないウェルケウェ伯爵が遣わした、代理の家来が息を切らせて登場した。
「み、見つけましたぞ! 王太子殿下!」
彼は言った。それから、ルシアに向かって大声で怒鳴った。
「元の王妃様とは言え、王太子殿下を惑わす不埒者! 謹慎を命じる。王妃様からの命令だ」
ルシアは急いで引き下がった。王太子は言葉にならない何事かを大声で叫びながら、あとから到着した数人の家来たちに引きずられて、乗ってきた馬車に押し込まれた。
「本当にこまったわねえ」
王太子を見送ったルシアは、お付きの侍女に言った。
「また、引越ししなくちゃいけないわ。今度は、お母さまには内緒よ」
王妃は、ルシアが、ちっとも息子の王太子と結婚したがっていないことにようやく気付いて、内心面白くなかった。
ペッシも、ルシアが、王太子との結婚に全然乗り気でないため、付け入るスキが全くなく、考えあぐねていた。
ルシアが、王太子と結婚したくないらしいことに気が付いていないのは、立派なストーカーに成長した王太子だけだった。
ルシアに結婚する気がないなら、誰も盛り上げる者はいない。誰にもメリットは発生しないからだ。アデリア王女さえ余計なことをしなければ、いくら王太子だって、そのうち飽きて追いかけまわすのを止めるだろう。
王妃が、アデリア王女が「健康上の都合」で、しばらく南の地方の別の宮殿に行くことになったと発表した。
そして、黙って、ルシア妃を、王宮にほど近いが、誰も知らない別の離宮に隔離した。
アデリア王女からは、自分は至って健康である、転地の必要はないと抗議が来たが、彼女は有無を言わせず馬車に詰め込まれ、丁重に連れ去られた。
「これで、王太子の熱さえ冷めてくれれば……それとも、ルシアを早めに誰かと結婚させてしまえばいいかもしれないわね」
「ごもっともでございます。できれば、領地が遠方の大貴族などがよろしゅうございましょう。王家とのつながりができれば、地方も安泰でございまする。また、裕福な者も最近は辺境に多いようで……」
そう言うと、ペッシは何やら紙を取り出した。
「最近、ルシア妃様のご縁談につきまして、ご相談がありました貴族の家の者たちの一覧でございます」
王妃は、あまり関心はなさそうだった。
「いつもの炯眼で決めてちょうだい。ルシア妃なんか、どうでもいいのよ」
「そうはおっしゃられましても、それぞれ結納金やご身分も異なってまいりますので」
「結納金?」
ペッシは、ずるそうにニヤリと微笑んた。
「そうでございますとも。ルシア様はあのお美しさ。おまけに王家との縁が深い、由緒正しい家柄のお方でございます。そのうえ、財産もお持ちです。財産に見合う結納金があって当然ではございませんか? そもそもルシア様の財産は、ほとんどが王家由来の財産から譲り渡されたものでございます」
ルシア妃の財産の出どころは王室……
王妃は熱心にその紙を読み始めた。
このところ、手元不如意であった。
建築は費用の問題が出てきて、思うように進んでいなかった。王太子の結婚を急がなかったのも、式典の費用の当てがなかったからだ。
最近乱発している叙爵も、かなりまとまった金が必要なので、思ったほど希望者がいなかった。
「ルシア様は御結婚により王家の一員になられましたが、母君が王女と言うだけですので、継承権は低うございます。どちらの家系へお嫁ぎ遊ばしても、特段の問題はございません」
「もとはと言えば、王家の財産……」
王妃は繰り返した。
「そうでございますとも。できるだけ結納金のお高い貴族をお選びになるのも、考え方でございましょう」
リストの中には莫大な金額を提示してきた者がいた。金インゴット百本?
「インゴットって、なにかしら?」
ペッシは一緒に紙をのぞき込んだ。そして、内心ニヤリとした。引っかかったなと思ったのである。
「金の塊でございますよ。1本あたり45万フローリンはいたします」
王妃がちょっと黙った。彼女は、計算は得意でなかったのである。
「ええと、すると、4億5千万フローリン……」
ペッシが笑い出した。
「そんなことはございません。4千5百万フローリンでございます」
王妃は黙り、それから繰り返した。
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