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彷徨う舟と黒の使い
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◇
城門の前で、俺たちは馬車から降りた。アーシュが先導し、エンリィと俺たちも後に続く。
件の人はいつもの会議室にいて、俺たちの姿を見て部下たちが何も言わずに部屋を出て行った。
ハンカチでくるんだ鳥を象った美しいそれは、マントを留めるブローチなのだと彼は言った。
「……つまり、王族しか持たぬものだ」
ラシュヌ陛下はそう言って、俺が渡したブローチを見て言葉を失った。
錆びてしまった両羽根を親指で撫で、渡したはずの彼の姿を思い浮かべている。
蘇る記憶の中で彼は笑っているのだろうか。それとも、泣いているのだろうか。
白が増えた金髪と、皺の増えた目尻。口許の無精ひげはいつものように彼の性格を表していて優しさだけではない人格と人生を物語っている。
失うばかりの人生だと彼は常に感じている。
このブローチの結末を想像すれば、長い年月で感覚を忘れてしまったその心にも暗い悲しみが広がっていくはずだ。
それでも、俺とソウツは彼の前に立つ。
傷つけるために来たわけではないと伝える為に。
「二十年前に出航したシャダル号は、帰路につく途中、当時最も恐れられていた海賊に襲われ、沈みました」
「便りのない事が元気な証しだと信じてたわけじゃねえが……。そうか」
涙すら浮かばぬその瞳はブローチの鳥と同じ薄い桃と紫色をしている。
家族だと言った茶色の髪をした少年は、同じ色を持っていなかったが彼にとってそんなことはどうでもよかったのだろう。
「……庶弟は十二も年が離れていてなぁ。実をいうと親父が死ぬまでその存在を知らなかった。だからあいつが俺を見つけて“あなたの弟です”なんて言ってきた日は、まったく信じちゃいなかった」
同じ血を分けているのならば、なぜ金髪ではないのか、という問いに母が違うから当然の事だろうとあっさり返されたのだと言う。そういうものなのか、と自分の母に問いただせば、王族は正妻の子しか金髪と桃紫の瞳をもって生まれないのだと言われた。
「一体どういう仕組みなのかわかんねえけどな。でも、昔からそういうものなのだと母は言っていた。親父は確かに女好きで娼館に出入りしてたくらいだから、そんなことがあってもおかしくないんだけどな。それに、俺には兄弟がいなかった。だから突然血が繋がっている人間だと言われても戸惑ってばかりいたよ」
それでもラシュヌ陛下は弟の無邪気さと父の面影を残す彼に次第に心を赦したのだと言う。
「あいつはしっかりしててなぁ。金色の髪とその瞳を持っていなくとも、俺の右腕になりたいと言っていた。真我討伐に出る俺と、共に真我を倒したい、と。その頃のあいつはまだ七、八歳のガキだった。だから俺は相手にしなかった。あいつが訓練生として参加するようになっても、お前には無理だといつも言ってた」
その存在を公にすることもなく、彼はただ自分にあこがれていたのだとラシュヌ陛下は言った。きっと兄の自分を父親代わりに思っていたのだろうと。
だが彼が十四になる頃、母親であるサウレ人の彼女が体調を崩した。夫も身内もいないシュライルで暮らし続けるのには辛く、帰国を決断したのだ。
「こっそり支援を申し出てもな、一蹴されるだけで、子どもは子どもらしくしてたらどう、なんていう女だった。親父が選ぶ女はよくわからんと思いながら、それでもあいつの強さの理由を知った気がしたよ。だからあいつは母親と共にサウレに行った。彼女の元を離れるには幼すぎる自分を知っていたし、あいつも母親を一人にはしたくなかったんだろう。強くて優しい男だったから、どこでだってうまくやれると、送り出した」
王族ならば全員が持つブローチを渡して、同じシュライル・グレイの一員であることを示したかった。
その茶色い髪も茶色い瞳もラシュヌ陛下にとってはどうでもよかった。ただ、血のつながりのある大切な家族として、何処へ行っても、何者になってもそれは変わらないと伝えるために。
「……二十年も前に、冷たい海の底に沈んでいたのか」
震える声に、沈黙が通り過ぎる。彼の横に立っていたエアが首を横に振って、ソウツを見つめる。
ソウツはその視線に小さく頷いて、静かに彼と重なった。
「兄上、母はあの二年後に病で命を落としました」
「……っ」
ソウツがそう言って微笑むのに、ラシュヌ陛下は言葉を飲んで怪訝そうな顔をした。
見慣れない白い人物が己を兄と呼ぶのに、まさか、と目を見開く。
「僕はサウレの軍人となり、いつかあなたが言ったように世界を学びに行ったんです。母を亡くし誰も僕がシュライルの国王と血の繋がりがあるとは知らなかった。だからあなたに報せは届かなかったんでしょう」
「……」
「世界はとても広くて素晴らしかった。生憎とその話を聞かせられなかったのは心残りですが……。でも、良い経験だった」
「……お前は」
「サウレに行ったことを一度だって後悔はしていない。けれど、どうしても、どうしてもあなたに逢いたかったんです」
ソウツがそう言って、一歩踏み出す。
ラシュヌ陛下の目の前に立った彼は、確かにソウツの姿をしていたがその背は別の人物のように佇まいが違った。
きっとラシュヌ陛下もそれを感じ取ったのだろう。
「兄上、あなたがずっと悩み苦しんでいたことを教えます」
「なんだと、」
「王族は、死んでも真我にはならない」
エアがそう言って、ふわりと笑う。船内で見たあの微笑みをもう一度見て、放たれた言葉に全員が固まった。
「理由は、そういうものだから、です」
その金髪と瞳の色のように。
「……それじゃお前は」
「見ての通り、僕も真我にはなっていないでしょう? 金髪じゃなくても茶色い瞳でも、そこは気持ちを酌んでくれてるんですかね」
ははは、とエアが笑ってそうして目を瞬かせるラシュヌ陛下を愛し気に見つめた。
「逢えてよかった」
「……おい、このブローチはお前にやったんだ」
「ええ。大切でした。……何よりも」
「……おい、」
「兄上、残念ですが、もう僕は行かなくては」
「エア」
「でも兄上、真我を憎まないで。彼等は僕の仲間でもあり、希望にすらなった。感情は、殺せやしないんです」
「何を言って……」
「どうか自分を責めないで。誰が死んだとしてもそれはあなたの所為じゃない」
だから、もう、幸せを感じてください。
死んだ者を思い続けるのを辞めて、常に傍にあったはずの誰かの温もりを、朝日のまぶしさを、風の柔らかさを、囀る鳥たちの声を。
気付かぬふりはもうしなくていい。
立ち止まりそのすべてを享受してください。
「自分を罰するのは、もう終わりにしていいんです」
赤い唇がそう言って、エアは眉を下げた。愛しい肉親の記憶から消える事すら厭わない彼に暗いものなど何もない。
持っていくものは言葉だけでいい。あの日の仄かに燃える、陽だまりのような想いと一緒に。
──どこへ行こうと、家族だろう。
エアは歩き出す。彼が見る光に溢れるその元へ。
目の前にいるラシュヌ陛下のその無精ひげを撫でて、そうして彼はその身体を通り抜けていった。
まるでその感触を感じたかのようにラシュヌ陛下が顎を抑えて、そうしてもう一度ソウツを見つめる。
消えていくエアの後ろ姿は何の迷いも見られなくて俺は笑みを浮かべ息を吐いた。
「……私の役目はこれで終わりのようですね」
ソウツが照れくさそうに笑って、夢から醒めたような表情をした陛下が手に持ったブローチをもう一度見下ろした。
事を見守っていたアーシュとエンリィも言葉をかけるのは今はいいと判断したのだろう。
俺たちは軽い挨拶をして、彼を置いて部屋を出る。
「……ご苦労だったな」
だが閉じられる扉の向こうで、微かに聞こえたラシュヌ陛下の言葉は、にわかには信じ難いすべてを受け入れたのだろうと胸が温かくなった。
「悪いなソウツ、送ってやれなくて」
「あんた、怪我人だろ。あの怖い金髪のニイサンに怒られるくらいなら大人しくしといた方が身の為じゃないの」
「言うねえ」
俺たちのやり取りを見て何かを感じ取ったのだろうか、ソウツが仏頂面で呆れたように言うのに苦笑いを浮かべ、俺は馬車に乗り込んだ彼に言う。
「サウレの偉大な黒使さんはやっぱり凄かったわ。その才能は誇りに思うべきだぞ」
「は、あんたにだけは言われたくないね」
「もーお前のそのツンデレ具合って何なの。顔真っ赤じゃねーかよ」
「だ、誰が真っ赤だ!」
むきになって叫ぶソウツに笑って、馬車の扉を閉めてやる。
そうして互いに見つめあって、窓から差し出されたその白い手を握った。
「あの船を救ってくれて感謝している。俺の力だけでは解決できなかった」
「いや、シュライルにも関係ある事だったしな。結局は何もかも、繋がっているんだよ」
「……ありがとう」
「こちらこそ」
笑って、握り締めたその手を放す。
真っ白の美青年はそうして前を向き、馬車は軽やかな音を立てて進み始めた。
城門の前で、俺たちは馬車から降りた。アーシュが先導し、エンリィと俺たちも後に続く。
件の人はいつもの会議室にいて、俺たちの姿を見て部下たちが何も言わずに部屋を出て行った。
ハンカチでくるんだ鳥を象った美しいそれは、マントを留めるブローチなのだと彼は言った。
「……つまり、王族しか持たぬものだ」
ラシュヌ陛下はそう言って、俺が渡したブローチを見て言葉を失った。
錆びてしまった両羽根を親指で撫で、渡したはずの彼の姿を思い浮かべている。
蘇る記憶の中で彼は笑っているのだろうか。それとも、泣いているのだろうか。
白が増えた金髪と、皺の増えた目尻。口許の無精ひげはいつものように彼の性格を表していて優しさだけではない人格と人生を物語っている。
失うばかりの人生だと彼は常に感じている。
このブローチの結末を想像すれば、長い年月で感覚を忘れてしまったその心にも暗い悲しみが広がっていくはずだ。
それでも、俺とソウツは彼の前に立つ。
傷つけるために来たわけではないと伝える為に。
「二十年前に出航したシャダル号は、帰路につく途中、当時最も恐れられていた海賊に襲われ、沈みました」
「便りのない事が元気な証しだと信じてたわけじゃねえが……。そうか」
涙すら浮かばぬその瞳はブローチの鳥と同じ薄い桃と紫色をしている。
家族だと言った茶色の髪をした少年は、同じ色を持っていなかったが彼にとってそんなことはどうでもよかったのだろう。
「……庶弟は十二も年が離れていてなぁ。実をいうと親父が死ぬまでその存在を知らなかった。だからあいつが俺を見つけて“あなたの弟です”なんて言ってきた日は、まったく信じちゃいなかった」
同じ血を分けているのならば、なぜ金髪ではないのか、という問いに母が違うから当然の事だろうとあっさり返されたのだと言う。そういうものなのか、と自分の母に問いただせば、王族は正妻の子しか金髪と桃紫の瞳をもって生まれないのだと言われた。
「一体どういう仕組みなのかわかんねえけどな。でも、昔からそういうものなのだと母は言っていた。親父は確かに女好きで娼館に出入りしてたくらいだから、そんなことがあってもおかしくないんだけどな。それに、俺には兄弟がいなかった。だから突然血が繋がっている人間だと言われても戸惑ってばかりいたよ」
それでもラシュヌ陛下は弟の無邪気さと父の面影を残す彼に次第に心を赦したのだと言う。
「あいつはしっかりしててなぁ。金色の髪とその瞳を持っていなくとも、俺の右腕になりたいと言っていた。真我討伐に出る俺と、共に真我を倒したい、と。その頃のあいつはまだ七、八歳のガキだった。だから俺は相手にしなかった。あいつが訓練生として参加するようになっても、お前には無理だといつも言ってた」
その存在を公にすることもなく、彼はただ自分にあこがれていたのだとラシュヌ陛下は言った。きっと兄の自分を父親代わりに思っていたのだろうと。
だが彼が十四になる頃、母親であるサウレ人の彼女が体調を崩した。夫も身内もいないシュライルで暮らし続けるのには辛く、帰国を決断したのだ。
「こっそり支援を申し出てもな、一蹴されるだけで、子どもは子どもらしくしてたらどう、なんていう女だった。親父が選ぶ女はよくわからんと思いながら、それでもあいつの強さの理由を知った気がしたよ。だからあいつは母親と共にサウレに行った。彼女の元を離れるには幼すぎる自分を知っていたし、あいつも母親を一人にはしたくなかったんだろう。強くて優しい男だったから、どこでだってうまくやれると、送り出した」
王族ならば全員が持つブローチを渡して、同じシュライル・グレイの一員であることを示したかった。
その茶色い髪も茶色い瞳もラシュヌ陛下にとってはどうでもよかった。ただ、血のつながりのある大切な家族として、何処へ行っても、何者になってもそれは変わらないと伝えるために。
「……二十年も前に、冷たい海の底に沈んでいたのか」
震える声に、沈黙が通り過ぎる。彼の横に立っていたエアが首を横に振って、ソウツを見つめる。
ソウツはその視線に小さく頷いて、静かに彼と重なった。
「兄上、母はあの二年後に病で命を落としました」
「……っ」
ソウツがそう言って微笑むのに、ラシュヌ陛下は言葉を飲んで怪訝そうな顔をした。
見慣れない白い人物が己を兄と呼ぶのに、まさか、と目を見開く。
「僕はサウレの軍人となり、いつかあなたが言ったように世界を学びに行ったんです。母を亡くし誰も僕がシュライルの国王と血の繋がりがあるとは知らなかった。だからあなたに報せは届かなかったんでしょう」
「……」
「世界はとても広くて素晴らしかった。生憎とその話を聞かせられなかったのは心残りですが……。でも、良い経験だった」
「……お前は」
「サウレに行ったことを一度だって後悔はしていない。けれど、どうしても、どうしてもあなたに逢いたかったんです」
ソウツがそう言って、一歩踏み出す。
ラシュヌ陛下の目の前に立った彼は、確かにソウツの姿をしていたがその背は別の人物のように佇まいが違った。
きっとラシュヌ陛下もそれを感じ取ったのだろう。
「兄上、あなたがずっと悩み苦しんでいたことを教えます」
「なんだと、」
「王族は、死んでも真我にはならない」
エアがそう言って、ふわりと笑う。船内で見たあの微笑みをもう一度見て、放たれた言葉に全員が固まった。
「理由は、そういうものだから、です」
その金髪と瞳の色のように。
「……それじゃお前は」
「見ての通り、僕も真我にはなっていないでしょう? 金髪じゃなくても茶色い瞳でも、そこは気持ちを酌んでくれてるんですかね」
ははは、とエアが笑ってそうして目を瞬かせるラシュヌ陛下を愛し気に見つめた。
「逢えてよかった」
「……おい、このブローチはお前にやったんだ」
「ええ。大切でした。……何よりも」
「……おい、」
「兄上、残念ですが、もう僕は行かなくては」
「エア」
「でも兄上、真我を憎まないで。彼等は僕の仲間でもあり、希望にすらなった。感情は、殺せやしないんです」
「何を言って……」
「どうか自分を責めないで。誰が死んだとしてもそれはあなたの所為じゃない」
だから、もう、幸せを感じてください。
死んだ者を思い続けるのを辞めて、常に傍にあったはずの誰かの温もりを、朝日のまぶしさを、風の柔らかさを、囀る鳥たちの声を。
気付かぬふりはもうしなくていい。
立ち止まりそのすべてを享受してください。
「自分を罰するのは、もう終わりにしていいんです」
赤い唇がそう言って、エアは眉を下げた。愛しい肉親の記憶から消える事すら厭わない彼に暗いものなど何もない。
持っていくものは言葉だけでいい。あの日の仄かに燃える、陽だまりのような想いと一緒に。
──どこへ行こうと、家族だろう。
エアは歩き出す。彼が見る光に溢れるその元へ。
目の前にいるラシュヌ陛下のその無精ひげを撫でて、そうして彼はその身体を通り抜けていった。
まるでその感触を感じたかのようにラシュヌ陛下が顎を抑えて、そうしてもう一度ソウツを見つめる。
消えていくエアの後ろ姿は何の迷いも見られなくて俺は笑みを浮かべ息を吐いた。
「……私の役目はこれで終わりのようですね」
ソウツが照れくさそうに笑って、夢から醒めたような表情をした陛下が手に持ったブローチをもう一度見下ろした。
事を見守っていたアーシュとエンリィも言葉をかけるのは今はいいと判断したのだろう。
俺たちは軽い挨拶をして、彼を置いて部屋を出る。
「……ご苦労だったな」
だが閉じられる扉の向こうで、微かに聞こえたラシュヌ陛下の言葉は、にわかには信じ難いすべてを受け入れたのだろうと胸が温かくなった。
「悪いなソウツ、送ってやれなくて」
「あんた、怪我人だろ。あの怖い金髪のニイサンに怒られるくらいなら大人しくしといた方が身の為じゃないの」
「言うねえ」
俺たちのやり取りを見て何かを感じ取ったのだろうか、ソウツが仏頂面で呆れたように言うのに苦笑いを浮かべ、俺は馬車に乗り込んだ彼に言う。
「サウレの偉大な黒使さんはやっぱり凄かったわ。その才能は誇りに思うべきだぞ」
「は、あんたにだけは言われたくないね」
「もーお前のそのツンデレ具合って何なの。顔真っ赤じゃねーかよ」
「だ、誰が真っ赤だ!」
むきになって叫ぶソウツに笑って、馬車の扉を閉めてやる。
そうして互いに見つめあって、窓から差し出されたその白い手を握った。
「あの船を救ってくれて感謝している。俺の力だけでは解決できなかった」
「いや、シュライルにも関係ある事だったしな。結局は何もかも、繋がっているんだよ」
「……ありがとう」
「こちらこそ」
笑って、握り締めたその手を放す。
真っ白の美青年はそうして前を向き、馬車は軽やかな音を立てて進み始めた。
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