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フレスガドル
準決勝に向けて
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準々決勝終了直後
フレスガドル学園の闘技場は、準々決勝の熱気が冷めやらぬまま喧噪に包まれていた。アルノアとアリシアのチームが勝利したことで、観客席には彼らへの期待と興奮が高まっている。控室へ向かうアルノアたちを見つめる視線は、称賛と警戒の入り混じったものだった。
「ふぅ……なんとか勝てたけど、さすがに今回は手強かったな。」
アルノアが控室のドアを閉めると、椅子に腰を下ろして息を吐いた。
アリシアは疲れを見せず、魔法で召喚した鉱石の欠片を指先で回しながら言った。
「確かに強敵だったけれど、まだ本番はこれからよ。次の準決勝に進むチームは、さらに厄介な相手になるわ。」
「だよな……。あの憑依魔法のリーダーに闇属性のセイル、どっちも圧倒的だったし、次もこんな相手だったらどうしようかと思うよ。」
アルノアは冗談めかして笑ったが、心の中では焦りを感じていた。
アリシアは彼を一瞥して微笑む。
「アルノア、あなたはまだ自分の力を完全には引き出していない。エーミラティスの力もそうだけど、自分の適応力をもっと信じなさい。」
「適応力、か……。」
アルノアは彼女の言葉に頷きながらも、次の相手がどんなチームなのかを考えずにはいられなかった。
準決勝進出者の発表
その日の夕方、学園の広場には準決勝進出者を一目見ようと生徒たちが集まっていた。巨大な魔法スクリーンに表示された結果には、準々決勝を勝ち抜いた4チームの名前が刻まれている。
学園長が壇上に立ち、会場に響き渡る声で宣言する。
「これより、準決勝の組み合わせを発表する!」
緊張の中、スクリーンに組み合わせが映し出される。
第一試合:アリシア チームvs ヴァレスチーム
第二試合:レヴィチームvs バロックチーム
アルノアはスクリーンに映し出された「ヴァレス」の名前をじっと見つめる。隣でアリシアが小さく呟いた。
「召喚術チーム……厄介そうね。」
対戦相手との遭遇
試合組み合わせが発表された後、アルノアとアリシアは広場の端で次の対戦相手と偶然顔を合わせる。
「君たちがアルノアとアリシアか。」
声をかけてきたのは、次元召喚士ヴァレスだった。白い長髪を背中で束ねた彼は、物腰柔らかいが鋭い目をしている。
「僕はヴァレス、彼女はリューナ。次の準決勝で君たちと戦うことになる。」
ヴァレスの隣に立つリューナは、長い黒髪を背中に流し、無表情でアリシアをじっと見つめている。
「あなたが“地天聖”アリシア・グラントね。噂は聞いているわ。普段学園にあまりお互い居ないから話すのは初めてね。」
リューナは淡々とした口調で言った。
アリシアはその視線を正面から受け止め、短く答える。
「ええ、あなたも召喚術士として有名みたいね。私たちの試合、楽しみにしているわ。」
ヴァレスが笑みを浮かべて口を挟む。
「まあ、僕たちの召喚術を目の当たりにしたら、そんな余裕はなくなるかもしれないけどね。」
アルノアは肩をすくめながらも、内心では警戒を強めていた。
「召喚術って言っても、色々な種類があるよな。次元召喚とか幻獣契約とか……何を出してくるのか全然わからないのが厄介だ。」
リューナは静かに言葉を続けた。
「私たちの幻獣はただの魔物じゃない。選ばれし者にしか扱えない存在よ。命を懸ける覚悟があるなら、挑んでくればいいわ。」
ヴァレスがリューナの言葉に頷き、最後に一言だけ告げた。
「次の試合で会おう。それまでせいぜい準備しておくことだ。」
――――リヒターからのアドバイス
その夜、アルノアとアリシアは控室で次の試合に向けて戦術を練っていた。そこにリヒターが現れ、二人に資料を手渡す。
「これがヴァレスとリューナの過去の試合データだ。召喚術の範囲は広いが、彼らにはいくつか特徴がある。」
アルノアが資料を開きながら尋ねる。
「特徴って?」
リヒターは壁に背を預け、腕を組んで説明を始める。
「ヴァレスは次元召喚士で、異空間から強力な武器や魔物を引き出すことができる。その一つ一つが上級魔法レベルの威力を持っているから、召喚された瞬間に対処しなければならない。」
アリシアがデータを読み込みながら続けた。
「リューナの契約幻獣は、主に支援型の能力を持つものが多いみたいね。ヴァレスの攻撃を最大限に引き出すのが彼女の役割かしら。」
リヒターは頷く。
「その通りだ。リューナの幻獣はフィールド全体に影響を与える特殊能力を持っている。だから二人の連携を崩すことが、試合を有利に進める鍵になる。」
「他のメンバーも遠距離からサポートだけしてくるヴァレスを動きやすくするためのチームだな。」
アルノアは額に手を当て、考え込む。
「ヴァレスが何を召喚してくるかわからない上に、リューナの幻獣がサポートするなんて……どう戦えばいいんだ?」
リヒターは笑みを浮かべて肩を叩いた。
「お前の適応力を信じろ。召喚された相手にどう対応するかは、現場で考えるしかない。それに、アリシアがいるんだ。防御は任せて攻撃に集中しろ。」
アリシアも静かに言った。
「アルノア、あなたの戦い方は柔軟さが武器よ。私が時間を稼ぐから、その間に相手の弱点を見つけて。」
決戦前夜
試合を翌日に控えた夜、アルノアは一人で学園の庭を歩いていた。エーミラティスの声が頭の中で響く。
「アルノア、ヴァレスの召喚術にはおそらく“穴”がある。儂が見た限り、次元召喚は使い手の精神力が大きく影響する技術だ。あの男を冷静さを失わせれば、召喚術の精度が落ちるかもしれん。」
「精神力、ね……。それをどうやって崩すかが問題だな。
翌朝、フレスガドル学園の闘技場には観衆が再び詰めかけ、試合開始の鐘が鳴り響く。準決勝第一試合――アルノアとアリシアが挑むのは、召喚術を操るヴァレスとリューナのペア率いるチーム。静寂の中、四人が闘技場の中央に向かい合い、それぞれの魔力が周囲に満ち始めた。
「準備はいい?」とアリシアが小声で確認すると、アルノアは深く頷く。
「もちろん。やるしかない。」
学園長の声が高らかに響き渡る。
「これより準決勝第一試合を開始する!」
号令と同時に試合が幕を開けた――それは互いの力をぶつけ合う、熾烈な戦いの始まりだった。
フレスガドル学園の闘技場は、準々決勝の熱気が冷めやらぬまま喧噪に包まれていた。アルノアとアリシアのチームが勝利したことで、観客席には彼らへの期待と興奮が高まっている。控室へ向かうアルノアたちを見つめる視線は、称賛と警戒の入り混じったものだった。
「ふぅ……なんとか勝てたけど、さすがに今回は手強かったな。」
アルノアが控室のドアを閉めると、椅子に腰を下ろして息を吐いた。
アリシアは疲れを見せず、魔法で召喚した鉱石の欠片を指先で回しながら言った。
「確かに強敵だったけれど、まだ本番はこれからよ。次の準決勝に進むチームは、さらに厄介な相手になるわ。」
「だよな……。あの憑依魔法のリーダーに闇属性のセイル、どっちも圧倒的だったし、次もこんな相手だったらどうしようかと思うよ。」
アルノアは冗談めかして笑ったが、心の中では焦りを感じていた。
アリシアは彼を一瞥して微笑む。
「アルノア、あなたはまだ自分の力を完全には引き出していない。エーミラティスの力もそうだけど、自分の適応力をもっと信じなさい。」
「適応力、か……。」
アルノアは彼女の言葉に頷きながらも、次の相手がどんなチームなのかを考えずにはいられなかった。
準決勝進出者の発表
その日の夕方、学園の広場には準決勝進出者を一目見ようと生徒たちが集まっていた。巨大な魔法スクリーンに表示された結果には、準々決勝を勝ち抜いた4チームの名前が刻まれている。
学園長が壇上に立ち、会場に響き渡る声で宣言する。
「これより、準決勝の組み合わせを発表する!」
緊張の中、スクリーンに組み合わせが映し出される。
第一試合:アリシア チームvs ヴァレスチーム
第二試合:レヴィチームvs バロックチーム
アルノアはスクリーンに映し出された「ヴァレス」の名前をじっと見つめる。隣でアリシアが小さく呟いた。
「召喚術チーム……厄介そうね。」
対戦相手との遭遇
試合組み合わせが発表された後、アルノアとアリシアは広場の端で次の対戦相手と偶然顔を合わせる。
「君たちがアルノアとアリシアか。」
声をかけてきたのは、次元召喚士ヴァレスだった。白い長髪を背中で束ねた彼は、物腰柔らかいが鋭い目をしている。
「僕はヴァレス、彼女はリューナ。次の準決勝で君たちと戦うことになる。」
ヴァレスの隣に立つリューナは、長い黒髪を背中に流し、無表情でアリシアをじっと見つめている。
「あなたが“地天聖”アリシア・グラントね。噂は聞いているわ。普段学園にあまりお互い居ないから話すのは初めてね。」
リューナは淡々とした口調で言った。
アリシアはその視線を正面から受け止め、短く答える。
「ええ、あなたも召喚術士として有名みたいね。私たちの試合、楽しみにしているわ。」
ヴァレスが笑みを浮かべて口を挟む。
「まあ、僕たちの召喚術を目の当たりにしたら、そんな余裕はなくなるかもしれないけどね。」
アルノアは肩をすくめながらも、内心では警戒を強めていた。
「召喚術って言っても、色々な種類があるよな。次元召喚とか幻獣契約とか……何を出してくるのか全然わからないのが厄介だ。」
リューナは静かに言葉を続けた。
「私たちの幻獣はただの魔物じゃない。選ばれし者にしか扱えない存在よ。命を懸ける覚悟があるなら、挑んでくればいいわ。」
ヴァレスがリューナの言葉に頷き、最後に一言だけ告げた。
「次の試合で会おう。それまでせいぜい準備しておくことだ。」
――――リヒターからのアドバイス
その夜、アルノアとアリシアは控室で次の試合に向けて戦術を練っていた。そこにリヒターが現れ、二人に資料を手渡す。
「これがヴァレスとリューナの過去の試合データだ。召喚術の範囲は広いが、彼らにはいくつか特徴がある。」
アルノアが資料を開きながら尋ねる。
「特徴って?」
リヒターは壁に背を預け、腕を組んで説明を始める。
「ヴァレスは次元召喚士で、異空間から強力な武器や魔物を引き出すことができる。その一つ一つが上級魔法レベルの威力を持っているから、召喚された瞬間に対処しなければならない。」
アリシアがデータを読み込みながら続けた。
「リューナの契約幻獣は、主に支援型の能力を持つものが多いみたいね。ヴァレスの攻撃を最大限に引き出すのが彼女の役割かしら。」
リヒターは頷く。
「その通りだ。リューナの幻獣はフィールド全体に影響を与える特殊能力を持っている。だから二人の連携を崩すことが、試合を有利に進める鍵になる。」
「他のメンバーも遠距離からサポートだけしてくるヴァレスを動きやすくするためのチームだな。」
アルノアは額に手を当て、考え込む。
「ヴァレスが何を召喚してくるかわからない上に、リューナの幻獣がサポートするなんて……どう戦えばいいんだ?」
リヒターは笑みを浮かべて肩を叩いた。
「お前の適応力を信じろ。召喚された相手にどう対応するかは、現場で考えるしかない。それに、アリシアがいるんだ。防御は任せて攻撃に集中しろ。」
アリシアも静かに言った。
「アルノア、あなたの戦い方は柔軟さが武器よ。私が時間を稼ぐから、その間に相手の弱点を見つけて。」
決戦前夜
試合を翌日に控えた夜、アルノアは一人で学園の庭を歩いていた。エーミラティスの声が頭の中で響く。
「アルノア、ヴァレスの召喚術にはおそらく“穴”がある。儂が見た限り、次元召喚は使い手の精神力が大きく影響する技術だ。あの男を冷静さを失わせれば、召喚術の精度が落ちるかもしれん。」
「精神力、ね……。それをどうやって崩すかが問題だな。
翌朝、フレスガドル学園の闘技場には観衆が再び詰めかけ、試合開始の鐘が鳴り響く。準決勝第一試合――アルノアとアリシアが挑むのは、召喚術を操るヴァレスとリューナのペア率いるチーム。静寂の中、四人が闘技場の中央に向かい合い、それぞれの魔力が周囲に満ち始めた。
「準備はいい?」とアリシアが小声で確認すると、アルノアは深く頷く。
「もちろん。やるしかない。」
学園長の声が高らかに響き渡る。
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