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終わりの始まり
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1992年4月9日、萩原浩二27歳逮捕。14人を殺した連続殺人事件の首謀者であることが判明し、死刑判決を言い渡
され2000年12月24日に死刑執行された。
---2000/12/24---
午前6時20分。死刑判決を下された囚人は起床時間と就寝時間と食事時間は決められているが当番や点呼はなく、
好きなだけ本や新聞を読んだり指定された時間内でテレビを見ることができる。今日はクリスマスイブか。
「寒いな。暖房が壊れているじゃないか。くそ。」
鉄格子の向こうから足音とガラガラと台を押す音が聞こえてきた。
「5578番。朝食だ。早く取れ。」
人参と白みその味噌汁、白飯、生姜焼き、大豆とひじきの煮物。プラスチック製の容器に入っていて病食や給食に似ている。
うん、美味い。暖かい。凍り切った部屋の空気が暖まっていくのを感じる。
湯気がでこにあたって少し汗ばんで前髪がうねる。
人参の味噌汁を箸ですくおうとすると細長く切られた人参はさらさらと逃げてゆく。お椀に口をつけて一口汁を飲んだ。
ふわっと口いっぱいに味噌の柔らかな塩気が広がっていく。湯気を含んだ温かく優しい香りが鼻を伝っていく。
ありがたい。ごめんなさい。
生姜焼きの横に添えてある着色料が含まれているであろう紅生姜を少しつまんで食べた。
その拍子にぽろりと紅生姜が落ちてぽちゃんと人参の味噌汁に落ちた。
ぽちゃんと落ちた紅生姜に味噌汁が染みて真っ赤に染まっていく。
紅生姜が落ちた衝撃で下に沈殿していた赤みがかった人参がゆっくりと顔を出す。顔を出す人参の数がゆっくりと増えていく。
紅生姜を全部つまんで味噌汁に落とした。
ぽちゃりと跳ねた。味噌汁が真っ赤に染まった。
「仕方がなかったんだ。」
午後1時。俺は小説を読んでいた。タイトルは「盲目の蛹の過ち」。
ここに来て出会ってからのお気に入りの小説で何度も読み返している。何度も読み返しているうちに愛着が湧いてきたので定期的に読み返しているのだ。
主人公は蝶の幼虫であり母親のような色鮮やかで綺麗な蝶に憧れていて立派な蝶になったら母親に会うのが夢だった。
そして成長すると日の当たる木の枝で蛹となるが、すぐに豪雨で真っ暗な貯水路に落ちてしまい日光を一切浴びれずに成虫になってしまう。そしてその姿は色鮮やかなものとはかけ離れていた。
とても醜く、飛び方も歪で不自然で兄弟たちのように綺麗に飛べなかった。そして主人公は光が苦手な体質になっていたので兄弟たちのように昼空の下を飛び回ることができなかった。
その後母親を見つけるが自分の子ではないと否定されてしまった悲しみから主人公は兄弟と母親を食べてしまう。
というのが大まかなあらすじだ。
なぜ主人公は家族を食べてしまったんだろう。表紙には蝶のようなシルエットが真っ赤な何かを貪り食う絵が描いてある。
蛹のように全身を固定して身動きが取れない状況では強大な理不尽に抗う術はない。しかし悲劇は突然起こるもの。ただじっとして目をつむり時間が経つのを待つしかないのだ。
俺は主人公に愛着が湧いた。醜くて汚くて誰からも見向きもされない。そして家族を食べることによって永遠に自分から逃げられないようにする。飛び方だけでなく愛情表現も歪な主人公が哀れで健気で愛おしいのだ。
本を部屋の角にある小さな机に置いて畳の上に寝転がってふっとため息をついてみた。そしてまた主人公のことを考えた。
もう一人の客観的な自分が現れた。
「お前はその主人公に自己投影をして自分の責任をそいつに押し付けようとしている。」
その方が楽だからね。
「いつまで現実から逃げるつもり?」
別に逃げてるつもりもないし、逃げられもしないさ。
突然、小さな足音が聞こえてきた。徐々に足音が大きくなっていく。最初の数秒間はこつん、こつんと小さな音であったが段々コツコツコツと音がはっきりしていく。こっちに来ているのか?
この時間に来るのはおかしい。昼食は12時30にもう食べたし、いつも来るのは食事の時だけだ。
俺が何が起きているのかを理解しようと頭をフル回転していた時間は15秒にも満たなかったと思う。
しかし人は緊張したりストレスを感じたりしている時は短い時間でもとてつもなく長く感じるものなんだ。
俺の体感では1時間近く考えていたように感じた。手が汗で湿っていく。ぶわっと全身に鳥肌が立つ。脈拍が早くなり胸のあたりで心臓の鼓動が大きくなっていく。息が浅く早くなって苦しい。
来るな。来るな来るな。俺は明日も味噌汁が飲みたい。
「悲劇はいつも突然に、か。」
うるさい俺。受け入れるな。足掻け。まだ何かできることがあるかも知れないじゃないか。
部屋のすぐ近くで足音はぴたりと止まった。嫌な予感がする。
「5578番。今から死刑執行だ。出ろ。」
体格の良い筋肉質な体の強面な警官。それに比べて細い体であまり筋肉のない体で青白く覇気のない顔の俺。
ダメだ。こいつには敵わない。
もう一人の俺が横から顔を出して俺の頬をつついた。
「いい加減観念しろよ。受け入れろ。お前は最初からこうなる運命だったんだ。」
強面の警官がギロッと睨んできた。早くしろと言わんばかりに圧をかけてきた。俺は手足を小刻みに震わせながらしぶしぶ扉へ向かった。
後ろ向きになって手首を扉の真ん中に小さく空いた隙間にさしこんだ。がちゃりと手錠がかかった。冷たくて重たい。
前後に警官がいて隙がない。窓が一つもなく薄暗く細長い通路を警官に挟まれながら歩く。ここに来てから一度も通ったことのない通路だ。死刑執行の時にしか使わないのだろう。
とうとうこの日が来てしまったか。
「悲劇はいつも突然に、ねぇ。」
もう一人の俺が現れた。前を歩いているギョロ目の警官の頬に鼻くそを塗り付けた。これは俺の妄想だから実際にはギョロ目の警官には何も起きていない。
そして後ろを振り向き、人参の味噌汁を片手で持ちながら俺の真横に並び歩き始めた。
「自分がやったことが本当に正しかったのかまだ悩んでるんじゃないのか?」
そんなの今更考えても何にもならないじゃないか。仮に今その答えがわかったとしても俺はこれから死ぬんだ。
「ふうん」
ギョロ目の警官の歩みが止まった。
「5578番。着いたぞ。止まれ。」
目の前には南京錠のついた厳重な扉があった。ごくりと唾を飲んだ。足の震えが止まらない。がくがくと膝が笑っている。
ギョロ目の警官は鍵を取り出し扉を開けた。
「入れ。」
後ろの警官に押されて強引に部屋に入れられた。
しばらく使われていなかった事実を証明するような埃臭さと冷たい冷気。吐く息が白くなった。緊張か寒さのどちらのせいなのかわからないまま震えた足で前に進む。
歩くたびにジャラジャラと手錠の鉄の擦れる音が静かな空間に響き渡る。
目の前に絞首台がある。しかし不思議と恐怖は感じず、むしろ絞首台を見た途端恐怖や不安が嘘のように消えて行き、足の震えが止まった。
やっと終わるんだ。ここまでとてつもなく長かった、決して明けることのない夜から解放されるんだ。
「5578番。死刑執行の前に遺書を書くことができるがどうする?」
「書きます。」
もう一人の俺は味噌汁の人参を箸でくるくるとかき回している。
「そんなもん誰に書くんだ?俺がわからないということはお前もわからないんだろ?」
わからなくても書くんだ。書くと自分の考えが整理されるからね。俺は用意された木製の椅子に腰かけ、木製のテーブルの上にある便箋と黒ボールペンに手を伸ばした。
「拝啓、×××へーーーーー」
され2000年12月24日に死刑執行された。
---2000/12/24---
午前6時20分。死刑判決を下された囚人は起床時間と就寝時間と食事時間は決められているが当番や点呼はなく、
好きなだけ本や新聞を読んだり指定された時間内でテレビを見ることができる。今日はクリスマスイブか。
「寒いな。暖房が壊れているじゃないか。くそ。」
鉄格子の向こうから足音とガラガラと台を押す音が聞こえてきた。
「5578番。朝食だ。早く取れ。」
人参と白みその味噌汁、白飯、生姜焼き、大豆とひじきの煮物。プラスチック製の容器に入っていて病食や給食に似ている。
うん、美味い。暖かい。凍り切った部屋の空気が暖まっていくのを感じる。
湯気がでこにあたって少し汗ばんで前髪がうねる。
人参の味噌汁を箸ですくおうとすると細長く切られた人参はさらさらと逃げてゆく。お椀に口をつけて一口汁を飲んだ。
ふわっと口いっぱいに味噌の柔らかな塩気が広がっていく。湯気を含んだ温かく優しい香りが鼻を伝っていく。
ありがたい。ごめんなさい。
生姜焼きの横に添えてある着色料が含まれているであろう紅生姜を少しつまんで食べた。
その拍子にぽろりと紅生姜が落ちてぽちゃんと人参の味噌汁に落ちた。
ぽちゃんと落ちた紅生姜に味噌汁が染みて真っ赤に染まっていく。
紅生姜が落ちた衝撃で下に沈殿していた赤みがかった人参がゆっくりと顔を出す。顔を出す人参の数がゆっくりと増えていく。
紅生姜を全部つまんで味噌汁に落とした。
ぽちゃりと跳ねた。味噌汁が真っ赤に染まった。
「仕方がなかったんだ。」
午後1時。俺は小説を読んでいた。タイトルは「盲目の蛹の過ち」。
ここに来て出会ってからのお気に入りの小説で何度も読み返している。何度も読み返しているうちに愛着が湧いてきたので定期的に読み返しているのだ。
主人公は蝶の幼虫であり母親のような色鮮やかで綺麗な蝶に憧れていて立派な蝶になったら母親に会うのが夢だった。
そして成長すると日の当たる木の枝で蛹となるが、すぐに豪雨で真っ暗な貯水路に落ちてしまい日光を一切浴びれずに成虫になってしまう。そしてその姿は色鮮やかなものとはかけ離れていた。
とても醜く、飛び方も歪で不自然で兄弟たちのように綺麗に飛べなかった。そして主人公は光が苦手な体質になっていたので兄弟たちのように昼空の下を飛び回ることができなかった。
その後母親を見つけるが自分の子ではないと否定されてしまった悲しみから主人公は兄弟と母親を食べてしまう。
というのが大まかなあらすじだ。
なぜ主人公は家族を食べてしまったんだろう。表紙には蝶のようなシルエットが真っ赤な何かを貪り食う絵が描いてある。
蛹のように全身を固定して身動きが取れない状況では強大な理不尽に抗う術はない。しかし悲劇は突然起こるもの。ただじっとして目をつむり時間が経つのを待つしかないのだ。
俺は主人公に愛着が湧いた。醜くて汚くて誰からも見向きもされない。そして家族を食べることによって永遠に自分から逃げられないようにする。飛び方だけでなく愛情表現も歪な主人公が哀れで健気で愛おしいのだ。
本を部屋の角にある小さな机に置いて畳の上に寝転がってふっとため息をついてみた。そしてまた主人公のことを考えた。
もう一人の客観的な自分が現れた。
「お前はその主人公に自己投影をして自分の責任をそいつに押し付けようとしている。」
その方が楽だからね。
「いつまで現実から逃げるつもり?」
別に逃げてるつもりもないし、逃げられもしないさ。
突然、小さな足音が聞こえてきた。徐々に足音が大きくなっていく。最初の数秒間はこつん、こつんと小さな音であったが段々コツコツコツと音がはっきりしていく。こっちに来ているのか?
この時間に来るのはおかしい。昼食は12時30にもう食べたし、いつも来るのは食事の時だけだ。
俺が何が起きているのかを理解しようと頭をフル回転していた時間は15秒にも満たなかったと思う。
しかし人は緊張したりストレスを感じたりしている時は短い時間でもとてつもなく長く感じるものなんだ。
俺の体感では1時間近く考えていたように感じた。手が汗で湿っていく。ぶわっと全身に鳥肌が立つ。脈拍が早くなり胸のあたりで心臓の鼓動が大きくなっていく。息が浅く早くなって苦しい。
来るな。来るな来るな。俺は明日も味噌汁が飲みたい。
「悲劇はいつも突然に、か。」
うるさい俺。受け入れるな。足掻け。まだ何かできることがあるかも知れないじゃないか。
部屋のすぐ近くで足音はぴたりと止まった。嫌な予感がする。
「5578番。今から死刑執行だ。出ろ。」
体格の良い筋肉質な体の強面な警官。それに比べて細い体であまり筋肉のない体で青白く覇気のない顔の俺。
ダメだ。こいつには敵わない。
もう一人の俺が横から顔を出して俺の頬をつついた。
「いい加減観念しろよ。受け入れろ。お前は最初からこうなる運命だったんだ。」
強面の警官がギロッと睨んできた。早くしろと言わんばかりに圧をかけてきた。俺は手足を小刻みに震わせながらしぶしぶ扉へ向かった。
後ろ向きになって手首を扉の真ん中に小さく空いた隙間にさしこんだ。がちゃりと手錠がかかった。冷たくて重たい。
前後に警官がいて隙がない。窓が一つもなく薄暗く細長い通路を警官に挟まれながら歩く。ここに来てから一度も通ったことのない通路だ。死刑執行の時にしか使わないのだろう。
とうとうこの日が来てしまったか。
「悲劇はいつも突然に、ねぇ。」
もう一人の俺が現れた。前を歩いているギョロ目の警官の頬に鼻くそを塗り付けた。これは俺の妄想だから実際にはギョロ目の警官には何も起きていない。
そして後ろを振り向き、人参の味噌汁を片手で持ちながら俺の真横に並び歩き始めた。
「自分がやったことが本当に正しかったのかまだ悩んでるんじゃないのか?」
そんなの今更考えても何にもならないじゃないか。仮に今その答えがわかったとしても俺はこれから死ぬんだ。
「ふうん」
ギョロ目の警官の歩みが止まった。
「5578番。着いたぞ。止まれ。」
目の前には南京錠のついた厳重な扉があった。ごくりと唾を飲んだ。足の震えが止まらない。がくがくと膝が笑っている。
ギョロ目の警官は鍵を取り出し扉を開けた。
「入れ。」
後ろの警官に押されて強引に部屋に入れられた。
しばらく使われていなかった事実を証明するような埃臭さと冷たい冷気。吐く息が白くなった。緊張か寒さのどちらのせいなのかわからないまま震えた足で前に進む。
歩くたびにジャラジャラと手錠の鉄の擦れる音が静かな空間に響き渡る。
目の前に絞首台がある。しかし不思議と恐怖は感じず、むしろ絞首台を見た途端恐怖や不安が嘘のように消えて行き、足の震えが止まった。
やっと終わるんだ。ここまでとてつもなく長かった、決して明けることのない夜から解放されるんだ。
「5578番。死刑執行の前に遺書を書くことができるがどうする?」
「書きます。」
もう一人の俺は味噌汁の人参を箸でくるくるとかき回している。
「そんなもん誰に書くんだ?俺がわからないということはお前もわからないんだろ?」
わからなくても書くんだ。書くと自分の考えが整理されるからね。俺は用意された木製の椅子に腰かけ、木製のテーブルの上にある便箋と黒ボールペンに手を伸ばした。
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