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第1章 偽りの天使
第2話 待ち構えた天才
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「それじゃあ、亜使君はたまに誰もいないのに、誰かと会話しているよね? それと、なんで右手の甲を手袋で隠しているのかな? ちょっと見せてよ」
「まぁいいけど……」
彼は、右手に付けている指だし手袋を取る。
「ふーん、この紋章は何かと契約しているってことだよね? 一体君は誰と契約を結んでいるんだい?」
光は笑顔で虹夜に問いかける。だが、目は笑っていない。
「そうだね。ビルファ、彼には話してもいいかな?」
「そうだな、そんじゃあ俺も実体化すんぜ!」
虹夜の右隣から紫色の光を放つ。
そして、姿を隠していた悪魔が姿を現した。
「まぁ、俺は別に悪魔と契約していることを自分から隠していた訳じゃないんだけどね。ビルファが念のために、あまり言いふらさない方がいいって助言してもらっていたから……」
「まぁ、そういうこったぁ」
「なっ、何なんだこの悪魔……今まで戦ってきた悪魔と次元が違う……!! 君は、こんな強大な悪魔を支配しているのか!」
「ううん、違うよ。この悪魔、ビルファとは、友達なんだ! ねっ!」
虹夜は、ビルファに微笑みかける。彼も「あぁ!」とうなずく。
「は?」
人間達の間で、悪魔とは恐ろしくて邪悪な存在と小さい頃から誰もが教えられてきた。光も、色々な大人から教わってきた。それを友達だと言った彼に、理解が追いつかない。
「はん! 人間と悪魔が友達になることがそんなにおかしいことかぁ?」
「ふん、相手がどんなに強い悪魔だろうとも、僕は負けない! 悪魔ビルファ、僕と決闘だ!」
禍々しい魔力を感じ、心の中では怯えながらも光は、悪魔に負けないと言い切る。
「いいだろう! このおれが……」
「まってビルファ! ここは俺に戦わせて!」
乗り気のビルファを彼は静止する。
「ちょっと、君には用は無い! その悪魔と戦わせろ!」
「それはできない! まぁ、どうせ戦っても君は、ビルファに勝てない」
「そんなの分からないじゃないか! 僕には、勝てる秘策があるんだ!」
普段学校で穏やかな光が、荒々しく怒鳴り声を上げる。
「それなら、最初に俺を倒して見せてよ。ビルファは、俺の大切な友達なんだ! 友達に危害を加えようとしている人がいたら、止めないと!」
虹夜も普段は大人しいのにも関わらず、感情的になる。
「分かった。それじゃ僕は、亜使君を倒させてもらう」
「うん、望むところだよ」
2人の戦いが今始まる。
「まぁいいけど……」
彼は、右手に付けている指だし手袋を取る。
「ふーん、この紋章は何かと契約しているってことだよね? 一体君は誰と契約を結んでいるんだい?」
光は笑顔で虹夜に問いかける。だが、目は笑っていない。
「そうだね。ビルファ、彼には話してもいいかな?」
「そうだな、そんじゃあ俺も実体化すんぜ!」
虹夜の右隣から紫色の光を放つ。
そして、姿を隠していた悪魔が姿を現した。
「まぁ、俺は別に悪魔と契約していることを自分から隠していた訳じゃないんだけどね。ビルファが念のために、あまり言いふらさない方がいいって助言してもらっていたから……」
「まぁ、そういうこったぁ」
「なっ、何なんだこの悪魔……今まで戦ってきた悪魔と次元が違う……!! 君は、こんな強大な悪魔を支配しているのか!」
「ううん、違うよ。この悪魔、ビルファとは、友達なんだ! ねっ!」
虹夜は、ビルファに微笑みかける。彼も「あぁ!」とうなずく。
「は?」
人間達の間で、悪魔とは恐ろしくて邪悪な存在と小さい頃から誰もが教えられてきた。光も、色々な大人から教わってきた。それを友達だと言った彼に、理解が追いつかない。
「はん! 人間と悪魔が友達になることがそんなにおかしいことかぁ?」
「ふん、相手がどんなに強い悪魔だろうとも、僕は負けない! 悪魔ビルファ、僕と決闘だ!」
禍々しい魔力を感じ、心の中では怯えながらも光は、悪魔に負けないと言い切る。
「いいだろう! このおれが……」
「まってビルファ! ここは俺に戦わせて!」
乗り気のビルファを彼は静止する。
「ちょっと、君には用は無い! その悪魔と戦わせろ!」
「それはできない! まぁ、どうせ戦っても君は、ビルファに勝てない」
「そんなの分からないじゃないか! 僕には、勝てる秘策があるんだ!」
普段学校で穏やかな光が、荒々しく怒鳴り声を上げる。
「それなら、最初に俺を倒して見せてよ。ビルファは、俺の大切な友達なんだ! 友達に危害を加えようとしている人がいたら、止めないと!」
虹夜も普段は大人しいのにも関わらず、感情的になる。
「分かった。それじゃ僕は、亜使君を倒させてもらう」
「うん、望むところだよ」
2人の戦いが今始まる。
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