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第七話「息が詰まりそうに嬉しいなんて」
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朝ご飯と、お弁当を作り終える。もちろん家永の分もだ。ふたり分作るには早起きをしなければいけなかったが、あかりが朝に目を覚ますと、家永は既にヘアデッサンの練習をしていた。熱心だからこそ、応援したくなる。だけど、身体を壊さないで欲しいとも感じる。まぁ、まだ若いから大丈夫であるとは思うけれど。
「それじゃあ家永さん、行ってきます」
「あ、待て。俺も、もう出るから」
扉のノブに手をかけて言うと、家永も駆けてきた。ばっちりと身だしなみを整えており、お洒落は欠かさず、かといって清潔感も欠かさず。さすが美容師といったところである。
一方で、髪を伸ばし、手入れをしているだけのあかりは、スカート丈も膝下だし、第一ボタンを開けることもない。が。
「もうちょっとこうして……動くなよ」
「え?」
家永が、あかりのスカート丈を調整し、シャツの第一ボタンだけを開ける。少しくすぐったかったが、彼女のこの行為に関しての警戒心は、ほぼ皆無であった。
(こいつ、本当に俺のこと何とも思ってねーな。)
まぁ意識されすぎても生活上で困るんだけど・なんて思いつつ、リボンを緩め、かけなおした。手早く、何かで髪を左サイドにくくりながら。「ほら」
「もう寒いだろ。マフラー使っていいぞ」
「あ、ありがとうございます……! えっと、でもそれ、家永さんの」
「いいから。俺は別で買うし」
「ん。似合う」──髪をくくられ、マフラーを巻かれると、玄関の立ち鏡の中には、少しだけ、今風の女の子が立っていた。あかりは、思わずなデキゴトに惚けていたが、スカート・すーすーする。変じゃないですか? と赤くなって問いかければ、彼は、全然と小さく笑った。
「少しずつ、前に進まなきゃな。」
んじゃ行くか。そうとだけ言うと、あかりは ぼうっとしていたものの、はい。と頷き、手をそっと結われた髪に触れさせたら、三つ編みまで編み込んであって、感動してしまう。家永さんて、本当にすごいんですね。改めて脈絡もなく言ったが、「そりゃ俺だからな」と家永は得意げに笑っていた。──
*
駅前の公園まで歩き、家永と分かれての通学途中、同級生に見られては「あれ、ジミ川?」「なんか今日違う……」そういう声が耳に届いた。ジミ川呼ばわりされるのは慣れていたが、やっぱり妙なかんじがする。
スカートが短いから、少し寒い。けれど、家永の匂いのするマフラーを口元までうずめると、とても幸せな気分になれる。まるで彼が側に居てくれるな心地だ。安心して、ひたすら学校へ向かう。途中、
「ジミ川って、あんな可愛かったっけ」
そんな言葉が男子生徒の声で耳に届いたから、相手が誰かもわからないまま、じわじわ赤くなってあかりは駆け足で校舎へ飛び込む。……
(マフラー、外したくないな。)
あかりは水道の前を通りかかろうとすると、その場の鏡に映った自分を見た。ふつうの少女がそこには一人。けれど、髪をまとめるだけで、此処までハツラツな印象を与えることが出来るんだ、と驚くほど表情は明るくなっていた。自然と鏡へ近づき、じっと自分を見つめてみるが、やっぱり自分はお母さんに似てるなあ。そんなことを感じ、なんだか懐かしい気持ちになっていると。
「ジミ川、あんたさぁ」
──クラスメイトの女子の声が、耳に届く。反射的にびくついて振り返ると、そこにはあからさまに不機嫌そうな女子が二人居り、いつも自分にいじめを仕掛けてくる相手で、背筋を凍らせる。調子に乗っちゃ、だめなんだ。そう思い、目を伏せて涙目になりながら、「はい」と返事をすると。ぐい、と髪を引っ張られる。
「あんた最近、色気づいてんじゃないの? 調子のんなよ」
「い、痛いっ!」
せっかく家永が結んでくれた髪を、ぐいと引っ張られて涙をさらに浮かべる。しかし離そうともしてくれず、髪を乱暴に解かれ、髪ゴムであったシュシュを手に取られた。
「へえ。これ、イングの新作じゃん」
「あ。いいなー、あたし欲しい」
慌てて顔をあげ、あかりはそのシュシュを見た。それは、家永と以前話していたとき、ファッション雑誌で欲しい物があるかと問われて、小さめのシュシュを指差したもの。写真のなかにあった、スパンコール素材にブラウンの、つつましいものだった。
彼は、プレゼントをしてくれたのだ。ただし、恩着せがましくではなく、さりげなく髪にしてくれた──。あかりはそれなのに取られてしまったことにとうとう涙を零し。
「返して……。」
と──弱弱しいが、反抗的な言葉を零す。
「何調子乗ってんだよ。口答えすんな」
「ジミ川なんかには似合わないから、あたしらがもらってあげるって言ってんの。ありがたく思えば?」
「返してって言ってるでしょ、私のものだもん!」
声を張り上げて言い返すあかりは、必死だった。いつもは言いなりになっている彼女が言い返していることに、女子たちは驚いていたが、生意気言いやがって。と、今度はマフラーを千切れんばかりに引っ張られ、首を軽く締められる。
「それ返して! 放してよ!」
「このマフラーだってカシミヤじゃん……。あんた図に乗りすぎ! 最近香水みたいなのつけてるみたいだけど、似合ってもいないから!」
「つけてないもん! 返して!」
ひたすら、声を絞りだして。涙をぼろぼろこぼし、顔を真っ赤にしてあかりは反抗する。
『ん。似合う』
家永はそう言って、褒めてくれた。
『少しずつ、前に進まなきゃな。』
笑いかけてくれた。──それを思うと、女子たちへの わけのわからない憤りが胸の奥に湧く。いくら言葉を重ねても言葉にならない焦燥が、頭の中でぎりぎりと軋みまわる。あかりは泣きながら、心の声を、言葉にして。とうとう叫んだ。
「私は絶対、絶対絶対! あなたたちに屈したりしないから!!」
泣き叫んでそう言った瞬間、バシャッと水がかかる。しかし、かかったのはあかりでなく、──女子たちであった。真冬に冷水ということで悲鳴を上げ、かけてきた相手を見て「何すんだよ!」二人は声を上げる。
恐る恐る、あかりは振り返る。そこにはクラスであかりほどではないが、少し浮いた存在である、金髪にがっつりメイクをしたギャル系の女子。けれどとても顔立ちのよろしく綺麗な女子が、無表情で水道の蛇口に指を当て、女子たちにかけていたのだ。
「何すんの、っていうのはこっちのセリフなんだけど……。いくらジミな子が急に可愛くなって焦ってるからって、そこまですることないんじゃねえの」
「黙ってろ! あたしらこいつに用があんの、さっさと消えないと、」「消えないと?」
「どうなるの?」教えてよ。女子はベキベキと指の関節を鳴らしだした。喧嘩なら買うけど、といったようすで歩み寄ってくる。ぐしょ濡れのいじめっ子の女子たちはたじろぎ、顔を見合わせたが。
「揃って消えてろ外れ者!」
「調子のんなよ、少しツラいいからって!」
捨て台詞を吐き、二人は廊下を走って逃げて行った。金髪女子は、はあ。と息をつくと、歩み寄って手を伸ばしてくる。自分も何かされるのか、とあかりは目をぎゅっとつむって痛みを覚悟したが。
「せっかく綺麗になる努力してんのに、頭からそれを否定するやつなんてさあ。蹴り飛ばす勢いで、いーんだよ」
あかりの首にきつくからまっていたマフラーをそっと外し、畳んで差し出してくる。床に落ちていたシュシュを手にすると、埃を払ったあとに、それを手にしてじっと見つめる。そのあとに、女子は。
「一限、一緒にさぼんない? 暖かくてバレない良い場所、あんだよね」
そう誘ってきたのだ。あかりは惚け、頭の中が白く溶け落ちるような衝撃に陥る。
「知ってる? 私のこと」
「……、……」
「同じクラスだけど……あんた怯えて生活してたもんね、一応自己紹介。高遠深理ってーの」
そう名乗り、自分のカバンからハンドタオルを取り出して、女子はあかりに差し出した。あかりは惚け、目をぱちくりしていたが。
「泣いたから、顔ぐっしゃぐしゃ。化粧水持ってるから、顔洗う? 貸すけど」
「い、いいんですか……?」
いいよ。深理は頷き、カバンから小さなボトルに入った、トラベル用の化粧水と乳液を出して、手渡してくれる。ほら、早く洗って。
「どうかした?」
──急かされ、あかりは赤くなっていたが、安堵のあまりに崩れ落ちて、泣き出してしまう。深理は少し困り顔をしたが、タオルを濡らしてよく絞ると、丁寧に自分の顔を拭いてくれた。
「立って。毎週この曜日のこの時間、音楽室、空いてるんだよ。暖房点け放題。そばに自販機もあるしね。なんか飲みながら、まぁ話し聞いてあげるって」
「あ、ありが……ありがとうございます……!」
顔を拭かれながら、あかりは震える声でお礼を言った。学校で、こんなにも優しくされたことは、はじめてかもしれない。友達などできなかった。教員はみんなして、自分へのいじめを見て見ぬふり。けれど、深理というこの子は、この子だけは、救いの手を差し伸べてくれた。
今日のことを、自分は一生忘れないだろう。そう思ったのだ。
「それじゃあ家永さん、行ってきます」
「あ、待て。俺も、もう出るから」
扉のノブに手をかけて言うと、家永も駆けてきた。ばっちりと身だしなみを整えており、お洒落は欠かさず、かといって清潔感も欠かさず。さすが美容師といったところである。
一方で、髪を伸ばし、手入れをしているだけのあかりは、スカート丈も膝下だし、第一ボタンを開けることもない。が。
「もうちょっとこうして……動くなよ」
「え?」
家永が、あかりのスカート丈を調整し、シャツの第一ボタンだけを開ける。少しくすぐったかったが、彼女のこの行為に関しての警戒心は、ほぼ皆無であった。
(こいつ、本当に俺のこと何とも思ってねーな。)
まぁ意識されすぎても生活上で困るんだけど・なんて思いつつ、リボンを緩め、かけなおした。手早く、何かで髪を左サイドにくくりながら。「ほら」
「もう寒いだろ。マフラー使っていいぞ」
「あ、ありがとうございます……! えっと、でもそれ、家永さんの」
「いいから。俺は別で買うし」
「ん。似合う」──髪をくくられ、マフラーを巻かれると、玄関の立ち鏡の中には、少しだけ、今風の女の子が立っていた。あかりは、思わずなデキゴトに惚けていたが、スカート・すーすーする。変じゃないですか? と赤くなって問いかければ、彼は、全然と小さく笑った。
「少しずつ、前に進まなきゃな。」
んじゃ行くか。そうとだけ言うと、あかりは ぼうっとしていたものの、はい。と頷き、手をそっと結われた髪に触れさせたら、三つ編みまで編み込んであって、感動してしまう。家永さんて、本当にすごいんですね。改めて脈絡もなく言ったが、「そりゃ俺だからな」と家永は得意げに笑っていた。──
*
駅前の公園まで歩き、家永と分かれての通学途中、同級生に見られては「あれ、ジミ川?」「なんか今日違う……」そういう声が耳に届いた。ジミ川呼ばわりされるのは慣れていたが、やっぱり妙なかんじがする。
スカートが短いから、少し寒い。けれど、家永の匂いのするマフラーを口元までうずめると、とても幸せな気分になれる。まるで彼が側に居てくれるな心地だ。安心して、ひたすら学校へ向かう。途中、
「ジミ川って、あんな可愛かったっけ」
そんな言葉が男子生徒の声で耳に届いたから、相手が誰かもわからないまま、じわじわ赤くなってあかりは駆け足で校舎へ飛び込む。……
(マフラー、外したくないな。)
あかりは水道の前を通りかかろうとすると、その場の鏡に映った自分を見た。ふつうの少女がそこには一人。けれど、髪をまとめるだけで、此処までハツラツな印象を与えることが出来るんだ、と驚くほど表情は明るくなっていた。自然と鏡へ近づき、じっと自分を見つめてみるが、やっぱり自分はお母さんに似てるなあ。そんなことを感じ、なんだか懐かしい気持ちになっていると。
「ジミ川、あんたさぁ」
──クラスメイトの女子の声が、耳に届く。反射的にびくついて振り返ると、そこにはあからさまに不機嫌そうな女子が二人居り、いつも自分にいじめを仕掛けてくる相手で、背筋を凍らせる。調子に乗っちゃ、だめなんだ。そう思い、目を伏せて涙目になりながら、「はい」と返事をすると。ぐい、と髪を引っ張られる。
「あんた最近、色気づいてんじゃないの? 調子のんなよ」
「い、痛いっ!」
せっかく家永が結んでくれた髪を、ぐいと引っ張られて涙をさらに浮かべる。しかし離そうともしてくれず、髪を乱暴に解かれ、髪ゴムであったシュシュを手に取られた。
「へえ。これ、イングの新作じゃん」
「あ。いいなー、あたし欲しい」
慌てて顔をあげ、あかりはそのシュシュを見た。それは、家永と以前話していたとき、ファッション雑誌で欲しい物があるかと問われて、小さめのシュシュを指差したもの。写真のなかにあった、スパンコール素材にブラウンの、つつましいものだった。
彼は、プレゼントをしてくれたのだ。ただし、恩着せがましくではなく、さりげなく髪にしてくれた──。あかりはそれなのに取られてしまったことにとうとう涙を零し。
「返して……。」
と──弱弱しいが、反抗的な言葉を零す。
「何調子乗ってんだよ。口答えすんな」
「ジミ川なんかには似合わないから、あたしらがもらってあげるって言ってんの。ありがたく思えば?」
「返してって言ってるでしょ、私のものだもん!」
声を張り上げて言い返すあかりは、必死だった。いつもは言いなりになっている彼女が言い返していることに、女子たちは驚いていたが、生意気言いやがって。と、今度はマフラーを千切れんばかりに引っ張られ、首を軽く締められる。
「それ返して! 放してよ!」
「このマフラーだってカシミヤじゃん……。あんた図に乗りすぎ! 最近香水みたいなのつけてるみたいだけど、似合ってもいないから!」
「つけてないもん! 返して!」
ひたすら、声を絞りだして。涙をぼろぼろこぼし、顔を真っ赤にしてあかりは反抗する。
『ん。似合う』
家永はそう言って、褒めてくれた。
『少しずつ、前に進まなきゃな。』
笑いかけてくれた。──それを思うと、女子たちへの わけのわからない憤りが胸の奥に湧く。いくら言葉を重ねても言葉にならない焦燥が、頭の中でぎりぎりと軋みまわる。あかりは泣きながら、心の声を、言葉にして。とうとう叫んだ。
「私は絶対、絶対絶対! あなたたちに屈したりしないから!!」
泣き叫んでそう言った瞬間、バシャッと水がかかる。しかし、かかったのはあかりでなく、──女子たちであった。真冬に冷水ということで悲鳴を上げ、かけてきた相手を見て「何すんだよ!」二人は声を上げる。
恐る恐る、あかりは振り返る。そこにはクラスであかりほどではないが、少し浮いた存在である、金髪にがっつりメイクをしたギャル系の女子。けれどとても顔立ちのよろしく綺麗な女子が、無表情で水道の蛇口に指を当て、女子たちにかけていたのだ。
「何すんの、っていうのはこっちのセリフなんだけど……。いくらジミな子が急に可愛くなって焦ってるからって、そこまですることないんじゃねえの」
「黙ってろ! あたしらこいつに用があんの、さっさと消えないと、」「消えないと?」
「どうなるの?」教えてよ。女子はベキベキと指の関節を鳴らしだした。喧嘩なら買うけど、といったようすで歩み寄ってくる。ぐしょ濡れのいじめっ子の女子たちはたじろぎ、顔を見合わせたが。
「揃って消えてろ外れ者!」
「調子のんなよ、少しツラいいからって!」
捨て台詞を吐き、二人は廊下を走って逃げて行った。金髪女子は、はあ。と息をつくと、歩み寄って手を伸ばしてくる。自分も何かされるのか、とあかりは目をぎゅっとつむって痛みを覚悟したが。
「せっかく綺麗になる努力してんのに、頭からそれを否定するやつなんてさあ。蹴り飛ばす勢いで、いーんだよ」
あかりの首にきつくからまっていたマフラーをそっと外し、畳んで差し出してくる。床に落ちていたシュシュを手にすると、埃を払ったあとに、それを手にしてじっと見つめる。そのあとに、女子は。
「一限、一緒にさぼんない? 暖かくてバレない良い場所、あんだよね」
そう誘ってきたのだ。あかりは惚け、頭の中が白く溶け落ちるような衝撃に陥る。
「知ってる? 私のこと」
「……、……」
「同じクラスだけど……あんた怯えて生活してたもんね、一応自己紹介。高遠深理ってーの」
そう名乗り、自分のカバンからハンドタオルを取り出して、女子はあかりに差し出した。あかりは惚け、目をぱちくりしていたが。
「泣いたから、顔ぐっしゃぐしゃ。化粧水持ってるから、顔洗う? 貸すけど」
「い、いいんですか……?」
いいよ。深理は頷き、カバンから小さなボトルに入った、トラベル用の化粧水と乳液を出して、手渡してくれる。ほら、早く洗って。
「どうかした?」
──急かされ、あかりは赤くなっていたが、安堵のあまりに崩れ落ちて、泣き出してしまう。深理は少し困り顔をしたが、タオルを濡らしてよく絞ると、丁寧に自分の顔を拭いてくれた。
「立って。毎週この曜日のこの時間、音楽室、空いてるんだよ。暖房点け放題。そばに自販機もあるしね。なんか飲みながら、まぁ話し聞いてあげるって」
「あ、ありが……ありがとうございます……!」
顔を拭かれながら、あかりは震える声でお礼を言った。学校で、こんなにも優しくされたことは、はじめてかもしれない。友達などできなかった。教員はみんなして、自分へのいじめを見て見ぬふり。けれど、深理というこの子は、この子だけは、救いの手を差し伸べてくれた。
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