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容疑者X?
しおりを挟む他の現場での事件のアリバイも調べなくちゃいけないしと思い。
「角田さん、今日これから時間ある?」とわたしは、確認をした。
「うちの『探偵事務所』が、新宿にあるの・・・ちょっと付き合ってくれる?」
さぁ、事務所には優作くんもいるから、もっとシビアな尋問ができると踏んでいると
「友香さん、実はこれから予備校で、大事な授業があるので・・・ここで失礼してもいいですか?」と角田くんは申し訳なさそうに言った。
探偵に、強制力のある権限はない。だから、たとえ「くさい」って思っても事務所に連行して取り調べることは、できない。
「それじゃぁ失礼します」とわたしは、善良な都民ですって言いたげな表情で駅へと角田さんは、去って行った。
「友香ちゃん、角田くんを疑ってるの?」と陽子ちゃんが、心配そうに語りかけてくる。
「アリバイが、証明できないし、陽子ちゃんが言ってように鼻声だったし・・・」
と陽子ちゃんに、説明すると
「友香ちゃん、確かに角田くんは鼻声だけど、女性を暴行するような悪い人じゃないわよ」
「似てるって言ったのは、陽子ちゃんじゃない?」と陽子ちゃんの発言に、反論した。
でも、角田くんって予備校に通ってなかったんじゃなかったかな?と不審に感じた。
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