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46(悠人side)
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(悠人side)
やっと仕事が終わった。
そんなに遅くならずにすんだ。
明日のことが楽しみで、顔が緩んでしまっていたみたいで何度となく蓮にからかわれてしまった。
早足で部屋に戻る。
ガチャ
「ただいま!」
・・・・・・・
おかしい。あの日のことが蘇ってくる。
「碧くん!」
返事がない。
部屋に入るとご飯の準備が途中までされてる。
とりあえず碧くんは帰って来たはずだ。
寝てるのかと思い部屋を覗くけど見当たらない。
机の上に置いてある紙が目に入る。
"悠人くん
今までありがとう。ここで過ごした時間は本当に幸せな時間でした。
兄の意識が戻ったそうです。もうここには居られなくなりました。明日のお出かけ行けなくなってごめんなさい。僕も行きたかったです。
大好きです。さようなら。"
目の前が真っ暗になる。
碧くんがいない....
紙を見ると涙のあとがいくつも残っている。
部屋の様子を見るに急に決まったのかもしれない。
あの家の事調べるにろくなことをしないはず。
急いで連絡をとる。
「蓮、碧くんが居なくなった。敦の方の意識が戻ったらしい。」
「え、分かった。」
先生にも外泊許可を前倒しで貰ってすぐに迎えを呼ぶ。
「悠人!」
「これが部屋に置いてあった。」
紙を見せる。
「チッ タイミング悪ぃな。」
一緒に過ごした日々が次々に思い出される。
特にこの一週間は碧くんも楽しみにしてくれてる様子が手に取るようにわかって、明日はちゃんと告白しようと思ってた。
場所とか考えずに早く伝えるべきだった。
後悔してももう遅かった。
手紙に書いてある、"大好きです"の文字を何度も見返す。
直接その口で聞きたい。
結局この土日で分かったのは違う者の養子になったということ。だけどその家には行っておらず、ただ書面上だけであること。そして碧くんの行方が分からないこと、だけだった。
最終手段の西園寺家に乗り込んだが、もう除籍した、車から降ろしてからの碧くんの行き先は知らない、ということしか分からなかった。
手がかりがそのおろした場所しかない。
碧くんの持ち物的にそんなにお金も無いはずだ。
誰か変な人に連れていかれてないだろうか。
事件に巻き込まれてないだろうか。
ちゃんとご飯は食べれてるんだろうか。
一旦学園に戻るが毎日情報を集める日々だ。
なかなか手がかりがない中、敦が学校に戻ってきた。
やっと仕事が終わった。
そんなに遅くならずにすんだ。
明日のことが楽しみで、顔が緩んでしまっていたみたいで何度となく蓮にからかわれてしまった。
早足で部屋に戻る。
ガチャ
「ただいま!」
・・・・・・・
おかしい。あの日のことが蘇ってくる。
「碧くん!」
返事がない。
部屋に入るとご飯の準備が途中までされてる。
とりあえず碧くんは帰って来たはずだ。
寝てるのかと思い部屋を覗くけど見当たらない。
机の上に置いてある紙が目に入る。
"悠人くん
今までありがとう。ここで過ごした時間は本当に幸せな時間でした。
兄の意識が戻ったそうです。もうここには居られなくなりました。明日のお出かけ行けなくなってごめんなさい。僕も行きたかったです。
大好きです。さようなら。"
目の前が真っ暗になる。
碧くんがいない....
紙を見ると涙のあとがいくつも残っている。
部屋の様子を見るに急に決まったのかもしれない。
あの家の事調べるにろくなことをしないはず。
急いで連絡をとる。
「蓮、碧くんが居なくなった。敦の方の意識が戻ったらしい。」
「え、分かった。」
先生にも外泊許可を前倒しで貰ってすぐに迎えを呼ぶ。
「悠人!」
「これが部屋に置いてあった。」
紙を見せる。
「チッ タイミング悪ぃな。」
一緒に過ごした日々が次々に思い出される。
特にこの一週間は碧くんも楽しみにしてくれてる様子が手に取るようにわかって、明日はちゃんと告白しようと思ってた。
場所とか考えずに早く伝えるべきだった。
後悔してももう遅かった。
手紙に書いてある、"大好きです"の文字を何度も見返す。
直接その口で聞きたい。
結局この土日で分かったのは違う者の養子になったということ。だけどその家には行っておらず、ただ書面上だけであること。そして碧くんの行方が分からないこと、だけだった。
最終手段の西園寺家に乗り込んだが、もう除籍した、車から降ろしてからの碧くんの行き先は知らない、ということしか分からなかった。
手がかりがそのおろした場所しかない。
碧くんの持ち物的にそんなにお金も無いはずだ。
誰か変な人に連れていかれてないだろうか。
事件に巻き込まれてないだろうか。
ちゃんとご飯は食べれてるんだろうか。
一旦学園に戻るが毎日情報を集める日々だ。
なかなか手がかりがない中、敦が学校に戻ってきた。
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