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28(悠人side)
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(悠人side)
今日は22時過ぎそう、ご飯いらない、そう伝えた日、それでもやっぱり部屋に早く戻りたくて急いで仕事を片付けた。
蓮がいなくていつもより時間かかりそうと思ったが頑張ったお陰か意外と早めの20:30には仕事が終わった。
早く西園寺に会えることにウキウキしてる自分に驚き、いや、ただ部屋に早く帰りたいだけだと思い直し、そんなことを考えながら部屋に戻る。
ガチャ
「ただいま」
......
あれ?いない?
いつもの「おかえり」という言葉も部屋中に香るご飯のいい匂いも何もしない。
俺がご飯いらないって言ったからどこかに出かけたのか?食堂か?こんな時間に?
共用スペースで西園寺の帰りを待っているとどんどん彼の噂を思い出してくる。
そういえばもうすぐテスト期間だ。
テスト前の西園寺はFクラスの良くない奴らとセックスして何か資料を手に入れて不正をしている、そういう噂が周知の事実だった。
もしかして、今回もそうか?
しばらく大人しくしてたけどテスト前になってやっと本性を出てきたってことか?
信じたくない。ただ食堂に行って買い物しにいってるだけであってほしい。
そう祈って帰りを待ち続けた。
ガチャ
帰ってきた!
急いでドアに向かう。
そこには制服が乱れて明らかに事後と分かる格好の西園寺が立っていた。
その瞬間さっきまさかと思っていたことが的中してしまったと思い怒りでカッとなった。
「はっ、俺がご飯いらなくて遅くなるって言ったらお前はまた前みたいにビッチになるんだな。テスト前だからもしやと思ってたがお前は記憶をなくしても変わらず卑怯で汚いままなんだな。はぁ、変わったと思った俺が馬鹿だった。」
そんなやつじゃないって信じてたのに。裏切られた気持ちでいっぱいで、口からどんどん西園寺を罵る言葉が出てくる。
西園寺はそっとその場を離れて自分の部屋に向かいシャワーを浴びに行った。
本当に許せなかった。
前までの西園寺なら当然のはずなのに、今の西園寺がやったってことがどうしても受け入れられず、怒りの気持ちかなんなのか分からないが色んな感情が湧き上がってきて自分でも制御出来なかった。
その日以降彼は夜ご飯を作ることもなくなり、毎日夜遅くに帰ってくるようになり、部屋で顔を合わせることもなくなり、2人の間には大きな壁が存在するようになった。
彼が俺は、彼が毎日ヤッてきてるっていうのを目の当たりにしたくなくてできるだけ彼の姿が目に入らないようにした。教室で会うのも嫌で、生徒会室に行き授業には出ないようにしていた。
離れることで悠人は自分のイライラするようなそんな気持ちを抑えていた。
今日は22時過ぎそう、ご飯いらない、そう伝えた日、それでもやっぱり部屋に早く戻りたくて急いで仕事を片付けた。
蓮がいなくていつもより時間かかりそうと思ったが頑張ったお陰か意外と早めの20:30には仕事が終わった。
早く西園寺に会えることにウキウキしてる自分に驚き、いや、ただ部屋に早く帰りたいだけだと思い直し、そんなことを考えながら部屋に戻る。
ガチャ
「ただいま」
......
あれ?いない?
いつもの「おかえり」という言葉も部屋中に香るご飯のいい匂いも何もしない。
俺がご飯いらないって言ったからどこかに出かけたのか?食堂か?こんな時間に?
共用スペースで西園寺の帰りを待っているとどんどん彼の噂を思い出してくる。
そういえばもうすぐテスト期間だ。
テスト前の西園寺はFクラスの良くない奴らとセックスして何か資料を手に入れて不正をしている、そういう噂が周知の事実だった。
もしかして、今回もそうか?
しばらく大人しくしてたけどテスト前になってやっと本性を出てきたってことか?
信じたくない。ただ食堂に行って買い物しにいってるだけであってほしい。
そう祈って帰りを待ち続けた。
ガチャ
帰ってきた!
急いでドアに向かう。
そこには制服が乱れて明らかに事後と分かる格好の西園寺が立っていた。
その瞬間さっきまさかと思っていたことが的中してしまったと思い怒りでカッとなった。
「はっ、俺がご飯いらなくて遅くなるって言ったらお前はまた前みたいにビッチになるんだな。テスト前だからもしやと思ってたがお前は記憶をなくしても変わらず卑怯で汚いままなんだな。はぁ、変わったと思った俺が馬鹿だった。」
そんなやつじゃないって信じてたのに。裏切られた気持ちでいっぱいで、口からどんどん西園寺を罵る言葉が出てくる。
西園寺はそっとその場を離れて自分の部屋に向かいシャワーを浴びに行った。
本当に許せなかった。
前までの西園寺なら当然のはずなのに、今の西園寺がやったってことがどうしても受け入れられず、怒りの気持ちかなんなのか分からないが色んな感情が湧き上がってきて自分でも制御出来なかった。
その日以降彼は夜ご飯を作ることもなくなり、毎日夜遅くに帰ってくるようになり、部屋で顔を合わせることもなくなり、2人の間には大きな壁が存在するようになった。
彼が俺は、彼が毎日ヤッてきてるっていうのを目の当たりにしたくなくてできるだけ彼の姿が目に入らないようにした。教室で会うのも嫌で、生徒会室に行き授業には出ないようにしていた。
離れることで悠人は自分のイライラするようなそんな気持ちを抑えていた。
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