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「....っ...やぁっ......ん゛ーっっ.......!
痛い!やだ!やめて......!!」
無理やりに押し入られる。
あまりの痛みに逃げようとするけど逃げられない。
「んっ......キツすぎ」
止まってたあちこちの手が動き出す。
「いいね、この無理やりプレイも」
「くそっ、出るっ....」
「え、だめっ......!」
暖かいものがお腹の中にじわっとくる。
え、いやだ、汚い
「はやっ!交代な!」
勢いよく抜かれたと思った途端別の人のが中に入ってくる。
「うわっ、確かにこれやべぇな。」
いやだ、やめて、だめ...........
どんだけそう叫んだかも分からない。
何回されたかも分からない。
気づいた時には周りには誰もいなくなっていた。
自分が転がっている床を見ると生臭い白い液体がそこら中に散っており、そこには血も混ざっていた。
少し離れたところにはマル秘と書かれた紙が置かれておりそこには、"今回のテスト問題な。最高だったぜ!またヤろうな!ちなみに動画も撮ってたから今度はそれ見ながらするのもいいね!"と書かれた付箋が貼ってあった。
「なにこれ....」
悲しくて、辛くて、色んな感情がごちゃ混ぜになってそのプリントは付箋だけ回収してゴミ箱に捨て、あちこち痛む身体を庇いながら教室を片付けた。
ビリビリに破かれたシャツをどうにか着て、ジャケットを羽織ってどうにか誤魔化す。
早く1人になりたくて、綺麗に洗い流したくて寮に戻る。
外はもう暗くなっていた。
そういえば今の時間は何時だろう......
スマホを見るとじこくは21時過ぎていた。
18時の時点で皇様から"今日も22時過ぎそう。ご飯も今日は生徒会室で食べてくるから。"とメッセージが入っていた。
よかった、こんな姿見られたくない。
いや、もしかしたら助けてくれるかもしれない。
こんな姿見られたくないけど誰かに頼りたくて、そんな気持ちが心の中を支配する。
とりあえずご飯作れてなくても食べてくるなら大丈夫だ。早く帰ってシャワーを浴びたい。
返事を返す気分にもなれずにとりあえず未読のまま部屋に戻った。
ガチャ
「西園寺...?」
え、なんで.....皇様帰ってきてるの....?
僕の姿を見た途端皇様の顔が一気に曇った。
「はっ、俺がご飯いらなくて遅くなるって言ったらお前はまた前みたいにビッチになるんだな。テスト前だからもしやと思ってたがお前は記憶をなくしても変わらず卑怯で汚いままなんだな。はぁ、変わったと思った俺が馬鹿だった。」
え・・・・・
皇様が汚いものを見るような目でこちらを見てくる。
そう言われた途端心の中の何かがガラガラと崩れていく音がした。
何も言えなくて急いで部屋に戻って着替えを手にしてすぐにシャワーを浴びに行く。
きたない。僕はもう汚くなっちゃった。
自分の身体が汚らわしくて必死に身体をゴシゴシとか何度も擦る。
何回擦っても綺麗にならなくて、シャワーをずっと浴びながらそこには涙も混じっていた。
どれくらい時間が経ったか分からないがそろそろ出ないといけない気がしてシャワーから出る。
その後からはもう自分が何をしているか分からない。
忘れたくてベッドに入って眠ってしまいたいけど記憶なくしても卑怯で汚いって言われたのが頭の中をぐるぐるして自分の身体が汚い気がして全く眠りに付けない。
そうやって一睡も出来ないまま朝を迎えた。
痛い!やだ!やめて......!!」
無理やりに押し入られる。
あまりの痛みに逃げようとするけど逃げられない。
「んっ......キツすぎ」
止まってたあちこちの手が動き出す。
「いいね、この無理やりプレイも」
「くそっ、出るっ....」
「え、だめっ......!」
暖かいものがお腹の中にじわっとくる。
え、いやだ、汚い
「はやっ!交代な!」
勢いよく抜かれたと思った途端別の人のが中に入ってくる。
「うわっ、確かにこれやべぇな。」
いやだ、やめて、だめ...........
どんだけそう叫んだかも分からない。
何回されたかも分からない。
気づいた時には周りには誰もいなくなっていた。
自分が転がっている床を見ると生臭い白い液体がそこら中に散っており、そこには血も混ざっていた。
少し離れたところにはマル秘と書かれた紙が置かれておりそこには、"今回のテスト問題な。最高だったぜ!またヤろうな!ちなみに動画も撮ってたから今度はそれ見ながらするのもいいね!"と書かれた付箋が貼ってあった。
「なにこれ....」
悲しくて、辛くて、色んな感情がごちゃ混ぜになってそのプリントは付箋だけ回収してゴミ箱に捨て、あちこち痛む身体を庇いながら教室を片付けた。
ビリビリに破かれたシャツをどうにか着て、ジャケットを羽織ってどうにか誤魔化す。
早く1人になりたくて、綺麗に洗い流したくて寮に戻る。
外はもう暗くなっていた。
そういえば今の時間は何時だろう......
スマホを見るとじこくは21時過ぎていた。
18時の時点で皇様から"今日も22時過ぎそう。ご飯も今日は生徒会室で食べてくるから。"とメッセージが入っていた。
よかった、こんな姿見られたくない。
いや、もしかしたら助けてくれるかもしれない。
こんな姿見られたくないけど誰かに頼りたくて、そんな気持ちが心の中を支配する。
とりあえずご飯作れてなくても食べてくるなら大丈夫だ。早く帰ってシャワーを浴びたい。
返事を返す気分にもなれずにとりあえず未読のまま部屋に戻った。
ガチャ
「西園寺...?」
え、なんで.....皇様帰ってきてるの....?
僕の姿を見た途端皇様の顔が一気に曇った。
「はっ、俺がご飯いらなくて遅くなるって言ったらお前はまた前みたいにビッチになるんだな。テスト前だからもしやと思ってたがお前は記憶をなくしても変わらず卑怯で汚いままなんだな。はぁ、変わったと思った俺が馬鹿だった。」
え・・・・・
皇様が汚いものを見るような目でこちらを見てくる。
そう言われた途端心の中の何かがガラガラと崩れていく音がした。
何も言えなくて急いで部屋に戻って着替えを手にしてすぐにシャワーを浴びに行く。
きたない。僕はもう汚くなっちゃった。
自分の身体が汚らわしくて必死に身体をゴシゴシとか何度も擦る。
何回擦っても綺麗にならなくて、シャワーをずっと浴びながらそこには涙も混じっていた。
どれくらい時間が経ったか分からないがそろそろ出ないといけない気がしてシャワーから出る。
その後からはもう自分が何をしているか分からない。
忘れたくてベッドに入って眠ってしまいたいけど記憶なくしても卑怯で汚いって言われたのが頭の中をぐるぐるして自分の身体が汚い気がして全く眠りに付けない。
そうやって一睡も出来ないまま朝を迎えた。
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