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ガラッ


ここかな?

教室の扉を開けて中に入ると中にいた人が一斉にこっちを見た。



「おはようございます....」



ちょっと小さい声で挨拶しながら座席表を見て自分の席に向かう。



場所は、、、窓側の前の方みたい!


隣と後ろの席の人ももう来てる!



ちっちゃく会釈しながら席に着く。



よく分からないようなものを見るような目でこっちを見たあとすぐに2人とも別のところに行ってしまった。






友達ってどこいっても簡単にはできないな...

奏は元気かな...

奏のことだからもういっぱい友達いるんだろうな...



せっかくスマホをもったし連絡先の交換とかしてみたかったけど厳しそう。



------------------------







「あいつ今回は九条様とか皇様の隣の席に交換しろとか言ってこないな」



「なんか様子おかしいよな」



「記憶喪失ってもしかしてマジ?」



「だとしてもあいつであることには代わりないしな。九条様とか皇様に付きまとうわ、いままで家柄を笠にきていじめまくるわ。自業自得じゃね?」





------------------------


しばらくしてガタガタとみんなが席を立ち移動し始めた。


入学式かな?


とりあえず流れに乗って移動してみる。



講堂もとても綺麗で中学までの時とは大違いだった。

クラスの人がいる付近にひとりポツンと座った。




少しすると式が始まった。




学園長の挨拶をボーッと聞いているとあっという間に新入生代表挨拶になった。



「新入生代表挨拶、Sクラス 九条蓮。」





キャーーーッッッ!!!!!



講堂中に歓声が響き渡る。


堂々とした足取りで壇上にたったのはこの間案内してくれた彼ともまた違うイケメンだった。



「やっぱり次の生徒会長は九条様だよね!!」


「次席は皇様だったし副会長に皇様がなりそうだよな!皇様のお兄様の方は会長だし!」




周りでヒソヒソと話している声が聞こえてくる。




すごい、九条様って人、人気なんだな...

皇様? はどんな人か分からないけどその人もすごい人なんだな...









ざわざわしていると生徒会の紹介が始まるようだ。






「生徒会長、皇隼人」





キャーッッッ!!!




「学園生活、楽しめよ」


その後も続々と生徒会が紹介されていく。





「生徒会補佐、九条蓮、皇悠人」







「わぁ!さすが九条様に皇様!」


「皇様はご兄弟で生徒会だなんて....さすがすぎます...」


「やっぱり次の会長と副会長なんだろうね!!」






1年生から選ばれたみたい、、、?


そういえばSクラスって言ってたから同じクラスなんだよね、、、?


楽しみだな。














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