4 / 14
4 甘胡とレイモンド 後編【完】
しおりを挟む
「ただいまー」
まるで夜逃げのように慌ただしく荷造りをしてる。
「なにしてるん?」
この家の荷物……?
「おっとー?」
「おっかー?」
「選別しないと間に合わないから甘胡も手伝いなさい」
小さな頃おっかーから貰った私の宝物の綺麗な石。
「なんの選別?」
よーく見たら皆私の荷物じゃないの?
「おっとーどういう事?」
「昨日レイモンドさんの使いの人がやってきた」
おっとーは静かに話をしてくれた。
レイモンドさんから私を生涯の伴侶に貰いたいという申し出。
ご両親を心配されているから一緒にいかないかという申し出。
それはとても有り難かったということ。
「なら……」
「甘胡、おっとーはおっかーと話し合った」
「世界と言うところは広いのだろうな……」
「そりゃーもう、だから……」
「甘胡」
おっとーは私の台詞に被せるように少し語気を強めて言った。
「私達は、慣れ親しんだこの場所から動けない。夢よりもう安定をみてしまうのだよ」
「なら私も」
「甘胡!親が大切な子供の枷になどなるものではないよ」
おっかーはおっとーの言葉をただ黙って聞いていた。
「行きなさい!お前の羽はまだまだ飛べるのだろう?出戻りのお前がまた幸せを手にするなど、私は二度とないと思っていたんだよ。幸せを願わぬ親などいるものか」
「私達も悩んだわ。行ってあげたいとも思ったわ。でも言葉もわからない場所で暮らす勇気はもう無かったの」
「だっ、……」
「甘胡、お前の長所は振り返らない事だろう。もし夢がかなってまた会えることがあるのなら、その時はお前の作った、そのケーキとやらを食べさせておくれ……」
「これ、おっかー、持っていっていい?」
綺麗な石を手に私はただ涙が流れるのを止めなかった。
「最後に私が二人に何か作ってあげたい。なにが食べたい?」
二人は顔を見合せ、にこりと微笑むと……最後のリクエストをした。
「幸せになる食べ物がいいわ」
「わかった……天ちゃんと隼人さんと考えて二人を招待してあげる」
私はそのまま天ちゃんの知恵をかりることにした。
天ちゃんはうちの調理場より絶対レイモンドのところがいいという。器具も材料も違う。
レイモンドが気にして来てくれたのをきっかけに船の調理場を借りることにした。
隼人がおっとーとおっかーを浦賀沖の船まで連れてきてくれることになったから、私と天ちゃんは先に馬車で船まで行った。勿論馬車を出してくれたのはレイモンドだ。
「でっけーなぁー」
船を見て二人は言った。素直な感想なんだろう。
「こちらへどうぞ」
「ここは?」
「食堂ですよ」
二人はこれから娘を出す場所をしげしげと見つめた。
からからからーん、音がした。
「どうしましたか?ハニー?」
「ハニー、ハニー」
「え?なに?レイモンド、大丈夫よ。ちょっとお盆落としただけ」
「ほんとーに?」
「心配しすぎ!まったくもー」
ほっとした顔をする。こんなに心配してくれる人がいるなんて甘胡はなんて幸せなのだろう。
「レイモンド氏は心配性なのか?」
隼人がそういうと彼は苦笑して言った。
「結婚したいと思う人ができたのが初めてなもので……なんか上手く出来なくて、心配しすぎだと怒られています」
「でっきたー。ちょっとすごくない?可愛いわ」
「最高や!ふわっふわ、これぞ幸せの味やな」
「ザ、女子って感じだな。二人とも男勝りの性格なのにな」
外野はクスクス笑うしかない。
甘胡は天ちゃんに一緒に運んで貰い、そのふわふわをダイニングテーブルに運んだ。
そこに現れたのは、天使の食べ物かと思うような綺麗なパンケーキだった。8センチはあろうかという分厚い小さな円形のパンケーキ、白いクリームがポッテリと乗り赤いソースがトロトロとかかっている。
「赤い汁はソースっていうのよ。おっかー食べてみて」
一口いれる。ふわふわで甘くて優しい味。
「甘胡、これ凄く美味しいよ……こんな凄いもの作れる様になったんだねー。あの世への土産話になったよ」
「おっかー変な事言わんといて!」
「レイモンドさん……」
おっかーはレイモンド氏に向かいあいゆっくり意思のある目をむけた。
「はい」
「こん娘は出戻りです。世間じゃ傷物っていいます」
「お母さん……」
「ですが、我が娘はどこに出しても恥ずかしくない優しい良い娘です。私が保証します。よう働きます」
「私は彼女の真っ直ぐな目に惚れたのです。世間の目なんか興味はありません。必ず幸せにしてみせます」
おっかーの前にグイッと体を割り込ませたおっとーが頭をさげた。そして今一度真っ向から見つめかえす。
「勘違いされたら困ります。レイモンドさん、私達は娘を幸せにして貰う為にそちらに差し上げるのではない」
「お父さん……」
「私の娘をなめて貰ったら困ります!うちの娘は一人でも十分幸せになれる力があります。むしろレイモンドさん、貴方を幸せにするために娘は共に海をわたるんだ!
あなたは私達に約束できるのか!あなたは幸せになれるのか……」
「おっとー、やめて……」
「おじさん……」
「二人共黙ってろ」
隼人が制止する。
外は雨が振り出し窓に流れ落ちる雫はまるでカーテンのようだ。さっきまでのあたたかな日差しは一変して薄ら寒さすら漂う外気温だ。
「ご心配ありがとうございます。ですが私達は必ず幸せになります。ですから笑って送り出して下さい」
皆で食べた、ふわふわの幸せになるパンケーキの味を、私は生涯忘れない。
この日、甘胡の作った幸せのパンケーキは
恋人同士の縁結びのパンケーキとして、一膳飯や【天天】で密かな話題になった。
この7日後の夕方、浦賀沖から甘胡を乗せた船は遥か彼方を目指し、出港した。
「隼人――今 ボ――――――――って船が出る音が聞こえた気がしたんよ」
「そうか。幸せの音がしたんだな」
「カンチャン、行ってらっしゃい」
まるで夜逃げのように慌ただしく荷造りをしてる。
「なにしてるん?」
この家の荷物……?
「おっとー?」
「おっかー?」
「選別しないと間に合わないから甘胡も手伝いなさい」
小さな頃おっかーから貰った私の宝物の綺麗な石。
「なんの選別?」
よーく見たら皆私の荷物じゃないの?
「おっとーどういう事?」
「昨日レイモンドさんの使いの人がやってきた」
おっとーは静かに話をしてくれた。
レイモンドさんから私を生涯の伴侶に貰いたいという申し出。
ご両親を心配されているから一緒にいかないかという申し出。
それはとても有り難かったということ。
「なら……」
「甘胡、おっとーはおっかーと話し合った」
「世界と言うところは広いのだろうな……」
「そりゃーもう、だから……」
「甘胡」
おっとーは私の台詞に被せるように少し語気を強めて言った。
「私達は、慣れ親しんだこの場所から動けない。夢よりもう安定をみてしまうのだよ」
「なら私も」
「甘胡!親が大切な子供の枷になどなるものではないよ」
おっかーはおっとーの言葉をただ黙って聞いていた。
「行きなさい!お前の羽はまだまだ飛べるのだろう?出戻りのお前がまた幸せを手にするなど、私は二度とないと思っていたんだよ。幸せを願わぬ親などいるものか」
「私達も悩んだわ。行ってあげたいとも思ったわ。でも言葉もわからない場所で暮らす勇気はもう無かったの」
「だっ、……」
「甘胡、お前の長所は振り返らない事だろう。もし夢がかなってまた会えることがあるのなら、その時はお前の作った、そのケーキとやらを食べさせておくれ……」
「これ、おっかー、持っていっていい?」
綺麗な石を手に私はただ涙が流れるのを止めなかった。
「最後に私が二人に何か作ってあげたい。なにが食べたい?」
二人は顔を見合せ、にこりと微笑むと……最後のリクエストをした。
「幸せになる食べ物がいいわ」
「わかった……天ちゃんと隼人さんと考えて二人を招待してあげる」
私はそのまま天ちゃんの知恵をかりることにした。
天ちゃんはうちの調理場より絶対レイモンドのところがいいという。器具も材料も違う。
レイモンドが気にして来てくれたのをきっかけに船の調理場を借りることにした。
隼人がおっとーとおっかーを浦賀沖の船まで連れてきてくれることになったから、私と天ちゃんは先に馬車で船まで行った。勿論馬車を出してくれたのはレイモンドだ。
「でっけーなぁー」
船を見て二人は言った。素直な感想なんだろう。
「こちらへどうぞ」
「ここは?」
「食堂ですよ」
二人はこれから娘を出す場所をしげしげと見つめた。
からからからーん、音がした。
「どうしましたか?ハニー?」
「ハニー、ハニー」
「え?なに?レイモンド、大丈夫よ。ちょっとお盆落としただけ」
「ほんとーに?」
「心配しすぎ!まったくもー」
ほっとした顔をする。こんなに心配してくれる人がいるなんて甘胡はなんて幸せなのだろう。
「レイモンド氏は心配性なのか?」
隼人がそういうと彼は苦笑して言った。
「結婚したいと思う人ができたのが初めてなもので……なんか上手く出来なくて、心配しすぎだと怒られています」
「でっきたー。ちょっとすごくない?可愛いわ」
「最高や!ふわっふわ、これぞ幸せの味やな」
「ザ、女子って感じだな。二人とも男勝りの性格なのにな」
外野はクスクス笑うしかない。
甘胡は天ちゃんに一緒に運んで貰い、そのふわふわをダイニングテーブルに運んだ。
そこに現れたのは、天使の食べ物かと思うような綺麗なパンケーキだった。8センチはあろうかという分厚い小さな円形のパンケーキ、白いクリームがポッテリと乗り赤いソースがトロトロとかかっている。
「赤い汁はソースっていうのよ。おっかー食べてみて」
一口いれる。ふわふわで甘くて優しい味。
「甘胡、これ凄く美味しいよ……こんな凄いもの作れる様になったんだねー。あの世への土産話になったよ」
「おっかー変な事言わんといて!」
「レイモンドさん……」
おっかーはレイモンド氏に向かいあいゆっくり意思のある目をむけた。
「はい」
「こん娘は出戻りです。世間じゃ傷物っていいます」
「お母さん……」
「ですが、我が娘はどこに出しても恥ずかしくない優しい良い娘です。私が保証します。よう働きます」
「私は彼女の真っ直ぐな目に惚れたのです。世間の目なんか興味はありません。必ず幸せにしてみせます」
おっかーの前にグイッと体を割り込ませたおっとーが頭をさげた。そして今一度真っ向から見つめかえす。
「勘違いされたら困ります。レイモンドさん、私達は娘を幸せにして貰う為にそちらに差し上げるのではない」
「お父さん……」
「私の娘をなめて貰ったら困ります!うちの娘は一人でも十分幸せになれる力があります。むしろレイモンドさん、貴方を幸せにするために娘は共に海をわたるんだ!
あなたは私達に約束できるのか!あなたは幸せになれるのか……」
「おっとー、やめて……」
「おじさん……」
「二人共黙ってろ」
隼人が制止する。
外は雨が振り出し窓に流れ落ちる雫はまるでカーテンのようだ。さっきまでのあたたかな日差しは一変して薄ら寒さすら漂う外気温だ。
「ご心配ありがとうございます。ですが私達は必ず幸せになります。ですから笑って送り出して下さい」
皆で食べた、ふわふわの幸せになるパンケーキの味を、私は生涯忘れない。
この日、甘胡の作った幸せのパンケーキは
恋人同士の縁結びのパンケーキとして、一膳飯や【天天】で密かな話題になった。
この7日後の夕方、浦賀沖から甘胡を乗せた船は遥か彼方を目指し、出港した。
「隼人――今 ボ――――――――って船が出る音が聞こえた気がしたんよ」
「そうか。幸せの音がしたんだな」
「カンチャン、行ってらっしゃい」
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
忠義の方法
春想亭 桜木春緒
歴史・時代
冬木丈次郎は二十歳。うらなりと評判の頼りないひよっこ与力。ある日、旗本の屋敷で娘が死んだが、屋敷のほうで理由も言わないから調べてくれという訴えがあった。短編。完結済。
沖田氏縁者異聞
春羅
歴史・時代
わたしは、狡い。
土方さまと居るときは総司さんを想い、総司さんと居るときは土方さまに会いたくなる。
この優しい手に触れる今でさえ、潤む瞳の奥では・・・・・・。
僕の想いなんか蓋をして、錠を掛けて捨ててしまおう。
この胸に蔓延る、嫉妬と焦燥と、独占を夢みる欲望を。
どうして俺は必死なんだ。
弟のように大切な総司が、惹かれているであろう最初で最後の女を取り上げようと。
置屋で育てられた少女・月野が初めて芸妓としてお座敷に出る日の二つの出逢い。
不思議な縁を感じる青年・総司と、客として訪れた新選組副長・土方歳三。
それぞれに惹かれ、揺れる心。
新選組史に三様の想いが絡むオリジナル小説です。
新選組の漢達
宵月葵
歴史・時代
オトコマエな新選組の漢たちでお魅せしましょう。
新選組好きさんに贈る、一話完結の短篇集。
別途連載中のジャンル混合型長編小説『碧恋の詠―貴方さえ護れるのなら、許されなくても浅はかに。』から、
歴史小説の要素のみを幾つか抽出したスピンオフ的短篇小説です。もちろん、本編をお読みいただいている必要はありません。
恋愛等の他要素は無くていいから新選組の歴史小説が読みたい、そんな方向けに書き直した短篇集です。
(ちなみに、一話完結ですが流れは作ってあります)
楽しんでいただけますように。
★ 本小説では…のかわりに・を好んで使用しております ―もその場に応じ個数を変えて並べてます
淡々忠勇
香月しを
歴史・時代
新撰組副長である土方歳三には、斎藤一という部下がいた。
仕事を淡々とこなし、何事も素っ気ない男であるが、実際は土方を尊敬しているし、友情らしきものも感じている。そんな斎藤を、土方もまた信頼し、友情を感じていた。
完結まで、毎日更新いたします!
殺伐としたりほのぼのしたり、怪しげな雰囲気になったりしながら、二人の男が自分の道を歩いていくまでのお話。ほんのりコメディタッチ。
残酷な表現が時々ありますので(お侍さん達の話ですからね)R15をつけさせていただきます。
あッ、二人はあくまでも友情で結ばれておりますよ。友情ね。
★作品の無断転載や引用を禁じます。多言語に変えての転載や引用も許可しません。
永き夜の遠の睡りの皆目醒め
七瀬京
歴史・時代
近藤勇の『首』が消えた……。
新撰組の局長として名を馳せた近藤勇は板橋で罪人として処刑されてから、その首を晒された。
しかし、その首が、ある日忽然と消えたのだった……。
近藤の『首』を巡り、過去と栄光と男たちの愛憎が交錯する。
首はどこにあるのか。
そして激動の時代、男たちはどこへ向かうのか……。
※男性同士の恋愛表現がありますので苦手な方はご注意下さい
幕末レクイエム―誠心誠意、咲きて散れ―
馳月基矢
歴史・時代
幕末、動乱の京都の治安維持を担った新撰組。
華やかな活躍の時間は、決して長くなかった。
武士の世の終わりは刻々と迫る。
それでもなお刀を手にし続ける。
これは滅びの武士の生き様。
誠心誠意、ただまっすぐに。
結核を病み、あやかしの力を借りる天才剣士、沖田総司。
あやかし狩りの力を持ち、目的を秘めるスパイ、斎藤一。
同い年に生まれた二人の、別々の道。
仇花よ、あでやかに咲き、潔く散れ。
schedule
公開:2019.4.1
連載:2019.4.7-4.18 ( 6:30 & 18:30 )
吉宗のさくら ~八代将軍へと至る道~
裏耕記
歴史・時代
破天荒な将軍 吉宗。民を導く将軍となれるのか
―――
将軍?捨て子?
貴公子として生まれ、捨て子として道に捨てられた。
その暮らしは長く続かない。兄の不審死。
呼び戻された吉宗は陰謀に巻き込まれ将軍位争いの旗頭に担ぎ上げられていく。
次第に明らかになる不審死の謎。
運命に導かれるようになりあがる吉宗。
将軍となった吉宗が隅田川にさくらを植えたのはなぜだろうか。
※※
暴れん坊将軍として有名な徳川吉宗。
低迷していた徳川幕府に再び力を持たせた。
民の味方とも呼ばれ人気を博した将軍でもある。
徳川家の序列でいくと、徳川宗家、尾張家、紀州家と三番目の家柄で四男坊。
本来ならば将軍どころか実家の家督も継げないはずの人生。
数奇な運命に付きまとわれ将軍になってしまった吉宗は何を思う。
本人の意思とはかけ離れた人生、権力の頂点に立つのは幸運か不運なのか……
突拍子もない政策や独創的な人事制度。かの有名なお庭番衆も彼が作った役職だ。
そして御三家を模倣した御三卿を作る。
決して旧来の物を破壊するだけではなかった。その効用を充分理解して変化させるのだ。
彼は前例主義に凝り固まった重臣や役人たちを相手取り、旧来の慣習を打ち破った。
そして独自の政策や改革を断行した。
いきなり有能な人間にはなれない。彼は失敗も多く完全無欠ではなかったのは歴史が証明している。
破天荒でありながら有能な将軍である徳川吉宗が、どうしてそのような将軍になったのか。
おそらく将軍に至るまでの若き日々の経験が彼を育てたのだろう。
その辺りを深堀して、将軍になる前の半生にスポットを当てたのがこの作品です。
本作品は、第9回歴史・時代小説大賞の参加作です。
投票やお気に入り追加をして頂けますと幸いです。
鷹の翼
那月
歴史・時代
時は江戸時代幕末。
新選組を目の敵にする、というほどでもないが日頃から敵対する1つの組織があった。
鷹の翼
これは、幕末を戦い抜いた新選組の史実とは全く関係ない鷹の翼との日々。
鷹の翼の日常。日課となっている嫌がらせ、思い出したかのようにやって来る不定期な新選組の奇襲、アホな理由で勃発する喧嘩騒動、町の騒ぎへの介入、それから恋愛事情。
そんな毎日を見届けた、とある少女のお話。
少女が鷹の翼の門扉を、めっちゃ叩いたその日から日常は一変。
新選組の屯所への侵入は失敗。鷹の翼に曲者疑惑。崩れる家族。鷹の翼崩壊の危機。そして――
複雑な秘密を抱え隠す少女は、鷹の翼で何を見た?
なお、本当に史実とは別次元の話なので容姿、性格、年齢、話の流れ等は完全オリジナルなのでそこはご了承ください。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる