5 / 12
第5話 揺らぎ
しおりを挟む
「殿、手筈通りに進めたそうです。ですが一つ問題が」
「どうしたんだ?」
「それが、こちらの呼びかけに反応しないみたいで……」
いつものことだろうと軽くあしらうが、柳田はどこか慌てている様子。
「……もしかしてあいつ、気絶するまでやったのか?」
「そのようです。言うことを聞かず、抵抗してきたからと」
目を見開き、善助を呼べと命じる。
「お呼びでしょうか?」
「この、たわけがー!」
「な、なんの事です!?」
思うままに善助を叱った。確かに多少は荒い手段を使っても良いとは言った。だがどここまでやれとは言ってない。これで死んでしまったら今までの努力が無駄になってしまう。
「も、申し訳ございません……!」
だが嘆いても仕方ない。時間稼ぎができたと考えようか。
「それともう一つ、家中で殿の行動を不審がる者が増えておりまして……」
……ここまできてしまったか。恐らく義父上も疑っていることだろう。ならどう誤魔化そうか。
そういえば先日、領内に盗賊の集団が現れ、義父上の部屋に武家宅、そして城下の商屋までも荒らした事件があった。その事件の解決を命じられていたな。あれから数ヶ月経つがまだ解決できていない。
その盗賊はかなり巧妙な手を使うとの噂。深夜に音も立てず忍び込み、証拠も残さず去って行くため追跡が難しく、未だ犯人は捕まえられない。
あぁそうか。それなら信玄をその犯人に仕立てよう。そして複数犯のうち、主犯を捕らえたと説明しよう。
先日、僕の武家宅に侵入した賊を見つけた。そしてそのまま捕らえ、離れの小屋に閉じ込めた。その犯人は例の盗賊だと分かったが本人は黙秘を続けている。なので今、あらゆる手段を用いて犯行を認めさせようとしていると説明すればいい。
そうとなれば早速とりかかろう。自分に疑いの目が向けられぬよう。
*
俺たちは今、5人は甲斐を出発し越後の春日山を目指している真っ只中。もう何日経ったのか忘れたけどな。
ゆっくりしている暇は無いから、速度を上げて越後を目指している。夜通し歩く日があったから予定より早めの到着になりそうだ。
といっても実は昨日から夜通しで歩いていてまともに休めてない。だが信念が強いのか、疲弊している様子は見られない。いや、見せないように振る舞っているのかもしれない。
ちなみに俺は注意力が欠落していたのと無理しすぎたせいで怪我をしてしまった。まぁ擦り傷程度で済んで良かったけど。
まだ日は沈まないけど、今日は高坂が城主を務める海津城で休むことに。
「手狭なうえに整理できてなくて申し訳ありません」
「いやいや。急に戻ってきたのだから仕方ないさ。とりあえず皆を案内してくれるかい?」
「承知しました。それではこちらへ」
高坂に仕える小姓が出迎え、部屋へと案内される。そこで御飯を食べたり、湯殿に入って各々疲れを癒す。この後、明日以降の作戦を詰めるため、会議をした。怪我をしていたのと、疲労が溜まっているのを知っていたので手短に済ませてくれた。これは感謝しかない。
それが終わり、そのまま来客用の部屋へと戻った。
父上は本当に無事なのだろうか。動くのが少し遅かったこともあって、最悪の事態が頭をよぎることもあった。
だが父上は必ず生きている。
そう信じ、褥に身体を預ける。
疲れが溜まっていたのか、そのまま眠りに落ちた。
*
翌朝
「こんなところにいたのか」
女中と共に、高坂がいる部屋へと入る。
「いきなりどうしたのさ?」
「いや、朝餉が出来たから持ってきた」
「なんだよそれ! 一緒に食べたいだけ!?」
そんなこと言われても。 俺はただ、話がしたかったのに。
実は昨晩から、高坂の元気が無いことに気付いていた。最初は疲れによるものだろうと思ったがどうやら違うようだ。これから先、ゆっくり休めなくなる。ならばこの時間で不安を取り払うのが良いだろうと思い、今に至っている。
朝餉を近くへ運ばせ、女中を退出させた。
「で、何考えてたんだ? まぁどうせお前のことだから、昔のことでも思い出してたんだろう?」
予想が当たったようで、ドキリとする高坂。そんな様子にはははと笑う。
「何がおかしい?」
「これからが本番だというのにそんな陰気臭い顔ではうまく行くものもいかなくなるぞ」
「分かってるよ。でも……」
語尾が小さくなるのに気づいたが何も言わず、彼の意中を汲み取ろうと昨晩までの出来事を思い返す。
すると突然、高坂は箸を止め、口を開き始めた。
「ねぇ、君は昔からとても勇敢だったよね。僕は今、君が羨ましいんだ」
そんなこと無いと言うも無視され、高坂は一方的に話していく。
「僕は昔から自分勝手で臆病。日常でも戦でも逃げてばかりだった」
高坂とは昔からの付き合いだが、そんな風に見えない。分析力が高く、状況を正確に判断できる人だと思っていた。
「それに僕、失敗だけは嫌いで常に成功するだけの立ち回りをしてきた。それがたまたま上手くいったから御館様に褒められ、出世してきたんだ。君と違って、正当な方法で地位を確立したわけじゃないんだよ!」
訝しむような顔で見る俺に気付いたのか、今度は自分の過去を話し始める。正直聞きたくなかったが、ここで遮れば火に油を注ぐだけかもしれない。ならば最後まで聞いてあげようか。
彼が若かった頃、御館様の冗談を真に受けて逃げ惑い、笑われてしまったことがあった。いまでも家中で、笑いの種にされているそうだ。
自分の能力以上の仕事が舞い込むと、中身も確認せずに他人に押し付けていたこともあった。終わる頃を見込んで回収し、何も知らない御館様に報告すれば褒められる。本当のことは闇に葬られたままだ。
戦となれば、周りの将みたいに勇敢に立ち向かうことが出来ず、すぐ撤退したりしていた。酷いときは、状況が悪くなると味方はそのまま見捨てて自分だけ無傷で国元に帰って来た。ということまで語っていた。
この話、御館様は全部知らない。なぜなら御館様は『高坂昌信』という人を優秀な人材とみているからだ。戦でも、引き際を分かっている、だから撤退したと思っているのだ。
全てを言い切り、すっきりしたところで高坂が寂しげに笑う。
「……だから僕には御館様を助ける資格なんてないんだよ」
じゃあ今までの努力はなんだったのか。
俺の中でふつふつと怒りが込み上げ、衝動的に頬を叩く。
「……お前からそんな言葉が出るとは思わなかった。それにお前が自分勝手だって思ったことなど一度も無い」
今にも感情的になりそうだがどうにか抑える。叩かれた本人は頬を押さえ、ふっと笑みを浮かべていた。
「はは……そうだよね。皆そう言うさ。でもね、奥近習として側に置いてくれた御館様ですら、本当の僕を知らない。自分のことは、自分が一番よく分かってるんだ。つまりね、先の言葉、あれが本当の僕なんだよ」
違う。そうじゃない。分かってくれ。
そんな思いが頭を駆け巡る。だけど今の彼に何を言っても無駄だろう。
「あぁそうか。なら俺たちだけで動こう。お前は留守番でもしてるがいい」
そう言って部屋を後にし、廊下を歩く。
しまった、言いすぎた。そう思ったがもう遅い。引き返して謝ることもできない。
だが過ぎたことは仕方ない。
皆が集まる部屋へ向かった。
「どうしたんだ?」
「それが、こちらの呼びかけに反応しないみたいで……」
いつものことだろうと軽くあしらうが、柳田はどこか慌てている様子。
「……もしかしてあいつ、気絶するまでやったのか?」
「そのようです。言うことを聞かず、抵抗してきたからと」
目を見開き、善助を呼べと命じる。
「お呼びでしょうか?」
「この、たわけがー!」
「な、なんの事です!?」
思うままに善助を叱った。確かに多少は荒い手段を使っても良いとは言った。だがどここまでやれとは言ってない。これで死んでしまったら今までの努力が無駄になってしまう。
「も、申し訳ございません……!」
だが嘆いても仕方ない。時間稼ぎができたと考えようか。
「それともう一つ、家中で殿の行動を不審がる者が増えておりまして……」
……ここまできてしまったか。恐らく義父上も疑っていることだろう。ならどう誤魔化そうか。
そういえば先日、領内に盗賊の集団が現れ、義父上の部屋に武家宅、そして城下の商屋までも荒らした事件があった。その事件の解決を命じられていたな。あれから数ヶ月経つがまだ解決できていない。
その盗賊はかなり巧妙な手を使うとの噂。深夜に音も立てず忍び込み、証拠も残さず去って行くため追跡が難しく、未だ犯人は捕まえられない。
あぁそうか。それなら信玄をその犯人に仕立てよう。そして複数犯のうち、主犯を捕らえたと説明しよう。
先日、僕の武家宅に侵入した賊を見つけた。そしてそのまま捕らえ、離れの小屋に閉じ込めた。その犯人は例の盗賊だと分かったが本人は黙秘を続けている。なので今、あらゆる手段を用いて犯行を認めさせようとしていると説明すればいい。
そうとなれば早速とりかかろう。自分に疑いの目が向けられぬよう。
*
俺たちは今、5人は甲斐を出発し越後の春日山を目指している真っ只中。もう何日経ったのか忘れたけどな。
ゆっくりしている暇は無いから、速度を上げて越後を目指している。夜通し歩く日があったから予定より早めの到着になりそうだ。
といっても実は昨日から夜通しで歩いていてまともに休めてない。だが信念が強いのか、疲弊している様子は見られない。いや、見せないように振る舞っているのかもしれない。
ちなみに俺は注意力が欠落していたのと無理しすぎたせいで怪我をしてしまった。まぁ擦り傷程度で済んで良かったけど。
まだ日は沈まないけど、今日は高坂が城主を務める海津城で休むことに。
「手狭なうえに整理できてなくて申し訳ありません」
「いやいや。急に戻ってきたのだから仕方ないさ。とりあえず皆を案内してくれるかい?」
「承知しました。それではこちらへ」
高坂に仕える小姓が出迎え、部屋へと案内される。そこで御飯を食べたり、湯殿に入って各々疲れを癒す。この後、明日以降の作戦を詰めるため、会議をした。怪我をしていたのと、疲労が溜まっているのを知っていたので手短に済ませてくれた。これは感謝しかない。
それが終わり、そのまま来客用の部屋へと戻った。
父上は本当に無事なのだろうか。動くのが少し遅かったこともあって、最悪の事態が頭をよぎることもあった。
だが父上は必ず生きている。
そう信じ、褥に身体を預ける。
疲れが溜まっていたのか、そのまま眠りに落ちた。
*
翌朝
「こんなところにいたのか」
女中と共に、高坂がいる部屋へと入る。
「いきなりどうしたのさ?」
「いや、朝餉が出来たから持ってきた」
「なんだよそれ! 一緒に食べたいだけ!?」
そんなこと言われても。 俺はただ、話がしたかったのに。
実は昨晩から、高坂の元気が無いことに気付いていた。最初は疲れによるものだろうと思ったがどうやら違うようだ。これから先、ゆっくり休めなくなる。ならばこの時間で不安を取り払うのが良いだろうと思い、今に至っている。
朝餉を近くへ運ばせ、女中を退出させた。
「で、何考えてたんだ? まぁどうせお前のことだから、昔のことでも思い出してたんだろう?」
予想が当たったようで、ドキリとする高坂。そんな様子にはははと笑う。
「何がおかしい?」
「これからが本番だというのにそんな陰気臭い顔ではうまく行くものもいかなくなるぞ」
「分かってるよ。でも……」
語尾が小さくなるのに気づいたが何も言わず、彼の意中を汲み取ろうと昨晩までの出来事を思い返す。
すると突然、高坂は箸を止め、口を開き始めた。
「ねぇ、君は昔からとても勇敢だったよね。僕は今、君が羨ましいんだ」
そんなこと無いと言うも無視され、高坂は一方的に話していく。
「僕は昔から自分勝手で臆病。日常でも戦でも逃げてばかりだった」
高坂とは昔からの付き合いだが、そんな風に見えない。分析力が高く、状況を正確に判断できる人だと思っていた。
「それに僕、失敗だけは嫌いで常に成功するだけの立ち回りをしてきた。それがたまたま上手くいったから御館様に褒められ、出世してきたんだ。君と違って、正当な方法で地位を確立したわけじゃないんだよ!」
訝しむような顔で見る俺に気付いたのか、今度は自分の過去を話し始める。正直聞きたくなかったが、ここで遮れば火に油を注ぐだけかもしれない。ならば最後まで聞いてあげようか。
彼が若かった頃、御館様の冗談を真に受けて逃げ惑い、笑われてしまったことがあった。いまでも家中で、笑いの種にされているそうだ。
自分の能力以上の仕事が舞い込むと、中身も確認せずに他人に押し付けていたこともあった。終わる頃を見込んで回収し、何も知らない御館様に報告すれば褒められる。本当のことは闇に葬られたままだ。
戦となれば、周りの将みたいに勇敢に立ち向かうことが出来ず、すぐ撤退したりしていた。酷いときは、状況が悪くなると味方はそのまま見捨てて自分だけ無傷で国元に帰って来た。ということまで語っていた。
この話、御館様は全部知らない。なぜなら御館様は『高坂昌信』という人を優秀な人材とみているからだ。戦でも、引き際を分かっている、だから撤退したと思っているのだ。
全てを言い切り、すっきりしたところで高坂が寂しげに笑う。
「……だから僕には御館様を助ける資格なんてないんだよ」
じゃあ今までの努力はなんだったのか。
俺の中でふつふつと怒りが込み上げ、衝動的に頬を叩く。
「……お前からそんな言葉が出るとは思わなかった。それにお前が自分勝手だって思ったことなど一度も無い」
今にも感情的になりそうだがどうにか抑える。叩かれた本人は頬を押さえ、ふっと笑みを浮かべていた。
「はは……そうだよね。皆そう言うさ。でもね、奥近習として側に置いてくれた御館様ですら、本当の僕を知らない。自分のことは、自分が一番よく分かってるんだ。つまりね、先の言葉、あれが本当の僕なんだよ」
違う。そうじゃない。分かってくれ。
そんな思いが頭を駆け巡る。だけど今の彼に何を言っても無駄だろう。
「あぁそうか。なら俺たちだけで動こう。お前は留守番でもしてるがいい」
そう言って部屋を後にし、廊下を歩く。
しまった、言いすぎた。そう思ったがもう遅い。引き返して謝ることもできない。
だが過ぎたことは仕方ない。
皆が集まる部屋へ向かった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
天狗の囁き
井上 滋瑛
歴史・時代
幼少の頃より自分にしか聞こえない天狗の声が聞こえた吉川広家。姿見えぬ声に対して、時に従い、時に相談し、時に言い争い、天狗評議と揶揄されながら、偉大な武将であった父吉川元春や叔父の小早川隆景、兄元長の背を追ってきた。時は経ち、慶長五年九月の関ヶ原。主家の当主毛利輝元は甘言に乗り、西軍総大将に担がれてしまう。東軍との勝敗に関わらず、危急存亡の秋を察知した広家は、友である黒田長政を介して東軍総大将徳川家康に内通する。天狗の声に耳を傾けながら、主家の存亡をかけ、不義内通の誹りを恐れず、主家の命運を一身に背負う。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
戦国三法師伝
kya
歴史・時代
歴史物だけれども、誰にでも見てもらえるような作品にしていこうと思っています。
異世界転生物を見る気分で読んでみてください。
本能寺の変は戦国の覇王織田信長ばかりではなく織田家当主織田信忠をも戦国の世から葬り去り、織田家没落の危機を迎えるはずだったが。
信忠が子、三法師は平成日本の人間が転生した者だった…
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
枢軸国
よもぎもちぱん
歴史・時代
時は1919年
第一次世界大戦の敗戦によりドイツ帝国は滅亡した。皇帝陛下 ヴィルヘルム二世の退位により、ドイツは共和制へと移行する。ヴェルサイユ条約により1320億金マルク 日本円で200兆円もの賠償金を課される。これに激怒したのは偉大なる我らが総統閣下"アドルフ ヒトラー"である。結果的に敗戦こそしたものの彼の及ぼした影響は非常に大きかった。
主人公はソフィア シュナイダー
彼女もまた、ドイツに転生してきた人物である。前世である2010年頃の記憶を全て保持しており、映像を写真として記憶することが出来る。
生き残る為に、彼女は持てる知識を総動員して戦う
偉大なる第三帝国に栄光あれ!
Sieg Heil(勝利万歳!)

信長の秘書
にゃんこ先生
歴史・時代
右筆(ゆうひつ)。
それは、武家の秘書役を行う文官のことである。
文章の代筆が本来の職務であったが、時代が進むにつれて公文書や記録の作成などを行い、事務官僚としての役目を担うようになった。
この物語は、とある男が武家に右筆として仕官し、無自覚に主家を動かし、戦国乱世を生き抜く物語である。
などと格好つけてしまいましたが、実際はただのゆる~いお話です。

本能のままに
揚羽
歴史・時代
1582年本能寺にて織田信長は明智光秀の謀反により亡くなる…はずだった
もし信長が生きていたらどうなっていたのだろうか…というifストーリーです!もしよかったら見ていってください!
※更新は不定期になると思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる