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国崩し・東瀬織と悪意の箱のこと

設定解説のこと5-1

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 設定について大体ぶっちゃけて解説ゾ☆(イラストは自作ラフを加工、着色したものです)

 Q.この小説、軍隊が脳筋組織すぎない?

 A.お話と現実をごっちゃにしてはいけませんなぁ。
 頭いい奴が儲からない軍隊なんか入るワケないのです。
 そもそも「インテリ軍人が薄暗い司令室から冷静に的確な指示を出す」的なイメージは米軍監修のアメリカ映画によって作られた幻想であって、そんなモンは優勢かつ予算の潤沢な米海軍(海兵隊除く)と空軍にしかあてはまらないと思ってください。
 大体の国の陸軍や海兵隊は、ドロドロのグチャグチャになってクソ司令部のクソみてェな作戦を達成させるために恨み言を吐きながらイヤイヤ戦争しています。
 自分の境遇、安い給料、味方への不満、あらゆる呪詛と理不尽が精神を蝕む閉鎖環境が軍隊という肥溜めなのです。
 国家国民を守るプロ意識だの義務感だの、そんな綺麗事はみんなトイレにクソと一緒に流してしまったのです。
 そんな場所で生き残り、他人にナメられず自分の地位とついでに部下の安全を守るためには暴力に暴力で対抗するしかないのです。
 体育会系の部活の悪い部分を100倍濃くしたのが軍隊なのです。
 この小説はリアル系なので、お行儀のいい戦争などしません。ボーイスカウトもといお客さんの一日体験入隊みたいな軍隊も描きません。
 なお、この小説はフィクションですゾ☆

 Q.だからって法律無視の暴力行為しすぎじゃない?

 A.お話と現実をごっちゃにしてはいけませんなあ。
 法律無視上等のパワハラやイジメが横行して、それが明るみになっても「チッ反省してまーす」「問題とは思ってませーん」とスッとぼけて、被害者の補償にも応じないような
 大昔の軍隊的精神を伝統として受け継ぐクソみてェな常備軍が現代の民主主義の先進国にあるわけないだろ! いい加減にしろ!
 この小説はフィクションですゾ☆

 Q.度々出てくる「コロニウム素子」ってなに?

 A,大昔に地球に来た異次元の戦●ロボの装甲の欠片。
 ●隊ロボの装甲なので、これを応用したメタマテリアル装甲は攻撃を受けると火花(弾着)が散ります。
 戦●ロボの装甲なので、これを応用した勾玉で宮元園衛は変身ヒロイン紛いのことが出来ます。
 様々なハイテクノロジーの根幹を成す物質ですが、その本質は精神感応金属であること。
 知的生命体の強い精神、純粋な願いに応えて、物質の再構成、無限のエネルギーの創出まで行う……が、それは装甲片が元の姿に戻ろうとする復元行為の一種です。
 地中に鉱床として残るコロニウムは、長い年月をかけて不完全な復元を行い、装甲片が自己増殖したもの。

 Q.えっ、なにそれは…

 A.チッウッセーナ
 以下でざっくり説明したるわっ。


 ・太陽巨神 サンセスタ


 輝ける太陽の巨神。
 あらゆる次元、あらゆる宇宙で理不尽な「滅び」に苦しむ生命体を救済するために永遠の旅を続ける、善なる概念の結晶体。
 その原型は別次元の地球で建造された合体式スーパーロボットであり、当時の名残として両脚の付け根にジョイントが残っている。

 かつて"彼ら"は別次元の地球で、様々な侵略者と戦っていた。
 元々の"彼ら"は意思のない物言わぬロボットだったが、技術的アップデート、そして長い年月を共に戦った人間の戦士たちの影響により、自我と精神を持つに至った。
 毎年のように押し寄せる多種多様な侵略者との長い永い戦いの果てに……ついに悪は滅びた。
 真の平和が訪れた時、"彼ら"は自ら旅立ちを選んだ。
 宇宙は広く、並行世界は無限に広がっている。
 それらの宇宙のどこかに、侵略や破滅に苦しむ無力な生命が救いを求めているかも知れない。
「この宇宙が果てしない闇に満ちているのなら、我々が光になろう」
「生命を拒絶する悪意があるならば、我々はそれに立ち向かう善意となろう」
 かつて共に戦った正しき戦士たちの心を受け継いだ巨大な機神たちは、地球の人々に見送られ、高潔な意志で宇宙へと旅立った。
 それは、終わることのない永遠への旅立ちであった。

 "彼ら"機神たちは数十体、あるいは数百体存在するとされ、サンセスタはその一柱。
 原型は人類製のロボット兵器だが、現在の彼は恒星級のエネルギーを発生させる次元コンバート式平面動力炉と、光量子思考核を持つ独立した超機械生命体である。
 サンセスタは単体でも絶大な戦闘能力を持つが、彼は体内──かつてコクピットが存在した部分に知的生命体を搭乗させ、その精神と同調することで無限大の力を発揮する。
 真の力を発動させたサンセスタは、超新星爆発寸前の恒星表面を再現した亜空間戦闘フィールドを展開。
 必殺剣サンシャインソードを用いた最強必殺技「サンシャンソード・コロニックスーパーノヴァ」で恒星ごと敵を両断し、完全に消滅させる。
 尚、サンセスタ含む初期型機神は腕部にマニュアル式ロックボルトが存在する。
 これはロケットパンチの強制射出ボタンであり、ロックを手で押し込むことで腕部をマニュアルで発射できる。

 サンセスタは口数が少なく、人類タイプの知的生命体には無愛想と受け取られることが多い。
 だが彼は心優しく、配慮の効く性格である。
 一方で、どんな悪の詭弁にも「悪党はとりあえず黙る(喋れなくなる)までブン殴る」スタンスで押し通す魔神のごとき気迫も併せ持つ。

 彼は古代の地球に降臨し、当時の人類文明では対処不能な全長数kmの八頭大蛇型の巨大怪獣と交戦。
 これを撃破するもボディの大半を失った状態で次元転移を行い、その際に飛び散った大量の装甲片がコロニウム素子となった。

 全高:50メートル
 重量:4500.00021トン
 武装:サンシャインソード、シャインシールド(ブーメラン兼用)、シャインナックル(ロケットパンチ)、シャイントンファ、シャインハンド(チェーンつきマジックハンド)、二連装可変口径式光結晶バルカン砲×2、ショルダーミサイル、レッグミサイル、サン・ブレイズ(胸部熱線砲)

 必殺技:サンシャインソード・コロニックスーパーノヴァ、サンシャインソード・ソーラーウインド返し、ブレイズ・フィスト、グランドクロス・ジャガーサンバースト(機動母艦召喚によるシューティングコンビネーション)


 ・地球戦神 ライセンジン


 燃えたつマグマの戦神。
 あらゆる次元、あらゆる宇宙で理不尽な「滅び」に苦しむ生命体を救済するために永遠の旅を続ける、善なる概念の結晶体。
 その原型は別次元の地球で建造された合体式スーパーロボットであり、当時の名残として両脚の付け根と胴体部にジョイントが残っている。

 彼はサンセスタの同胞の光量子知性体の機神、その一柱である。
 機神たちは多種多様で、得意とする分野もそれぞれ異なる。
 サンセスタが物理攻撃特化なのに対し、ライセンジンはオカルト的な存在への攻撃能力も備えている。
 彼は魔法と区別できないほどに発達した未来科学の結晶であると同時に、神像としての属性も兼ね備えているからだ。

 ライセンジンは単体でも絶大な戦闘能力を持つが、彼は体内──かつてコクピットが存在した部分に知的生命体を搭乗させ、その精神と同調することで無限大の力を発揮する。
 巫女の祈りと勇者の意志をその身に受けたライセンジンは、燃え上がる原始地球表面を再現した亜空間戦闘フィールドを展開。
 神弓「ライセンゴーガン」から放った破魔矢で敵をマグマに釘づけにし、更に炎の不死鳥へと変型。
 自らを巨大な炎の矢とした「天罰必中・ボルカニックバード」で対象の存在概念ごと空間を粉砕する。

 ライセンジンは人類型の知的生命体には何事も即決する浅慮な性格に受け取られることが多い。
 しかし、それは彼が予知に近い未来予測で「結果を知っている」からこその即断であり、面倒臭がって説明が足りないために起こってしまう誤解である。
 余談だが、彼の同胞である機神たちの中には本物の「神様」が複数体存在する。

 彼ら機神たちは単体で敵に対抗できないと判断した時、別次元の仲間に救援を求める。
 そして必要に応じてボディの構造を組み換え、機神同士が合体することで強化形態に自己を再構成することが可能となっている。
 サンセスタとライセンジンは「地球光合体 ライジングコンビネーション」を行うことで、巨大な超機神へと変化する。

 全高:55メートル
 重量:965.00021トン
 武装:ライセンブレイカー(シールド内蔵式ソード)、ライセンシールド(ブーメラン兼用)、ライセンガンランチャー(大型ミサイル砲)、ライセンゴーガン、ライセンゴマー(ベーゴマ)、ライセンハンド(チェーンつきマジックハンド)、ライセンナックル(核融合弾頭つきロケットパンチ)、ライセンニードルタイフーン(ニードルマシンガン)、バトルシミタ―(脚部内蔵式巨大カギヅメ)、アースブレイズ(胸部熱線砲)、アースライトランス(ナギナタ)

 必殺技:天罰必中・ボルカニックバード、ライセンゴーガン・一射必中(巫女搭乗時のみ)、アースライトランス・コズミックエレクトロン(必殺剣技)、ゴッドクロス・シーザーギャラクシー(機動母艦召喚によるシューティングコンビネーション)


 ……なんでこんな細かい設定があるかというと、この辺は過去に書いた小説(格闘魔法少女もの。諸事情で公開終了済)からの流用設定だからです。
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