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国崩し・東瀬織と悪意の箱のこと
インターミッション3
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最後のインターミッション。
イラストつきで最終作戦概要と、参加メンバーを解説。
最終攻撃目標は宇宙空間――静止軌道上にある大型人工衛星である。
それは日本政府が十年の歳月をかけて部品単位で打ち上げ、宇宙空間で自らを組み上げていった、人造神ウカのメインサーバーである。
これを破壊することで、ウ計画を完全に焼却する。
破壊方法は、戦闘ユニットを貨物ロケットにより軌道上に投入。
直接攻撃により敵衛星を破壊する。
作戦の参加メンバーは以下の通り。
・東瀬織
「ほほほほ……サクッ☆と始末してさしあげますわ~~?」
唯一の直接攻撃手段となる戦闘ユニット。
人間ではないので、生命維持装置の一切を省略して貨物ロケットに搭載可能。
現代の技術では宇宙戦闘可能な個人用装備は存在しないため、彼女が唯一宇宙戦闘の可能性を持つ。
戦闘時に瀬織に外部装甲として装着される戦闘機械傀儡〈マガツチ改〉に即席の姿勢制御スラスターとソーラーパネル、放熱板、増加バッテリー等を増設、加えてコイルガンを装備し、空間戦闘仕様とする。
もちろん瀬織自身も宇宙戦闘など初めてなのだが――
「空を飛ぶようなものでしょう? なら、大体分かりますわ」
彼女の乗るロケットを無事発射させるのが、作戦の第一段階となる。
※本来の性質が神であるため、信仰により力を増す。
・宮元園衛
「とにかく、なんでも無性に切り刻みたいな?」
総大将であり最強戦力の片割れ。
政治的に追い詰められた敵方にとっては、彼女の首を取ることが唯一の逆転方法となる。
よって、園衛は囮として敵の戦力を惹き付ける。
園衛は神器〈鬼神神楽〉をまとった最強戦闘形態にて、敵を全力で殲滅する。
今まで留守番役を任されていたので士気は極めて高い。
園衛の斬撃は近接攻撃の間合(約100メートル)以内に入った物体は全て切断する。
だが大型機動兵器相手には不利なため、友軍は機動兵器の排除を優先すべし。
※随伴戦力として空繰が二体。
※南郷十字との合体攻撃が可能。
・南郷十字
「コメントを求められても困る」
遊撃戦力で最強戦力の片割れ。
今回は超重装甲増加筋力パッケージを装着し、対戦車/対ドロイド駆逐機動歩兵として敵戦力の対応にあたる。
敵方は多数の歩兵ロボットを送り込むことが予想されるため、これらの排除が主な役割となる。
超重装甲増加筋力パッケージには、数十発の対戦車兵器、対空ミサイル数十発、数百発のグレネード弾、機関砲、機銃、突撃銃等をフル装備する。
格闘攻撃には重装甲アーム先端から射出されるワイヤーネイルを用いる。
※随伴戦力として可変ドロイド一機。
※増加装甲はパージ可能。
※園衛との合体攻撃が可能。
・戦闘機械傀儡軍団
恐竜型大型機動兵器。
左大億三郎が日本各地に秘匿されていた残存機を回収。
数体が実戦投入可能となった。
しかし操縦者は左大一人しかいないため、〈ジゾライド改二〉以外は待機状態となる。
左大は〈ジゾライド改二〉で敵デルタムーバー部隊の撃破を担当する。
当機は今作戦用に重火器の艤装を完了している。
105mmライフル砲二門、ハイドラロケット弾ポッド四基、35mm機関砲二門、M2機関銃、防盾つき四連グレネードランチャー、ダブルヘッドパイルドライバー等を装備。
また、背部共通規格ハードポイントに新規の追加装備あり。
※ランフォリンクス型〈カリュウゴウ〉待機中。
※ステゴサウルス型〈ケンザン〉、ゴーストジャミングのみ使用可能。
・アズハ
「か、金にならんことはやらんで! 絶対やらへんからな! ぜ、絶対やぞっ!」
南郷が諜報要員として雇っていた女子高生ニンジャ。
既に契約は満了している上に直接戦闘となるので、今回の作戦に参加する義務はない。
仮に参加となれば敵の斥候排除が主な忍務となるだろう。
尚、契約外のボランティア活動となる。
状況に応じて一部装備を換装。
こちらの方が暗器を多く隠し持てる。
アズハ達に制服に偽装した現代忍具を提供しているのは、自衛隊の先進装備開発メーカーの重役らしい。
これは先進装備のテスト兼、重役の異常な趣味的執着によるものだとか。
状況に応じてメタマテリアル製の増加装甲〈アウターシノビプロテクター〉を装着する。
防御力が飛躍的に向上し、メタマテリアルの電磁反発を利用したトリッキーな加速が可能となる。
反面、いちいち目立つので隠密性は著しく損なわれる。
直接戦闘用の最後の切り札である。
メタマテリアルは素材であるコロニウム素子と同様、電荷を加えることで励起状態となり強度を増す。
電荷に比例して自己再錬成を行い、青→緑→黄色→赤色の順に変化する。
赤色マテリアルが最も硬度に優れ、原子一個分の薄さにまで自己錬成可能となるが、それに反比例して安定性と剛性が著しく損なわれる。
緑色マテリアルは半永久的コーティングなどが可能だが、赤色マテリアルは励起状態を解除されると10秒と経たない内に崩壊する。
※園衛と対面すると忍務に支障が生じる。
※燐との合体攻撃が可能。
・碓氷燐
「ん~? あーしがおにーさんのこと見捨てるワケないっしょ~?」
南郷が諜報要員として雇っていた女子高生ニンジャ。
既に契約は満了している上に直接戦闘となるので、今回の作戦に参加する義務はないのだが……。
能力的には支援向きで、戦闘能力は低い。
敵歩兵ドロイド相手にも苦戦は免れないだろう。
それは彼女自身も十分に自覚しているはずなのだが――
『うふふふ……あなたが望むなら、わたしが力を与えてあげる♪』
彼女は何かに憑りつかれているようだ。
※南郷に異常な執着。
※戦闘時に身体能力の大幅増加、異能発現の傾向あり。
※アズハとの合体攻撃が可能。
・その他戦力
鹵獲機動兵器WG:宮元家が数か月前に接収した機動兵器。唯一の航空戦力。
氷川朱音:瀬織の眷族だが戦力としては二線級以下。配置未定。
神喰澪:園衛の配下の女流プロボウラー。電話しても出ないので来るかどうか未定。
・敵戦力
ウ計画の残党。
瀬織の仕組んだ度重なる裏工作により政治的に孤立し、もはや満足な補給も支援も受けられないため、全戦力をこの一戦に投入してくると思われる。
火力でも電子戦でも一切の支援を受けられない彼らが取れる作戦は極めて限られている。
内通者からの情報により、敵戦力やおおまかな作戦は判明している。
敵はロケット打ち上げ時を狙って強襲攻撃を仕掛けてくるだろう。
歩兵ドロイドと可変ドロイドが合計120機。
デルタムーバーが1個中隊13両。
そしてサイボーグ兵士が一体。未確認の増加装備を装着しているとの情報あり。
・敵最終目標〈ウカ・オリジナルサーバー〉
宇宙空間、静止軌道上に存在する大型人工衛星。
廃棄された冷戦時代の攻撃衛星数機を制御下に置き、防衛システムとして運用している可能性あり。
破壊目標である人工衛星は直径10メートル、長さ50メートル程度のサイズで、機能的には大型サーバーと発電設備を内蔵した単なる通信衛星らしいが……?
イラストつきで最終作戦概要と、参加メンバーを解説。
最終攻撃目標は宇宙空間――静止軌道上にある大型人工衛星である。
それは日本政府が十年の歳月をかけて部品単位で打ち上げ、宇宙空間で自らを組み上げていった、人造神ウカのメインサーバーである。
これを破壊することで、ウ計画を完全に焼却する。
破壊方法は、戦闘ユニットを貨物ロケットにより軌道上に投入。
直接攻撃により敵衛星を破壊する。
作戦の参加メンバーは以下の通り。
・東瀬織
「ほほほほ……サクッ☆と始末してさしあげますわ~~?」
唯一の直接攻撃手段となる戦闘ユニット。
人間ではないので、生命維持装置の一切を省略して貨物ロケットに搭載可能。
現代の技術では宇宙戦闘可能な個人用装備は存在しないため、彼女が唯一宇宙戦闘の可能性を持つ。
戦闘時に瀬織に外部装甲として装着される戦闘機械傀儡〈マガツチ改〉に即席の姿勢制御スラスターとソーラーパネル、放熱板、増加バッテリー等を増設、加えてコイルガンを装備し、空間戦闘仕様とする。
もちろん瀬織自身も宇宙戦闘など初めてなのだが――
「空を飛ぶようなものでしょう? なら、大体分かりますわ」
彼女の乗るロケットを無事発射させるのが、作戦の第一段階となる。
※本来の性質が神であるため、信仰により力を増す。
・宮元園衛
「とにかく、なんでも無性に切り刻みたいな?」
総大将であり最強戦力の片割れ。
政治的に追い詰められた敵方にとっては、彼女の首を取ることが唯一の逆転方法となる。
よって、園衛は囮として敵の戦力を惹き付ける。
園衛は神器〈鬼神神楽〉をまとった最強戦闘形態にて、敵を全力で殲滅する。
今まで留守番役を任されていたので士気は極めて高い。
園衛の斬撃は近接攻撃の間合(約100メートル)以内に入った物体は全て切断する。
だが大型機動兵器相手には不利なため、友軍は機動兵器の排除を優先すべし。
※随伴戦力として空繰が二体。
※南郷十字との合体攻撃が可能。
・南郷十字
「コメントを求められても困る」
遊撃戦力で最強戦力の片割れ。
今回は超重装甲増加筋力パッケージを装着し、対戦車/対ドロイド駆逐機動歩兵として敵戦力の対応にあたる。
敵方は多数の歩兵ロボットを送り込むことが予想されるため、これらの排除が主な役割となる。
超重装甲増加筋力パッケージには、数十発の対戦車兵器、対空ミサイル数十発、数百発のグレネード弾、機関砲、機銃、突撃銃等をフル装備する。
格闘攻撃には重装甲アーム先端から射出されるワイヤーネイルを用いる。
※随伴戦力として可変ドロイド一機。
※増加装甲はパージ可能。
※園衛との合体攻撃が可能。
・戦闘機械傀儡軍団
恐竜型大型機動兵器。
左大億三郎が日本各地に秘匿されていた残存機を回収。
数体が実戦投入可能となった。
しかし操縦者は左大一人しかいないため、〈ジゾライド改二〉以外は待機状態となる。
左大は〈ジゾライド改二〉で敵デルタムーバー部隊の撃破を担当する。
当機は今作戦用に重火器の艤装を完了している。
105mmライフル砲二門、ハイドラロケット弾ポッド四基、35mm機関砲二門、M2機関銃、防盾つき四連グレネードランチャー、ダブルヘッドパイルドライバー等を装備。
また、背部共通規格ハードポイントに新規の追加装備あり。
※ランフォリンクス型〈カリュウゴウ〉待機中。
※ステゴサウルス型〈ケンザン〉、ゴーストジャミングのみ使用可能。
・アズハ
「か、金にならんことはやらんで! 絶対やらへんからな! ぜ、絶対やぞっ!」
南郷が諜報要員として雇っていた女子高生ニンジャ。
既に契約は満了している上に直接戦闘となるので、今回の作戦に参加する義務はない。
仮に参加となれば敵の斥候排除が主な忍務となるだろう。
尚、契約外のボランティア活動となる。
状況に応じて一部装備を換装。
こちらの方が暗器を多く隠し持てる。
アズハ達に制服に偽装した現代忍具を提供しているのは、自衛隊の先進装備開発メーカーの重役らしい。
これは先進装備のテスト兼、重役の異常な趣味的執着によるものだとか。
状況に応じてメタマテリアル製の増加装甲〈アウターシノビプロテクター〉を装着する。
防御力が飛躍的に向上し、メタマテリアルの電磁反発を利用したトリッキーな加速が可能となる。
反面、いちいち目立つので隠密性は著しく損なわれる。
直接戦闘用の最後の切り札である。
メタマテリアルは素材であるコロニウム素子と同様、電荷を加えることで励起状態となり強度を増す。
電荷に比例して自己再錬成を行い、青→緑→黄色→赤色の順に変化する。
赤色マテリアルが最も硬度に優れ、原子一個分の薄さにまで自己錬成可能となるが、それに反比例して安定性と剛性が著しく損なわれる。
緑色マテリアルは半永久的コーティングなどが可能だが、赤色マテリアルは励起状態を解除されると10秒と経たない内に崩壊する。
※園衛と対面すると忍務に支障が生じる。
※燐との合体攻撃が可能。
・碓氷燐
「ん~? あーしがおにーさんのこと見捨てるワケないっしょ~?」
南郷が諜報要員として雇っていた女子高生ニンジャ。
既に契約は満了している上に直接戦闘となるので、今回の作戦に参加する義務はないのだが……。
能力的には支援向きで、戦闘能力は低い。
敵歩兵ドロイド相手にも苦戦は免れないだろう。
それは彼女自身も十分に自覚しているはずなのだが――
『うふふふ……あなたが望むなら、わたしが力を与えてあげる♪』
彼女は何かに憑りつかれているようだ。
※南郷に異常な執着。
※戦闘時に身体能力の大幅増加、異能発現の傾向あり。
※アズハとの合体攻撃が可能。
・その他戦力
鹵獲機動兵器WG:宮元家が数か月前に接収した機動兵器。唯一の航空戦力。
氷川朱音:瀬織の眷族だが戦力としては二線級以下。配置未定。
神喰澪:園衛の配下の女流プロボウラー。電話しても出ないので来るかどうか未定。
・敵戦力
ウ計画の残党。
瀬織の仕組んだ度重なる裏工作により政治的に孤立し、もはや満足な補給も支援も受けられないため、全戦力をこの一戦に投入してくると思われる。
火力でも電子戦でも一切の支援を受けられない彼らが取れる作戦は極めて限られている。
内通者からの情報により、敵戦力やおおまかな作戦は判明している。
敵はロケット打ち上げ時を狙って強襲攻撃を仕掛けてくるだろう。
歩兵ドロイドと可変ドロイドが合計120機。
デルタムーバーが1個中隊13両。
そしてサイボーグ兵士が一体。未確認の増加装備を装着しているとの情報あり。
・敵最終目標〈ウカ・オリジナルサーバー〉
宇宙空間、静止軌道上に存在する大型人工衛星。
廃棄された冷戦時代の攻撃衛星数機を制御下に置き、防衛システムとして運用している可能性あり。
破壊目標である人工衛星は直径10メートル、長さ50メートル程度のサイズで、機能的には大型サーバーと発電設備を内蔵した単なる通信衛星らしいが……?
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