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国崩し・東瀬織と悪意の箱のこと
国崩し・東瀬織と悪意の箱のこと28-炎上編-
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古今東西、官僚という人種は、自分の仕事が増えることを最も嫌うものです。
わたくし、東瀬織が実際に見てきた1000年前も今も、変わりのないことでございます。
特に中央官庁の官僚は常日頃から残業当然の激務であります。そこに追加で仕事を捻じ込まれるなど冗談ではないのですね。
給料以上の仕事を、余計な責任やら守秘義務をオマケに押し付けられるのだとしたら、どんな官僚でも答は決まっております。
「謹んでお断りいたします」
と。
丁寧に、ありったけの不快感を糖衣に包んで、相手に投げ返すのでございます。
そんな具合で、内閣府の某さんは法務省と警視庁から追い返された上に、手懐けていたはずの防衛省のお偉方からも
「話が違うじゃないか! 菰池さんっ!」
「あうあうあう……」
と針のむしろでグッサグサ♪ だったと、間者からの報告がきております。
防衛省の皆さんは、ウ計画に協力することで退官後の天下り先とか、親類縁者の待遇とか、あわよくば国会議員に転身とかのお世話を確約されていたのでしょうが、目下の騒動に巻き込まれてしまいました。
左大さんの情報工作で、自衛隊の違法出動が明らかになったので、政治家先生とますこみの上と下からさんどいっち♪ ギュウッと挟まれて潰されそうになっております。
政治家先生はウ計画のことなんて極一部の閣僚しか知らないので、自衛隊の暴走にしか映りません。
「自衛隊はどういうつもりだ!」
と、与野党から防衛大臣が口撃されても、大臣すら預かり知らぬことなので国会中継でも
「事実確認中で……モゴモゴ」
と真っ青な顔で有耶無耶な態度を取るしか出来ません。
で、大臣が防衛省内の関係者を詰問すると、ウ計画がどうこうと陰謀論紛いのわけの分からない言い訳を聞かされるので、烈火のごとく防衛官僚を叱責して責任追及。
「キミらの独断で! そんなワケの分からない陰謀のために部隊を動かしたのか! ここは法治国家だぞ! そんなことすら分からんのかッッッッッ!」
大臣にボロクソに叩かれた防衛官僚の皆さんは、その責任を更にウ計画の関係者に転嫁するわけです。
「もうあんたらに関わるのは御免だ! これ以上は機材の損失も隠し通せない! 我々の立場が危ういんだよ! 分かっているのか!」
それに対して、内閣府の……菰池さんでしたか?
彼はペコペコと必死に頭を下げるしかないのです。
「情報伝達に不備があったのです……申し訳ありません……この埋め合わせは必ず……あ、いや上司と協議して……」
ホホホ……小役人の悲哀ですわね。
永遠の国家安寧を目的とした秘密の計画などと大仰なフカシをこいておりますが、所詮は人と人の利権で繋がれた細い糸。
そんなものをブッツリと切断するなぞ、容易いことでございます。
でもって、この国の政府の中枢にいらっしゃる閣僚の皆さんのお友達関係も、ぐっちゃぐっちゃに掻き回してさしあげます。
閣僚の皆さんの会議がどんな状況だったかは、既にこちらの協力者として取り込んである江田島先生を通して大体伝わってきました。
謎の武装勢力と非公式出動した自衛隊との戦闘行為――という危機的状況を正しく認識している議員先生は……一人もいらっしゃらなかったようです。
ある先生は
「支持率が低下しちゃうよ……。困るんだよね、まだ国会始まったばかりなのに……」
と、世間体を気にしていたようです。
ある先生は
「どうせ1週間もすれば国民は忘れますよ。記者クラブも適当に対応しておけば良い」
と、一過性の騒動と考えていたようです。
ある先生は
「爺さんの代のナントカ計画? そんなもので迷惑かけられたら困るんだよね。担当はどこ? 内閣府? 総務省? まあ、キツく言っておいて」
と、ウ計画の重大性もまるで理解せずに補佐官に丸投げ。
その補佐官にしても、計画のことなんてまるで知らない様子。
なにせ補佐官にしても世襲だったり身内人事だったりするので、何十年も前の計画の詳細など知ったことではないのです。
歴代の補佐官の中にはウ計画を熱心に支持していた人もいたかも知れませんが、情報の引き継ぎなどやったのかやっていないのか、少なくとも情熱までは継承されなかったようですね。
そんな会議の席上、首相補佐官の一人が
「これは……敵の策略なのでは?」
などと中々鋭い洞察力を発揮したものの――
「はははは! 敵って誰だよ?」
「戦争中じゃあるまいし。それとも野党の工作かな、これは?」
「キミィ~、空気を読みたまえよ? ハハハハハハ!」
現状認識の甘い先生方は、冗談だと思って笑い飛ばしたそうです。
この補佐官の方は先生方をどう思ったでしょうかね~~?
ま、生まれた時から苦労知らず、闘争のなんたるかも知らず、痺れるような悪意と殺意に触れたこともなく、己が権力と財が永遠に続くと錯覚している貴族ずれの世襲議員様には、正しい現状認識は難しかったようですね?
この閣僚先生の中に、一人でも兵法を知る人がいれば中々に手強い対策をされたかも知れません。
尤も、わくたし達の手先である江田島先生がそれを撹乱してくださるのですが。
「火消し対応の方は……いつも通りで良いですよねぇ?」
江田島先生も愚鈍な閣僚先生のように笑いながら、さりげなく間違った対応を指示してくださいました。
つまり、いつもの不祥事と同じ対応をするだけで良いだろう、という危機感の欠片もない提案。
記者団には適当に記事になる情報だけを流し、無駄に首を突っ込むようなら「記者クラブ出入り禁止」という罰を与えるので自制しろと匂わせる。
一般大衆に対しては下請けのねっと工作業者と、党支部の熱狂的支持者さん達が火消しの対応。前者は主にSNSのとれんど工作。後者は各種掲示板における話題そらし。
これは物凄い悪手なのですが、閣僚先生は
「ああ、それでいいよ」
と適当に承諾。
江田島先生、したり顔でにんまり。
いわば火事に消火剤の代わりに灯油をぶっかけるような所業でございます。
加えて、江田島先生によって閣僚先生の汚職、談合、不正献金諸々が漏洩されて、国会はすっちゃかめっちゃか。
本来ならバレるわけのない暗部が露呈されたので、閣僚の皆さまは大慌てです。
更に江田島先生は
「この中に裏切り者がいるのでは?」
と口にして疑心暗鬼を抱かせ、貴族のお茶会めいた閣僚会議は険悪な雰囲気に突き進んでいきます。
こうなると、もはやウ計画になぞ構っている余裕はない。
閣僚先生たちにとっては自分達が生まれる前から始まって、完成するのが100年先という絵に描いた餅に等しき夢物語よりも、目先の損得勘定の方が大事に決まっているのです。
さて、閣僚先生の協力を得られなくなったウ計画は……どうなるんでしょうねぇ~~?
もうお金も戦力も権力も自由にならないんじゃないですか~~?
間者から伝わってきた話では、内閣府の少し偉い方……菰池さんの上司、おそらくウ計画の全貌を唯一知っている上級管理職の方が
「私が直接、各省庁の連中を分からせてやるッ!」
と息巻いて、まずは総務省に殴り込んだそうですが――
結果は、慇懃無礼な言葉の暴力と縦割り構造の壁に始業から終業までお昼休みを挟んで8時間ネチネチネチネチ、タコ殴りにされて精神崩壊。
休職に追い込まれた後、海に釣りに出かけて、そのまま自殺されちゃったそうです。
攻撃的な人ほど打たれ弱いものです。
もはや敵の指揮系統は壊滅したも同然。
だ・け・ど、まだまだ燃やし足りませんわ♪
わたくしが油をかけて、灰になるまで燃やし尽くしたいのは、閣僚先生でも官僚さんでもありません。
あのウカという、忌々しい小娘の存在そのものなのですから。
さて、次の一手を打つ前に……こちらの手駒をもう一つ増やしておくとしましょうか。
わたくし、東瀬織が実際に見てきた1000年前も今も、変わりのないことでございます。
特に中央官庁の官僚は常日頃から残業当然の激務であります。そこに追加で仕事を捻じ込まれるなど冗談ではないのですね。
給料以上の仕事を、余計な責任やら守秘義務をオマケに押し付けられるのだとしたら、どんな官僚でも答は決まっております。
「謹んでお断りいたします」
と。
丁寧に、ありったけの不快感を糖衣に包んで、相手に投げ返すのでございます。
そんな具合で、内閣府の某さんは法務省と警視庁から追い返された上に、手懐けていたはずの防衛省のお偉方からも
「話が違うじゃないか! 菰池さんっ!」
「あうあうあう……」
と針のむしろでグッサグサ♪ だったと、間者からの報告がきております。
防衛省の皆さんは、ウ計画に協力することで退官後の天下り先とか、親類縁者の待遇とか、あわよくば国会議員に転身とかのお世話を確約されていたのでしょうが、目下の騒動に巻き込まれてしまいました。
左大さんの情報工作で、自衛隊の違法出動が明らかになったので、政治家先生とますこみの上と下からさんどいっち♪ ギュウッと挟まれて潰されそうになっております。
政治家先生はウ計画のことなんて極一部の閣僚しか知らないので、自衛隊の暴走にしか映りません。
「自衛隊はどういうつもりだ!」
と、与野党から防衛大臣が口撃されても、大臣すら預かり知らぬことなので国会中継でも
「事実確認中で……モゴモゴ」
と真っ青な顔で有耶無耶な態度を取るしか出来ません。
で、大臣が防衛省内の関係者を詰問すると、ウ計画がどうこうと陰謀論紛いのわけの分からない言い訳を聞かされるので、烈火のごとく防衛官僚を叱責して責任追及。
「キミらの独断で! そんなワケの分からない陰謀のために部隊を動かしたのか! ここは法治国家だぞ! そんなことすら分からんのかッッッッッ!」
大臣にボロクソに叩かれた防衛官僚の皆さんは、その責任を更にウ計画の関係者に転嫁するわけです。
「もうあんたらに関わるのは御免だ! これ以上は機材の損失も隠し通せない! 我々の立場が危ういんだよ! 分かっているのか!」
それに対して、内閣府の……菰池さんでしたか?
彼はペコペコと必死に頭を下げるしかないのです。
「情報伝達に不備があったのです……申し訳ありません……この埋め合わせは必ず……あ、いや上司と協議して……」
ホホホ……小役人の悲哀ですわね。
永遠の国家安寧を目的とした秘密の計画などと大仰なフカシをこいておりますが、所詮は人と人の利権で繋がれた細い糸。
そんなものをブッツリと切断するなぞ、容易いことでございます。
でもって、この国の政府の中枢にいらっしゃる閣僚の皆さんのお友達関係も、ぐっちゃぐっちゃに掻き回してさしあげます。
閣僚の皆さんの会議がどんな状況だったかは、既にこちらの協力者として取り込んである江田島先生を通して大体伝わってきました。
謎の武装勢力と非公式出動した自衛隊との戦闘行為――という危機的状況を正しく認識している議員先生は……一人もいらっしゃらなかったようです。
ある先生は
「支持率が低下しちゃうよ……。困るんだよね、まだ国会始まったばかりなのに……」
と、世間体を気にしていたようです。
ある先生は
「どうせ1週間もすれば国民は忘れますよ。記者クラブも適当に対応しておけば良い」
と、一過性の騒動と考えていたようです。
ある先生は
「爺さんの代のナントカ計画? そんなもので迷惑かけられたら困るんだよね。担当はどこ? 内閣府? 総務省? まあ、キツく言っておいて」
と、ウ計画の重大性もまるで理解せずに補佐官に丸投げ。
その補佐官にしても、計画のことなんてまるで知らない様子。
なにせ補佐官にしても世襲だったり身内人事だったりするので、何十年も前の計画の詳細など知ったことではないのです。
歴代の補佐官の中にはウ計画を熱心に支持していた人もいたかも知れませんが、情報の引き継ぎなどやったのかやっていないのか、少なくとも情熱までは継承されなかったようですね。
そんな会議の席上、首相補佐官の一人が
「これは……敵の策略なのでは?」
などと中々鋭い洞察力を発揮したものの――
「はははは! 敵って誰だよ?」
「戦争中じゃあるまいし。それとも野党の工作かな、これは?」
「キミィ~、空気を読みたまえよ? ハハハハハハ!」
現状認識の甘い先生方は、冗談だと思って笑い飛ばしたそうです。
この補佐官の方は先生方をどう思ったでしょうかね~~?
ま、生まれた時から苦労知らず、闘争のなんたるかも知らず、痺れるような悪意と殺意に触れたこともなく、己が権力と財が永遠に続くと錯覚している貴族ずれの世襲議員様には、正しい現状認識は難しかったようですね?
この閣僚先生の中に、一人でも兵法を知る人がいれば中々に手強い対策をされたかも知れません。
尤も、わくたし達の手先である江田島先生がそれを撹乱してくださるのですが。
「火消し対応の方は……いつも通りで良いですよねぇ?」
江田島先生も愚鈍な閣僚先生のように笑いながら、さりげなく間違った対応を指示してくださいました。
つまり、いつもの不祥事と同じ対応をするだけで良いだろう、という危機感の欠片もない提案。
記者団には適当に記事になる情報だけを流し、無駄に首を突っ込むようなら「記者クラブ出入り禁止」という罰を与えるので自制しろと匂わせる。
一般大衆に対しては下請けのねっと工作業者と、党支部の熱狂的支持者さん達が火消しの対応。前者は主にSNSのとれんど工作。後者は各種掲示板における話題そらし。
これは物凄い悪手なのですが、閣僚先生は
「ああ、それでいいよ」
と適当に承諾。
江田島先生、したり顔でにんまり。
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加えて、江田島先生によって閣僚先生の汚職、談合、不正献金諸々が漏洩されて、国会はすっちゃかめっちゃか。
本来ならバレるわけのない暗部が露呈されたので、閣僚の皆さまは大慌てです。
更に江田島先生は
「この中に裏切り者がいるのでは?」
と口にして疑心暗鬼を抱かせ、貴族のお茶会めいた閣僚会議は険悪な雰囲気に突き進んでいきます。
こうなると、もはやウ計画になぞ構っている余裕はない。
閣僚先生たちにとっては自分達が生まれる前から始まって、完成するのが100年先という絵に描いた餅に等しき夢物語よりも、目先の損得勘定の方が大事に決まっているのです。
さて、閣僚先生の協力を得られなくなったウ計画は……どうなるんでしょうねぇ~~?
もうお金も戦力も権力も自由にならないんじゃないですか~~?
間者から伝わってきた話では、内閣府の少し偉い方……菰池さんの上司、おそらくウ計画の全貌を唯一知っている上級管理職の方が
「私が直接、各省庁の連中を分からせてやるッ!」
と息巻いて、まずは総務省に殴り込んだそうですが――
結果は、慇懃無礼な言葉の暴力と縦割り構造の壁に始業から終業までお昼休みを挟んで8時間ネチネチネチネチ、タコ殴りにされて精神崩壊。
休職に追い込まれた後、海に釣りに出かけて、そのまま自殺されちゃったそうです。
攻撃的な人ほど打たれ弱いものです。
もはや敵の指揮系統は壊滅したも同然。
だ・け・ど、まだまだ燃やし足りませんわ♪
わたくしが油をかけて、灰になるまで燃やし尽くしたいのは、閣僚先生でも官僚さんでもありません。
あのウカという、忌々しい小娘の存在そのものなのですから。
さて、次の一手を打つ前に……こちらの手駒をもう一つ増やしておくとしましょうか。
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