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第三話

剣舞のこと・舞姫は十字星に翔ぶ11

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 ハローワークを後にして、園衛は一旦屋敷まで戻った。
 とんだ回り道をしてしまったが、南郷に済ませてもらう用事がある。
 蔵の中に鎮座する〈タケハヤ〉に、その主が久方ぶりに対面した。
「タケハヤ、警戒モード解除」
『イエッサー コマンド を 確認 しました スタンディングモード から ビークルモード 駐機状態 へ 移行 します』
 南郷の命令を受けるや、機体の各部が折り畳まれ、〈タケハヤ〉はバイクへと変型した。
 こうなると、少し変わった形のバイクが駐車しているようにしか見えず、四肢を備えたロボット形態になるなど誰も想像できない。
 様子を見ていた篝が、呆れ半分と感心半分の妙な声を上げた。
「ふぇぇ~~、なんですかコレ。なんでバイクに変型するんですかあ? 意味あるんです?」
 南郷は答えない。それすらも秘、ということだ。
 園衛は軽く溜息を吐くと、南郷の真横に立った。園衛は背が高い。南郷と、ほぼ同じ目線だった。
「黙秘を貫くのも良いが、それではお互いの利益になるまい」
「洗いざらい話して、俺に何の益が?」
「自衛隊にツテがある。そいつを持っていけば、修理くらい出来るかも知れんぞ?」
 南郷は十秒ほど考えてから、園衛の方を見ずに答えた。
「……分かった」
 冷たい声だった。殺気すら感じる。
 彼の考えていることは、おおよそ察しがつく。
 不審に思ったら移動中にでも逃げ出すつもりだ。仮に何かの罠にはめられた場合の脱出方法も練り始めている。
 悲しいかな、南郷十字とは基本的に他人を信用しないのだ。
 園衛は困ったように肩をすくめた。
「そうツンツンするな。同行するのは私だけだ。軽トラも私が運転しよう」
「軽トラ……」
「それとも、キミが運転するか?」
 町内に原付を配送するがごとき絵面を想像したのか、南郷は複雑な表情をしていた。
 自分から運転をするかと勧めた園衛だが、気がかりな点が思い浮かんだ。
「そういえば南郷くん、キミ……免許は持ってるのか」
「バイクのも車のも持って……ますよ」
 妙な引っかかりがある答え方だ。
「……免許の更新は?」
 南郷は答えない。秘、ということだ。
 尤も、少し考えれば答は明らかなわけで、園衛は呆れて嘆息した。
「はぁ……運転は私がやる。積み込みは頼むぞ」
「……了解」
 どこか心苦しき南郷の応答は、奇しくも園衛が初めて聞く明確なイエスだった。

 白い軽トラックの荷台に、黒いバイクがロープでしっかりと固定されている。
 園衛の運転する軽トラックは、高速道路経由の約一時間半の道程を越えて、県西の某所にやって来た。
 そこは関東地方が平野であることを実感させる、広大な平地である。
 目に見えるのは乾燥した畑と、フェンスに覆われた滑走路。
 航空自衛隊百里基地の敷地をフェンスに沿って少し南下すると、目的の場所に着く。
 ゲート横の縦書きの看板には〈防衛装備庁 土浦試験場 小美玉分舎〉と二行に分けて長々と掲示されていた。
 軽トラックはゲート前で一時停止。
 園衛は窓を開けて。守衛の隊員に顔を出した。
「私だ。連絡はいっていると思うが?」
 民間人らしからぬ態度だが、守衛は背筋を伸ばした敬礼でそれに応えた。
「はい! お待ちしておりました!」
 滞りなくゲートが開いていくのを、助手席の南郷は不満げに眺めていた。
「フン……技本の分舎だってのに、まるで自分の庭って感じだな。いい御身分だ」
「技本か。古い呼び方だな?」
 技本――技術研究本部の略称だ。
 ここはかつて防衛省技術研究本部の施設だったが、外局の防衛装備庁として分離再編された現在では、もう使われていない名称だ。
 南郷の口から、そんな過去の名称が出てきたということは、技本と関わりがあった証左であろう。
 敷地内の駐車場に軽トラックを停めると、背広姿の壮年男性が園衛を出迎えた。
「こんなむさ苦しい所にィ……フヒヒヒヒ! 良く、よく、ヨク、いらっしゃいましたァ、園衛様ァ!」
 薄気味悪い笑みを浮かべて、揉み手で園衛に何度も頭を下げる男性。
 それは媚びへつらうというより、信仰対象を崇拝しているような態度だった。
「坐光寺さん、そんなペコペコせんで良いから。荷物を降ろすのを手伝ってください」
「もち、もちろん! すっぐにやらせますゥ!」
 言った傍から、作業着姿の隊員が数名、軽トラックの荷台に取りかかった。荷台には〈タケハヤ〉の他、装甲服の入ったケースも積まれていた。
 一連のやり取りを見て、南郷の顔には更に不満と不信が浮かんでいた。
「どいつもこいつもソノエサマ、ソノエサマと……カルトの教祖かあんたは?」
「私がそう呼べと言ってるんじゃないぞ。みんな、いつの間にかそう呼んでるだけでなあ……」
「俺も『様』づけするとでも?」
「それはゾッとせんな。キミには、いつまでも対等な立場でいてほしいよ」
 南郷は「フン」と鼻を鳴らして車から降りた。皮肉っぽい対応だが、拒絶は感じられなかった。
 そして、固定用のロープを外された〈タケハヤ〉に命令を出す。
「スタンディングモード 俺の前について自走しろ」
『イエッサー』
 〈タケハヤ〉が変型して立ち上がるのを見て、隊員たちが「うわっ」と驚愕の声を上げた。
 坐光寺だけは、ニタニタと笑いながら南郷に近づいていった。
「フヒヒヒ……11式の試作車じゃないか。全部ブッ壊れたって聞いてたけどォ……」
「お生憎様、最後の生き残りだ」
「キミも、そうみたいだねぇ?」
 ニヤつく坐光寺が癇に障ったのか、南郷は冷たく睨みつけた。
 坐光寺は怯えているのか虚仮にしているのかも定かではない態度で、ストレッチでもするように首を回した。
「ハーーハハ、こーわいこわいネ。怒らないでよ。キミの事情、詳しくは知らないんだ。ワタシはデルタムーバーの担当なんでネ」
「知らないなら首を突ッ込まないでほしいね」
「ゴメンねぇ~? ガレージで、11式の元担当者が待ってるヨ?」
 南郷は口を真一文字に結んで、それ以上は何も喋ろうとしなかった。
 〈タケハヤ〉を先行させて進むのは、南郷の警戒心の現れだ。センサーによって周囲を警戒しつつ、万が一の場合は盾にもできる。
 園衛にとっては当然のことだが、そのまま何事もなくガレージに到着した。
 ガレージには作業着の若い隊員が7名と、班長と思しき初老の男性がいた。
「よう、疫病神。まだ生きてたのか?」
 開口一番、班長から悪態が飛んできた。南郷に向けて言っている。
 親しみ深さを込めた憎まれ口ではない。心底から嫌味が篭っていた。
 この男性とは園衛は面識がない。坐光寺の言っていた通り、担当が違うのだ。
 南郷は〈タケハヤ〉の前に出ると、班長を正面から見据えた。
「生憎と、運悪く死に損なった」
「オレに詫びの一言もねぇのか? あ?」
「あんたの事情なんか知ったこっちゃないね、四方山さん」
 四方山と呼ばれた男は「チッ」とわざと聞こえるように舌打ちをした。
 そして、南郷の横を素通りして園衛の前で会釈をした。
「宮元さんですね。課長から、お話は伺っています。正直、この仕事は気乗りしませんが、我々を拾ってくださった御恩があります。仕事と思って割り切ります」
「ン……事情がおありで?」
 南郷と険悪なのは理由があるようだ。それとなく聞いてみる。
 四方山は息を「フウッ」と吐き捨てて、眉間に皺を寄せて怒りを露わにした。
「あいつが昔、えらいことしてくれましてね。おかげで、この機体の開発に関わってた連中は全員左遷ですよ。11式支援戦闘オートバイ試作車。イワクつきになったコイツはお偉方に難癖つけられてボツにされたんです」
「というと、あなたは開発チームの……」
「ええ、チーフエンジニアでした。当時、防衛省に出向してましてね。南郷の使ってる、コイツの面倒も看てた。オレはアフリカに飛ばされそうになった所をここに拾われて、出向社員って形で勤務してます」
 篝が以前に言っていた、〈タケハヤ〉が谷先重工製の試作車かも知れないという推測は当たっていたようだ。
 それを使っている南郷も防衛省と関係がある、ということになる。
 ここまで来たらもう隠す必要はない、と南郷も観念したらしい。いや、諦めがついたのか。
 自嘲気味の笑いを零して、園衛を横目で見た。
「俺は昔、どっかのお偉いさんの使い走りしてたのさ。利害が一致してたからな」
「怪物を殺すことがか?」
「改造人間をブッ殺すのは、あくまで手段だ。お偉いさんにとっては、利権の絡んだ縄張り争い。俺にとっては――」
 言葉の途中で、言い、澱む。
 一瞬、南郷の笑いが歪んだ。別の感情に表情が揺らぎ、歯を噛み締めるのが見えた。
「――俺は、取り返したいものがあった。それだけ……だ」
 南郷の顔から血の気が引いていた。
 立ち眩むように姿勢を崩して、ふらつきながら園衛の横を通り過ぎて、ガレージから出ていった。
 無意識に南郷の後を追おうとした園衛だったが、四方山の声が足をその場に繋ぎとめた。
「南郷がお偉いさんの揉め事に首突っ込んだのは、女が理由って話です」
「女……?」
「噂で聞いたんです。同い年の女の子を、敵対組織……暁のイルミナってのに攫われたのを取り返そうとしてたって」
 初めて聞く話だ。しかし、あくまで噂で真偽は確かめようがない。
 だが、南郷の動揺を見れば真実味のある噂ではある。
 その攫われた少女がどういう結末を迎えたかは――想像に難くはない。だが、考えない。
 邪推で彼の心を踏み荒らすべきではない。絶対に。
「ロボットと装甲服の整備、よろしくお願いします」
 そう告げて立ち去ろうとした園衛の背中に、また四方山が声をかけた。
「宮元さん、あんまりあいつに関わらん方が良いですよ。あいつはね、人殺しなんですよ」
 園衛は振り向かない。聞こえていても、答はしない。
「あいつはね、医薬庁と防衛省の偉いさんを殺したんですよ。オレたちゃ、そのトバッチリだ!」
 吐き捨てられた怨嗟が、背中越しに胸を焼き焦がす。
 園衛は南郷の背中を追いかけるが、距離が縮まらない。遠く手が届かない。
 だから、速足で追いかける。
 コンクリートの床に靴音を鳴らして、不作法も上等に、追いついた。
「一人じゃ帰れんくせに、先走るな」
 並んで歩きながら、笑って南郷に声をかけた。
 南郷は相変わらず園衛を見ようとしないが、知ったことではなかった。
 すっかり夕方になった頃、園衛の軽トラックは農道を走っていた。
 〈タケハヤ〉を小美玉分舎に預けて、今はもう屋敷のある街の外れまで帰ってきていた。
 田畑を突っ切る広域農道だが、既に稲刈りを終えた耕地には土が露出している。
 園衛はアクセルを緩めて、車の速度を落とした。
「この辺の田んぼは、春になると良い風景になるんだ。水が注がれて田植えが始まるまでのほんの短い間だが、一面が空を映す湖みたいになる。とても綺麗で、私は子供の頃から好きなんだ」
 自然と柔らかい口調になる。
 他人にこうも赤裸々に話せるのは、何年ぶりだろうか。
 南郷は窓の外を見ている。地元案内なのに自分語りをしている園衛に呆れているのか、もしくは風景に見入っているのか。
 運転中なので、園衛から南郷の表情は良く見えなかった。
「田植えの時期って……来年でしょう? 俺がここに居つくとは限りませんぜ」
「いつまでもいてくれて構わんよ」
 南郷は窓の外を見たまま、答えなかった。
 園衛は少し車を加速させて、話を切り替える。
「南郷くん、昨日の晩は何を食べた?」
 家の食事は使用人に作らせており、献立も一任している。来客用の食事は家族とは別に用意されていることも多い。
「何って……焼き魚……サワラですか? それと大根と人参の煮物と……」
「どうだった?」
「旅館の食事みたいでしたよ。悪くはなかった」
「そうか。今日は私が夕食を作るから、一緒に食べよう」
 南郷がまた押し黙った。表情は見なくても分かる。難色を示している。
 理由は分かる。一緒に食べる、ということは園衛の両親とも同席することを想像しているのだ。
 娘の連れてきた見ず知らずの男が、他所の親と一緒に食事するというお見合い紛い、もしくは審問界のごとき地獄の晩餐会など冗談ではあるまい。
「案ずるな。両親は外出している。今日は私と空理恵しかいないよ」
「だからって、別にあんたが作らなくても……」
「妹が約束したらしいじゃないか。私の料理を食べさせると」
「ム……」
「まあ、楽しみにしておきたまえ」
 園衛としても、吝かではない。
 家族以外の人間に料理を振る舞うのは初めてのことだ。
 年端もなく、少女のように心が躍っていた。
 何を作るのかは、もう決まっている。

 やがて日が暮れて、夕餉の時がきた。
 南郷は食堂に案内されていた。昨日は別室で一人で食べたので、賓客用の豪奢な食堂に座るのは初めてだった。
 正直な所、南郷はこういう派手な雰囲気の場所は嫌いだった。
 こんな食堂まで用意されている格式高い家のお嬢様が作る料理など、想像しただけで胸焼けがする。
 どうせ自分の口には合うまい……と人生のような諦観で食事を待つ。
 何の楽しみもない待ち時間が15分ほど経過した後、厨房に続くドアが開いた。
「おまたせ~」
 空理恵が皿を持って入ってきた。
「約束通り~、姉上の手料理でーっす!」
 自信満々、空理恵がテーブルに皿を乗せた。
 皿の上の料理は南郷の予想とは真逆の、期待を裏切る期待外れの――パスタだった。
 何の具も、ソースもない。
 オリーブオイルとニンニク、トウガラシが絡めてあるだけの、ペペロンチーノだった。
 南郷の口元に皮肉めいた笑みが浮かんだ。
 なるほど、上手く担がれたというわけだ。
 俺のような人間の身の程を知らせる料理。俺のような下賤に相応しい料理。それを振るまう、マウント行為なのだろう。
 どうせ食い物など腹に入ればカロリーバーもステーキも大差ない。食事など、熱量と栄養素を摂取するだけのつまらない行為。
 とっとと、この茶番を終わらせてしまおうと、南郷はフォークを持った。
 スプーンも添えてあるが、使わない。そもそも本場イタリアではパスタは豪快に啜って食うものだ。お上品にスプーンを使うのは日本くらいだろう。そんな、どこの誰がいつ始めたかも分からない日本限定ローカルルールなマナーもどきなぞ知ったことではない。
 フォークを回転させて、くるりとオリーブ滴るパスタを巻きつけて、口の中に運んだ。
「ン……?」
 失望を裏切る味が、舌に広がる。
 ニンニクとオリーブオイルの絶妙な配合バランスを強めの塩が引き立て、それにトウガラシが僅かな辛味を点火する。
 心地の良い刺激と香りが、鼻に突きぬけてくる。
 厨房から、エプロンを付けた園衛が食堂に入ってきた。髪もポニーテールに結っている。
 園衛は少し照れ臭そうに、はにかんでいた。
「キミは、こういう飾らない料理が好きだと思ったのでな。良く作ってる、コレが良いと思ったんだ」
「もしかして、もっと凄い料理出されると思ってた? 見た目は地味だけどさ、味はすっごいでしょ? ね? ね?」
 空理恵が無邪気に感想を尋ねてくる。
 まだ口の中にパスタが入っている。答えられない。
「口に合わなかったかな?」
 園衛も感想を聞いてきた。そんなことを尋ねる割には、言葉は自信に満ちていた。私の料理が不味いわけがなかろう、という絶対の自負があった。
 一口目を食べ終えて、南郷は再びフォークを皿の上で回した。
「まずかったら……こう何度も食べたりしませんよ……」
 南郷は押し殺すような声で言った。
 目の奥から滲み出てくる熱い滾りを留めるように、誤魔化すように、気取られないように、食べ続けた。
 だから、空理恵と園衛の会話も良く聞こえなかった。
「姉上さあ、アニキと今日デートしたんでしょー?」
「ン? デート……?」
「二人っきりで車でその辺走ってたんだから、デートじゃん! いーなー、アタシも行きたーい!」
「デート……? デート……? うん……?」
 了見を得ず、うわ言のように繰り返す園衛の様子に、南郷は気付かなかった。

 その夜、南郷と園衛と空理恵は食事を共にした。
 空理恵は二人が上の空で様子がおかしいのは分かったが、理由は良く分からないので気にせずにパスタを平らげた。
 一方の園衛は、食事の片づけをしている間も心ここにあらずといった具合だった。
 体は予定通りに動くのだが、それは自動的で、頭の中はずっと一つの単語をリピートしている。
「デート……デート……?」
 風呂に入っていても
「デェーーと……?」
 鏡花から送られた仕事の報告を見ていても
「でっと……でっとでっと……」
 屋敷の廊下を歩いていても
「デェーー……デェーー……」
 一つの単語が頭の中で延々と跳ね返って、感情の解が見つからなかった。
 夢遊病のごとく廊下ゆらゆら進んでいると、住み込みで働く女中の一人とかち合った。
「うぇっ? どしたんですか園衛様? お加減でも……?」
 篝だった。
 10年来の顔なじみ。心安い、やや年下の成人の同姓と顔を合わせて、思わず園衛の口が解けた紐のようにばらけて、心の中身が零れていった。
「なあ、篝……。私、生まれてはじめて……男とデートしたみたいだ」
「はあ?」
 およそ三十路に近い大人の女とは思えぬ乙女のような言動に、篝は大口を開けて固まった。
 それは宮元園衛の29年の人生に初めて刻まれた、桜花色の乱心であった。
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