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その頃、立て直した勇者は?
嘆きのバルディ
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千夜の喝と言うよりも上から目線の物言いに立て直した勇治たちはさっそく全員で話し合う事にした。
先程まで居た勇治の部屋は千夜に穴を開けられたため、真由美たち女子の部屋に行く事にした。勇治たちとは違い、真由美たち女子は全員同じ部屋で過ごしていた。理由としては大きくて落ち着かないのと、孤独感を感じてしまうからだ。
テーブルを囲むようにソファーに座った勇治たちはメイドに用意させた紅茶を啜る。
「それじゃあ、始めようか。今後僕たちに何が必要なのか」
勇治の言葉から始まった相談会。しかし誰も勇治の言葉に対して口を開かない。何をすれば良いのか分かっていないのだ。正確には言えば違う。
その理由を答えるように紅葉が口を開く。
「私たちは先日の戦争で魔王軍の一人と戦いました。その人物は幹部である四天王の補佐、十二神将と呼ばれる人たちの補佐官でした。実力で言えばこちらが上でしたが、5人でようやく1人を倒せるようでは駄目だと思います」
「そうね。漆黒の鬼夜叉である千夜もそうだけど、月夜の酒鬼メンバーは一人で十二神将を楽々と倒せる実力があるわ。これじゃあ勇者として呼ばれた私たちの面目が潰れるわ。その証拠に魔王は私たちじゃなくて千夜たちに倒して欲しいって声もあるぐらいだしね」
「そうだね……」
奏の言葉に表情に影が落ちる勇治。誰もがその事に気づいていたが触れようとはしない。
心配はしている。だけど、またここで表に出せば進めない。そう思い誰もが心を鬼にして触れようとしないのだ。
「私たちに今必要なのは今よりも遥かに強くなる事。だけど……」
「そうなのよね。強くなるって言われても、その方法が分からないのよね。それなりに強い相手の戦うのがベストなんでしょうけど、帝国のダンジョンは制覇したし、他の方法となると……」
「バルディさんに頼んでみますか?」
「そうね。それが一番早いと思うわ」
こうして勇治たちは早速バルディの許に向かう事にした。
「で、俺のところに来たと言う訳か」
「はい。そうなんです」
「そうか。ギルドマスターとして一人の男として勇者たちに頼られるのはとても嬉しい」
「そう言って貰えると僕も嬉しいです」
「だがな、どうして今なんだ!」
バルディはオフィスデスクを叩く。別に機嫌が悪いわけではない。いや、あるいみ悪い。その理由は床も見えないほどの大量の書類の山が原因だった。
「俺、まともに寝てないどころか家にも帰れてないんだぞ!」
嘆きの叫びが室内に響き渡る。
「冬も終わり温かくなるにつれ、冬眠していた魔物たちが続出するこの季節は遣る事が多いんだ。なのに魔族の警戒もしないといけない。どこぞの馬鹿は王宮に穴を開ける始末。見ろ! このデスクにある書類全部始末書だぞ。なんで俺がアイツのした事の尻拭いをしないといけないんだ。確かにあいつのお陰で危険な魔物が居なくなり被害は激減、千夜に指名依頼やこのギルドに依頼を申し込む奴も増えて遥かに成績も売り上げも伸びてる。だけど、どうしてあいつはこうも問題を起こすんだ。後片付けと始末書書くのは俺なんだぞ。その挙句勇者の指導だと……頼むから一日で良いから寝かせてくれ……」
今のバルディにギルドマスターとしての威厳はなく、ただ涙を流していた。王宮の壁に穴を開けた現況は千夜だが、その事件に関係している勇治たちは何も言えなかった。
「ギルマス、書類をお持ちしました」
「いやだああああぁぁぁ!!!」
何も知らないマキは大量の書類を抱えて入室してきた。その事にバルディは嗚咽にも似た叫びを発するのだった。
肉体的にも精神的にも疲れていたバルディは薬草入りのお茶を飲む事でどうにか落ち着きを取り戻した。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫に見えるか?」
「いえ……」
「ま、さっきより気分が良いのは確かだな」
「それは良かったです」
「で、強くなりたいから稽古して欲しい言ったな」
「はい」
「別に構わないぞ」
「本当ですか!」
「ああ」
バルディの了承を得た事に笑みを浮かべたり、胸を撫で下ろす勇治たち。
「だが、条件がある」
「条件ですか?」
「そうだ。お前たちにはある依頼を受けて貰う」
「依頼ですか?」
「そうだ。依頼ランクはAランク」
「Aランク。それなら月夜の酒鬼が引き受けそうだけど」
「確かにAランクならあいつらだが、全てAランクを引き受けているわけではない。AランクはSランク以上が無いときにどうしても受けるぐらいだからな」
「自分勝手ね」
「確かにそうかもな。だが、このギルドは他のギルドに比べて高ランクの冒険者が多い。流石にSランク以上となると少ないが、大陸全土で言えば間違いなく上位に入るだろう。そういう奴らのために千夜はAランクはあまり受けないようにしている。Aランクの依頼まで無くなれば間違いなく他の冒険者の稼ぎが減るからな」
「それは……そうかもしれいけど……」
「納得してないようだが、仕方がないSランクからは命を落とす可能性がぐんと上がるからな。それだけはなるべく減らしたい。それは冒険者もギルドで働く誰もが同じ意見だ」
「………」
「おっと辛気臭い話になったな。で、どうする受けるのか?」
「勿論です! Aランク。今の僕たちなら大丈夫ですね」
「それはどうかな……」
「それはどういう意味ですか?」
真剣な眼差しを向けて言い放つバルディの言葉に首を傾げる勇治と険しい表情になる真由美たちだった。
先程まで居た勇治の部屋は千夜に穴を開けられたため、真由美たち女子の部屋に行く事にした。勇治たちとは違い、真由美たち女子は全員同じ部屋で過ごしていた。理由としては大きくて落ち着かないのと、孤独感を感じてしまうからだ。
テーブルを囲むようにソファーに座った勇治たちはメイドに用意させた紅茶を啜る。
「それじゃあ、始めようか。今後僕たちに何が必要なのか」
勇治の言葉から始まった相談会。しかし誰も勇治の言葉に対して口を開かない。何をすれば良いのか分かっていないのだ。正確には言えば違う。
その理由を答えるように紅葉が口を開く。
「私たちは先日の戦争で魔王軍の一人と戦いました。その人物は幹部である四天王の補佐、十二神将と呼ばれる人たちの補佐官でした。実力で言えばこちらが上でしたが、5人でようやく1人を倒せるようでは駄目だと思います」
「そうね。漆黒の鬼夜叉である千夜もそうだけど、月夜の酒鬼メンバーは一人で十二神将を楽々と倒せる実力があるわ。これじゃあ勇者として呼ばれた私たちの面目が潰れるわ。その証拠に魔王は私たちじゃなくて千夜たちに倒して欲しいって声もあるぐらいだしね」
「そうだね……」
奏の言葉に表情に影が落ちる勇治。誰もがその事に気づいていたが触れようとはしない。
心配はしている。だけど、またここで表に出せば進めない。そう思い誰もが心を鬼にして触れようとしないのだ。
「私たちに今必要なのは今よりも遥かに強くなる事。だけど……」
「そうなのよね。強くなるって言われても、その方法が分からないのよね。それなりに強い相手の戦うのがベストなんでしょうけど、帝国のダンジョンは制覇したし、他の方法となると……」
「バルディさんに頼んでみますか?」
「そうね。それが一番早いと思うわ」
こうして勇治たちは早速バルディの許に向かう事にした。
「で、俺のところに来たと言う訳か」
「はい。そうなんです」
「そうか。ギルドマスターとして一人の男として勇者たちに頼られるのはとても嬉しい」
「そう言って貰えると僕も嬉しいです」
「だがな、どうして今なんだ!」
バルディはオフィスデスクを叩く。別に機嫌が悪いわけではない。いや、あるいみ悪い。その理由は床も見えないほどの大量の書類の山が原因だった。
「俺、まともに寝てないどころか家にも帰れてないんだぞ!」
嘆きの叫びが室内に響き渡る。
「冬も終わり温かくなるにつれ、冬眠していた魔物たちが続出するこの季節は遣る事が多いんだ。なのに魔族の警戒もしないといけない。どこぞの馬鹿は王宮に穴を開ける始末。見ろ! このデスクにある書類全部始末書だぞ。なんで俺がアイツのした事の尻拭いをしないといけないんだ。確かにあいつのお陰で危険な魔物が居なくなり被害は激減、千夜に指名依頼やこのギルドに依頼を申し込む奴も増えて遥かに成績も売り上げも伸びてる。だけど、どうしてあいつはこうも問題を起こすんだ。後片付けと始末書書くのは俺なんだぞ。その挙句勇者の指導だと……頼むから一日で良いから寝かせてくれ……」
今のバルディにギルドマスターとしての威厳はなく、ただ涙を流していた。王宮の壁に穴を開けた現況は千夜だが、その事件に関係している勇治たちは何も言えなかった。
「ギルマス、書類をお持ちしました」
「いやだああああぁぁぁ!!!」
何も知らないマキは大量の書類を抱えて入室してきた。その事にバルディは嗚咽にも似た叫びを発するのだった。
肉体的にも精神的にも疲れていたバルディは薬草入りのお茶を飲む事でどうにか落ち着きを取り戻した。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫に見えるか?」
「いえ……」
「ま、さっきより気分が良いのは確かだな」
「それは良かったです」
「で、強くなりたいから稽古して欲しい言ったな」
「はい」
「別に構わないぞ」
「本当ですか!」
「ああ」
バルディの了承を得た事に笑みを浮かべたり、胸を撫で下ろす勇治たち。
「だが、条件がある」
「条件ですか?」
「そうだ。お前たちにはある依頼を受けて貰う」
「依頼ですか?」
「そうだ。依頼ランクはAランク」
「Aランク。それなら月夜の酒鬼が引き受けそうだけど」
「確かにAランクならあいつらだが、全てAランクを引き受けているわけではない。AランクはSランク以上が無いときにどうしても受けるぐらいだからな」
「自分勝手ね」
「確かにそうかもな。だが、このギルドは他のギルドに比べて高ランクの冒険者が多い。流石にSランク以上となると少ないが、大陸全土で言えば間違いなく上位に入るだろう。そういう奴らのために千夜はAランクはあまり受けないようにしている。Aランクの依頼まで無くなれば間違いなく他の冒険者の稼ぎが減るからな」
「それは……そうかもしれいけど……」
「納得してないようだが、仕方がないSランクからは命を落とす可能性がぐんと上がるからな。それだけはなるべく減らしたい。それは冒険者もギルドで働く誰もが同じ意見だ」
「………」
「おっと辛気臭い話になったな。で、どうする受けるのか?」
「勿論です! Aランク。今の僕たちなら大丈夫ですね」
「それはどうかな……」
「それはどういう意味ですか?」
真剣な眼差しを向けて言い放つバルディの言葉に首を傾げる勇治と険しい表情になる真由美たちだった。
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