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第六章 帰って早々、呆気なくフィリス聖王国調査を始めました。
第九十四幕 千夜と七聖剣
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「久々に戻ったな」
何度か本当の姿に戻ったが極僅かな時の間だけ。ようやく戻れた事に嬉しく感じた。
だが、それは千夜だけ。周りの人間は驚きの表情を浮かべていた。
「お前は、漆黒の鬼夜叉!」
「この姿で会うのは久しぶりだな、偽善者」
憎悪を宿した顔をしたエクスは今にも襲い掛かりそうになる。
「いや、ありえない!」
目の前の光景が信じられないのかライラは混乱する。
「ライラ、どういう事だ?」
「魔族対策会議には私とカズヤが参加したんだ。その時に漆黒の鬼夜叉も居たからだ!」
「あれは俺の眷属だ。俺の消息が分からなくなったって謁見の間で言ってたからな。命令して俺の姿で過ごして貰っていた。でないと千夜が消えた時期と俺が現れた時期が重なる事で疑われたらお仕舞だったからな」
「なるほど。通りで人を殺す事にも躊躇いがないわけだ」
(いや、それは前世からだけどな)
「あれは全て嘘だったのか。お前がカズヤで勇者たちの元友人だって事も」
「嘘だ。俺は生まれた時から混合種だ。あれは勇者たちからの話を参考にして作っただけだ」
「なら、本が好きだってのも」
「あれは本当だ。本は色んな意味で好きだ。あの時間は何気に楽しかった」
「では、私がお前を勧誘した時――」
「あれは、俺のミスだ。本当なら年に2度行われてる兵士募集試験に参加するつもりだったが、この国に来る前にファブリーゼ皇国で遊び過ぎてな。だから冒険者で活躍すればきっと勧誘して来るだろうと思っただけだ」
「つまり全てお前の思惑通りと言う事か?」
「そうだ。ライラありがとうな。お前のおかげで依頼が達成出来たんだから」
相手を見下し、馬鹿にするような笑みを浮かべる千夜。別に本心で思っている訳ではない。この国を去るなら未練なく去りたいだけである。それは自分だけでなく相手からの未練も。
(俺が予想していたよりもライラからの信頼は大きかったからな。精神的にダメージは大きいだろうが、恨まれて未練がなくなるなら構わない。まったく誰かのために悪役を演じる奴らって凄いな。これほど疲れるんだから)
前世で漫画やアニメなどで誰かを守る為、救うために悪役を演じた人物たちに賞賛しながら蒼槍を収納し代わりに愛刀の夜天斬鬼を取り出す。
「………許さない………許さない……お前だけは絶対に許さないぞ!」
「ちっ!」
怒りで我を忘れたライラは手に持っていた聖槍グングニルで千夜を突き殺そうとする。それを見ていたレイは思わず舌打ちするが、直ぐに頭を切り替え戦いに参戦する。それは他の八聖天。いや、七聖剣の者たちも同じだった。
こうして千夜VS七聖剣の戦いが始まった。
(分かっていた事だから仕方がないが、どうするかな。殺しても良いが国際問題になったり………ないな。証拠が俺の手元にまだある以上、国際問題になる事はないな。でも殺したら魔族対策が色々面倒になりそうだからな。仕方がない。殺さずに戦うか)
全方位から襲い掛かる七聖剣たち、それぞれの手には教皇から与えられたであろう聖剣や聖槍が握られていた。しかし、千夜にとってそんな事は関係ない。武器の強さも確かに重要ではあるが、千夜が一番警戒するのは相手の実力である。
全員が存在進化を果たしたハイヒューマンである事には変わりはない。だが千夜にとっては些細な事。ウラエウスに比べればまだまだである。
(あいつはこの世界では本当の意味でチートだからな)
夜天斬愧を抜く事無く千夜は体捌きだけで全員の攻撃を躱す。
だが、一度躱された程度で諦める七聖剣ではない。何度も何度も攻撃する。しかし、それを全て躱す。死角から攻撃しようが、連携しようが、魔法で気を逸らそうが、フェイントを掛けようが関係ない。全て躱す。その姿は舞い踊って居るかのようだったが、ライラたち七聖剣たちからしてみれば馬鹿にされているようにしか感じなかった。
戦いが始まって20分が経過したころ、ようやくライラたちの動きが一旦止まる。
怒りでペース配分を忘れていたのかライラとエクスを先頭に何人かの七聖剣は肩で息をしていた。そこまで呼吸が荒くないのは第一席のレイのみ。
「もう終わりか?」
夜天斬鬼を担ぎ視線を全員に向ける。だが、その態度が七聖剣メンバーを苛立ちを覚えさせる。
******************************
憮然とした態度で立つ目の前の混合種。その強さにレイは驚きを隠せなかった。
(なんて強さだ。これがXランク冒険者漆黒の鬼夜叉の強さなのか。これまで噂や部下からの報告を耳にしたが大半は眉唾物、尾ひれがついただけの物だと思っていた。勿論Xランクに選ばれる程の人物だ、強い事は分かっていた。それでも我々七聖剣数名で戦えば勝てると思ったが甘かった。全員で攻撃しても掠り傷付けられない処か半径2メートルの園内から奴を動かす事すら出来ないとは)
目の前に立つ男は笑みを浮かべる処か面倒臭そうな顔をしていた。
(いったいどれだけ強いんだこの男は。だが危険な存在なのは確かだ。ここでころしておかなければフィリス聖王国の未来はない)
レイは改めて剣を握る拳に力を込める。
(せめてこの一撃さえ決まれば勝機が見えて来るんだが)
レイの手に握られた剣、それは聖剣エクスかリバー。ゲームや小説、漫画ではテンプレの武器にして1、2を争う強力な武器。
(もしも躱されれば被害は免れない。この訓練所どころか城が壊れる)
失敗した時の事を考えてしまうレイ。それは誰にだってあること。それを如何に乗り越えられるかが強くなる秘訣の一つである。その事は勿論レイも分かっていた。それでも不安になってしまうのだ。
何度か本当の姿に戻ったが極僅かな時の間だけ。ようやく戻れた事に嬉しく感じた。
だが、それは千夜だけ。周りの人間は驚きの表情を浮かべていた。
「お前は、漆黒の鬼夜叉!」
「この姿で会うのは久しぶりだな、偽善者」
憎悪を宿した顔をしたエクスは今にも襲い掛かりそうになる。
「いや、ありえない!」
目の前の光景が信じられないのかライラは混乱する。
「ライラ、どういう事だ?」
「魔族対策会議には私とカズヤが参加したんだ。その時に漆黒の鬼夜叉も居たからだ!」
「あれは俺の眷属だ。俺の消息が分からなくなったって謁見の間で言ってたからな。命令して俺の姿で過ごして貰っていた。でないと千夜が消えた時期と俺が現れた時期が重なる事で疑われたらお仕舞だったからな」
「なるほど。通りで人を殺す事にも躊躇いがないわけだ」
(いや、それは前世からだけどな)
「あれは全て嘘だったのか。お前がカズヤで勇者たちの元友人だって事も」
「嘘だ。俺は生まれた時から混合種だ。あれは勇者たちからの話を参考にして作っただけだ」
「なら、本が好きだってのも」
「あれは本当だ。本は色んな意味で好きだ。あの時間は何気に楽しかった」
「では、私がお前を勧誘した時――」
「あれは、俺のミスだ。本当なら年に2度行われてる兵士募集試験に参加するつもりだったが、この国に来る前にファブリーゼ皇国で遊び過ぎてな。だから冒険者で活躍すればきっと勧誘して来るだろうと思っただけだ」
「つまり全てお前の思惑通りと言う事か?」
「そうだ。ライラありがとうな。お前のおかげで依頼が達成出来たんだから」
相手を見下し、馬鹿にするような笑みを浮かべる千夜。別に本心で思っている訳ではない。この国を去るなら未練なく去りたいだけである。それは自分だけでなく相手からの未練も。
(俺が予想していたよりもライラからの信頼は大きかったからな。精神的にダメージは大きいだろうが、恨まれて未練がなくなるなら構わない。まったく誰かのために悪役を演じる奴らって凄いな。これほど疲れるんだから)
前世で漫画やアニメなどで誰かを守る為、救うために悪役を演じた人物たちに賞賛しながら蒼槍を収納し代わりに愛刀の夜天斬鬼を取り出す。
「………許さない………許さない……お前だけは絶対に許さないぞ!」
「ちっ!」
怒りで我を忘れたライラは手に持っていた聖槍グングニルで千夜を突き殺そうとする。それを見ていたレイは思わず舌打ちするが、直ぐに頭を切り替え戦いに参戦する。それは他の八聖天。いや、七聖剣の者たちも同じだった。
こうして千夜VS七聖剣の戦いが始まった。
(分かっていた事だから仕方がないが、どうするかな。殺しても良いが国際問題になったり………ないな。証拠が俺の手元にまだある以上、国際問題になる事はないな。でも殺したら魔族対策が色々面倒になりそうだからな。仕方がない。殺さずに戦うか)
全方位から襲い掛かる七聖剣たち、それぞれの手には教皇から与えられたであろう聖剣や聖槍が握られていた。しかし、千夜にとってそんな事は関係ない。武器の強さも確かに重要ではあるが、千夜が一番警戒するのは相手の実力である。
全員が存在進化を果たしたハイヒューマンである事には変わりはない。だが千夜にとっては些細な事。ウラエウスに比べればまだまだである。
(あいつはこの世界では本当の意味でチートだからな)
夜天斬愧を抜く事無く千夜は体捌きだけで全員の攻撃を躱す。
だが、一度躱された程度で諦める七聖剣ではない。何度も何度も攻撃する。しかし、それを全て躱す。死角から攻撃しようが、連携しようが、魔法で気を逸らそうが、フェイントを掛けようが関係ない。全て躱す。その姿は舞い踊って居るかのようだったが、ライラたち七聖剣たちからしてみれば馬鹿にされているようにしか感じなかった。
戦いが始まって20分が経過したころ、ようやくライラたちの動きが一旦止まる。
怒りでペース配分を忘れていたのかライラとエクスを先頭に何人かの七聖剣は肩で息をしていた。そこまで呼吸が荒くないのは第一席のレイのみ。
「もう終わりか?」
夜天斬鬼を担ぎ視線を全員に向ける。だが、その態度が七聖剣メンバーを苛立ちを覚えさせる。
******************************
憮然とした態度で立つ目の前の混合種。その強さにレイは驚きを隠せなかった。
(なんて強さだ。これがXランク冒険者漆黒の鬼夜叉の強さなのか。これまで噂や部下からの報告を耳にしたが大半は眉唾物、尾ひれがついただけの物だと思っていた。勿論Xランクに選ばれる程の人物だ、強い事は分かっていた。それでも我々七聖剣数名で戦えば勝てると思ったが甘かった。全員で攻撃しても掠り傷付けられない処か半径2メートルの園内から奴を動かす事すら出来ないとは)
目の前に立つ男は笑みを浮かべる処か面倒臭そうな顔をしていた。
(いったいどれだけ強いんだこの男は。だが危険な存在なのは確かだ。ここでころしておかなければフィリス聖王国の未来はない)
レイは改めて剣を握る拳に力を込める。
(せめてこの一撃さえ決まれば勝機が見えて来るんだが)
レイの手に握られた剣、それは聖剣エクスかリバー。ゲームや小説、漫画ではテンプレの武器にして1、2を争う強力な武器。
(もしも躱されれば被害は免れない。この訓練所どころか城が壊れる)
失敗した時の事を考えてしまうレイ。それは誰にだってあること。それを如何に乗り越えられるかが強くなる秘訣の一つである。その事は勿論レイも分かっていた。それでも不安になってしまうのだ。
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