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その頃、決意した勇者は?
AランクとSランクの差
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改めて和也のためにも頑張ることを決意した勇治たちは強くなるため、さっそく次の日冒険者ギルドに来ていた。バルディに教えを請うためだ。本当なら今日は教えて貰う日ではないのだが強くなるために勇治たちは冒険者ギルドまで来たと言うわけだ。
勇治たちとセレナはギルマスの部屋に通されるとソファーに座ることなく。いや、座れないからこそ立ってバルディと対面していた。もちろん部屋の散らかりように驚いていた。
「と、言うわけでお願いします!」
「「「「お願いします!」」」」
頭を下げる勇者たち。そんな姿を見たバルテは、
「やめてくれ。勇者様たちに頭を下げられたら断れねえだろうが」
「あ、有難うございます!」
「ったく、こっちも忙しいのによ」
「そんなに忙しくないですよね」
「マキ、俺をなんだと思ってるんだ? 忙しいに決まってるだろ。面倒な事務仕事やどっかのXランクのために闇組織の情報を集めねえといけねえしよ」
その言葉に勇治たちの顔が険しくなる。もちろんその事に気づいたバルディは失言だったと気づく。
「Xランクって千夜の事ですよね。闇組織って」
「悪いが今の話は聞かなかったことにしてくれ」
「それは無理よ」
バルディの願いを一刀両断するように真由美が断る。
「ま、そうだよな……」
「それでおに………千夜が知りたがってる闇組織って」
「悪いが組織の名前は言えね。でも間違いなくその闇組織は潰れるだろうな」
「「「「「「!」」」」」」
潰れる。その一言に勇治たち全員が一瞬にして想像したのは千夜が人を殺す瞬間だった。
「でもま、馬鹿だよな。アイツに手を出すなんて。ま、俺たちにしてみれば潰れてくれるのはありがたいけどな」
他人事のように語るバルディ。
「さて、この話はもうおしまいだ。それより強くなりたいんだろ。だったらすぐに始めるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
勇治たちは気持ちを切り替えて訓練所に移動する。
「さてと、それじゃ始めるか」
「「「「「お願いします」」」」」
訓練所に移動した勇治たちはバルディと改めて対峙する。しかしさっきまでとは別格と言えるほどバルディから感じる闘争心と一瞬でも気を抜けば殺られると生存本能のサイレンを鳴らし続ける。
「それにしても初めて会った時に比べて本当に強くなったな」
「分かるんですか?」
「まあな。Sランク以上の戦闘力を持つ奴は大抵相手の力量を見極める事ができる」
「それって…………千夜もですか?」
勇治は自分でも驚いていた。気づけば何故か千夜の名前を口にしていたからだ。
「あいつか? あいつは俺なんかより分かるだろうな。それも詳細に」
「そうなんですか…………」
「…………ま、それよりもだ。さっさと始めるぞ」
「はい!」
こうして始まった。最初は一対一。その次に一対多をした。一対一では誰一人バルディに勝てはしなかったが全員でならギリギリで勝利を手にすることが出来た。
「ふう、負けたか。ま、なんとなく予想はしていたが」
バルディはタオルで汗を拭く。
「な、なんとか勝つことが出来たわね」
「そうだね。でもまだ一対一じゃ勝てなかったけど」
「奏ちゃん相変わらず負けず嫌いだね」
「負けるより勝つ方が嬉しいに決まってる」
「ま、確かに奏の言うとおりだわな」
「そうですね」
その場に座り込み息を切らしながらタオルで汗を拭きながら喉に潤いを与えつつ奏の負けず嫌いに正利や紅葉が同意する。
「あ、あのもっと強くなるためにはどうしたら良いですかね」
「ん? そうだな………一番手っ取り早い方法だとやっぱり実戦あるのみだな。模擬戦はあくまで模擬戦。パーティー内での連携やコンビネーションを効率良くしたり、自分の役割をちゃんと理解するためにある。でも実戦は実戦でしか分からないその場での空気やアクシデントを知るには模擬戦では無理だ。そういった意味でならやっぱり実戦が一番だな」
「なら、依頼を沢山こなせば強くなれるのよね」
「ま、そうだな」
「なら依頼を受ける」
「別に構わないが、お前たちが受けれる最高ランクの依頼でもAランクまでだぞ」
その言葉に奏の表情が険しくなる。
「どうしてよ。それって私たちが弱いから?」
「違う違う。お前たちの力ならSランクの依頼なら受けれる」
「なら、どうしてよ!」
「簡単だ。Sランク以上の依頼が無いからだよ」
「「「「「え?」」」」」
「済まないが本当に今、ここの冒険者ギルドにはSランク以上の依頼は存在しないんだ」
「バルディさん、それはどうして?」
「『月夜の酒鬼』って言うSランククランが全部依頼達成したからだよ」
「それって酷くない? つまり高ランクの依頼はあいつらが全部独り占めってことでしょ?」
「ま、そうだな」
「貴方ギルドマスターでしょ。少しぐらいは注意しなさいよ」
「ん~~、どうやらお前たちは少し誤解してるようだな」
「誤解?」
「ああ。お前たちは知ってるかは知らないけどな。AランクとSランクの間には大きな差が存在するんだ」
「差ですか?」
「そうだ。一人個人でAランクの強さを持つ者とSランクを持つ者の差。この差はお前たちが考えているよりかなりかけ離れている」
「どれぐらい離れてるんだ?」
「俺はもう歳だし、現役を引退した身だから負けたが、現役のSランクならお前たちは一太刀も与えることも出来ず完全に負けてる。それぐらいの差はあると思え」
「そんなに違うの………」
「そうだ。なんせAランクは人の域を出ない最高の強さの象徴だ。しかしSランクからは人外の領域だ。それぐらいお前たちと月夜の酒鬼には差が存在する。それにここの冒険者ギルドにはあいつらの他にSランクの冒険者は存在しないのもある。そしてもう一つ付け加えるなら千夜はSSランク以下の依頼は受けないぞ」
「「「「「え?」」」」」
「最近ではほとんどアイツの仲間が依頼を受けてる。ま、アイツ自体が他の事で忙しいのもあるが、仲間を強くするために最近ではSSランク以下の依頼は受けてない。ま、指導するために付いていくことはあるが、ほとんど後ろから見てるだけらしいからな」
「あはは……そんなに違うのかよ」
正利の口から渇れた笑い声と悔しさが溢れる。それだけ戦闘力に差があるのだ。その事に正利だけでなく全員が苦渋の表情になる。
「それとなお前たちが受けられない理由は他にもある」
「なによ?」
現実を突き付けられ憤りを感じてる奏は思わず喧嘩腰になる。
「今のお前たちのランクでは強さ以前に受けさせられん。ちゃんと冒険者ランクを上げて一人でもSランクにしろ。そしたら受けさせてやる」
「それってつまり………」
「ちゃんとギルドのやり方には従って貰うということだ」
その一言に勇治たちは項垂れる。
ちゃんとした形でSランクになるには程遠い勇者パーティーであった。
勇治たちとセレナはギルマスの部屋に通されるとソファーに座ることなく。いや、座れないからこそ立ってバルディと対面していた。もちろん部屋の散らかりように驚いていた。
「と、言うわけでお願いします!」
「「「「お願いします!」」」」
頭を下げる勇者たち。そんな姿を見たバルテは、
「やめてくれ。勇者様たちに頭を下げられたら断れねえだろうが」
「あ、有難うございます!」
「ったく、こっちも忙しいのによ」
「そんなに忙しくないですよね」
「マキ、俺をなんだと思ってるんだ? 忙しいに決まってるだろ。面倒な事務仕事やどっかのXランクのために闇組織の情報を集めねえといけねえしよ」
その言葉に勇治たちの顔が険しくなる。もちろんその事に気づいたバルディは失言だったと気づく。
「Xランクって千夜の事ですよね。闇組織って」
「悪いが今の話は聞かなかったことにしてくれ」
「それは無理よ」
バルディの願いを一刀両断するように真由美が断る。
「ま、そうだよな……」
「それでおに………千夜が知りたがってる闇組織って」
「悪いが組織の名前は言えね。でも間違いなくその闇組織は潰れるだろうな」
「「「「「「!」」」」」」
潰れる。その一言に勇治たち全員が一瞬にして想像したのは千夜が人を殺す瞬間だった。
「でもま、馬鹿だよな。アイツに手を出すなんて。ま、俺たちにしてみれば潰れてくれるのはありがたいけどな」
他人事のように語るバルディ。
「さて、この話はもうおしまいだ。それより強くなりたいんだろ。だったらすぐに始めるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
勇治たちは気持ちを切り替えて訓練所に移動する。
「さてと、それじゃ始めるか」
「「「「「お願いします」」」」」
訓練所に移動した勇治たちはバルディと改めて対峙する。しかしさっきまでとは別格と言えるほどバルディから感じる闘争心と一瞬でも気を抜けば殺られると生存本能のサイレンを鳴らし続ける。
「それにしても初めて会った時に比べて本当に強くなったな」
「分かるんですか?」
「まあな。Sランク以上の戦闘力を持つ奴は大抵相手の力量を見極める事ができる」
「それって…………千夜もですか?」
勇治は自分でも驚いていた。気づけば何故か千夜の名前を口にしていたからだ。
「あいつか? あいつは俺なんかより分かるだろうな。それも詳細に」
「そうなんですか…………」
「…………ま、それよりもだ。さっさと始めるぞ」
「はい!」
こうして始まった。最初は一対一。その次に一対多をした。一対一では誰一人バルディに勝てはしなかったが全員でならギリギリで勝利を手にすることが出来た。
「ふう、負けたか。ま、なんとなく予想はしていたが」
バルディはタオルで汗を拭く。
「な、なんとか勝つことが出来たわね」
「そうだね。でもまだ一対一じゃ勝てなかったけど」
「奏ちゃん相変わらず負けず嫌いだね」
「負けるより勝つ方が嬉しいに決まってる」
「ま、確かに奏の言うとおりだわな」
「そうですね」
その場に座り込み息を切らしながらタオルで汗を拭きながら喉に潤いを与えつつ奏の負けず嫌いに正利や紅葉が同意する。
「あ、あのもっと強くなるためにはどうしたら良いですかね」
「ん? そうだな………一番手っ取り早い方法だとやっぱり実戦あるのみだな。模擬戦はあくまで模擬戦。パーティー内での連携やコンビネーションを効率良くしたり、自分の役割をちゃんと理解するためにある。でも実戦は実戦でしか分からないその場での空気やアクシデントを知るには模擬戦では無理だ。そういった意味でならやっぱり実戦が一番だな」
「なら、依頼を沢山こなせば強くなれるのよね」
「ま、そうだな」
「なら依頼を受ける」
「別に構わないが、お前たちが受けれる最高ランクの依頼でもAランクまでだぞ」
その言葉に奏の表情が険しくなる。
「どうしてよ。それって私たちが弱いから?」
「違う違う。お前たちの力ならSランクの依頼なら受けれる」
「なら、どうしてよ!」
「簡単だ。Sランク以上の依頼が無いからだよ」
「「「「「え?」」」」」
「済まないが本当に今、ここの冒険者ギルドにはSランク以上の依頼は存在しないんだ」
「バルディさん、それはどうして?」
「『月夜の酒鬼』って言うSランククランが全部依頼達成したからだよ」
「それって酷くない? つまり高ランクの依頼はあいつらが全部独り占めってことでしょ?」
「ま、そうだな」
「貴方ギルドマスターでしょ。少しぐらいは注意しなさいよ」
「ん~~、どうやらお前たちは少し誤解してるようだな」
「誤解?」
「ああ。お前たちは知ってるかは知らないけどな。AランクとSランクの間には大きな差が存在するんだ」
「差ですか?」
「そうだ。一人個人でAランクの強さを持つ者とSランクを持つ者の差。この差はお前たちが考えているよりかなりかけ離れている」
「どれぐらい離れてるんだ?」
「俺はもう歳だし、現役を引退した身だから負けたが、現役のSランクならお前たちは一太刀も与えることも出来ず完全に負けてる。それぐらいの差はあると思え」
「そんなに違うの………」
「そうだ。なんせAランクは人の域を出ない最高の強さの象徴だ。しかしSランクからは人外の領域だ。それぐらいお前たちと月夜の酒鬼には差が存在する。それにここの冒険者ギルドにはあいつらの他にSランクの冒険者は存在しないのもある。そしてもう一つ付け加えるなら千夜はSSランク以下の依頼は受けないぞ」
「「「「「え?」」」」」
「最近ではほとんどアイツの仲間が依頼を受けてる。ま、アイツ自体が他の事で忙しいのもあるが、仲間を強くするために最近ではSSランク以下の依頼は受けてない。ま、指導するために付いていくことはあるが、ほとんど後ろから見てるだけらしいからな」
「あはは……そんなに違うのかよ」
正利の口から渇れた笑い声と悔しさが溢れる。それだけ戦闘力に差があるのだ。その事に正利だけでなく全員が苦渋の表情になる。
「それとなお前たちが受けられない理由は他にもある」
「なによ?」
現実を突き付けられ憤りを感じてる奏は思わず喧嘩腰になる。
「今のお前たちのランクでは強さ以前に受けさせられん。ちゃんと冒険者ランクを上げて一人でもSランクにしろ。そしたら受けさせてやる」
「それってつまり………」
「ちゃんとギルドのやり方には従って貰うということだ」
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