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第三章 魔力無し転生者はランクを上げていく

第二十七話 漆黒のサンタクロース ⑨

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 12月31日月曜日。
 いよいよこの日がやって来た。
 あれから一度も姿を現せる事が無かったローブ野郎。だがこれまでの経験や本能が教えてくる。
 必ず現れる、と。
 俺は舞台袖で最終確認を行うリサたちHERETICヘレティックの様子を窺う。
 初めてのレイノーツドームでのライブに緊張しているのかいつもより表情が硬いような気がする。ここはマネージャーとして何か一言、言ってやるか。と思ったが、リサが一人一人と言葉を交わしていた姿を見てその必要はなさそうだな。と俺は視線を舞台袖から観客の方へと向ける。
 現在の時刻は午後8時50分。
 ライブ開始は9時からだ。
 そのため既にドーム内には観客が入っているわけなんだが、凄い数だ。チケットは二日と経たずして完売したと聞いていたが、まさか本当だったとは。
 ここまで伝わってくる観客からの期待と熱気に気おされそうになりながらも俺はローブ男の気配を捜すがどうやらドームの中どころか、まだドームには来ていないようだ。

「ジン、こっちに来てくれ」
 冒険者として活動しているとリサに呼ばれ振り向くと全員が俺に笑みを浮かべていた。
 いったい何をするつもりだ?と少し警戒するが、この状況で変なことはしないだろう。と思った俺はマネージャーとしてリサたちの許へ近づく。

「なんだ?」
「円陣を組むから入ってくれ」
「俺はマネージャーだぞ?」
 それも臨時のマネージャーだ。円陣に入る必要はないと思うんだが。
 だが良く見ると他のスタッフも集まってきた。どうやらスタッフも一緒に円陣を組むようだ。そう察した俺は軽く嘆息すると笑みを浮かべて円陣の輪の中に入った。

「ようやくこの日が来た。色々な事があったが、思い出に浸るのは後だ。今はこの最高のライブをそれ以上のモノにする。だから皆の力を貸してくれ」
 リサのそんな言葉に笑みを浮かべていた。何気にリサは年上の人に対しては敬語や丁寧語を使う。ま、俺は年下だからタメなんだけど。

「絶対に成功させるぞ!」
『おうっ!』
 力強く短く吐かれた言葉と同時に一瞬だけ体を沈める。
 大きな声で叫べば待っている観客たちに聞かれるからな。だけどそれでもこの瞬間全員の気持ちが一つになった。
 その後は自分の持ち場に戻って最終確認を行うスタッフやリサたち。俺はその姿を眺めながらドーム全体の警戒を怠らない。
 そしていよいよ、最高のライブが幕を開けた。


 ライブが始まって1時間20分。
 大音量の音楽にHERETICヘレティックメンバーを煌びやかに照らすライトアップ。
 訴えるように絶叫するリサ。時には刺々しい歌詞もあるが、時には心に突き刺さるほど響く歌詞もある。
 そんなHERETICヘレティックのライブは中盤に差し掛かろうとしていた。
 今のところアクシデントが起きたりはしていないし、あのローブ野郎の気配も感じられない。それにしてもあの野郎は何者なんだ?ただサンタクロースのように毛むくじゃらな髭爺なわけがない。
 と言うかあれがサンタクロースであってたまるか。
 黒いローブの身を包み、杖で襲い掛かってくるなんてどう考えてもあれはサンタクロースじゃない。
 そんな事を考えて現在、奏でている曲が終わる。
 これでようやく歌う20曲の半分が終わった。
 そして連続で歌うのかと思いきや少し休憩するためにリサたちはバンドメンバーの紹介を始めた。
 ライブ中盤でバンドメンバーを紹介するのが遅いような気もする。ま、前世でもライブなんて行った事が無い俺としてはどうなのかよく分からないが。
 ライトで照らされるリサたちの顔は汗で光っていて、どれだけ本気で一曲一曲を歌っているのかが舞台袖で護衛している俺にも伝わってくる。
 残り半分も無事に終わってくれ。と、彼女たちを見ているとそう思ってしまう。
 しかし、そう思っている時こそ、大抵は嫌な事が起きる。
 ドームの外に数度感じた事がある殺意を俺は感じ取る。どうやらようやく現れたようだ。
 俺は出口に向かって踵を返す。このライブは絶対に邪魔させない。
 ドームの外に出た俺は入り口前で奴を待ち構えていると、一人の男がこちらに向かって近づいてくる。
 暗くて姿はハッキリと見えなかったが、均等に設置された電柱の光に照らされた男は俺が一度戦った事のあるローブ野郎で間違いなかった。ま、気配で分かっていた事だが。

「やはり出てきたか……」
 小さな声で呟くローブ野郎の声は掠れており年寄りのような声だった。やっぱり爺か。
 ローブで体型は分からないが顔から相当の年寄りであることは分かっていたが、まさか本当にそうだったとは思わなかった。変装している可能性もあったからな。
 俺はそんな独り言を呟くローブ爺の言葉に勝手に答える。

「ああ、出てきてやったぜ。てめぇをぶっ倒すためにな」
「フンッ、やはり貴様も異端者か」
 まったく狂信者ってのはどうしてこうも自分たちが崇める神や信仰以外は全て間違っていると思うのかね。その考えこそが間違っているとは万にも考えないのかね。
 そう思うと目の前に立つ爺が少し哀れに思えてくるぜ。だからと言って手加減するつもりは毛頭無いけどな。

「ならば、我が貴様を殺しこのドームに集まる全ての異端者共に神の裁きを与えてやる」
 コイツは自分が神に選ばれた使徒だとでも思っているのか?てかコイツが崇めている神ってのがまずどんな神なんだ?そんな事はどうでも良いか。
 俺はローブ爺に近づきながら俺はスーツジャケットを脱ぎ、ネクタイを外して地面に落とす。最後に眼鏡と綺麗に分けられた七三分けの髪型を崩した俺はローブ爺に言い放つ。

「やって見ろよ、馬鹿な老いぼれ爺!」
 咆哮を上げながら俺は6%の力でローブ爺目掛けて地面を蹴って接近する。
 顔面に一発入れて野郎と思ったがやはり、当たる寸前で俺の目ですら捉えられない速さで躱されてしまう。しかし反撃をする事は無く、俺から距離を取る。以前の戦闘での事を考えてるんだろう。やはりあの時に倒しておくべきだったな。まったく警邏隊のKY野郎共が。
 それにしてもやはり固有スキルか。
 あのローブ爺は確かに俺の攻撃を躱した。だが身体能力によるものじゃない。目の前から一瞬で消えた。だが奴が俺より身体能力が良いのであれば懐に入り込ませる筈が無い。
 考えられるとしたら瞬間移動の固有スキルだろう。以前の戦闘の事を考えるなら移動場所は自由に決める事が出来る。
 だが自由に発動する事は出来ない。
 きっと発動条件は敵の攻撃を回避する時だけなんだろう。そう考えると全て納得できる。
 俺は別の場所に移動したローブ爺を追いかけてまたしても地面を蹴る。
 だが爺はまたしても回避行動を取るだけで反撃する気配がまったくない。
 そんな鬼ごっこのような戦闘が1時間以上続き、気がつけばドームから1キロ近く離れた今は誰もいない工事中の建物に来ていた。
 いったい何を考えてるんだ?
 14区の中央公園で戦った時は反撃してきた。だがどうして今回は反撃してこない。俺が固有スキルの効果に気がついたからか?
 いや、それならこの数日の間に策を考えてくるはずだ。それが回避だけで反撃してこないなんて答えにはならないはずだ。まさか俺の体力切れを狙っているわけじゃないはずだ。
 なら何故?
 疑問に脳裏が一杯になっている時街の光で照らされたローブ爺が勝利を確信したような笑みを浮かべている事に俺は背筋が凍る程の悪寒に襲われた。
 そうか、そういう事か。
 沸々と沸き上がる憤り。自分自身の浅はかな考えに数時間前の俺を殴り殺したい思いに駆られる。
 この数日間何故襲い掛かってこなかったのか、俺が護衛についたのも原因の一つだろう。
 だがもしもライブにこのローブ爺の仲間が入っているのであればこの時まで力を温存していたと考えるのが妥当だ。なんせ一度目の戦闘でこのローブ爺は俺の一撃を二回も食らってるんだからな。
 つまりこのローブ爺は囮。

「どうやら気がついたようだな」
 俺の表情が変わったのを見てローブ爺は弾んだ声音で言ってくる。この野郎……。
 今すぐにでもこの爺を倒したいが、それにはあと数%力を解放する必要がある。
 だがこんな街中の工事現場で開放すれば近くにいる冒険者に気づかれる恐れがある。それだけは避けなければならない。
 いや、敢えて力を解放して周りの冒険者を呼ぶのもありだな。そうすればこの爺を倒せる可能性がある。だがその間にリサたちが殺されれば全て台無しになる。
 って何を悩んでるんだ。俺らしくも無い。
 俺はこのローブ爺をぶっ倒したい。なら遠慮なんてする必要はないはずだ。
 俺の正体がバレる危険性?そんなのあの気まぐれ島での毎日に比べれば大した事じゃない。

「おい、糞爺。悪いがここからは遠慮なくぶっ殺させて貰うからな」
 俺はそう言うと8%まで力を解放し、糞爺目掛けて地面を蹴る。
 陥没する地面。そんなのどうだって良い。今はこの目の前に立っている糞ったれな老いぼれ爺を殴り殺せれば問題ないんだからな!

「き、消え――グヘッ!」
 俺の姿を完全に捉える事が出来なかったローブ爺は俺が消えたように錯覚を覚えた隙に顔面を思いっきり殴り飛ばす。
 身構える暇さえ与えなかった俺の強烈一撃にローブ爺はバスケットボールのように地面を何度も叩きつけられながら転がった。
 ようやくローブ爺が地面の上を転げる姿を見て俺は達成感に似た歓喜が湧き上がるが、浸る事無く追い討ちを掛けるように転げるローブ爺の顔面に拳を落とす。
 しかし拳は空を切って地面砕いて突き刺さるだけだった。まったく忌々しい力だ。
 反撃してくるかと思いきや先ほどの一撃が予想以上に効いていたのか10メートルほど離れた距離で片膝を突いて荒く息を吐いていた。

「なんと言う力だ。やはり異端者か。このような力悪魔と取引をしなければ手に入れるなど不可能だ」
 何が悪魔だ。俺は取引なんてした覚えはない。だいたいあの気まぐれ島に居るのは悪魔なんかよりも獰猛で圧倒的に強い怪物だらけの島だ。俺はそこで生きるために戦って勝ち得ただけだ。
 やはり神なんかを崇める狂信者ほど鬱陶しい存在はないな。
 今すぐにでも怒鳴り散らしたい気分を抑え俺は奥歯をギリギリと鳴らしながら、一瞬で近づきまたしても足を振り上げた。
 だがまたしても攻撃は空を切る。
 振り上げた足が生み出した斬撃のような風圧で鉄骨を軋ませる。
 ……2回目。
 俺は奴の気配の場所を感じ取りそこに向かって地面を蹴った。

「チッ!」
 まだ動く事が出来ないのかローブ爺は俺が姿を消すのと同時に舌打ちをするなりまたしても移動する。
 あと少しだったのによ。ローブ爺が舌打ちをした時には既に俺は奴の目の前にまで移動していた。だからこそ奴の固有スキルが発動したのだろう。
 だがもうどうでも良い。

「終わりだ!」
「やはり気づいて――グハッ!」
 俺の全力の一撃を食らったローブ爺は後方の資材に激突した衝撃で鉄骨が軋みを上げ、土煙が舞い上がる。まだ生きているのか。
 俺は土煙の中から感じる気配に舌打ちをすると土煙の中に目掛けて地面を蹴って最後は指突でローブ爺の息の根を止めてやった。
 完全に気配が消えた事を確認した俺は急いでドームに戻る。
 ローブ爺との戦闘を開始して1時間が経過してる。それを考えるならリサたちが生きている可能性は低い。
 それでも俺は彼女たちが生きている事を祈り、レイノーツドームに向かって走りながら気配感知を使う。
 800メートル先に20万に近い気配が密集しており、その少し先に5人の気配を感じ取った。どうやらまだ生きているようだな。
 内心安堵する俺だが、舞台袖の方から他とは明らかに違うどす黒い殺意の気配を感じ取った。
 その気配はゆっくりとだが確実にリサたちの方へと向かっていた。
 拙い、このままだと1分もしない内にリサたちが殺される!
 そう思った俺はただ走るスピードを上げて向かう。

            ************************

 私は歌う。
 今の想いを、気持ちを全て吐き出すように歌う。
 私が考えた歌詞だ。感情移入をしてしまうのは当然だ。
 だからこそ私は歌う。
 ただ何故か、これほどまでに楽しく最高な高揚感は初めてだ。
 命を狙われているのに、死ぬかもしれないのにこれほど楽しいと最高だと思えたことはない。
 夢が叶ったから?
 最高の仲間たちとこの大舞台で演奏できている事が出来たから?
 きっとその両方だ。
 だけどそれだけじゃない。
 癪だけどきっとあの言葉が私の心に光を齎してくれたから。
 ――お前たちはバンドはHERETICヘレティックなんだろ。だったら好きにやってみろ。
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