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多貴VSエリー
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41・多貴VSエリー
エリーとホリー、姉と妹が見つめ合った。冗談って言葉が通用しなヘヴィーなフンイキが色濃くなる。だがここでホリーの前に進んだのが多貴。
「ホリー、ここから先はぼくの戦いだ」
つよい決意を示す男らしい顔つきというのは、初めてこの世界にやってきた多貴とは完全に別人。その彼ははっきりと言い切った。
「詩貴はぼくのたいせつな妹なんだ。これまでぼくのことを色々気づかったりしてくれた。だから今度はぼくが妹のために動かなきゃいけない。ホリーに頼ってはダメなんだ。いや……ぼくはホリーに頼る気なんて最初から持っていなかった」
「わかった……」
ホリーは自分の姉と多貴が戦うとなったら、少しは複雑な心境に陥る。多貴が妹を取り戻すという物語を望む一方、姉やポニーが負けるわけないけど万が一……なんて考えて胸が少し痛む。板挟みにされる具材のキモチがわかるという感じだった。
「ここで負けるわけにはいかない」
多貴はそうつぶやきもう少し前に向かって歩き出す。その目がとらえる女ことエリーは、初対面時の自分を侮辱した。だから叩きのめす! というより、それゆえ乗り越えたいと考える。そうでないと最後のポニーにたどり着いて勝つことはできないだろうと思うのであった。
「多貴……だったよね?」
横から拭いた風にやわらかい前髪を撫でられたエリー、ちょいと感心するって目を浮かべる。初めて会ったときの多貴はどうしようもないデブで根性があるように思えなかった。あげく運動神経も力もなく妹を助ける存在にもなれとは見えない。エリーにしてみればクソすぎる男一確。でもどうだろう、今や目の前に立つ多貴は……若返っていることを差し引いても随分と凛々しい。初見デブは変装だったの? なんて言いたくなる。
「な、なんていうか……けっこう凛々しいのね、かっこういいじゃん、ちょっと好みかもしれない……」
一瞬エリーがポッと顔を赤らめた。シリアスっぽいフンイキに一瞬甘い砂糖水が垂らされたようだった。それを見逃さなかったホリー、軽く笑いながら右の人差し指で頬をかく。あれはお姉ちゃんが多貴にピリッときた瞬間だなと確信する。
「え、なに?」
キョトンとする多貴。
「あ、あぅ、いや、何でもないわ、ただの独り言よ」
赤らんだ顔のまま咳払いをひとつしてから、親衛隊の制服ブレザーのブタンを外すエリー。そうして上半身を白いシャツって姿に変えると剣を手につかむ。
「多貴、わたし手加減しないよ? それでも妹のために戦う?」
「戦わなきゃ詩貴を取り戻せない、そうなんだろう?」
「その通り!」
エリーは言い終えると同時にゆっくり多貴に向かって歩き出す。だが多貴が身構えたその瞬間にはもう眼前にいて剣を振り下ろさんとしていた。
―キーンー
鈍いような派手なような音が鳴って剣が衝突する。でもエリーはそこで押し込むような事はしない。まずは多貴がどれくらいか見てみたいと思ったのだろう、華麗な舞という表現が似合う剣振りが始まった。
(ぅ……)
最初はゆっくりのように思えたので、多岐の剣はエリーのモノと呼吸を合わせるダンスのように舞った。しかし急にスピードが上がったので緊張感が上昇。
「まだまだ」
エリーの声と同時に剣がどんどん速くなる。速く、速く、一秒でもうっかりしたら首が飛ばされんほど速くなって止まない。
(このスピードについてこられるとは……)
攻めながらエリーはおどろいた。余裕がないとはいえ多貴は剣を合わせてくる。若返っただけではこれほどの上昇はできない。つまり多貴というのは筋のいい剣士って、そういう素質の持ち主であったという事い。
(こ、こっちから攻めたい……)
受けているばっかりじゃぁイヤになってくると思い、そうすると妙に疲れが増す。多貴は自分から攻めたいとし、剣が重なり合ったとき即座にグッと押し込む。これで相手の剣振りを一時停止させられた。
「やるじゃない……正直びっくりだわ、同じ人物とは思えない」
「それはどうも……で、えっと……エリーだっけ?」
「そうだけど?」
「戦っている最中に悪いんだけど、ひとつお願いが……」
「お願い?」
ここで多貴、剣を持つ右手に力を集中させ、自由になった左手を伸ばす。ごめん! とか思いながらエリーの白いシャツのかなり豊かなふくらみって部分に伸ばしてから、許される範囲内の力でつかむ。
ムニュゥ! っと……それはそれはやわらかい弾力に満ちたすごい手触り。エリーはステキな美巨乳の持ち主なのだ。
「はんぅ!」
ビクン! なり顔面すべてを真っ赤にするエリーの動きが止まる。
「すまない!」
多貴の声は前でも横でもなく後ろから聞こえた。ほんの一瞬ビクン! なっていた隙にエリーは背後を取れていた。ドン! と多貴の蹴りがエリーの背中に入る。それはエリーを前に倒し滑らせる。プライドの高い女子してみれば腹が立つ。
「おのれ、多貴!」
剣をしっかり握り体を起こそうとしたら……多貴が離れたところで構えている。剣が青白く光り気合いがオーラのようになっている。それを見てエリーは三度目の硬直に襲われ動けなかった。
「ブルーバルブ!」
名前を付けた技が離れたれる。いくつかの蒼い球が剣振りと同時に放たれエリーに向かう。
「く……」
とっさに機敏な動きへと発展できなかったエリー、致し方ないと剣を両手で持つ剣を自分の前に立てる。パーン! と音は鳴らないがきれいに弾けるブルーの球。防いだ! とエリーは思ったのだが、砕けた球からこぼれた熱がシャツにかかる。肩に胸の辺りに背中にと降り注ぐ。するとエリーは青ざめ剣を地面に落としてしまう。
「あちちちぅ!」
シャツが焦げて破けた。だから色白な肩とブラのストラップが見える。白いフルカップの一部分が見える。そしてふっくらな谷間も見えた。
「多貴!」
なんという屈辱と怒りに燃えるエリーが剣をつかもうとする。だがそのとき多貴が持つ剣の先がエリーの眼前に突き付けられた。
「あんぅ!」
ドキッとしてまた固まってしまうエリー。
「これで勝負あり。そうだろう?」
多貴はエリーに負けを認めて先に行かせてくれと伝えるような声を出す。
「ぅ……し、しかし……」
エリーにとってこの展開は屈辱で消化不良。もっと暴れたいって衝動がFカップの胸にうずく。
「エリー、ぼくらには戦う理由ってないだろう」
剣を下ろしエリーとまっすぐ顔を合わせる多貴。それは戦いにおいては危険な行為であるが、真剣なまなざしがエリーの動きを止める。
「そ、そ、そんなことないわ。だってわたしはポニーのために動かなきゃいけないんだから」
「ぼくは妹のために動く。重要性としてはこっちが上だ」
「な、なにをえらそうに」
「でもいま……エリーはぼくに負けた。崇高に戦うというなら潔さも必要だろう? ちがうかな?」
「ぁう……」
エリーは多貴に見つめられ真っ赤になった。それどころか胸をキュゥンとさせてしまい、自ら心の中でこう思わずにいられなかった。ダメだ……女が一番ダメになる感覚を胸に入れてしまった……と。
「わかったわ……」
立ち上がったエリー、地面に転がる剣を取るわけではなく、クルっと回ると階段を上がり始めた。その後姿を見て何事? と思った多貴だったが、警戒しつつ動きを止め成り行きを見つめる。
一段一段と階段を上がっていくエリーの顔には元気というより精気がない。自分をうっすら責めるような、情けない自分にがっかりしたような、期待を裏切ってしまった自分が何より許せないとするような、そして何より……女として一番ダサいと思っていた感情を胸に持ってしまった自分を嘆くような目をしている。
するとエリーが階段を上がり切るちょっと前のところでポニーが玉座より立ち上がる。その表情はポニーのらしさが安定しているため感情が読みづらい。そして階段を上がり終えて立ち止まったエリーと見つめ合った。
エリーとホリー、姉と妹が見つめ合った。冗談って言葉が通用しなヘヴィーなフンイキが色濃くなる。だがここでホリーの前に進んだのが多貴。
「ホリー、ここから先はぼくの戦いだ」
つよい決意を示す男らしい顔つきというのは、初めてこの世界にやってきた多貴とは完全に別人。その彼ははっきりと言い切った。
「詩貴はぼくのたいせつな妹なんだ。これまでぼくのことを色々気づかったりしてくれた。だから今度はぼくが妹のために動かなきゃいけない。ホリーに頼ってはダメなんだ。いや……ぼくはホリーに頼る気なんて最初から持っていなかった」
「わかった……」
ホリーは自分の姉と多貴が戦うとなったら、少しは複雑な心境に陥る。多貴が妹を取り戻すという物語を望む一方、姉やポニーが負けるわけないけど万が一……なんて考えて胸が少し痛む。板挟みにされる具材のキモチがわかるという感じだった。
「ここで負けるわけにはいかない」
多貴はそうつぶやきもう少し前に向かって歩き出す。その目がとらえる女ことエリーは、初対面時の自分を侮辱した。だから叩きのめす! というより、それゆえ乗り越えたいと考える。そうでないと最後のポニーにたどり着いて勝つことはできないだろうと思うのであった。
「多貴……だったよね?」
横から拭いた風にやわらかい前髪を撫でられたエリー、ちょいと感心するって目を浮かべる。初めて会ったときの多貴はどうしようもないデブで根性があるように思えなかった。あげく運動神経も力もなく妹を助ける存在にもなれとは見えない。エリーにしてみればクソすぎる男一確。でもどうだろう、今や目の前に立つ多貴は……若返っていることを差し引いても随分と凛々しい。初見デブは変装だったの? なんて言いたくなる。
「な、なんていうか……けっこう凛々しいのね、かっこういいじゃん、ちょっと好みかもしれない……」
一瞬エリーがポッと顔を赤らめた。シリアスっぽいフンイキに一瞬甘い砂糖水が垂らされたようだった。それを見逃さなかったホリー、軽く笑いながら右の人差し指で頬をかく。あれはお姉ちゃんが多貴にピリッときた瞬間だなと確信する。
「え、なに?」
キョトンとする多貴。
「あ、あぅ、いや、何でもないわ、ただの独り言よ」
赤らんだ顔のまま咳払いをひとつしてから、親衛隊の制服ブレザーのブタンを外すエリー。そうして上半身を白いシャツって姿に変えると剣を手につかむ。
「多貴、わたし手加減しないよ? それでも妹のために戦う?」
「戦わなきゃ詩貴を取り戻せない、そうなんだろう?」
「その通り!」
エリーは言い終えると同時にゆっくり多貴に向かって歩き出す。だが多貴が身構えたその瞬間にはもう眼前にいて剣を振り下ろさんとしていた。
―キーンー
鈍いような派手なような音が鳴って剣が衝突する。でもエリーはそこで押し込むような事はしない。まずは多貴がどれくらいか見てみたいと思ったのだろう、華麗な舞という表現が似合う剣振りが始まった。
(ぅ……)
最初はゆっくりのように思えたので、多岐の剣はエリーのモノと呼吸を合わせるダンスのように舞った。しかし急にスピードが上がったので緊張感が上昇。
「まだまだ」
エリーの声と同時に剣がどんどん速くなる。速く、速く、一秒でもうっかりしたら首が飛ばされんほど速くなって止まない。
(このスピードについてこられるとは……)
攻めながらエリーはおどろいた。余裕がないとはいえ多貴は剣を合わせてくる。若返っただけではこれほどの上昇はできない。つまり多貴というのは筋のいい剣士って、そういう素質の持ち主であったという事い。
(こ、こっちから攻めたい……)
受けているばっかりじゃぁイヤになってくると思い、そうすると妙に疲れが増す。多貴は自分から攻めたいとし、剣が重なり合ったとき即座にグッと押し込む。これで相手の剣振りを一時停止させられた。
「やるじゃない……正直びっくりだわ、同じ人物とは思えない」
「それはどうも……で、えっと……エリーだっけ?」
「そうだけど?」
「戦っている最中に悪いんだけど、ひとつお願いが……」
「お願い?」
ここで多貴、剣を持つ右手に力を集中させ、自由になった左手を伸ばす。ごめん! とか思いながらエリーの白いシャツのかなり豊かなふくらみって部分に伸ばしてから、許される範囲内の力でつかむ。
ムニュゥ! っと……それはそれはやわらかい弾力に満ちたすごい手触り。エリーはステキな美巨乳の持ち主なのだ。
「はんぅ!」
ビクン! なり顔面すべてを真っ赤にするエリーの動きが止まる。
「すまない!」
多貴の声は前でも横でもなく後ろから聞こえた。ほんの一瞬ビクン! なっていた隙にエリーは背後を取れていた。ドン! と多貴の蹴りがエリーの背中に入る。それはエリーを前に倒し滑らせる。プライドの高い女子してみれば腹が立つ。
「おのれ、多貴!」
剣をしっかり握り体を起こそうとしたら……多貴が離れたところで構えている。剣が青白く光り気合いがオーラのようになっている。それを見てエリーは三度目の硬直に襲われ動けなかった。
「ブルーバルブ!」
名前を付けた技が離れたれる。いくつかの蒼い球が剣振りと同時に放たれエリーに向かう。
「く……」
とっさに機敏な動きへと発展できなかったエリー、致し方ないと剣を両手で持つ剣を自分の前に立てる。パーン! と音は鳴らないがきれいに弾けるブルーの球。防いだ! とエリーは思ったのだが、砕けた球からこぼれた熱がシャツにかかる。肩に胸の辺りに背中にと降り注ぐ。するとエリーは青ざめ剣を地面に落としてしまう。
「あちちちぅ!」
シャツが焦げて破けた。だから色白な肩とブラのストラップが見える。白いフルカップの一部分が見える。そしてふっくらな谷間も見えた。
「多貴!」
なんという屈辱と怒りに燃えるエリーが剣をつかもうとする。だがそのとき多貴が持つ剣の先がエリーの眼前に突き付けられた。
「あんぅ!」
ドキッとしてまた固まってしまうエリー。
「これで勝負あり。そうだろう?」
多貴はエリーに負けを認めて先に行かせてくれと伝えるような声を出す。
「ぅ……し、しかし……」
エリーにとってこの展開は屈辱で消化不良。もっと暴れたいって衝動がFカップの胸にうずく。
「エリー、ぼくらには戦う理由ってないだろう」
剣を下ろしエリーとまっすぐ顔を合わせる多貴。それは戦いにおいては危険な行為であるが、真剣なまなざしがエリーの動きを止める。
「そ、そ、そんなことないわ。だってわたしはポニーのために動かなきゃいけないんだから」
「ぼくは妹のために動く。重要性としてはこっちが上だ」
「な、なにをえらそうに」
「でもいま……エリーはぼくに負けた。崇高に戦うというなら潔さも必要だろう? ちがうかな?」
「ぁう……」
エリーは多貴に見つめられ真っ赤になった。それどころか胸をキュゥンとさせてしまい、自ら心の中でこう思わずにいられなかった。ダメだ……女が一番ダメになる感覚を胸に入れてしまった……と。
「わかったわ……」
立ち上がったエリー、地面に転がる剣を取るわけではなく、クルっと回ると階段を上がり始めた。その後姿を見て何事? と思った多貴だったが、警戒しつつ動きを止め成り行きを見つめる。
一段一段と階段を上がっていくエリーの顔には元気というより精気がない。自分をうっすら責めるような、情けない自分にがっかりしたような、期待を裏切ってしまった自分が何より許せないとするような、そして何より……女として一番ダサいと思っていた感情を胸に持ってしまった自分を嘆くような目をしている。
するとエリーが階段を上がり切るちょっと前のところでポニーが玉座より立ち上がる。その表情はポニーのらしさが安定しているため感情が読みづらい。そして階段を上がり終えて立ち止まったエリーと見つめ合った。
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