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新生エリスとホリー
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32・新生エリスとホリー
本日、それはいつもどおりに迎えた一日だった。ホリーと多貴にとってはそういうモノだった。早朝のランニングを済ませた後、少しばかりの剣合わせをやろうと向かい合う。山中にある広い公園には今誰もいない。朝の風を心地よいと思いながら激しくぶつかろうと2人が身構える。そしてそのときフッとエリスが登場する。
「あれ、エリス? どうしたんです?」
てっきりホテルにいるのだとばかり思っていたホリーが声を出す。多貴はホリーと剣合わせをする事しか頭にないので身構え待つ。
「うん? わたしも剣合わせをしたいなぁと思って」
クスっと笑ったエリスが鞘から抜いた剣を持つ。それを見たホリーはいつものようにダメですよと軽く叱るように言おうとした。しかし突然にドキッとして体が固まってしまう。エリスの落ち着いた表情から伝わるモノがいつもと違うと感じるせい。
「え、エリス? エリスなんですよね?」
「わたしがエリスでなかったら誰になるの?」
「そ、それはそうですけど……ほんの少し幼くなったように見えるのは気のせいですか?」
「あら、うれしい。美人って言われるとキモチが弾むわ」
「え、え、え、え……」
違和感に戸惑うホリーに対し、内心うれしいと思ってにっこりなエリスがいた。昨日においてマルチバースの悪用に手を染めた。それが完了した時、これが自分? という興奮を感じた時、それはもう信じられないカンゲキだった。それを抑え何も変わらないと演技していたのだから、早く自分を見せたいってウズウズしまくり。だからいま、エリスは新生した自分を隠さず表に出していく。
(いつもとちがう?)
多貴は剣を下ろし構えを解く。そしておっとりしているエリスから伝わる、昨日までになかった何かにホリーと同じく戸惑う。
「多貴、ちょっと横で待っていて」
ホリーが言ったので素直に従う多貴。するとゆっくり歩くエリスがホリーの正面に立つ。そのゆったりとした動きはエレガントである。でもそれでいて随分と芯が太いって感じでもある。神経が太いというより大きな自信が根幹にあるって事だろう。
「じゃぁ、お相手してもらっていい?」
エリスがかわいくにっこりやると、対するホリーの顔は深刻なドキドキ色になる。そして身構えながら内心思わずにいられない。
(ウソでしょう……どうしたの、わたし……なんでエリスがつよいとか感じるの? なんのまちがい? エリスが何かイタズラでもしているわけ? なんかおかしい、それなに? 一体何がおかしいの?)
ホリーはすぐに動けなかった。なんせ相手はエリスである。エレガントで美人なお姫様であるゆえ、体力もなければ剣の腕もない。それは昔から昨日までずっとそうだった。だからいま違和感を覚えるとしても、エリスに攻め込むなんていうのはできず体が動かせない。
「では、わたしから行きましょう」
言ったエリスの剣がキラン! と光る。するとどうだろう、姫の顔から笑みが消えて一瞬で距離が縮まっていた。
「えぇ!」
びっくりしまくりのホリー、反射的に動かした剣で相手のモノを受け止める。何? 今のって何? って焦りがさらに広がる。なぜならグイグイと押してくる相手の力が思いもせずやけに強いからだ。
「ホリー、手加減しなくてもいいのよ?」
うふっと嬉しそうに微笑むエリス。
「こ、これって一体……」
額から汗を流すだけでは飽き足らず、ズズっと押されるホリーがいる。それを横で見ながら多貴は青ざめていた。ちがう、こんなのエリスじゃない! と言いたくなるのだが、だったら他の誰なんだ? ってなるから言えない。でも多貴にしてみればホリーより強いというエリスを突然に見せられると頭が混乱する。
「だ、誰か……誰かがエリスに変装している?」
ホリーが表情に気合を入れた。
「わたしは本物のエリスだけど?」
相手をグゥっと押しながらやさしいオーラを出す。それはもう相当な強さを持っていなければ浮かばせられないモノ。
「わかった、ポニー親衛隊の誰かだ!」
押されて苦しかった事もあるし、相手はほんとうのエリスじゃないと思ってしまった事もある。だから相手を押し返すのみならず、本気でやったらやばくない? 的に剣を振る。それは剣身だけでなく風圧すら武器にするような一振り。
(え……)
ホリーは見た、なんとエリスが華麗に宙を舞うって姿を。しかもスピードが速いからポニーを思い浮かべてしまうレベル。
「ほんとうにエリスなんですか?」
「もちろんよ」
「いったい……何をしたんです……」
ホリーは手に持つ剣を鞘に戻しムッと腕組み。するとエリスも剣をしまい得意気な感じで昨日の事を語って聞かせた。多貴とちがいエリスの場合は若返るだけでは強くなれないと思っていたホリー、そんなやり方があるのかよ! とため息をこぼさずにいられなかった。
「多貴、ちょっと水ちょうだい。ボトル投げて」
たまらず言ったホリーは飛んできたボトルを受け取ると、水をゴクゴクっと飲んでから顔を赤くしてエリスを非難する。
「どうしてそんな事をするんですか」
「え、なにかいけない?」
「なにかいけない? って、そんなの反則技みたいなもんでしょう」
「でもわたしの人生だからいいでしょう?」
「そ、それはそうですけど、でも……」
「でも?」
「そんなカタチで強くなっても、それで仮にポニーに勝つんだとしても、正直に言ってその……うれしいですか?」
「ホリーにはわからないわ、わたしのこのキモチ」
エリスは初恋に目覚めたかのように顔を赤らめ、その場をクルクル歩き周りながら、オペラ歌手のように両手を広げたりして語る。新生すると世界が変わった。同じ景色が同じに見えなくなった。自分になかった力が湧いてくるのを感じた時、まるで神話に参加したような興奮をおぼえた。生まれて初めて暴れてみたいような衝動も沸いた。そして今までずーっと持ち続けた後悔、昔からちゃんと自分を鍛えていれば……というのが完全に消えた。
「そう、これこそ究極のファンタスティックだわ。これで自分も物語に参加できるって思えるよろこび、文字にしたら何十万後でも足りないと思う」
語る声はおだやかな音色。でもどこかに暴れたくて疼くみたいな感じが潜むように伝わる。そしたらそれは勘違いではなかった。エリスは突然にポニーと戦いたいなどと言い出す。明日にでも戦うとか続けたりする。
「だ、ダメです、っていうかお願いですエリス、待ってください」
「どうして?」
「エリスとポニーが戦って姉妹がスッキリしてもですよ、でも多貴はどうなるんです? 妹を取り戻すためにがんばっているんですよ?」
「わたしがポニーを倒したら多貴の妹さんを返してもらうと最初に約束させればいいんじゃないかしら・」
「エリス、多貴の男とか兄とかいうプライドを少しは考えてあげましょうよ」
「じゃぁどうするの?」
「多貴が城に乗り込むとき、その時いっしょに行けばいいじゃないですか。その日が早く来るようにエリスも多貴の面倒を見て上げたらいいでしょう? それにほらポニーは強いからエリスだって念入れでちょっと落ち着いてから挑んだ方がよくないかなぁって」
「まぁ、ホリーの言う事もわかるような気がするわ」
「そうしましょう、だからもうちょい待ってください。で、お願いですから一人で勝手に行動しないでくださいね?」
「あ、そうそうホリー、わたしが新生したことはエリーに報告しないで欲しい」
「ど、どうして?」
「だってほら本番で驚かせたいから。ポニーがわたしの活躍を見てえぇ! って驚く顔を見たいのよ」
「わ、わかりました」
まったくなんて展開だろうと思うホリーはまた水を飲む。そして黙って成り行きを見つめていた多貴はエリスと目が合うと少しドキッとする。
エリスはかわいいとも美人と言えるし巨乳。そして本日突然にキャラが変わったことで、格好良さが加算されている。自分の強さに自信を持てるからこその安心感というオーラ、それがエリスを別人みたいに映えさせる。
「こら、多貴、何を見惚れてる!」
ホリーが後ろに来た事に気づかなかったので、横っ腹をつねられてしまう多貴。
「いてて、な、何も見惚れてなんかいないよ」
とりあえず言い訳するも鼻の下が伸びたようなデレ顔がちょっとみっともない。
「多貴、多貴はわたしのお姉ちゃんと恋愛するんでしょうが。お姉ちゃんみたいな美人で巨乳って女がいるのに浮気とか、許されると思うべからず」
「ちょ、なに勝手に変なこと言ってるんだよ」
多貴とホリーがこんな風にじゃれ合うのを見て、エリスがクスっと笑ったりした。それはもう昨日までとは別人。2人の間に入れず、何の活躍もできないと思っていたエリスと異なり、余裕ありまくりでおおらかなお姉さんになったようなエリスという感じそのものだった。
本日、それはいつもどおりに迎えた一日だった。ホリーと多貴にとってはそういうモノだった。早朝のランニングを済ませた後、少しばかりの剣合わせをやろうと向かい合う。山中にある広い公園には今誰もいない。朝の風を心地よいと思いながら激しくぶつかろうと2人が身構える。そしてそのときフッとエリスが登場する。
「あれ、エリス? どうしたんです?」
てっきりホテルにいるのだとばかり思っていたホリーが声を出す。多貴はホリーと剣合わせをする事しか頭にないので身構え待つ。
「うん? わたしも剣合わせをしたいなぁと思って」
クスっと笑ったエリスが鞘から抜いた剣を持つ。それを見たホリーはいつものようにダメですよと軽く叱るように言おうとした。しかし突然にドキッとして体が固まってしまう。エリスの落ち着いた表情から伝わるモノがいつもと違うと感じるせい。
「え、エリス? エリスなんですよね?」
「わたしがエリスでなかったら誰になるの?」
「そ、それはそうですけど……ほんの少し幼くなったように見えるのは気のせいですか?」
「あら、うれしい。美人って言われるとキモチが弾むわ」
「え、え、え、え……」
違和感に戸惑うホリーに対し、内心うれしいと思ってにっこりなエリスがいた。昨日においてマルチバースの悪用に手を染めた。それが完了した時、これが自分? という興奮を感じた時、それはもう信じられないカンゲキだった。それを抑え何も変わらないと演技していたのだから、早く自分を見せたいってウズウズしまくり。だからいま、エリスは新生した自分を隠さず表に出していく。
(いつもとちがう?)
多貴は剣を下ろし構えを解く。そしておっとりしているエリスから伝わる、昨日までになかった何かにホリーと同じく戸惑う。
「多貴、ちょっと横で待っていて」
ホリーが言ったので素直に従う多貴。するとゆっくり歩くエリスがホリーの正面に立つ。そのゆったりとした動きはエレガントである。でもそれでいて随分と芯が太いって感じでもある。神経が太いというより大きな自信が根幹にあるって事だろう。
「じゃぁ、お相手してもらっていい?」
エリスがかわいくにっこりやると、対するホリーの顔は深刻なドキドキ色になる。そして身構えながら内心思わずにいられない。
(ウソでしょう……どうしたの、わたし……なんでエリスがつよいとか感じるの? なんのまちがい? エリスが何かイタズラでもしているわけ? なんかおかしい、それなに? 一体何がおかしいの?)
ホリーはすぐに動けなかった。なんせ相手はエリスである。エレガントで美人なお姫様であるゆえ、体力もなければ剣の腕もない。それは昔から昨日までずっとそうだった。だからいま違和感を覚えるとしても、エリスに攻め込むなんていうのはできず体が動かせない。
「では、わたしから行きましょう」
言ったエリスの剣がキラン! と光る。するとどうだろう、姫の顔から笑みが消えて一瞬で距離が縮まっていた。
「えぇ!」
びっくりしまくりのホリー、反射的に動かした剣で相手のモノを受け止める。何? 今のって何? って焦りがさらに広がる。なぜならグイグイと押してくる相手の力が思いもせずやけに強いからだ。
「ホリー、手加減しなくてもいいのよ?」
うふっと嬉しそうに微笑むエリス。
「こ、これって一体……」
額から汗を流すだけでは飽き足らず、ズズっと押されるホリーがいる。それを横で見ながら多貴は青ざめていた。ちがう、こんなのエリスじゃない! と言いたくなるのだが、だったら他の誰なんだ? ってなるから言えない。でも多貴にしてみればホリーより強いというエリスを突然に見せられると頭が混乱する。
「だ、誰か……誰かがエリスに変装している?」
ホリーが表情に気合を入れた。
「わたしは本物のエリスだけど?」
相手をグゥっと押しながらやさしいオーラを出す。それはもう相当な強さを持っていなければ浮かばせられないモノ。
「わかった、ポニー親衛隊の誰かだ!」
押されて苦しかった事もあるし、相手はほんとうのエリスじゃないと思ってしまった事もある。だから相手を押し返すのみならず、本気でやったらやばくない? 的に剣を振る。それは剣身だけでなく風圧すら武器にするような一振り。
(え……)
ホリーは見た、なんとエリスが華麗に宙を舞うって姿を。しかもスピードが速いからポニーを思い浮かべてしまうレベル。
「ほんとうにエリスなんですか?」
「もちろんよ」
「いったい……何をしたんです……」
ホリーは手に持つ剣を鞘に戻しムッと腕組み。するとエリスも剣をしまい得意気な感じで昨日の事を語って聞かせた。多貴とちがいエリスの場合は若返るだけでは強くなれないと思っていたホリー、そんなやり方があるのかよ! とため息をこぼさずにいられなかった。
「多貴、ちょっと水ちょうだい。ボトル投げて」
たまらず言ったホリーは飛んできたボトルを受け取ると、水をゴクゴクっと飲んでから顔を赤くしてエリスを非難する。
「どうしてそんな事をするんですか」
「え、なにかいけない?」
「なにかいけない? って、そんなの反則技みたいなもんでしょう」
「でもわたしの人生だからいいでしょう?」
「そ、それはそうですけど、でも……」
「でも?」
「そんなカタチで強くなっても、それで仮にポニーに勝つんだとしても、正直に言ってその……うれしいですか?」
「ホリーにはわからないわ、わたしのこのキモチ」
エリスは初恋に目覚めたかのように顔を赤らめ、その場をクルクル歩き周りながら、オペラ歌手のように両手を広げたりして語る。新生すると世界が変わった。同じ景色が同じに見えなくなった。自分になかった力が湧いてくるのを感じた時、まるで神話に参加したような興奮をおぼえた。生まれて初めて暴れてみたいような衝動も沸いた。そして今までずーっと持ち続けた後悔、昔からちゃんと自分を鍛えていれば……というのが完全に消えた。
「そう、これこそ究極のファンタスティックだわ。これで自分も物語に参加できるって思えるよろこび、文字にしたら何十万後でも足りないと思う」
語る声はおだやかな音色。でもどこかに暴れたくて疼くみたいな感じが潜むように伝わる。そしたらそれは勘違いではなかった。エリスは突然にポニーと戦いたいなどと言い出す。明日にでも戦うとか続けたりする。
「だ、ダメです、っていうかお願いですエリス、待ってください」
「どうして?」
「エリスとポニーが戦って姉妹がスッキリしてもですよ、でも多貴はどうなるんです? 妹を取り戻すためにがんばっているんですよ?」
「わたしがポニーを倒したら多貴の妹さんを返してもらうと最初に約束させればいいんじゃないかしら・」
「エリス、多貴の男とか兄とかいうプライドを少しは考えてあげましょうよ」
「じゃぁどうするの?」
「多貴が城に乗り込むとき、その時いっしょに行けばいいじゃないですか。その日が早く来るようにエリスも多貴の面倒を見て上げたらいいでしょう? それにほらポニーは強いからエリスだって念入れでちょっと落ち着いてから挑んだ方がよくないかなぁって」
「まぁ、ホリーの言う事もわかるような気がするわ」
「そうしましょう、だからもうちょい待ってください。で、お願いですから一人で勝手に行動しないでくださいね?」
「あ、そうそうホリー、わたしが新生したことはエリーに報告しないで欲しい」
「ど、どうして?」
「だってほら本番で驚かせたいから。ポニーがわたしの活躍を見てえぇ! って驚く顔を見たいのよ」
「わ、わかりました」
まったくなんて展開だろうと思うホリーはまた水を飲む。そして黙って成り行きを見つめていた多貴はエリスと目が合うと少しドキッとする。
エリスはかわいいとも美人と言えるし巨乳。そして本日突然にキャラが変わったことで、格好良さが加算されている。自分の強さに自信を持てるからこその安心感というオーラ、それがエリスを別人みたいに映えさせる。
「こら、多貴、何を見惚れてる!」
ホリーが後ろに来た事に気づかなかったので、横っ腹をつねられてしまう多貴。
「いてて、な、何も見惚れてなんかいないよ」
とりあえず言い訳するも鼻の下が伸びたようなデレ顔がちょっとみっともない。
「多貴、多貴はわたしのお姉ちゃんと恋愛するんでしょうが。お姉ちゃんみたいな美人で巨乳って女がいるのに浮気とか、許されると思うべからず」
「ちょ、なに勝手に変なこと言ってるんだよ」
多貴とホリーがこんな風にじゃれ合うのを見て、エリスがクスっと笑ったりした。それはもう昨日までとは別人。2人の間に入れず、何の活躍もできないと思っていたエリスと異なり、余裕ありまくりでおおらかなお姉さんになったようなエリスという感じそのものだった。
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