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121・回想、そりゃそうでしょう! 巨乳女子への入り口、小2の終わり

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 121・回想、そりゃそうでしょう! 巨乳女子への入り口、小2の終わり


 小2の終わり頃にハッと気がづいた。自分の胸がプクッとふくらんでいて、触ったらやわらかい弾力。わたしはそれを触り鏡で見つめたりして、両手をグッとにぎった。

「そりゃそうでしょう!」

 そう言ったのは言わずにいられなかったから。絶対にこうなると思っていたらその通りだったけれど、神さまに感謝とかいうより、これがわたしのライフブックに書き込まれている事と納得。

 わたしのお祖母ちゃんってすごい巨乳。わたしのお母さんってすごい巨乳。で、わたしの親戚にはすごい巨乳って人がかなり多い。これはもうマンガチックに言うなれば華麗なる巨乳一族。

 聞けばお母さんもお祖母ちゃんも小3になる手前くらいで胸がふくらみ始めたと言っていたから、じゃぁわたしもそうなると信じていた。もしそうならなかったら思いっきり傷ついて何年間も立ち直れなかったかもしれない。

「やった……やったぁ」

 鏡で自分の裸とおっぱいを見て、触ったらやわらかいって手触りがうれしくて何回もニコニコした。

「お母さん、わたしも胸がふくらんだよ、おっぱい始まったよ」

 お母さんに報告するというのは何にも苦じゃなかった。むしろちゃんと報告し巨乳女子のスタート地点に立ったという事実にしっかり胸を張りたかった。

「でさ……ぶ、ブラジャーとか……しなきゃいけない?」

 わたしは幼稚園とかその頃から、お母さんとかお祖母ちゃんの大きいとしか言えないブラって下着を見て、早く自分もこういうのを身に付けたいと思っていた。

「ん……たしかに胸はふくらんでやわらかいけれど、まだだいじょうぶじゃないかな」

 お母さんはわたしが恥ずかしがっていると思ったんだ。だからだいじょうぶじゃないかなって言い方をしたんだ。

「多分もうちょっとだね、もうちょっとしたらマリーのブラを買いに行こう」

 そう言われたとき、わたしはピーンと弾かれたような気がしてしまった。まだダメなのか……って心が雨雲に突入した。

「だ、だけど、揉んでいたら……毎日揉んで刺激したら、ブラが必要になるくらいの大きさに実はず」

 そう思って毎日、暇さえあれば自分のおっぱいを揉みまくった。その甲斐あってか、わたしは小3になると同時にブラを着ける事になった。
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