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103・クリスマスイブの日に読んで愛し合う2
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103・クリスマスイブの日に読んで愛し合う2
「ん!」
わたしはトレーナーとセーターを勢いよくまくり上げた。下のフルカップブラが揺れ動いたら、高ぶっているキモチが後ろからつよく押されたみたいになる。
「早く、続き、続き」
暖房の効いた部屋で上半身をブラ姿のままイスに座って小説を読む。これ他人には見せられない姿だけれど、いまのわたしには極めてナチュラルなありようだった。
「う、うわぁ……」
ブラの上から自分の乳を揉んで感じながらこの小説を読むと、自分という女が液体になってグニャグニャするような、とにかくすごい感覚に導かれる。
「こ、これって……ほかの女のが読んだとしてもこうなる? ち、ちがう、これは光がわたしのために書いてくれたものであり、陽菜とはわたしのことだから隼立とは光のことだから、だから興奮してしまうんだ」
A4用紙を見つめながら、自分の乳を揉みながら、この小説で他人が興奮するのはあってはならないと思った。
「ん……」
クリスマスとかイブの日に結ばれるとかいうのは、そういう設定話は今まで何度か読んだりした。でもこんなにも脳みそをトロトロにしてくれる話でイブの夜とかいう設定があると、あれこれ批判する気なんてまったく怒らない。
「あぁ……陽菜……」
小説の中での展開、つまり陽菜が隼立にベッドへ押し倒されその気になっていくという流れに読者であるわたしは自分を重ねる。
「これ……あとどのくらいある?」
紙の重なりをチラッと確認したら、わたしはこれを最後までよむって事ができなくなった。
「ダメ、これ、ガマンできない……ムリだよこんなの」
わたしは立ち上がるとハァハァやりながらブラを外した。そして何かに突き動かされるように下のズボンとパンツも脱ぐ。
「光、光」
全裸でベッドに上がると、わたしはすぐさまオナニーをしていた。あの小説を読み終えるまで自制なんて絶対にムリ。そんなことができる女は絶対この世に存在しないと断言しちゃうね。
「ハァハァ光、光」
クリスマスイブという日、彼氏の書いてくれた小説ですごい妄想に狂う自分がいた。あぁ、どうしよう……これ、今までで一番キモチいいオナニーかもしれない。目の前に白い天国さえ見えてきたような気がする。
「い、イキ……」
イキたい……結ばれたいと思った。自分ひとりしかいないのに、やっていることは自分で自分の体を慰めているってだけなのに、光と愛し合いもうすぐ結ばれるんだって本気で信じる自分。
「はんぅんん!!」
それは衝撃的だったんだ。ほんとうに……光と愛し合って結ばれた瞬間って、まったく何も疑わない自分がいたんだから。
「ハァハァ……光、光」
わたしはぐったりしつつ、両腕をベッドにつけたら枕に何回かキスをした。
「あんぅ……」
ぐぅっと枕に顔を押し付けると、ここでちょっと後悔。こんなにキモチいいなら、イブの夜にやればよかった。その方が結ばれたって充実感はもとすごかったはずと思ってしまう。
「光ぅ……」
わたしは少しの間うつ伏せでいたけれど、下にいる光にやさしく抱かれているって想像に浸っていたんだ。
「ん!」
わたしはトレーナーとセーターを勢いよくまくり上げた。下のフルカップブラが揺れ動いたら、高ぶっているキモチが後ろからつよく押されたみたいになる。
「早く、続き、続き」
暖房の効いた部屋で上半身をブラ姿のままイスに座って小説を読む。これ他人には見せられない姿だけれど、いまのわたしには極めてナチュラルなありようだった。
「う、うわぁ……」
ブラの上から自分の乳を揉んで感じながらこの小説を読むと、自分という女が液体になってグニャグニャするような、とにかくすごい感覚に導かれる。
「こ、これって……ほかの女のが読んだとしてもこうなる? ち、ちがう、これは光がわたしのために書いてくれたものであり、陽菜とはわたしのことだから隼立とは光のことだから、だから興奮してしまうんだ」
A4用紙を見つめながら、自分の乳を揉みながら、この小説で他人が興奮するのはあってはならないと思った。
「ん……」
クリスマスとかイブの日に結ばれるとかいうのは、そういう設定話は今まで何度か読んだりした。でもこんなにも脳みそをトロトロにしてくれる話でイブの夜とかいう設定があると、あれこれ批判する気なんてまったく怒らない。
「あぁ……陽菜……」
小説の中での展開、つまり陽菜が隼立にベッドへ押し倒されその気になっていくという流れに読者であるわたしは自分を重ねる。
「これ……あとどのくらいある?」
紙の重なりをチラッと確認したら、わたしはこれを最後までよむって事ができなくなった。
「ダメ、これ、ガマンできない……ムリだよこんなの」
わたしは立ち上がるとハァハァやりながらブラを外した。そして何かに突き動かされるように下のズボンとパンツも脱ぐ。
「光、光」
全裸でベッドに上がると、わたしはすぐさまオナニーをしていた。あの小説を読み終えるまで自制なんて絶対にムリ。そんなことができる女は絶対この世に存在しないと断言しちゃうね。
「ハァハァ光、光」
クリスマスイブという日、彼氏の書いてくれた小説ですごい妄想に狂う自分がいた。あぁ、どうしよう……これ、今までで一番キモチいいオナニーかもしれない。目の前に白い天国さえ見えてきたような気がする。
「い、イキ……」
イキたい……結ばれたいと思った。自分ひとりしかいないのに、やっていることは自分で自分の体を慰めているってだけなのに、光と愛し合いもうすぐ結ばれるんだって本気で信じる自分。
「はんぅんん!!」
それは衝撃的だったんだ。ほんとうに……光と愛し合って結ばれた瞬間って、まったく何も疑わない自分がいたんだから。
「ハァハァ……光、光」
わたしはぐったりしつつ、両腕をベッドにつけたら枕に何回かキスをした。
「あんぅ……」
ぐぅっと枕に顔を押し付けると、ここでちょっと後悔。こんなにキモチいいなら、イブの夜にやればよかった。その方が結ばれたって充実感はもとすごかったはずと思ってしまう。
「光ぅ……」
わたしは少しの間うつ伏せでいたけれど、下にいる光にやさしく抱かれているって想像に浸っていたんだ。
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