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78・恋愛における近い将来の設計図
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78・恋愛における近い将来の設計図
今日は光が小説の書き上げをするのだと言って学校が終わったら内にこもるというモードに突入。わたしはそれをさすがマイダーリン! とホメるのみ。
「マリー、ちょっと聞いてもいい?」
学校が終わってから会った友だちとマックに行ったら、友だちがぜひとも聞きたいって顔をわたしに向けてきた。
「聞きたいキモチが顔面にあふれ出ちゃってるよ?」
わたしが言ってニンマリしたら、あ、わかる? とか言ってる。もし鏡を持っていたら見せてあげたかったなどと思ったりした。
「マリーさぁ、光から求められたりしないの?」
「またおっぱいの話ですかぁ?」
「いや、マリーって巨乳だし、しかも揉んだらやわらかい弾力がいっぱいでめちゃくちゃ気持ちいいし」
「こらこら声が大きい! そういうのはマナー違反なんだぞ!」
「わかった声量を下げる。おっほん! とにかくわたしが言いたいのは、同じ女でさえ一回揉ませて欲しいとか思うのだから、彼したる男の光が思わないわけがない、ちがいますかぁ?」
「そりゃまぁ……ん! まったく何にも思いませんとか言われたら、それはそれでまた疑惑の裁判をしなきゃいけなくなっちゃうし」
「マリーはどう思ってんの? 初体験とか……実はめっちゃ興味があるんだよ」
「なんで? 芸能記者みたいに悪趣味な人ですか?」
「そうじゃないけれど、マリーみたいな早くからおっぱいが大きい巨乳女子はどういう物語をたどるのだろうって興味津々」
「そりゃまぁ……うん、愛情が育ってガマンできない! となったら、愛し合う、絶対に」
「おぉ! それっていつ頃になりそう?」
「一応考えてはいるんだよ? 将来の設計図とかいうのをちゃんと描いたりはしているんだ」
「それはどんな?」
「んっとね、中学の間はどんなに恋焦がれても……好きって思いが募りまくっても、たとえわたしがFカップってサイズになっても、やらないでおこうと考えてる」
「マリーだったら中学の間にF突入はありえるね」
「いやまぁ、それはいいとして……愛し合うっていうのは……」
「いうのは?」
「やっぱり高校とかいう段階に入ってからかなって。多分それがベストだと思うんだ」
「ほぉ……その心は?」
「ん……だってほら、心身共々、ベストって段階に育っていないような気がする、中学って。だからそこでやっちゃうと、濃厚な幸せをかみしめるって経験が永遠に消えてしまうというか」
「うわ、マリーが言うとめっちゃ深く聞こえる」
「今はちょっとタイミングを探っているところだけれど、もうちょいしたらちょっとずつ、光ともエロい系の話をしようと思っているんだ。そこでここぞというときに、将来の設計図について話し合おうかなって」
「おぉ……すご……マリーってマジで考えているんだねぇ」
「もちろん、えっへん!」
「でも立派な発言を聞くと逆に、汚れた物語を期待したくなっちゃうんだなぁこれが」
「あんた性格悪い!」
「光がこらえきれなくなって、マリーをベッドに押し倒して、気がついたら2人で朝を迎えたみたいな、それが中2くらいで起こり、そして……」
「そして? なに? 言うべし!」
「仕方ないなぁ……って、キモチが切れてしまったマリーと目覚めてしまった光が無我夢中になって毎日毎日愛し合って、その結果意外と早くに飽きてしまって2人の関係はぶっ壊れてしまって、それにショックを受けたマリーが黒い女として生きるようになるみたいな」
「や・め・て! 誰がそんな物語を歩むもんか!」
「冗談だよ、マリーっておっぱいが大きいのに余裕がないなぁ」
「こういう話ではあんまり冗談を言わないのが女の会話ってモノなんですぅ! わたしはいま目の前のあんたがちょっと不幸になればいいのに! とか思っちゃったからね」
「やだぁ、マリーのバカぁ」
「あぁもう、この話はおしまい!」
まったく! と眼前の友人にわたしは思いっきりあきれた。でも実を言うと、ちょっとだけ不安めいた気持ちにもさせられていたんだ。
ないない、そんな事はない! とか思いつつ、せっかく手に入れた光との恋愛が育つことなく終わるなんて耐えられない。そうだ、わたしだけ考えてもきっとダメなんだ。だからそのうち光と2人でマジメに話し合わなきゃいけないんだ……と思った。
今日は光が小説の書き上げをするのだと言って学校が終わったら内にこもるというモードに突入。わたしはそれをさすがマイダーリン! とホメるのみ。
「マリー、ちょっと聞いてもいい?」
学校が終わってから会った友だちとマックに行ったら、友だちがぜひとも聞きたいって顔をわたしに向けてきた。
「聞きたいキモチが顔面にあふれ出ちゃってるよ?」
わたしが言ってニンマリしたら、あ、わかる? とか言ってる。もし鏡を持っていたら見せてあげたかったなどと思ったりした。
「マリーさぁ、光から求められたりしないの?」
「またおっぱいの話ですかぁ?」
「いや、マリーって巨乳だし、しかも揉んだらやわらかい弾力がいっぱいでめちゃくちゃ気持ちいいし」
「こらこら声が大きい! そういうのはマナー違反なんだぞ!」
「わかった声量を下げる。おっほん! とにかくわたしが言いたいのは、同じ女でさえ一回揉ませて欲しいとか思うのだから、彼したる男の光が思わないわけがない、ちがいますかぁ?」
「そりゃまぁ……ん! まったく何にも思いませんとか言われたら、それはそれでまた疑惑の裁判をしなきゃいけなくなっちゃうし」
「マリーはどう思ってんの? 初体験とか……実はめっちゃ興味があるんだよ」
「なんで? 芸能記者みたいに悪趣味な人ですか?」
「そうじゃないけれど、マリーみたいな早くからおっぱいが大きい巨乳女子はどういう物語をたどるのだろうって興味津々」
「そりゃまぁ……うん、愛情が育ってガマンできない! となったら、愛し合う、絶対に」
「おぉ! それっていつ頃になりそう?」
「一応考えてはいるんだよ? 将来の設計図とかいうのをちゃんと描いたりはしているんだ」
「それはどんな?」
「んっとね、中学の間はどんなに恋焦がれても……好きって思いが募りまくっても、たとえわたしがFカップってサイズになっても、やらないでおこうと考えてる」
「マリーだったら中学の間にF突入はありえるね」
「いやまぁ、それはいいとして……愛し合うっていうのは……」
「いうのは?」
「やっぱり高校とかいう段階に入ってからかなって。多分それがベストだと思うんだ」
「ほぉ……その心は?」
「ん……だってほら、心身共々、ベストって段階に育っていないような気がする、中学って。だからそこでやっちゃうと、濃厚な幸せをかみしめるって経験が永遠に消えてしまうというか」
「うわ、マリーが言うとめっちゃ深く聞こえる」
「今はちょっとタイミングを探っているところだけれど、もうちょいしたらちょっとずつ、光ともエロい系の話をしようと思っているんだ。そこでここぞというときに、将来の設計図について話し合おうかなって」
「おぉ……すご……マリーってマジで考えているんだねぇ」
「もちろん、えっへん!」
「でも立派な発言を聞くと逆に、汚れた物語を期待したくなっちゃうんだなぁこれが」
「あんた性格悪い!」
「光がこらえきれなくなって、マリーをベッドに押し倒して、気がついたら2人で朝を迎えたみたいな、それが中2くらいで起こり、そして……」
「そして? なに? 言うべし!」
「仕方ないなぁ……って、キモチが切れてしまったマリーと目覚めてしまった光が無我夢中になって毎日毎日愛し合って、その結果意外と早くに飽きてしまって2人の関係はぶっ壊れてしまって、それにショックを受けたマリーが黒い女として生きるようになるみたいな」
「や・め・て! 誰がそんな物語を歩むもんか!」
「冗談だよ、マリーっておっぱいが大きいのに余裕がないなぁ」
「こういう話ではあんまり冗談を言わないのが女の会話ってモノなんですぅ! わたしはいま目の前のあんたがちょっと不幸になればいいのに! とか思っちゃったからね」
「やだぁ、マリーのバカぁ」
「あぁもう、この話はおしまい!」
まったく! と眼前の友人にわたしは思いっきりあきれた。でも実を言うと、ちょっとだけ不安めいた気持ちにもさせられていたんだ。
ないない、そんな事はない! とか思いつつ、せっかく手に入れた光との恋愛が育つことなく終わるなんて耐えられない。そうだ、わたしだけ考えてもきっとダメなんだ。だからそのうち光と2人でマジメに話し合わなきゃいけないんだ……と思った。
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