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41・光はロマンティストなおっぱい星人だと思う理由2

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 41・光はロマンティストなおっぱい星人だと思う理由2


 わたしは光の書くエロっていうのは、ちょいでも大でもいいと素直に思えるから胸がきゅんとなる。これは絶対に、彼氏だから何を書いたってべた褒めしちゃうよぉ! なんて話とはちがう。

 この言い方はどうだろう、ちがうかな、でも当たっているような気がすると思うから出してみると……光ってもしかしたら脳の半分……くらいが女子っぽいのかなぁと勝手に思ったりする。

 一番感心して衝撃すら受けるのは……女子とか女を書くのがうまい。それはキャラのバリエーションが多いとか少ないとかって事ではなく、なんで男のくせにすっきりした感じの女子を書けるの? と不思議に思っちゃうって話。

「光……なんでそんなに女子キャラを書くのがうまいの? わたし、光の小説に登場する巨乳女子に嫉妬しそうなんだけれど」

 いま、わたしは光の小説に登場する巨乳女子、優子とかいうのに嫉妬していた。なぜって優子は絶対作者のお気に入りと感じるから。

「まぁ、でも……優子は光なんだ、そういう気がする」

 そうだ、きっとそう、光は脳内彼女という、いわば自分の女版っていうのを小説で動かす能力があるんだ。だからロマンティストでもあれるんだと、最近はそういう気がしている。

「でもさぁ……光……」

 わたしは光の新作小説を読みながら、優子とかいう巨乳女子の魅力的な着替えシーンとかいう場面を読みながら思わずにいられない。

 わたしが思うに……真の天才っていうのは、実際の彼女がいて、彼女の水着姿を見ても、それこそ彼女と愛し合うという段階に入ったとしても、それでも魔力を失わないやつだと思うんだ。

 光がロマンティストなおっぱい星人だとか、小説に能力があるのは胸がキュっとなるほどうれしいけれど、光が小説家になるまで一度も愛し合わない彼女でい続けるとか……そういうのはしたくないなぁってわたしの女心が揺さぶられる。

 っていうか……早く泳ぎのデートに誘えつーんだよ。誘ったらよろこんでオーケーしてビキニ姿を見せるつもりマンマンなんだから。

「彼女のビキニ姿を見たらドキッとして衝撃を受けて、その喜びを持って現実を彼女とイチャラブしてたのしく生きつつ、創作にも以前以上の魔力を注ぎ込むようになって、そんな展開になって欲しいんだけどなぁ……光!」

 わたしはそんな事をつぶやきながら小説を読み、優子は光の分身だろうと思いつつ、くそ、優子め……わたしだって巨乳女子なのに! って嫉妬をしたりした。
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