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20・黒井先輩とW巨乳なビキニをやることに1

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 20・黒井先輩とW巨乳なビキニをやることに1


 本日の昼休み、わたしは黒井先輩と話をしていた。つい昨日、光とやった会話を話のネタにした。これは光の事を悪く言うのではなく、わたしの中にある悶々とした感じを会話で追い払いたいと思っただけの事。

「へぇ、あの彼氏くんってなかなか立派な意識の持ち主なんだね」

「えぇ、まぁ」

 他人から自分の彼氏を褒められるとうれしいモノだなぁと、ちょっと顔やがニヤけそうになる自分がいた。

「でもまぁ、よかった。正直心配していたの」

「心配?」

「マリーみたいなかわいい巨乳女子、心持ちの悪い男子が彼氏だったら食われてしまうんじゃないかと思って」

「先輩……食われるなんて言い方はちょっと……」

「あ、ごめんなさい、わたしってほんとうにダメな女だ」

「あぁ、すぐに落ち込まないでくださいってば」

 同じ巨乳という共通項があると、先輩と後輩って関係でも気さくに話ができてうれしい。

「ねぇ、マリー、ちょっといい?」

「なんですか?」

「わたしさぁ、いま確かに3年で受験生ではあるんだけれど、少しくらいは息抜きとか体を動かさないと腐ってしまう。だから来週の日曜日辺りに、温水プールに行かない?」

「温水プール?」

「そ、巨乳同士って2人で行きたい」

「なんかあるんですか?」

「マリーの話を聞いていたら……自分の殻を破るってためにも……わたしもビキニって水着をやってみたいと思った。せっかくFカップって巨乳だから一回くらいは……という気になった」

「先輩がビキニ!」

「マリーだってさ、まずは同じ巨乳同士でビキニ姿を経験して、そしていざ本番! と彼氏とのデートにもうひとつの本命ビキニをおっぱいに着せればいいんじゃないかなぁと思った」

「あぁ、なるほど」

「お願い! マリーといっしょだったら、わたし自分の殻を破れる」

 こういう流れになって、イヤです! と言えたら外道チックですごいのかもしれない。でもやさしいエンジェル肌なわたしにはそんなことは言えなくて、じゃぁ行ってみましょうって展開を了解した。

「マリーはビキニって水着を持ってる?」

「まだ持っていないです」 

「じゃぁビキニ選びのアドバイスをしてあげる」

「え、でも先輩はビキニってやった事ないんですよね?」

「ないけど知識は持ってる。いつだって女として一皮むけられるようにと思っていたから。そして今がそれだから」

 黒井先輩はわたしにはどういうビキニが似合うかって話を色々と聞かせてくれた。ビキニをやった事がない人からのアドバイスだったけれど、大ベテランから教わったみたいなキブンにさせられた。
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