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14・彼氏を応援できる彼女という立場の快感

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 14・彼氏を応援できる彼女という立場の快感


「おぉ……」

 わたしは光がアップした新作小説、「巨乳な彼女と白い青春」というのを読みながら、エロい……でもおもしろい、そして文章とか語彙力がよろしい、あげく不思議なくらいかわいい女子を書くのがうまいと心から感心させられる。

 快感、めっちゃくちゃ快感。いやぁ、たんに彼氏ができたとかいうだけじゃなく、がんばって突き進む彼氏を応援できるってほんとうに最高。女子力特有の炎が上がるって感じが、生きているよろこびって表現にたどりつく。

 一般だけならまだしも、エロい小説まで書くのってどうなのよ? 彼氏にそういう事はしないでと思わないの? なんてある友人がわたしに言ったけれど、そんなこと思うわけない。

 むしろ逆、光が言ったように何がなんでも小説とかエッセイとか、とにかく創作だけで生活できるようになって欲しい。そのために努力を惜しまないってがんばる男子ってめちゃくちゃ好き。

「よし、これはもう評価5星でいいね! も押しておかないと」

 わたしは陰ながらの応援をしている。こんな程度しかできないけれど、生きている限り応援するぞ! と思っている。

 で、最近あれなんだ、光が創作で大いなる成功をおさめられたら、わたいはマネージャーになろうと考えている。そうなんだ、夫婦でいっしょに青春ライクな人生を送れたら……というのは、考えるだけで胸がくぅっと熱くなる。

「さてと、宿題でもやりますか」

 勉強っていうのは別に好きだとは思っていない。でも光が勉強と小説書きの両方をがんばっていると思えば、わたしもがんばろうって気になれる。こういうのもステキだって顔がニヤついてしまう話だね。
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