中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ

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10・まったく男ってやつは

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 10・まったく男ってやつは


「それでさぁ……」

 いま、わたしと光は学校が終わってからのデート中。2人でいっしょに並んで歩きながらあれこれおしゃべりするだけでも十分たのしい。そして横の光から巨乳っておっぱいにチラチラ目線をもらうと、かわいいやつって甘いキブンを味わえる。

 だけど……男ってほんとうに……まったく! と思わせるのは光も同じで、理想としていた巨乳女子ことわたしを彼女にしても問題は生じるんだね。

「それで……」

 ここでわたしはふっとある事に気づく。だから光を手招きして電柱のとところでストップ。

「光くん、いま何を見ていましたか」

「な、なにって別に……」

「正直に言った方が身のためだよぉ?」

「だ、だから見ていたのは空気であったり、建物であったり、流れるように走っている車とかそういうモノ」

「ちょっと耳貸してみ」

「え?」

「いいから、顔を近づけて」

「な、なに……」

 わたしは光が少し横向けにした顔を近づけたら、待ってました! とばかり思いっきり頬をつねり上げてやるんだ。

「あいたたたた、痛いって」

「なーにが見ていたのは空気とか建物とか流れる車だ、わたしの女子力に満ちた目をだませると思うなよ」

 ここでわたしは両手で光の頬をギュウっと圧迫して、そしてもって顔の向きを強制的に変えてやる。

「光が見ていたのはあれでしょうが!」

 そこ以外のどこに答えがある! という場所には、見知らぬ女性、しかも外人さんがひとりいる。

「ぅ……」

 光がわたしに頬をギュウっとされながら顔を赤くする。これはちょっと裁判しないといけないって話だ。

「光が見ていたのはあの人でしょう!」

「と、とりあえず手を離ひぃて……」

「じゃぁ手を離してあげるから釈明したまえ」

「ん……見ていたんじゃなくて……目に入ったんだよ。だから裁判長、ぼくは無罪を主張します」

「裁判長! 被告こと光はあの女性を目で追っていました。あの豊満で、歩くだけでユッサユッサ揺れて止まない、わたしって巨乳女子が推測する限りではバスト110cmくらいはある爆乳さんの胸ばかり見ていました。これは彼女であるマリーに対する裏切りです」

「う、裏切りってそんな……」

「あのさぁ、わたし中1なんだよ」

「なんだよ急に……」

「一応個人情報だけれど、中1でEカップなんだよ、レアな巨乳って女子なんだよ、光が思い描いていた理想そのものなんだよ」

「う、うん……」

「わたしみたいな巨乳女子は貴重だと理解している?」

「し、してます、当たり前じゃんか」

「だったらどうして浮気する!」

「う、浮気なんかしてない」

「ったくもう、初犯だから許してあげるけれど、今後ドキドキって目線は全部わたしの巨乳に向けること。他の女の巨乳にデレデレしたら雷が落ちることは心得ていて」

「わ、わかりました」

「よろしい、じゃぁデートを続けよう」

 これでよし! と思ったけれど、わたしという巨乳女子って彼女がいて、絶え間なくわたしの胸に片想いの目線を向けるくせに、わたしよりずっとすごい! って豊満なおっぱいの持ち主っていうのが出現すると、わかっていても目を引っ張られるのが男だと思い知らされた。

 わたしの巨乳にしか目を向けられなくさせられるような、そんな手術を光に受けさせたいとか思わずにいられない。
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