99 / 223
99・いけない先生と悪夢11
しおりを挟む
99・いけない先生と悪夢11
「く……おまえみたいな蛇男が、このわたしと愛し合おうなんて100万年早いんだよ!」
顔面を相手にペロペロされる事で気力を削がれそうになっていた閻美だが、ここで全身に気合を入れる。それが相当な熱量だって事は表情や震えからして明らかであるもの、それでは足りないとばかり湯気が立ち始める。
「な、なにぃ……あ、熱い……」
蛇男は閻美の頬をエロく舐めていた舌をシュルシュルっと元に口内に戻す。そしてどんどんと上がっていく相手の温度に少し怯み始めた。
「腐れな男って分際がこの閻美さまに対して頭が高い!」
叫んだ閻美の体からボッと炎が立った。そしてそれは刀から相手の鉄棒に火と熱を伝えていく。
「う……く……」
蛇男、これはたまらないとばかり鉄棒を刀から離すと後方へと飛ぶ。だが閻美はその一瞬って動きを逃さない。
「焼け焦げろ、人間爬虫類!」
刀を水平に降ると炎の塊がボワっと蛇男に向かっていく。 クッと顔をしかめた蛇男は空中へ飛び上がって回避。もしまともに食らっていたら、自分はステーキになっていたかもしれないと少し呼吸が乱れる。
「やるな、閻美……」
「この閻美はいつも心を激に燃やす女」
それを聞いて蛇男はフッと笑った。閻美の顔に浮かぶけっこうな汗を見ると確信出来るからだった。けっこうな熱量とは体力と比例する。しかも精神的な苦痛から脱出するために燃えれば自分もおどろくほど消耗は激しいはずだと蛇男は思う。
「閻美、おまえの乳がどのくらい豊かなのか、巨乳なのか爆乳なのかただの期待ハズレってゴミなのか、絶対に確認させてもらうぞ」
蛇男、今度は両手を広げ前に突き出す。そうして空気を撫でるように回し動かすと、どこからともなく白いヘビが大量に出現し男の周囲に集まっていく。
「む!」
閻美、今度は攻防の構えに入り全身から先よりつよく炎を立てる。
「閻美、おまえが巨乳とか爆乳だったら食うぞ、絶対おまえの体を味わい食うからな、そしておれの子どもを身ごもらせてやるからな、心しておけよ」
キヒヒと下品な笑い声を立てると、それは閻美のエネルギー燃やしを増加させる。とても太刀打ちできないような分厚い炎が、まるで奥義のように立ち上がる。
「行け、スネーク・クラスター!!」
蛇男が舞うように両腕を振ると、無数の如し大量の蛇が閻美に向かっていく。それはもう地獄絵図としか思えないような渦巻。
「この閻美がそんなモノに巻かれるか!」
また激しく燃えた、ちょっと燃やしすぎ……というくらい燃えた閻美、炎に感情を持たせるように刀を振る。
「うあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
斬る、斬る、斬る、斬る、斬る、閻美の燃える刀がとめどく襲ってくる白いヘビの大軍を斬り落としていく。
「くあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
閻美が燃える、あまりにヘビが多いという事もあるが、ヘビ男が閻美の体をむさぼり食いたいと下品な戦いを挑む事により、受けて立つ閻美はあまりに過剰な燃え上がりをしている事を忘れる。
斬る、斬る、斬る、一向に止まない向かってくる悪夢みたいなヘビの渦巻を斬る。それはいつまでも終わらない。実際のところ、5分、10分、15分、20分と、まるで終わりのない悪夢みたいに続く。
「く……」
ここでヘビの攻撃が一旦停止したことで、閻美も構えたまま動きを止める。だがその瞬間に、ドワーッとすさまじい汗が流れ出る。
「さすが閻美、やるなぁ、さすがいい女。だが見くびってもらっては困るぞ、おれには奥の手がある。これでおまえも終わりだ。おまえが巨乳とか爆乳なら、その体をおれに食事される時間の始まりだ」
ヘビ男、再び両手を広げて前に突き出す。そうしてヘビを大量に出す。その姿というか光景は先の攻撃と何がちがうのかわからないが、汗びっしょりでハァハァやっていた閻美が気合を入れなおす。
「どんな攻撃をされようと、この閻美は受けて立つ!」
ドン! っと限界突破したような炎が閻美に浮かんだ。その見た目は立派だからこそ、逆に言えば後がない危険なモノという感じが漂う。
(どんな攻撃をしてくる……どんな攻撃を……)
閻美は燃え高ぶりながら警戒する。しかし大量のヘビを出した男の放った言葉と攻撃は、先ほどと変わらない。
「くらえ、スネーク・クラスター!」
放たれた攻撃、それを目にした閻美は思わず激怒してしまう。なぜなら先と何も変わらない攻撃としか見えず、実際受けて立つ時の手応えもそうでしかなかったからだ。
「ふざけるなぁぁぁ!!!」
閻美の炎が狂ったように燃え揺らぎ、振られる刀は無数のヘビを斬る。そしてまた先と同じように何分も何十分も続くと思った。しかし突然にヘビの大軍が消えた。
「うん?」
突然の変化に動きを止めて戸惑ったときだ、まさにそのとき閻美の顔がサーっと青ざめる。
「ぁ……う……」
ブチ切れに燃えていた事により、その勢いが途切れたことで過剰に燃えた反動が来た。突如として体温が一気に下がる。そして体のほとんどがまともに動かないって感覚に沈んでいく。
「おまえは心を燃やし過ぎたんだよ、閻美」
真後ろから声がした。ドキ! っとした閻美が振り向こうとするが、それより先にひんやりとつめたい両手が色白な首に当てられる。
「く……」
「閻美、おまえにたいせつな事を教えたい。不思議なモノでエネルギー消費というのは自分の体でも案外や分からないモノなんだよ。つよくても心を燃やしすぎるとエネルギー消費は激しくなる。こうなる事を期待していたが、その通りになってくれてうれしいぞ」
「そうか……」
閻美、グッと力を入れて腕を動かそうとする。それは後ろの相手に肘打ちを食らわせようとするもの。だが一度切れてしまったエネルギーがかんたんに回復するはずなどなく、力が入らない上に目の前が歪む。
「どうしたぁ? 先ほど炎を立てていた女とは思えんなぁ。どうした閻美、なぜ力を入れておれに抵抗しようとしないぃ?」
ヘビ男は勝ち誇りの笑いを浮かべる。実際、いまの閻美はまったく力が出ない。刀をにぎり持つだけでもハァハァ息が切れてしんどいと思うレベル。
「ハァハァ……」
抵抗するだけの力すら湧かないと閻美の手から刀が落ちる。そして耳元でささやかれる。
「さぁ閻美、おまえが巨乳とか爆乳なのか確認させてもらうぞ。そして期待通りだったら、おれとおまえが愛し合う時間の始まりだ」
「く……おまえみたいな蛇男が、このわたしと愛し合おうなんて100万年早いんだよ!」
顔面を相手にペロペロされる事で気力を削がれそうになっていた閻美だが、ここで全身に気合を入れる。それが相当な熱量だって事は表情や震えからして明らかであるもの、それでは足りないとばかり湯気が立ち始める。
「な、なにぃ……あ、熱い……」
蛇男は閻美の頬をエロく舐めていた舌をシュルシュルっと元に口内に戻す。そしてどんどんと上がっていく相手の温度に少し怯み始めた。
「腐れな男って分際がこの閻美さまに対して頭が高い!」
叫んだ閻美の体からボッと炎が立った。そしてそれは刀から相手の鉄棒に火と熱を伝えていく。
「う……く……」
蛇男、これはたまらないとばかり鉄棒を刀から離すと後方へと飛ぶ。だが閻美はその一瞬って動きを逃さない。
「焼け焦げろ、人間爬虫類!」
刀を水平に降ると炎の塊がボワっと蛇男に向かっていく。 クッと顔をしかめた蛇男は空中へ飛び上がって回避。もしまともに食らっていたら、自分はステーキになっていたかもしれないと少し呼吸が乱れる。
「やるな、閻美……」
「この閻美はいつも心を激に燃やす女」
それを聞いて蛇男はフッと笑った。閻美の顔に浮かぶけっこうな汗を見ると確信出来るからだった。けっこうな熱量とは体力と比例する。しかも精神的な苦痛から脱出するために燃えれば自分もおどろくほど消耗は激しいはずだと蛇男は思う。
「閻美、おまえの乳がどのくらい豊かなのか、巨乳なのか爆乳なのかただの期待ハズレってゴミなのか、絶対に確認させてもらうぞ」
蛇男、今度は両手を広げ前に突き出す。そうして空気を撫でるように回し動かすと、どこからともなく白いヘビが大量に出現し男の周囲に集まっていく。
「む!」
閻美、今度は攻防の構えに入り全身から先よりつよく炎を立てる。
「閻美、おまえが巨乳とか爆乳だったら食うぞ、絶対おまえの体を味わい食うからな、そしておれの子どもを身ごもらせてやるからな、心しておけよ」
キヒヒと下品な笑い声を立てると、それは閻美のエネルギー燃やしを増加させる。とても太刀打ちできないような分厚い炎が、まるで奥義のように立ち上がる。
「行け、スネーク・クラスター!!」
蛇男が舞うように両腕を振ると、無数の如し大量の蛇が閻美に向かっていく。それはもう地獄絵図としか思えないような渦巻。
「この閻美がそんなモノに巻かれるか!」
また激しく燃えた、ちょっと燃やしすぎ……というくらい燃えた閻美、炎に感情を持たせるように刀を振る。
「うあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
斬る、斬る、斬る、斬る、斬る、閻美の燃える刀がとめどく襲ってくる白いヘビの大軍を斬り落としていく。
「くあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
閻美が燃える、あまりにヘビが多いという事もあるが、ヘビ男が閻美の体をむさぼり食いたいと下品な戦いを挑む事により、受けて立つ閻美はあまりに過剰な燃え上がりをしている事を忘れる。
斬る、斬る、斬る、一向に止まない向かってくる悪夢みたいなヘビの渦巻を斬る。それはいつまでも終わらない。実際のところ、5分、10分、15分、20分と、まるで終わりのない悪夢みたいに続く。
「く……」
ここでヘビの攻撃が一旦停止したことで、閻美も構えたまま動きを止める。だがその瞬間に、ドワーッとすさまじい汗が流れ出る。
「さすが閻美、やるなぁ、さすがいい女。だが見くびってもらっては困るぞ、おれには奥の手がある。これでおまえも終わりだ。おまえが巨乳とか爆乳なら、その体をおれに食事される時間の始まりだ」
ヘビ男、再び両手を広げて前に突き出す。そうしてヘビを大量に出す。その姿というか光景は先の攻撃と何がちがうのかわからないが、汗びっしょりでハァハァやっていた閻美が気合を入れなおす。
「どんな攻撃をされようと、この閻美は受けて立つ!」
ドン! っと限界突破したような炎が閻美に浮かんだ。その見た目は立派だからこそ、逆に言えば後がない危険なモノという感じが漂う。
(どんな攻撃をしてくる……どんな攻撃を……)
閻美は燃え高ぶりながら警戒する。しかし大量のヘビを出した男の放った言葉と攻撃は、先ほどと変わらない。
「くらえ、スネーク・クラスター!」
放たれた攻撃、それを目にした閻美は思わず激怒してしまう。なぜなら先と何も変わらない攻撃としか見えず、実際受けて立つ時の手応えもそうでしかなかったからだ。
「ふざけるなぁぁぁ!!!」
閻美の炎が狂ったように燃え揺らぎ、振られる刀は無数のヘビを斬る。そしてまた先と同じように何分も何十分も続くと思った。しかし突然にヘビの大軍が消えた。
「うん?」
突然の変化に動きを止めて戸惑ったときだ、まさにそのとき閻美の顔がサーっと青ざめる。
「ぁ……う……」
ブチ切れに燃えていた事により、その勢いが途切れたことで過剰に燃えた反動が来た。突如として体温が一気に下がる。そして体のほとんどがまともに動かないって感覚に沈んでいく。
「おまえは心を燃やし過ぎたんだよ、閻美」
真後ろから声がした。ドキ! っとした閻美が振り向こうとするが、それより先にひんやりとつめたい両手が色白な首に当てられる。
「く……」
「閻美、おまえにたいせつな事を教えたい。不思議なモノでエネルギー消費というのは自分の体でも案外や分からないモノなんだよ。つよくても心を燃やしすぎるとエネルギー消費は激しくなる。こうなる事を期待していたが、その通りになってくれてうれしいぞ」
「そうか……」
閻美、グッと力を入れて腕を動かそうとする。それは後ろの相手に肘打ちを食らわせようとするもの。だが一度切れてしまったエネルギーがかんたんに回復するはずなどなく、力が入らない上に目の前が歪む。
「どうしたぁ? 先ほど炎を立てていた女とは思えんなぁ。どうした閻美、なぜ力を入れておれに抵抗しようとしないぃ?」
ヘビ男は勝ち誇りの笑いを浮かべる。実際、いまの閻美はまったく力が出ない。刀をにぎり持つだけでもハァハァ息が切れてしんどいと思うレベル。
「ハァハァ……」
抵抗するだけの力すら湧かないと閻美の手から刀が落ちる。そして耳元でささやかれる。
「さぁ閻美、おまえが巨乳とか爆乳なのか確認させてもらうぞ。そして期待通りだったら、おれとおまえが愛し合う時間の始まりだ」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる