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87・好きな女の子へ告白するに必要な言葉2
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87・好きな女の子へ告白するに必要な言葉2
日曜日、午前9時、伊吹は昨晩に降って湧いた約束を破ろうかと思いながらできなかったので、結局はマックに来てしまった。
「あ、伊吹さん、やっぱり来てくれましたね、おはようございます」
足図は屈託のない笑顔を見せると、ではとばかり先頭に立って店内に入る。そして奥の席を確保し互いに注文した品がそろった所で、足元に置いていたカバンよりノートを取り出す。
「なんだよ」
何か面倒くさいモノを見せられるのかなぁと思った伊吹が怪訝な顔をすると、告白の練習を兼ねた恋文だとかいう。それを採点してくださいとか言って、ズイっと力強く前に差し出す。
「見てもいいのか?」
「はい」
足図の顔は一見すれば微笑ましく照れているが、どこかに実は自信を隠し持っているような感じでもあった。
「ちょっと待った、これってなんだ、あたなみたいなズュースな人にドキドキしますって、いきなりわけがわからない」
「ズュースはドイツ語です」
「なんでドイツ語なんだよ」
「日本の女性はドイツ語が好きだってよく聞くので」
「いや、しかしだからといって……」
「え、イタリア語の方が良かったとかですか?」
「そうじゃなくて、日本人なんだから日本語で好きです! であるべきだろう。ドイツ語とかそういう中二病みたいな事はやらない方がいいと思うけどな」
「で、でも……」
「でも?」
「なんていうかその、ドイツ語とかでシャレていると安心できるって気がするんですよ。日本語だと貧弱な日の丸弁当しか思い浮かばないという感じで」
「いいじゃねぇかよそれで。だいたいシャレいるから安心って話じゃないだろう。好きだってキモチを伝えるのにかっこう付ける方が間違っているとおれは思うけどな」
ったく……と伊吹がぼやくと、足図はとあるヒット曲の話を引っ張り出した。その歌の歌詞において、きみに7つの言葉と宝石を捧げたいみたいな個所があるらしく、そういうセンスで告白したいのだという。
「いや、おまえ……他人が作った歌詞なんか丸ごと引っ張り込むなよ」
「え、ダメなんですか?」
「影響を受けるのはいいけど自分のモノにしろよ。結局最後にモノをいうのは自分の言葉とかセンスなんだから」
「あ、あれ……伊吹さんってクズな割にはけっこうかっこういいんですね」
「おれがかっこういいとかいうより、おまえの意識がダサすぎるって事だろう。それじゃぁせっかくのステキな女子、エリっちにフラれるぞ」
「あ、でも……ぼく恵理さん事を毎日思って熱いハートで告白文をこしらえているんです。それを見てください、そして何点くらいか採点して欲しいと思います」
足図はそう言うと別のノートを取り出す。一見素直に教えを乞う人間という微笑ましさだが、伊吹にしてみれば押せ押せの図々しいやつだと言いたくなってしまう。
それから数分間、伊吹は渡されたノートにつづられている告白文というのを見た。その間はだまっており何も言わないから、コーラをズズっと啜るしかやる事のない足図はかなり緊張してしまう。
「おい、琴場足図」
「は、はい……」
「おまえ、これなんのために書いた?」
「な、なんのためって恵理さんに告白するその瞬間のために」
「ったく、アホか」
伊吹はノートをテーブルの端っこに置くと、書かれている文章のおぞましさにダメだししてやった。
琴場足図がエリっちに告白するための練習として書いた告白文、それはもうひどいモノだと伊吹は批判する。それは自分の文章力や表現力がどのくらい評価されるかを期待して小論文みたいとしか思えず。むずかしい表現を使えば偉人だと信じて疑わない感じがあり、おっさんみたいな感覚が端々にあふれかえっている。
「つまりおまえの書いた告白文は、おっさんのクサい吐息をぶっかけられるエッセイもどきな論文って感じで、格好付けるのが重要だってオナニーが見え見え。読んでいてゾッとしたぞ、マジで」
「そ、そんな……ちょ、ちょっと待ってください」
慌ててノートを手にして開いた足図、これはけっこうラフに書いてみた奴なんですとか言って別のを見て欲しいと伊吹に突き出す。
「んぅ……」
仕方ないなぁとばかり伊吹はノートに目を通した。そして数分が経過すると、なんかペンか何かを貸してくれと口にする。そうして受け取った鉛筆の先を紙面に押し当てると横に動かしたりした。それを何回かくり返してからノートを返しわけであるが、ほとんどの言葉が横線で消されているではないか。
「これってどういう意味ですか?」
「消されていない言葉があるだろう、きみが好きです、大好きです! というところ。それだよ、告白するならそれしかないって事だよ」
「そ、そんなこんなシンプルな告白って」
「おまえはマジでクソに何もわかっていない」
「ぼくが何をわかっていないと言うんですか!」
「おれはモノ書きじゃないから詳しいことはわからないと断ってから話をするのだが、おれはある女から聞いた事がある。ひとつの文章をいかに短くまとめるのが重要かと。それによると1000文字よりは200文字程度がいいらしいぞ。200文字くらいでまとめられる能力、つまり余計な贅肉のないコンパクトがいいのだと。そうかもしれないとおれも思う。音楽だってそうだろう、7分とか8分とかダラダラ聞かされるのはうざい。それをためらいなく必要な分だけで構成し3分にまとめたら、ひたすらそれで名曲ばかりだったら天才って事になるのかもしれない」
「つまり?」
「つまり、おまえの告白文はいらない言葉が多すぎだ。服装で言えばTシャツを10枚くらい重ね着しているブタみたいなモノ。おまえ、知らないのか? 人間って真っ先に結論を聞きたいと思うんだぞ。結論なんか一言、二言でいいんだよ、好きです、大好きです! で決まりだよ。それからほかの事を付け足すように語ればいいんだよ。でもおまえの場合、結論の前に何千語も語り、重要な部分にいらぬ装飾を施しまくる。それはもう苦痛なんだよ、聞かされる側にしてみれば、まちがいなく」
「太陽みたいなきみのまぶしさがぼくの心をとらえて離さないから、ぼくは臆病をやめるために告白するんだ、この世界で誰よりきみを海より深く愛しているんです……とか言ったらダメですか?」
「言いたきゃ言えよ。でも多分……おまえの心はエリっちに届かないという気がするけどな」
足図は伊吹に言われた事がかなりショックだったらしい。冷静なときはなかなか図々しい感じを出すのに、冷静さを失うとアタフタして弱い感じがつよくなる。伊吹に言わせればそれは根性のないエリートみたいなモノ。
「い、今から告白文を書きます。だから採点してください、お願いします」
足図は本気でそうしようと思った。しかし時間が彼の味方になってくれない。悪い魔法でもかかったかの如く、時計の針がおそろしく進んでいた。
「いいのか? 時間」
「え? 時間?」
伊吹に言われて店内にある丸い時計の顔面を見てみた。するとどうだろう、なんと時刻は午後12時20分になっている。つまりいとしい女子との待ち合わせ時間まで40分しかないってこと。
「うっそぉ! なんで……」
慌ててノートをカバンに突っ込む足図、立ち上がると伊吹についてきてくださいと言う。
「なんでついていかなきゃいけないんだよ」
「見守ってください、お願いします」
「なんだよ見守るって……」
「伊吹さんが陰で見守り応援してくれていると思えば、ぼくは熱い心で頑張れます。それに伊吹さんだって、恵理さんがどんな女の子か見てみたいでしょう?」
「まぁな、おまえの行く末はどうでもいいけどエリっちがどんな女の子か見てみたい気はする」
「じゃぁ、見守っていてください。ぼくと恵理さんの大切な恋ドラマが愛のドラマへ発展するようにと」
「あぁ、わかった、わかった」
こうして伊吹は致し方なく、マックを出てもなお足図についていく事となった。
日曜日、午前9時、伊吹は昨晩に降って湧いた約束を破ろうかと思いながらできなかったので、結局はマックに来てしまった。
「あ、伊吹さん、やっぱり来てくれましたね、おはようございます」
足図は屈託のない笑顔を見せると、ではとばかり先頭に立って店内に入る。そして奥の席を確保し互いに注文した品がそろった所で、足元に置いていたカバンよりノートを取り出す。
「なんだよ」
何か面倒くさいモノを見せられるのかなぁと思った伊吹が怪訝な顔をすると、告白の練習を兼ねた恋文だとかいう。それを採点してくださいとか言って、ズイっと力強く前に差し出す。
「見てもいいのか?」
「はい」
足図の顔は一見すれば微笑ましく照れているが、どこかに実は自信を隠し持っているような感じでもあった。
「ちょっと待った、これってなんだ、あたなみたいなズュースな人にドキドキしますって、いきなりわけがわからない」
「ズュースはドイツ語です」
「なんでドイツ語なんだよ」
「日本の女性はドイツ語が好きだってよく聞くので」
「いや、しかしだからといって……」
「え、イタリア語の方が良かったとかですか?」
「そうじゃなくて、日本人なんだから日本語で好きです! であるべきだろう。ドイツ語とかそういう中二病みたいな事はやらない方がいいと思うけどな」
「で、でも……」
「でも?」
「なんていうかその、ドイツ語とかでシャレていると安心できるって気がするんですよ。日本語だと貧弱な日の丸弁当しか思い浮かばないという感じで」
「いいじゃねぇかよそれで。だいたいシャレいるから安心って話じゃないだろう。好きだってキモチを伝えるのにかっこう付ける方が間違っているとおれは思うけどな」
ったく……と伊吹がぼやくと、足図はとあるヒット曲の話を引っ張り出した。その歌の歌詞において、きみに7つの言葉と宝石を捧げたいみたいな個所があるらしく、そういうセンスで告白したいのだという。
「いや、おまえ……他人が作った歌詞なんか丸ごと引っ張り込むなよ」
「え、ダメなんですか?」
「影響を受けるのはいいけど自分のモノにしろよ。結局最後にモノをいうのは自分の言葉とかセンスなんだから」
「あ、あれ……伊吹さんってクズな割にはけっこうかっこういいんですね」
「おれがかっこういいとかいうより、おまえの意識がダサすぎるって事だろう。それじゃぁせっかくのステキな女子、エリっちにフラれるぞ」
「あ、でも……ぼく恵理さん事を毎日思って熱いハートで告白文をこしらえているんです。それを見てください、そして何点くらいか採点して欲しいと思います」
足図はそう言うと別のノートを取り出す。一見素直に教えを乞う人間という微笑ましさだが、伊吹にしてみれば押せ押せの図々しいやつだと言いたくなってしまう。
それから数分間、伊吹は渡されたノートにつづられている告白文というのを見た。その間はだまっており何も言わないから、コーラをズズっと啜るしかやる事のない足図はかなり緊張してしまう。
「おい、琴場足図」
「は、はい……」
「おまえ、これなんのために書いた?」
「な、なんのためって恵理さんに告白するその瞬間のために」
「ったく、アホか」
伊吹はノートをテーブルの端っこに置くと、書かれている文章のおぞましさにダメだししてやった。
琴場足図がエリっちに告白するための練習として書いた告白文、それはもうひどいモノだと伊吹は批判する。それは自分の文章力や表現力がどのくらい評価されるかを期待して小論文みたいとしか思えず。むずかしい表現を使えば偉人だと信じて疑わない感じがあり、おっさんみたいな感覚が端々にあふれかえっている。
「つまりおまえの書いた告白文は、おっさんのクサい吐息をぶっかけられるエッセイもどきな論文って感じで、格好付けるのが重要だってオナニーが見え見え。読んでいてゾッとしたぞ、マジで」
「そ、そんな……ちょ、ちょっと待ってください」
慌ててノートを手にして開いた足図、これはけっこうラフに書いてみた奴なんですとか言って別のを見て欲しいと伊吹に突き出す。
「んぅ……」
仕方ないなぁとばかり伊吹はノートに目を通した。そして数分が経過すると、なんかペンか何かを貸してくれと口にする。そうして受け取った鉛筆の先を紙面に押し当てると横に動かしたりした。それを何回かくり返してからノートを返しわけであるが、ほとんどの言葉が横線で消されているではないか。
「これってどういう意味ですか?」
「消されていない言葉があるだろう、きみが好きです、大好きです! というところ。それだよ、告白するならそれしかないって事だよ」
「そ、そんなこんなシンプルな告白って」
「おまえはマジでクソに何もわかっていない」
「ぼくが何をわかっていないと言うんですか!」
「おれはモノ書きじゃないから詳しいことはわからないと断ってから話をするのだが、おれはある女から聞いた事がある。ひとつの文章をいかに短くまとめるのが重要かと。それによると1000文字よりは200文字程度がいいらしいぞ。200文字くらいでまとめられる能力、つまり余計な贅肉のないコンパクトがいいのだと。そうかもしれないとおれも思う。音楽だってそうだろう、7分とか8分とかダラダラ聞かされるのはうざい。それをためらいなく必要な分だけで構成し3分にまとめたら、ひたすらそれで名曲ばかりだったら天才って事になるのかもしれない」
「つまり?」
「つまり、おまえの告白文はいらない言葉が多すぎだ。服装で言えばTシャツを10枚くらい重ね着しているブタみたいなモノ。おまえ、知らないのか? 人間って真っ先に結論を聞きたいと思うんだぞ。結論なんか一言、二言でいいんだよ、好きです、大好きです! で決まりだよ。それからほかの事を付け足すように語ればいいんだよ。でもおまえの場合、結論の前に何千語も語り、重要な部分にいらぬ装飾を施しまくる。それはもう苦痛なんだよ、聞かされる側にしてみれば、まちがいなく」
「太陽みたいなきみのまぶしさがぼくの心をとらえて離さないから、ぼくは臆病をやめるために告白するんだ、この世界で誰よりきみを海より深く愛しているんです……とか言ったらダメですか?」
「言いたきゃ言えよ。でも多分……おまえの心はエリっちに届かないという気がするけどな」
足図は伊吹に言われた事がかなりショックだったらしい。冷静なときはなかなか図々しい感じを出すのに、冷静さを失うとアタフタして弱い感じがつよくなる。伊吹に言わせればそれは根性のないエリートみたいなモノ。
「い、今から告白文を書きます。だから採点してください、お願いします」
足図は本気でそうしようと思った。しかし時間が彼の味方になってくれない。悪い魔法でもかかったかの如く、時計の針がおそろしく進んでいた。
「いいのか? 時間」
「え? 時間?」
伊吹に言われて店内にある丸い時計の顔面を見てみた。するとどうだろう、なんと時刻は午後12時20分になっている。つまりいとしい女子との待ち合わせ時間まで40分しかないってこと。
「うっそぉ! なんで……」
慌ててノートをカバンに突っ込む足図、立ち上がると伊吹についてきてくださいと言う。
「なんでついていかなきゃいけないんだよ」
「見守ってください、お願いします」
「なんだよ見守るって……」
「伊吹さんが陰で見守り応援してくれていると思えば、ぼくは熱い心で頑張れます。それに伊吹さんだって、恵理さんがどんな女の子か見てみたいでしょう?」
「まぁな、おまえの行く末はどうでもいいけどエリっちがどんな女の子か見てみたい気はする」
「じゃぁ、見守っていてください。ぼくと恵理さんの大切な恋ドラマが愛のドラマへ発展するようにと」
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