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優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)12
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優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)12
シンジ、両手を開けて両手首をクロスさせた。それから腕を水平に広げて叫んだ!
「ナカノバーリア!」
するとどうだ、透明の揺らめくバリアが出現。親衛隊の発砲によって向かってきた弾丸を揺らめきが捕獲して貫通を許さない。
「なにぃ、バリアだと!」
「撃て、撃ちまくれ!」
親衛隊の3人は気前よくドンドンとライフルを凶悪に撃ちまくる。しかしシンジは両腕を広げバリアで弾丸を防ぎながらゆっくりと前進し始めた。
「シンジ、貴様、物の怪か!」
3人は発砲しながらジリジリと下がっていく。それはまるで弱い犬がギャンギャン吠えながら後退するようなサマだ。そして全員が弾丸を撃ち尽くしたとき、シンジが横に広げていた腕をグッとクロスさせる。すると弾丸が3人に向かって飛んでいく。
「うわぁ!」
「ぎゃぁぁ!」
「げふぅ!!!」
3人は帰ってきた弾丸によってばったり倒れた。そして狂乱みたいだった騒音が止んで印象的に静まり返る。
「えっと……これで……たしか親衛隊は7人やっつけたはず。ということは親衛隊全滅で、後はドラゴンを倒すだけだな」
シンジはいよいよだと心して歩き出した。しかし、少し歩いた所で後ろから呼び止められる。
「シンジ、まだ決着はついていない」
いま、ばったり倒れたばかりの3人がヨロヨロと立ち上がる。
「よせよ、もう勝負はついている」
シンジはバカらしくて取り合う気はないぜ! と無視しようと思った。ところが、そこに先ほど倒した親衛隊の4人が舞い戻ってきたではないか。そして合計7人としてズラッと立ち並んでシンジの方を見る。
「ふん、7人でかかったら勝てるとでも? 優子を助けたいとするシンジ・ナカノは無敵だ」
剣をかまえいい放つシンジ。すると親衛隊の7人は全員手を取り合い、突如としてグルグル回りだす。
「む!?」
何事! とシンジが身構えると7人は巨大な竜巻に変身したのである。そして竜巻が笑い声交じりに言う。
「これぞ金星譲りのハイパーローテーション!」
それは確かに圧倒的だった。その巨大さからは想像もつかないほど早く、シンジがハッと気づいた時には巻き込まれていたのだから。
「うあぁぁぁぁあ!!」
シンジが回る、回される、体がバラバラにされそうな感覚が死の予感へと近づいていく。
「ビーナスに抱かれて死ね、シンジ!」
竜巻は勝ち誇った。これでもうシンジは粉々になってあの世に旅立つだろうと確信した。だが事実はそうではなかった。
「金星ごときがいい気になって……見せてやる、上には上が存在することを。ナカノ・ネプチューン!」
シンジが叫んだら、竜巻の中に別個の竜巻が生まれた。そしてそれはものすごいスピードで巨大化し信じがたい逆回転によりハイパーローションを粉砕するに至った。
ぎゃぁぁあぁ!! 親衛隊7人の叫び声がして、彼らの姿が空中から地面へとドサドサ落ちていく。そして最後に華麗なる着地を決めたシンジが言い放つ。
「金星の風など海王星の嵐に比べれば赤子以下」
言ったシンジが歩きだそうとしたら、突如として足元に不安感が発生。それは地面が揺れ出したからだ。
「地震?」
一瞬そう思ったが、同時にちがうとも感じた。すると突然にものすごい地響きが発生。それは自分に向かってくると生々しい予感を起こさせる。
ギュワー! っと森の木々が倒れ大きく狭い視界が砕けていく。そしてシンジの両目はとらえたのである。背中に翼を持った9~10mほどの大きさを持ったトカゲの神聖なる進化版みたいなモノを。
「ドラゴン!」
いきなりの出現にシンジは驚く以外の事がほぼできなかった。デカいくせに速いという突進に対して出来た唯一の事はドラゴンの顔面突撃に対して両腕をクロスさせたってこと。
「うぁおぅ!!!」
ドン! とすさまじくぶつかられたら、ブーン! っと脳が砕けるみたいな衝撃が走った。意識が透明みたいになって、そのまま猛烈な勢いで飛ばされていく。
「ぅあ……」
ぶっ飛ばされた体が今まで進んできた道を丸ごと引き返し、森の外に投げ出されるまでにかかった時間はおよそ5秒。
「あうぅ!!」
受け身など取れなかったシンジ、地面の上をのたうち回る。だがそんな風に苦しんでいる場合ではなかったのである。突然に上部が薄暗くなったので開けると、ドラゴンが上から急降下してくる。
「く!」
とっさに起き上ってその場から離れたら、次の瞬間にはドーン! っと大爆発みたいな音がしてちょっとしたクレーターみたいなモノが出来た。
「ドラゴン……」
「シンジ・ナカノ、そうだな? 優子を取り返したいと思ってやってきた男だな」
「そうだ! 優子を返してもらうぞドラゴン、いや、まず聞く、優子はどこだ、無事なんだろうな?」
「優子は上だ、見上げればいい」
「上?」
言われたシンジが見上げてみると、なんと上空には透明の球体みたいなモノが浮かんでいて、その中に白いドレス姿の優子がいる。ここから出してと言っているようだが声は聞こえない。ただ両手を動かし透明球体というカベをバンバン叩いている。
「優子を返して欲しかったらこのドラゴンを倒せばいい」
そう言われたら戦うしかないわけであるが、シンジにはどうしても拭い去れない疑問というのがあった。だから戦う前にそれだけは聞かねばならないとして質問をする。
シンジ、両手を開けて両手首をクロスさせた。それから腕を水平に広げて叫んだ!
「ナカノバーリア!」
するとどうだ、透明の揺らめくバリアが出現。親衛隊の発砲によって向かってきた弾丸を揺らめきが捕獲して貫通を許さない。
「なにぃ、バリアだと!」
「撃て、撃ちまくれ!」
親衛隊の3人は気前よくドンドンとライフルを凶悪に撃ちまくる。しかしシンジは両腕を広げバリアで弾丸を防ぎながらゆっくりと前進し始めた。
「シンジ、貴様、物の怪か!」
3人は発砲しながらジリジリと下がっていく。それはまるで弱い犬がギャンギャン吠えながら後退するようなサマだ。そして全員が弾丸を撃ち尽くしたとき、シンジが横に広げていた腕をグッとクロスさせる。すると弾丸が3人に向かって飛んでいく。
「うわぁ!」
「ぎゃぁぁ!」
「げふぅ!!!」
3人は帰ってきた弾丸によってばったり倒れた。そして狂乱みたいだった騒音が止んで印象的に静まり返る。
「えっと……これで……たしか親衛隊は7人やっつけたはず。ということは親衛隊全滅で、後はドラゴンを倒すだけだな」
シンジはいよいよだと心して歩き出した。しかし、少し歩いた所で後ろから呼び止められる。
「シンジ、まだ決着はついていない」
いま、ばったり倒れたばかりの3人がヨロヨロと立ち上がる。
「よせよ、もう勝負はついている」
シンジはバカらしくて取り合う気はないぜ! と無視しようと思った。ところが、そこに先ほど倒した親衛隊の4人が舞い戻ってきたではないか。そして合計7人としてズラッと立ち並んでシンジの方を見る。
「ふん、7人でかかったら勝てるとでも? 優子を助けたいとするシンジ・ナカノは無敵だ」
剣をかまえいい放つシンジ。すると親衛隊の7人は全員手を取り合い、突如としてグルグル回りだす。
「む!?」
何事! とシンジが身構えると7人は巨大な竜巻に変身したのである。そして竜巻が笑い声交じりに言う。
「これぞ金星譲りのハイパーローテーション!」
それは確かに圧倒的だった。その巨大さからは想像もつかないほど早く、シンジがハッと気づいた時には巻き込まれていたのだから。
「うあぁぁぁぁあ!!」
シンジが回る、回される、体がバラバラにされそうな感覚が死の予感へと近づいていく。
「ビーナスに抱かれて死ね、シンジ!」
竜巻は勝ち誇った。これでもうシンジは粉々になってあの世に旅立つだろうと確信した。だが事実はそうではなかった。
「金星ごときがいい気になって……見せてやる、上には上が存在することを。ナカノ・ネプチューン!」
シンジが叫んだら、竜巻の中に別個の竜巻が生まれた。そしてそれはものすごいスピードで巨大化し信じがたい逆回転によりハイパーローションを粉砕するに至った。
ぎゃぁぁあぁ!! 親衛隊7人の叫び声がして、彼らの姿が空中から地面へとドサドサ落ちていく。そして最後に華麗なる着地を決めたシンジが言い放つ。
「金星の風など海王星の嵐に比べれば赤子以下」
言ったシンジが歩きだそうとしたら、突如として足元に不安感が発生。それは地面が揺れ出したからだ。
「地震?」
一瞬そう思ったが、同時にちがうとも感じた。すると突然にものすごい地響きが発生。それは自分に向かってくると生々しい予感を起こさせる。
ギュワー! っと森の木々が倒れ大きく狭い視界が砕けていく。そしてシンジの両目はとらえたのである。背中に翼を持った9~10mほどの大きさを持ったトカゲの神聖なる進化版みたいなモノを。
「ドラゴン!」
いきなりの出現にシンジは驚く以外の事がほぼできなかった。デカいくせに速いという突進に対して出来た唯一の事はドラゴンの顔面突撃に対して両腕をクロスさせたってこと。
「うぁおぅ!!!」
ドン! とすさまじくぶつかられたら、ブーン! っと脳が砕けるみたいな衝撃が走った。意識が透明みたいになって、そのまま猛烈な勢いで飛ばされていく。
「ぅあ……」
ぶっ飛ばされた体が今まで進んできた道を丸ごと引き返し、森の外に投げ出されるまでにかかった時間はおよそ5秒。
「あうぅ!!」
受け身など取れなかったシンジ、地面の上をのたうち回る。だがそんな風に苦しんでいる場合ではなかったのである。突然に上部が薄暗くなったので開けると、ドラゴンが上から急降下してくる。
「く!」
とっさに起き上ってその場から離れたら、次の瞬間にはドーン! っと大爆発みたいな音がしてちょっとしたクレーターみたいなモノが出来た。
「ドラゴン……」
「シンジ・ナカノ、そうだな? 優子を取り返したいと思ってやってきた男だな」
「そうだ! 優子を返してもらうぞドラゴン、いや、まず聞く、優子はどこだ、無事なんだろうな?」
「優子は上だ、見上げればいい」
「上?」
言われたシンジが見上げてみると、なんと上空には透明の球体みたいなモノが浮かんでいて、その中に白いドレス姿の優子がいる。ここから出してと言っているようだが声は聞こえない。ただ両手を動かし透明球体というカベをバンバン叩いている。
「優子を返して欲しかったらこのドラゴンを倒せばいい」
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