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優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)11
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優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)11
本日、午後2時、シンジは優子を教出せんと森の入り口までやってきた。白馬から降りると、おまえはここでおとなしく待っていてくれとか言って、戦う気合十分にゆっくりと歩き出す。
(たしか……ドラゴンより先に親衛隊とかいうのが出て来るはず)
十分な注意力を持って歩いていると、ヒュっと風中を直進するような音がして迫ってきた。
「む!」
ハッと動いてみたら後方上部より飛んできた、矢がシンジには当たらず木にブッ刺さる。
「おぉ、よく避けた。なかなか出来る男と見た」
「ドラゴン親衛隊のやつか?」
「人に尋ねるより先に自分を名乗りな」
「おれはシンジ・ナカノ。この国の王子、そして優子という女子を助けるために立ち上がった正義の男だ」
「おぉ、シンジか、優子の魅力に溺れてお見合いを潰したとかいうやつか。巨乳女子にトチ狂ったダメ男に何が出来るというのか」
ギャーハハハハ! と木の上えで笑いまくる男、しかし次の瞬間、ハッとなって息を飲む。なぜならこの高い木の上にいる自分の目の前に、武器を持ってジャンプしたシンジの姿があったからだ。
「男が女に惚れるのはトチ狂うのではなく、おのれの真実と向き合うってことだ!」
シンジが吠えた、そして手に持っていた武器を振った。それは剣のように見えたがちがった。先にトゲ付きの鉄球がついており、それがおどろきで身動きできない男の顔面に直撃となる。
「ぶほ!」
血しぶきあり! 砕けた歯の数本が空中に飛び散った!
「ぐはぅ!」
男、一応は足から着地したが顔面を抑えてうずくまってしまう。そこへ後から舞い降りてくるシンジの声がかぶさる。
「ナカノブリーズ!」
シンジが叫んでロングソードを振ると、激烈な打撲というモノが男の顔面に横から入る。その勢いはそよ風とかいうモノではなく、男を吹っ飛ばして近くの木に直撃させるだけの威力だった。
「ふん、ドラゴン親衛隊、恐れるに足りず」
言ったシンジがフッと肩の力を抜こうとしたら、はるか前方より別の男3人が剣を持って向かってくる。
「3人か、ならばこのおれは華麗に舞う!」
シンジ、両手にブロードソードを持つ。やけに都合良く武器を持ち換えたりできるのは、ハイパーナカノを利用しているからである。
「おぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
シンジの華麗なる舞が始まった。3対1という非常に不利な状況の中で踊るように舞って戦う。3対1が2対1となりそしてタイマン勝負と流れていく。
「いまのおれを止めることはできない、ケガをしたくなかったらさっさと道を開けろ」
シンジ、片方の剣を捨て一本構えに切り替える。
「おのれシンジ……これほどつよいとは……」
残った1人はシンジとにらみ合いながら不思議だと口にした。なぜ優子という女にうつつを抜かしたダサい男がつよいのかと。
一方のシンジ、向かってきた相手と剣を合わせジリジリせめぎ合う中で叫び返す。
「男はなぁ、いいなぁと思った女に惚れてこそ両目が開くんだよ。その女を守りたいと思うとき初めて強くなれるんだよ」
シンジが熱く吠えた、そのまま相手を押し切るような感が浮かんだ。だがそのとき突然に横風がいたずらに吹いた。あげく、木葉がシンジの眼前を流れ通って視界に悪戯をかます。
「スキあり!」
相手の男が叫んだとき、シンジの剣が手から離れ宙に舞う。一瞬流動が止まったみたいなシンジ大ピンチな絵面が生じる。
「さようならシンジ!!!!!」
決まったとばかりに男は剣を水平に振る。これが決まればシンジの顔面は見るもおぞましい破損状態になるだろう。
しかしここでガキン! と予想外の鈍い音が生じた。そして攻撃した男の剣が砕け散る。
「な、なにぃ……」
剣を受け止めたのはシンジの広げ動かした左手の甲である。そこにはシルバーのナックルが装着されていた。手の甲全体から指先までをカバーし、第三関節部分には凶悪すぎるというトゲが付いている。
「これぞナカノナックル」
シンジ、おどろいて動けないでいる相手に向かって同じナックルを装備のにぎった右手で豪快なストレートをお見舞いするのだった。
「ぶほ!!」
顔面中央に一発くらった相手からブワっと噴き出る血、そして吹っ飛ばされて後ろにあった木に背中からハデにぶつかり地面に倒れ込む。
「えっと……親衛隊って……これで何人ぶっ倒したっけ……えっと……4人か。で、まだいるだよなぁ、たしか7人とか……面倒くせぇ、おれはドラゴンを倒して優子を取り戻して結ばれたいだけなのに」
ぼやいてから気を取り直したシンジ、再び奥へ向かって進んでいく。そして次第に何やら殺気を感じ始める。
「そこまでだシンジ!」
突如として前方に3人の男が現れた。そしていずれもライフルを持って構えている。
「このライフルはなぁ、いっぱい連射ができるんだぞ、どうだ驚いたか! いまここで回れ右するなら許してやってもいいぞ。誰もいないところでションベンチビれ!」
3人は得意気になってゲラゲラ笑う。だがシンジには回れ右する気どころか、恐怖におびえる様子もない。
「撃ちたきゃ撃てよ」
「な、なにぃ、甘く見るなよ、これはなぁ」
「イチイチうざいんだよおまえら」
シンジ、手に持っていた剣を地面に放り投げた。そして無防備のまま立って、相手を見ながらクイっと顔を動かしつぶやく。
「早く撃てっつーんだよ」
そのふてぶてしい態度を見た3人、がっちりと構えた銃の口をシンジに向け、そして口撃命令するひとりが叫んだ。
「地獄へ落ちやがれシンジ!」
本日、午後2時、シンジは優子を教出せんと森の入り口までやってきた。白馬から降りると、おまえはここでおとなしく待っていてくれとか言って、戦う気合十分にゆっくりと歩き出す。
(たしか……ドラゴンより先に親衛隊とかいうのが出て来るはず)
十分な注意力を持って歩いていると、ヒュっと風中を直進するような音がして迫ってきた。
「む!」
ハッと動いてみたら後方上部より飛んできた、矢がシンジには当たらず木にブッ刺さる。
「おぉ、よく避けた。なかなか出来る男と見た」
「ドラゴン親衛隊のやつか?」
「人に尋ねるより先に自分を名乗りな」
「おれはシンジ・ナカノ。この国の王子、そして優子という女子を助けるために立ち上がった正義の男だ」
「おぉ、シンジか、優子の魅力に溺れてお見合いを潰したとかいうやつか。巨乳女子にトチ狂ったダメ男に何が出来るというのか」
ギャーハハハハ! と木の上えで笑いまくる男、しかし次の瞬間、ハッとなって息を飲む。なぜならこの高い木の上にいる自分の目の前に、武器を持ってジャンプしたシンジの姿があったからだ。
「男が女に惚れるのはトチ狂うのではなく、おのれの真実と向き合うってことだ!」
シンジが吠えた、そして手に持っていた武器を振った。それは剣のように見えたがちがった。先にトゲ付きの鉄球がついており、それがおどろきで身動きできない男の顔面に直撃となる。
「ぶほ!」
血しぶきあり! 砕けた歯の数本が空中に飛び散った!
「ぐはぅ!」
男、一応は足から着地したが顔面を抑えてうずくまってしまう。そこへ後から舞い降りてくるシンジの声がかぶさる。
「ナカノブリーズ!」
シンジが叫んでロングソードを振ると、激烈な打撲というモノが男の顔面に横から入る。その勢いはそよ風とかいうモノではなく、男を吹っ飛ばして近くの木に直撃させるだけの威力だった。
「ふん、ドラゴン親衛隊、恐れるに足りず」
言ったシンジがフッと肩の力を抜こうとしたら、はるか前方より別の男3人が剣を持って向かってくる。
「3人か、ならばこのおれは華麗に舞う!」
シンジ、両手にブロードソードを持つ。やけに都合良く武器を持ち換えたりできるのは、ハイパーナカノを利用しているからである。
「おぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
シンジの華麗なる舞が始まった。3対1という非常に不利な状況の中で踊るように舞って戦う。3対1が2対1となりそしてタイマン勝負と流れていく。
「いまのおれを止めることはできない、ケガをしたくなかったらさっさと道を開けろ」
シンジ、片方の剣を捨て一本構えに切り替える。
「おのれシンジ……これほどつよいとは……」
残った1人はシンジとにらみ合いながら不思議だと口にした。なぜ優子という女にうつつを抜かしたダサい男がつよいのかと。
一方のシンジ、向かってきた相手と剣を合わせジリジリせめぎ合う中で叫び返す。
「男はなぁ、いいなぁと思った女に惚れてこそ両目が開くんだよ。その女を守りたいと思うとき初めて強くなれるんだよ」
シンジが熱く吠えた、そのまま相手を押し切るような感が浮かんだ。だがそのとき突然に横風がいたずらに吹いた。あげく、木葉がシンジの眼前を流れ通って視界に悪戯をかます。
「スキあり!」
相手の男が叫んだとき、シンジの剣が手から離れ宙に舞う。一瞬流動が止まったみたいなシンジ大ピンチな絵面が生じる。
「さようならシンジ!!!!!」
決まったとばかりに男は剣を水平に振る。これが決まればシンジの顔面は見るもおぞましい破損状態になるだろう。
しかしここでガキン! と予想外の鈍い音が生じた。そして攻撃した男の剣が砕け散る。
「な、なにぃ……」
剣を受け止めたのはシンジの広げ動かした左手の甲である。そこにはシルバーのナックルが装着されていた。手の甲全体から指先までをカバーし、第三関節部分には凶悪すぎるというトゲが付いている。
「これぞナカノナックル」
シンジ、おどろいて動けないでいる相手に向かって同じナックルを装備のにぎった右手で豪快なストレートをお見舞いするのだった。
「ぶほ!!」
顔面中央に一発くらった相手からブワっと噴き出る血、そして吹っ飛ばされて後ろにあった木に背中からハデにぶつかり地面に倒れ込む。
「えっと……親衛隊って……これで何人ぶっ倒したっけ……えっと……4人か。で、まだいるだよなぁ、たしか7人とか……面倒くせぇ、おれはドラゴンを倒して優子を取り戻して結ばれたいだけなのに」
ぼやいてから気を取り直したシンジ、再び奥へ向かって進んでいく。そして次第に何やら殺気を感じ始める。
「そこまでだシンジ!」
突如として前方に3人の男が現れた。そしていずれもライフルを持って構えている。
「このライフルはなぁ、いっぱい連射ができるんだぞ、どうだ驚いたか! いまここで回れ右するなら許してやってもいいぞ。誰もいないところでションベンチビれ!」
3人は得意気になってゲラゲラ笑う。だがシンジには回れ右する気どころか、恐怖におびえる様子もない。
「撃ちたきゃ撃てよ」
「な、なにぃ、甘く見るなよ、これはなぁ」
「イチイチうざいんだよおまえら」
シンジ、手に持っていた剣を地面に放り投げた。そして無防備のまま立って、相手を見ながらクイっと顔を動かしつぶやく。
「早く撃てっつーんだよ」
そのふてぶてしい態度を見た3人、がっちりと構えた銃の口をシンジに向け、そして口撃命令するひとりが叫んだ。
「地獄へ落ちやがれシンジ!」
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