巨乳です。おっぱい星人です。あれこれお話BOX

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
上 下
139 / 204

巨乳因子争奪戦8・バトルへ終結、勝者は?

しおりを挟む
 巨乳因子争奪戦8・バトルへ終結、勝者は?


 ミルフィーユ、逃げ回りながら緑色のお札を取り出した。そして駆け回っている最中にパーッと空中へと放り投げた。それは魔法少女へ向かって行くのかと思いきや、落下して地面の中へと消えていく。そこでニヤっと笑ってから大きな声で叫ぶ!

「乙女バンブー!!」

 するとどうだ、地面から無数に近い太くたくましい竹が一気に天へ向かって伸びていく。これには空中にいる小恋もおどろいた。慌てて避けようとするが竹の伸びが速度で上回る。

「はんぅ……」

 ドーン! と下から上がってくるモノの直撃を食らった小恋の表情が歪む。そしてドサっと地面へと落下してしまう。

「いつつ……」

 肩を抑えて立ち上がろうとする小恋を見て怒りに燃えるミルフィーユが叫んだ。

「甘い! 今こそ女神の怒りをその身に受けよ。乙女バンブースピアー!」

 すると叫び声に反応するかのように竹が地面から抜け出て宙高くに上がっていき、今度は先がとがって危険! というカタチになって勢いよく地所へと向かっていく。

「地獄へ落ちろ魔法少女」

 しかしここで魔法少女はクロスした両腕を横に広げる。すると頭上が見るク色のバリアに覆われた。それはミルクバリアとかいうモノで、向かってくるモノなんぞでは突き通せなかった。 

「おのれ……しゃれた事を……」

 歯軋りして悔しがるミルフィーユを前に、魔法少女となった小恋が左手の人差し指を立てて見せる。そしてそれを前に倒すと、指先からミルク色のビームが発せられる。

「ふん、当たるもんか!」

 余裕だぜ! とミルフィーユが華麗に避けたそのときだった、実は右手の指からも時間差で放たれていたのだ。そしてそれはギョッとしたミルフィーユの色白な足にグッと絡みつく。

「女神に油断あり!」

 小恋はそう叫ぶとグッと糸の代わりとなっているビームを引き寄せる。そして力強く、グワッっとターゲットを地面に叩きつけるアクションに転ずるのだった。

「はにゃんぅ!」

 ドーン! と地面にぶつけられるミルフィーユ、これはいけない、こんな無様を晒しては女神のプライドが保たれない。そこで地面に叩きつけられる寸でのところで赤い御札を一枚取り出し額に当てる。そうすると反対側の手でつかんでいるミルクの糸が燃えて焦げ落ちる。

「あんぅ……」

 ズサーっと地面に転がるミルフィーユ、かわいい自分の服が汚れるという屈辱に怒りのテンションがどんどん上昇。

「こうなったら……秘技中の秘技で倒す!」

 ミルフィーユはさっきより明らかにデカい赤のお札を取り出すと、それを額に当てた。すると自身がボッと赤い炎に包まれたではないか。

「だったらわたしも最大奥義で戦う!」 

 小恋がステッキを背中に差すと、ボッと白い炎に全身が包まれた。お互いに並々ならぬヤバい感じを漂わせる。
 そして2人は白と赤の炎に包まれながら駆け寄ると、互いの両手を合わせてにらみ合い叫ぶのだった。

「乙女ダイナマイト!」

「ミルクダイナマイト!」

 要するにこれはどちらも、自分が死なない程度に大爆発を起こすというモノだった。だがお互いに同じ技を使うのなら自分のダメージは通常よりデカくなるだろう。しかしそれでも気を失わすにいれば、その方が勝利とする事ができる。

「女神が負けるもんか!」

 赤く燃えて絶叫するミルフィーユ。

「わたしだって夢をあきらめない!」

 白く燃えて叫ぶ小恋。そしてついに2人はお互いの夢というか欲望というモノをかけて大爆発を起こした。ドーン! とすごい熱風が発生。それはバトルを見入っていたあやしい商人の売り物の多くを燃やすにいたる。

「イケナイ、コレダケハ守ッテオカナイトイケナイアル!」

 彼はこの戦いの勝者にはしっかり巨乳キャンデーを売ってあげたいと思った。だから他のモノが燃えたとしても、それだけは守ったのである。

「小恋?」

「ミルフィーユ?」

 真治と香苗がすごい煙がゆっくり晴れていく中を見ると、おたがいの爆発でヘロヘロになってぶっ倒れている2人の姿があった。

「ぅ……く……」

 仰向けから体を動かし立ち上がろうとする小恋だが、どうしても立ち上がる力が入らない。

「ハァハァ……」

 対するミルフィーユも同じで立とうとするが立てない。では相討ちなのか? と思われたとき、小恋があやしいモノ売りの男に向かってはいずりだした。

「負けない……負けたくない……」

 ここはうつろな目で必死になって這いずる。

「お、おのれ……女神を差し置いて……」

 ミルフィーユも同じように這い出した。しかし受けたダメージの差なのか? それとも何がなんでも勝利したいとする執念の差なのか、わずかに小恋の方が早く、ミルフィーユはその差をまったく縮められない。

 そして小恋が今にも気を失いそうとなりながら男の足元にたどり着く。すると商人はかがみこみ、便からキャンデーを取り出し、アーン! とやらせてから口の中にソッと入れてやるのだった。

「魔法少女ニナッタアナタノ勝チアルヨ」

 小恋の口の中でキャンデーが溶けていく。あぁ、なんて甘くておいしく官能的だろうと小恋はカンゲキした。そして最後までがっちり食べきった事により、小恋は得たのである。中野優子という巨乳女子と同じレベルの巨乳女子になるという確約を。巨乳因子という欲しいと思ったモノを自らの力で掴み取ったのである。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
恋愛
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。 下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。 ※全話オリジナル作品です。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

兄になった姉

廣瀬純一
大衆娯楽
催眠術で自分の事を男だと思っている姉の話

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

処理中です...