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(再び)真治、とってもかわいくて巨乳な女の子になる10
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(再び)真治、とってもかわいくて巨乳な女の子になる10
3人がヤイヤイ言い合いながら表通りに出たら、少しするとすぐお約束の展開に衝突。
「お、かわいい子発見」
「しかも巨乳じゃん!」
中学生ヤンキーであろう男子数人が出現。男子である橘高重はどうでもよく、6歳時たる小恋も対象外。
「なぁ、おれらとデートしない」
おれたちまっすぐで固い男子です! 的ニヤニヤして真美に言い寄る。もちろん全員が年上であろうが、それはどうでもいいと真美の谷間をしっかりエロエロな目で見つめる。
「わたしの真美に近づかないで!」
パッと両腕を左右に広げて立ちはだかろうとする小恋。それを見たヤンキー集団は深いため息を落とす。
「おまえみたいなガキいらねぇ」
「色気もクソもないおまえはクレヨンで絵でも描いていればいいんだよ」
そう言われた小恋、ギギギっと悔しそうな顔をしたが、将来はすこぶる優秀なんだぞと言い返した。
「はぁ? どう優秀なんだよ」
「いずれはわたしも巨乳、そして爆乳って女子になる運命だから」
「あ、そうですか。だったら巨乳になってから出現しろよな」
ヤンキー男子たちはうざいガキは引っ込めと小恋を突き飛ばす。こうなると唯一の男子たる橘高重がだまっているわけにはいかない。
「やめろ」
小恋の代わりに真美を守らんと立ちはだかった。
「なんだおまえは」
ヤンキー集団がにらんだので思わずビクっとなったが、それでも今は自分が戦うしかないと踏みとどまる。
「お、おれはこいつの彼氏だ」
「彼氏? マジかよ。小学生のくせに生意気だなぁ、おい」
「小学生で巨乳な彼女がいるとか許せないな」
「こういうムカつくやつには天誅あるのみ!」
言うが早いかヤンキーたちは年下の男子ひとりに寄ってたかって暴行を開始。殴る。腹に蹴りを入れる。うずくまったら背中を踏みつけるなどなど、モテない怒りをエネルギーに変換しているようだった。
「真美、今のうちに逃げよう」
小恋がそう言って真美の手を握ったら、ヤンキーの一人に言われた。逃げるなよ、逃げたらガキは痛めつけ、巨乳に強引にでもはおいしい思いをさせてもらうとか何とか。
(あぁ、どうしよう……こんなの勝てない……こんな状況切り抜けられない。おれ……ここでボコボコにされて終わりなんだ……)
うずくまりながら蹴られる重が哀しくそう思った。しかし今日は偶然という名の神が味方してくれる日だったのだ。
「あぁ、ヒマだ……なんかおもしろい事ってねぇのかよ」
ヒマでやる事がないからとブラブラしている中学2年生の男子がいた。その名は橘高猛、重の兄であり重に言わせれば凶暴スイッチが入ったらトラみたいになるやつ。
「あん?」
何やら向こうが騒がしいと目に入る。もしかしてケンカか! だったら暇つぶしに観戦しないと! と猛は意気揚々とさわがしい方に近づく。すると数人の中学生ヤンキーがうずくまっている一人をよってたかって蹴ったりしているのを確認。
「弱いものイジメかよ、つまんねぇの」
流血の殴り合いを期待していた猛はがっかりした。しかしうずくまっている者が無理やり顔を上げさせられるのを見たらおどろいた。なんとそれ自分の弟ではないか。
「はぁ? 重か? なにやってんだあいつ」
弟が年上の集団に自らケンカを売るとは思い難い。どういうことだ? と理解に苦しむ。そして腕組みをしてつぶやく。
「まぁ、男は殴られて強くなるもんだからな、ここはあえて見なかったことにするか」
あっさり弟を見捨てて立ち去ろうとした。だがそのとき猛はもっとも重要な者の姿を目にした。
「おぉ、巨乳女子……おぉ、なかなかの谷間、普段どこにいるのかわからないけれど、やっぱりいるんだな巨乳女子って」
そう言いながら谷間をしっかり見つめて、とてつもなく重要な事に気づく。ビリビリって電流が脳を刺激した。
「あ、あれ……あの巨乳女子って……」
なんか見た事があると思った次の瞬間、ドーン! と巨石が落下したみたいに震えた。
「優子?」
そう、優子に似ていると思った。それは中野優子の事である。小6ですごい巨乳の持ち主、重の友人こと中野真治の姉。そしてそれ猛が最高と思う女子のこと。
「あれって優子の妹か……似ている、まちがいなく。それにあれだ、優子の妹だったら早くから巨乳っていうのもうなづける。そうだ、優子の妹だ。つまり重はあの女子といっしょにいるところをヤンキーに絡まれたってわけだ、そう思えばすべて納得できる。そうかい、そうかい、優子には重と同じ年齢の妹がいたってか」
橘高猛、両手を合わせ指を鳴らしながら思う。弟に巨乳な彼女がいたとかいうのは非常におもしろくない。だがそれが優子の妹というならこう考えればいい。
「あれはまちがいなく優子の妹が巨乳目当てのエロいやつらに絡まれて発生した事案。すなわち我が弟である重を助けるってことは、それは優子の妹を助けるってことにつながる。その功績を利用すれば中野優子って巨乳女子と距離を縮められる。これはまさにハイチャンス、ついに中野優子がおれの女になる日がやってきたって事なんだ」
これはもう奮って正義の味方をするしかない。もし展開がうまくいけば、優子っていう本命の巨乳女子をゲットするのみならず、その妹って巨乳女子にも惚れられるかもしれない。それは夢のW巨乳だ! 猛はそう思い全身に力がみなぎってくるのを感じずにいられない。
「おら、やめろテメェら!」
猛が叫ぶとヤンキー集団の動きがピタッと止まる。そして声を出した者へ一斉に振り返る。
「なんだおまえは」
「おれか、おれは清い心を持った正義の味方だ」
猛のその声を聞いて顔を上げた重、ゲッ……なんであいつがここに出てくるんだと思わずにいられない。そして今は真美という真治も、うわ……きついキャラが出現したとドン引きしたくなる。
3人がヤイヤイ言い合いながら表通りに出たら、少しするとすぐお約束の展開に衝突。
「お、かわいい子発見」
「しかも巨乳じゃん!」
中学生ヤンキーであろう男子数人が出現。男子である橘高重はどうでもよく、6歳時たる小恋も対象外。
「なぁ、おれらとデートしない」
おれたちまっすぐで固い男子です! 的ニヤニヤして真美に言い寄る。もちろん全員が年上であろうが、それはどうでもいいと真美の谷間をしっかりエロエロな目で見つめる。
「わたしの真美に近づかないで!」
パッと両腕を左右に広げて立ちはだかろうとする小恋。それを見たヤンキー集団は深いため息を落とす。
「おまえみたいなガキいらねぇ」
「色気もクソもないおまえはクレヨンで絵でも描いていればいいんだよ」
そう言われた小恋、ギギギっと悔しそうな顔をしたが、将来はすこぶる優秀なんだぞと言い返した。
「はぁ? どう優秀なんだよ」
「いずれはわたしも巨乳、そして爆乳って女子になる運命だから」
「あ、そうですか。だったら巨乳になってから出現しろよな」
ヤンキー男子たちはうざいガキは引っ込めと小恋を突き飛ばす。こうなると唯一の男子たる橘高重がだまっているわけにはいかない。
「やめろ」
小恋の代わりに真美を守らんと立ちはだかった。
「なんだおまえは」
ヤンキー集団がにらんだので思わずビクっとなったが、それでも今は自分が戦うしかないと踏みとどまる。
「お、おれはこいつの彼氏だ」
「彼氏? マジかよ。小学生のくせに生意気だなぁ、おい」
「小学生で巨乳な彼女がいるとか許せないな」
「こういうムカつくやつには天誅あるのみ!」
言うが早いかヤンキーたちは年下の男子ひとりに寄ってたかって暴行を開始。殴る。腹に蹴りを入れる。うずくまったら背中を踏みつけるなどなど、モテない怒りをエネルギーに変換しているようだった。
「真美、今のうちに逃げよう」
小恋がそう言って真美の手を握ったら、ヤンキーの一人に言われた。逃げるなよ、逃げたらガキは痛めつけ、巨乳に強引にでもはおいしい思いをさせてもらうとか何とか。
(あぁ、どうしよう……こんなの勝てない……こんな状況切り抜けられない。おれ……ここでボコボコにされて終わりなんだ……)
うずくまりながら蹴られる重が哀しくそう思った。しかし今日は偶然という名の神が味方してくれる日だったのだ。
「あぁ、ヒマだ……なんかおもしろい事ってねぇのかよ」
ヒマでやる事がないからとブラブラしている中学2年生の男子がいた。その名は橘高猛、重の兄であり重に言わせれば凶暴スイッチが入ったらトラみたいになるやつ。
「あん?」
何やら向こうが騒がしいと目に入る。もしかしてケンカか! だったら暇つぶしに観戦しないと! と猛は意気揚々とさわがしい方に近づく。すると数人の中学生ヤンキーがうずくまっている一人をよってたかって蹴ったりしているのを確認。
「弱いものイジメかよ、つまんねぇの」
流血の殴り合いを期待していた猛はがっかりした。しかしうずくまっている者が無理やり顔を上げさせられるのを見たらおどろいた。なんとそれ自分の弟ではないか。
「はぁ? 重か? なにやってんだあいつ」
弟が年上の集団に自らケンカを売るとは思い難い。どういうことだ? と理解に苦しむ。そして腕組みをしてつぶやく。
「まぁ、男は殴られて強くなるもんだからな、ここはあえて見なかったことにするか」
あっさり弟を見捨てて立ち去ろうとした。だがそのとき猛はもっとも重要な者の姿を目にした。
「おぉ、巨乳女子……おぉ、なかなかの谷間、普段どこにいるのかわからないけれど、やっぱりいるんだな巨乳女子って」
そう言いながら谷間をしっかり見つめて、とてつもなく重要な事に気づく。ビリビリって電流が脳を刺激した。
「あ、あれ……あの巨乳女子って……」
なんか見た事があると思った次の瞬間、ドーン! と巨石が落下したみたいに震えた。
「優子?」
そう、優子に似ていると思った。それは中野優子の事である。小6ですごい巨乳の持ち主、重の友人こと中野真治の姉。そしてそれ猛が最高と思う女子のこと。
「あれって優子の妹か……似ている、まちがいなく。それにあれだ、優子の妹だったら早くから巨乳っていうのもうなづける。そうだ、優子の妹だ。つまり重はあの女子といっしょにいるところをヤンキーに絡まれたってわけだ、そう思えばすべて納得できる。そうかい、そうかい、優子には重と同じ年齢の妹がいたってか」
橘高猛、両手を合わせ指を鳴らしながら思う。弟に巨乳な彼女がいたとかいうのは非常におもしろくない。だがそれが優子の妹というならこう考えればいい。
「あれはまちがいなく優子の妹が巨乳目当てのエロいやつらに絡まれて発生した事案。すなわち我が弟である重を助けるってことは、それは優子の妹を助けるってことにつながる。その功績を利用すれば中野優子って巨乳女子と距離を縮められる。これはまさにハイチャンス、ついに中野優子がおれの女になる日がやってきたって事なんだ」
これはもう奮って正義の味方をするしかない。もし展開がうまくいけば、優子っていう本命の巨乳女子をゲットするのみならず、その妹って巨乳女子にも惚れられるかもしれない。それは夢のW巨乳だ! 猛はそう思い全身に力がみなぎってくるのを感じずにいられない。
「おら、やめろテメェら!」
猛が叫ぶとヤンキー集団の動きがピタッと止まる。そして声を出した者へ一斉に振り返る。
「なんだおまえは」
「おれか、おれは清い心を持った正義の味方だ」
猛のその声を聞いて顔を上げた重、ゲッ……なんであいつがここに出てくるんだと思わずにいられない。そして今は真美という真治も、うわ……きついキャラが出現したとドン引きしたくなる。
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