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(再び)真治、とってもかわいくて巨乳な女の子になる9
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(再び)真治、とってもかわいくて巨乳な女の子になる9
「ぅ……」
コンビニから出て歩き出した真美が悩め香しいって声を出したのは、谷間を出しているって事実により世間から来る目線がすさまじいから。
「ねぇ真美、世間の注目を巨乳に集めるのはどんなキブン?」
となりを歩く小恋、真美の手をギュッとにぎりながら、まるで自分がライトを浴びてうれしいみたいな顔で質問する。
「い、いや、これはダメだよ……」
「ダメって何が?」
「すごく悪いことをしているって、自分がダメな女になっているって気がする」
「おぉ、そんな風に思っちゃうんだ? それ覚えておく。わたしもいずれ巨乳になったらそういう風に思うのであろうって覚えておく」
「いやいや、こんな事をしたらダメだって。で、谷間とかもう隠す」
「え、もうちょっとそのままでいてよ」
「なんで?」
「となりのわたしが誇らしいキブンを満喫したいから」
こうして真美はたまらないキモチのまま歩くことを継続させられた。そしてびりびり痛く感じながら思う。谷間を出して歩いていると人としてダメになっていく気がすると同時に、世間の目は決して快感にはならないと。
そうして曲がり角を曲がって人目を避けようとした時だった、向こうからやってきた一人の少年が立ち止まって声を出す。
「あれ?」
その声を聞いた真美、正面を見てギョッとする。なぜならそれは偶然がもたらした予定外であり、目の前にいるのはやる事がないからと放浪していた友人だから。
「あ、あれ……お、おまえって」
橘高重、見覚えがある女子に左の人差し指を向けながら……プクッとやわらかそうな表情って谷間に目線ってことを忘れない。
「あ、あぅ……」
予定外、予想外、どうしてこんなところでこんな風にばったり遭遇するのか、心構えなど持ち合わせていなかった真美は固まってしまう。
「し、真治、真治だよな? 女になった真治だよな!?」
まるで瞬間移動みたいな速度で接近し相手の両肩をつかむ。そのとき両手に伝わるのは同性の友人とはちがう、カンペキに女に触れた時と同じだと思いながら、真治だよな? とか言ってあざとく揺さぶる。そうして谷間が揺れるのを見て、うほ! っと内心よろこぶ、それまさにいかにも男子というらしさそのもの。
「あ、あんまり揺らすな……」
「あ、わ、悪い」
橘高重、本日はやる事がなくて最悪のヒマデーと思っていた。だがもう出会えないのかな? と想っていたモノと再会したら、それもう喜びもひとしお。
「な、なぁ真治……」
「な、なに?」
「その、で、で、デートとかしたい……」
「デート……」
「いいじゃんかよ、知らない仲じゃないんだから」
重はここで女子の手を握ろうとする。こういう場合、許される範囲でやりたい放題やるべきだよな! なんて、実に少年らしい下心に満ちる。だがそれを許さないとする者が後ろから声を飛ばす。
「こらぁ! わたしを無視するな」
小恋、腕組みをして突然に出現した男子をにらむ。
「真治、こいつ誰?」
重は小恋を指さしながら、うぜぇ……って表情をストレートに出す。こんな色気と無縁のチビに興味なしと顔に書いている。
「わたしは真美の親戚女子」
「真美? 真美って誰だよ」
「真美は真ちゃんが女子化したときの名前」
「あ、あぁ……なるほどな」
「わたしと真美が女同士でデートしている最中なんだから、部外者は回れ右して消えて」
言いながらすばやく重を突き飛ばし真美の前に立つ。そしてマンガチックに両腕を横に広げて真美ガードって姿を見せつける小恋だった。
「はぁ? 女同士でデート?」
「そうだよ、これは大事な事だからジャマしないで」
小恋に言われた重、おまえは女同士で恋愛するのか? と真美を見る。もちろん顔だけでなくやわらかそうって谷間もしっかり抜け目なくみる。
「えっとその……」
「あ、真美がつまった。ということは女同士で恋愛する気はないってことだ。ということは、消えるべきはおまえだってことだ」
重は小恋に目をやり、ガキは消えろよと右手を動かしシッシってアクションをやって見せる。
「退かないから。それに下心いっぱいなエロに真美はわたさない」
「はぁ? おれは下心なんかもっていないぞ」
「ウソばっかり、わたし分かるんだからね」
「なんだよ、どんなのか言ってみろよ」
「絶対あれ、真治……おれたち友だちだよな? とか言って、一回でいいからおっぱい見せてとか、一回でいいからおっぱい触らせてとか言うんでしょう? そういう下心が顔に出てるから、エロ、バカ!」
「ぅ、お、おれはそんなこと……」
「あ、つまった! 図星! サイテー、いっそ死ねばいいのに」
「なんだと!」
重と小恋がギャーギャー言い合うと、もっとも重要なキャラである真美は放置されてしまう。くっそ居心地が悪くてたまらないから、妥協策として3人で散歩でもしようと提案。
「いいけど、真美の隣はわたし。こいつはわたしと真美の後ろからついてくるってカタチ、それなら3人でもいい」
「く……」
橘高重、真美の隣に位置する小恋がうざいと思ったが、ずいぶんと年下のやつに取り乱すと自分が恥になるからガマンするしかない。
「えぇ、ほんとうに? ほんとうに後ろからついてくるの? 恥ずかしくないの? 素直に回れ右して帰ればいいのに」
小恋は隣に位置し後ろを歩く重をののしり続ける。一方ののしられる重、なんという屈辱! とは思うが、耐えていれば真美と2人になるチャンスは訪れるはずとこらえる。そして2人っきりになったら、えへってテレながらちょっと甘えてみたいなんて考えを隠し持ったりするのだった。
「ぅ……」
コンビニから出て歩き出した真美が悩め香しいって声を出したのは、谷間を出しているって事実により世間から来る目線がすさまじいから。
「ねぇ真美、世間の注目を巨乳に集めるのはどんなキブン?」
となりを歩く小恋、真美の手をギュッとにぎりながら、まるで自分がライトを浴びてうれしいみたいな顔で質問する。
「い、いや、これはダメだよ……」
「ダメって何が?」
「すごく悪いことをしているって、自分がダメな女になっているって気がする」
「おぉ、そんな風に思っちゃうんだ? それ覚えておく。わたしもいずれ巨乳になったらそういう風に思うのであろうって覚えておく」
「いやいや、こんな事をしたらダメだって。で、谷間とかもう隠す」
「え、もうちょっとそのままでいてよ」
「なんで?」
「となりのわたしが誇らしいキブンを満喫したいから」
こうして真美はたまらないキモチのまま歩くことを継続させられた。そしてびりびり痛く感じながら思う。谷間を出して歩いていると人としてダメになっていく気がすると同時に、世間の目は決して快感にはならないと。
そうして曲がり角を曲がって人目を避けようとした時だった、向こうからやってきた一人の少年が立ち止まって声を出す。
「あれ?」
その声を聞いた真美、正面を見てギョッとする。なぜならそれは偶然がもたらした予定外であり、目の前にいるのはやる事がないからと放浪していた友人だから。
「あ、あれ……お、おまえって」
橘高重、見覚えがある女子に左の人差し指を向けながら……プクッとやわらかそうな表情って谷間に目線ってことを忘れない。
「あ、あぅ……」
予定外、予想外、どうしてこんなところでこんな風にばったり遭遇するのか、心構えなど持ち合わせていなかった真美は固まってしまう。
「し、真治、真治だよな? 女になった真治だよな!?」
まるで瞬間移動みたいな速度で接近し相手の両肩をつかむ。そのとき両手に伝わるのは同性の友人とはちがう、カンペキに女に触れた時と同じだと思いながら、真治だよな? とか言ってあざとく揺さぶる。そうして谷間が揺れるのを見て、うほ! っと内心よろこぶ、それまさにいかにも男子というらしさそのもの。
「あ、あんまり揺らすな……」
「あ、わ、悪い」
橘高重、本日はやる事がなくて最悪のヒマデーと思っていた。だがもう出会えないのかな? と想っていたモノと再会したら、それもう喜びもひとしお。
「な、なぁ真治……」
「な、なに?」
「その、で、で、デートとかしたい……」
「デート……」
「いいじゃんかよ、知らない仲じゃないんだから」
重はここで女子の手を握ろうとする。こういう場合、許される範囲でやりたい放題やるべきだよな! なんて、実に少年らしい下心に満ちる。だがそれを許さないとする者が後ろから声を飛ばす。
「こらぁ! わたしを無視するな」
小恋、腕組みをして突然に出現した男子をにらむ。
「真治、こいつ誰?」
重は小恋を指さしながら、うぜぇ……って表情をストレートに出す。こんな色気と無縁のチビに興味なしと顔に書いている。
「わたしは真美の親戚女子」
「真美? 真美って誰だよ」
「真美は真ちゃんが女子化したときの名前」
「あ、あぁ……なるほどな」
「わたしと真美が女同士でデートしている最中なんだから、部外者は回れ右して消えて」
言いながらすばやく重を突き飛ばし真美の前に立つ。そしてマンガチックに両腕を横に広げて真美ガードって姿を見せつける小恋だった。
「はぁ? 女同士でデート?」
「そうだよ、これは大事な事だからジャマしないで」
小恋に言われた重、おまえは女同士で恋愛するのか? と真美を見る。もちろん顔だけでなくやわらかそうって谷間もしっかり抜け目なくみる。
「えっとその……」
「あ、真美がつまった。ということは女同士で恋愛する気はないってことだ。ということは、消えるべきはおまえだってことだ」
重は小恋に目をやり、ガキは消えろよと右手を動かしシッシってアクションをやって見せる。
「退かないから。それに下心いっぱいなエロに真美はわたさない」
「はぁ? おれは下心なんかもっていないぞ」
「ウソばっかり、わたし分かるんだからね」
「なんだよ、どんなのか言ってみろよ」
「絶対あれ、真治……おれたち友だちだよな? とか言って、一回でいいからおっぱい見せてとか、一回でいいからおっぱい触らせてとか言うんでしょう? そういう下心が顔に出てるから、エロ、バカ!」
「ぅ、お、おれはそんなこと……」
「あ、つまった! 図星! サイテー、いっそ死ねばいいのに」
「なんだと!」
重と小恋がギャーギャー言い合うと、もっとも重要なキャラである真美は放置されてしまう。くっそ居心地が悪くてたまらないから、妥協策として3人で散歩でもしようと提案。
「いいけど、真美の隣はわたし。こいつはわたしと真美の後ろからついてくるってカタチ、それなら3人でもいい」
「く……」
橘高重、真美の隣に位置する小恋がうざいと思ったが、ずいぶんと年下のやつに取り乱すと自分が恥になるからガマンするしかない。
「えぇ、ほんとうに? ほんとうに後ろからついてくるの? 恥ずかしくないの? 素直に回れ右して帰ればいいのに」
小恋は隣に位置し後ろを歩く重をののしり続ける。一方ののしられる重、なんという屈辱! とは思うが、耐えていれば真美と2人になるチャンスは訪れるはずとこらえる。そして2人っきりになったら、えへってテレながらちょっと甘えてみたいなんて考えを隠し持ったりするのだった。
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