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(再び)真治、とってもかわいくて巨乳な女の子になる8

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(再び)真治、とってもかわいくて巨乳な女の子になる8


「あぁ……しんど……」

 青春の自転車って暴走が終了すると、特に運転していた方がクタクタになる。しかし後方に座っていた方は元気爆弾のままというギャップが生じてしまう。

「真美、今度は谷間見せ、谷間」

「えぇ、もうやだ……ふつうの女として過ごしたい……」

「ダメだよ、巨乳女子はもっとテンション上げていかないと」

 再び自転車をそこにあった駐輪場に止めると、小恋は真美の手を取って右手にはカバンを持って歩き出す。

「またコンビニのトイレで着替えさせるわけ?」

「そうだね、Tシャツを脱いでシャツだけになって、下の谷間が見えるってあざとい格好になってもらうよ」

「なんかイヤだなぁ……」

 こうしてコンビニに入ったわけであるが、周囲の目には仲のよい姉妹としか映らない。それをちゃんとわかっている小恋は、真美といっしょにトイレに入ろうとする。

「ちょ……」

「ここってすごく広いからさ、2人でもだいじょうぶだよ」

「そういう問題じゃないって……」

 小恋はここであざとい演技をひとつかます。お姉ちゃんだいじょうぶ? とかいかにもやさしい妹が体調不良な姉を心配しているって感じの声を出し、そのまま自分もトイレに入るとドアを閉めた。

「え、なんで2人で……」

「真美の着替えシーンが見たいから」

「えぇ……」

「いいじゃんか、女同士なんだし。小4でもCカップだったら巨乳って真美のブラ姿とかじっくり拝みたい」

「こんなところで人に見られるなんて」

「だいじょうぶ」

「だいじょうぶって何が」

「将来わたしが巨乳になったら、着替える姿はちゃんと真ちゃんに見せてあげる、いっぱいドキドキさせてあげる。だから今は……ね?」

 まったく小恋には敵わなかった。そこで真美は仕方なくカベを背中にして立つ。まるで求愛されて拒めない女子そのものだが、たんに着替えるだけ、チャチャっと済ませればいいとキモチを切り替える。

「じゃ、じゃぁ……」

 Tシャツの中に下から左腕を入れた真美、ブラのふくらみを意識しながら捲くり上げようとする。しかし当然ながらその流れには小恋からNGが飛び出す。

「ダメだよ真美、何やってんの」

「え、何って……」

「ちゃんと両腕をクロスして、そのまままっすぐTシャツを上げるって流れじゃなきゃダメだよ。それでブラふくらみが揺れて出て、続いて谷間が出てって、そういうのを見せてくれないと到底納得できないよ」

「小恋ってすさまじいおっぱい星人……」

「今はこれでいいんだ。将来は自分の巨乳を真ちゃんに見せなきゃいけないから、今は拝む側の立場を満喫するんだ」

 そこで仕切りなおしのテイク2! となる。小恋はそれに対してもしっかり注文付けを忘れない。一気に捲り上げるとドキドキが盛り上がらないから、ゆっくり捲り上げるように! とか、ブラのふくらみを出す時はちょっと意識して揺らしてよ? とか、もはや自分が満足するまで永遠にやらせるような気配すら漂っている。

(あぁもう……)

 仕方なく真美は小恋に見つめられながら両腕をクロス。そしてTシャツを捲り上げると、リクエストに従いゆっくりとまくり上げていく。そうして捲り上げるのがブラのふくらみにかかると、恥ずかしくて死にたくなる! ってキモチを味わいつつ、クッと控えめな勢いでまくり上げを続ける。そうすると小恋の望み通り左右のフルカップってふくらみが揺れ動いて外に出るのだった。

「うわぁ……」

 小恋が心震わせているって声を出す。そうして真美のプクッとやわらかそうな谷間が出現すると、ごくりとひとつ飲んでしまう。

「ん……」

 上半身をフルカップブラって姿にした真美、さすが中野優子の妹という感じの絶妙なむっちりが魅惑的。

「待って、待って」

 小恋は急いでシャツを着ようとする真美の真正面に立ち、至近距離からジーっと谷間を見る。

「あ、あんまり近い距離からマジマジ見られたくないよ小恋……」

「おぉ……美巨乳の谷間……むっちり……やわらかそう」

「お姉ちゃんのボリュームには及ばないけれどね」

「でも小4でCカップはお姉ちゃんもたどった道のりだから、真美も巨乳エリートなんだよ。だ、だからさ、ちょっとだけ、ちょっとだけ触らせて、お願い!」

 まるで恋に飢えた彼氏から熱愛されるみたいな空気が空間に漂う。拒めない、それは女子から拒むって意識をそぎ落とすモノだ。

「じゃ、じゃぁちょっとだけ……ほんとうにちょっとだけ」

 言われた小恋、舞美に返事するより先に手が動く。見えているモノに心の99%を奪われたという風に目が恋色に染まっている。

「あんぅ……や、やわらかい……」

 小恋はブラに浮かぶ谷間に右手の平を当てると、その弾力をかみしめ味わうように何回も押す。

「あんまり何回も押さないで欲しいかな……って」

 真美は赤い顔で困ったが、それより赤い顔の小恋には聞こえていないようだ。やわらかいって表現をリピートしながら押しまくる。そして次はいよいよ! という風に手をカップに持ってくる。そしてちょっとは力を入れつつ、女子としてのやさしさを持って揉み始めた。

「う、うわ、やわらかくてキモチいい!」

「ん……ぅ……」

 コンビニのキレイで広いというトイレの中は、2人の女子がこっそり青春するための場所と化している。うっかりすると時間を忘れてしまいそうになり、小恋にいたっては30分くらいひたすら揉み続けたいと頭が真っ白になりかけている。

 が、しかし、そこはさすがに女子ということで理性を取り戻す。我を忘れて自爆するのは女のやる事ではないと自制できるところが男子との違いなのかもしれない。

「こんな感じでいい?」

 シャツを着てあざとい巨乳らしく谷間を浮かべる真美。

「きゃん! ステキ! で、それにバッグをたすき掛けして」

「こ、こう」

「あっと、ダメ。肩掛けで谷間が見えなくなったら意味ないじゃん。だかそう、ちょっと横、谷間の斜め下に来るようにして、そうしたら谷間の浮かび具合がグッと魅力増しになるから」

 小恋のプロデュース能力はしたたかであざやかだった。思わずそれを真美がホメると誇らしげに笑いながら言う。

「こんなのおっぱい星人なら当然の情熱能力だよ。それは真ちゃんも同じでしょう? で、将来はいま真美がやっていることを巨乳になったわたしがやるんだ。これは未来の自分をプロデューしているって事でもあるんだよ」

 6歳児としてハイレベルな能力とセリフを発揮する小恋は、当然だが抜かりというのを許さない。

「じゃぁ、トイレ流して」

 何もしてないがジャーっと流させると、ドアを開けると同時に表情が変わり姉思いの妹って役者になる。

「お姉ちゃんだいじょうぶ? 調子悪かったらもう家に帰ろうか?」

 こういうセリフを吐いておけば、2人でトイレから出ても怪しまれない。それどころか感動的な話とさえなる。もっとも真美が谷間を見せびらかしているという姿で、ちょっと減点されてはしまうのだが。
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