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(優子の一人称)姉弟で相合傘
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(優子の一人称)姉弟で相合傘
「ぁ……」
放課後の校舎から出て帰宅しようと思ったわたしはビックリする。なぜなら窓の外が大雨って事実にそまっているから。
「うそ……」
ただいまは午後3時20分。いったいどうしてこうなった? と不思議に思えてならない。だってわたしは午後2時50分からおよそ30分ほど図書室にいたけれど、そこに入る前の空は泣いていなかったんだもんね。
「あぅ……」
小6でEカップって巨乳のわたししてみれば、天の涙に濡れて下のブラや谷間がくっきり浮かぶなんて無様を他人に見られたくない。だから常日頃カバンの中に折り畳み傘を入れている……はずが、今日に限って忘れている。たまにはカサも干さなきゃいけないとか思ったのが失敗した理由だろと思う。
「神さまっておっぱい星人なの? こんな風に狙い撃ちするってエロくない? 絶対にひどいと思います」
ザーザーって音とつめたく暗い外に向かってわたしはものすごく小さな声でつぶやいた。するとそのとき、これまた絶妙なタイミングで後ろから聞きなれた声が飛んでくる。
「お姉ちゃん」
そう言われて振り返ると、そこには我の弟が立っている。しかも手には透明のビニール傘を持っているときた。
「お姉ちゃん、カサを忘れちゃった人?」
「わたしだってたまには失敗するんだよ」
「そ、それでさぁ、お姉ちゃん……」
「なによ……」
「神さまがエロいとかおっぱい星人とか……どういう事?」
「はぁ?」
わたしはできる限り小さな声でつぶやいたし、真治との距離だってちゃんとあったはず。なのにどうしてばっちり聞こえるのか実に納得ができない。
「こら、人の声を盗み聞きするなつーんだよ! それに、おっぱい星人なのは真治の方でしょうが!」
わたしは思いっきり弟の左側をつねってやる。
「いたた……痛いよもう……聞こえるんだから仕方ないじゃんか」
痛がる弟というのは普段はこれといって優れたやつとは思えない。だけどどうしてか、こういう時だけ優れた能力を発揮。わたしは思う、こいつ将来は絶対女にモテないだろうなって。
「ほら、カサを貸して!」
わたしはカサを弟から取り上げると、これで巨乳女子のプライドは保たれると思いながら、外に向かってシュパっとカサを開く。
「相合傘するの?」
真治がそう言って顔を赤らめている。
「はぁ? あんた普段おっぱい星人のくせして、何を都合よくかわいいキャラを演じているわけ? なんならわたし一人で帰ってもいいんだけど」
「それひどい……ぼくもカサに入るから」
こうしてわたしがカサを持ち、となりに弟という図式で歩き出す。多分これは世間では微笑ましいって思われる相合傘。カップルだったら勝手にやっていろ! って話なんだろうけど、姉弟なら助け合って生きているってすごくうつくしい話になるんだ。
「雨がきついね」
隣でかわいいセリフを言いながら、チラチラっと目をとなりにいるわたしのおっぱいに向けてくる。
「だね。で、密接気味、もうちょい離れろ」
横の真治が密接的に近づくと、それで巨乳ってところをチラチラ横目で見られると、まるで甘えられているような気になってしまうからカンベンして欲しい。
「もうちょっと入れてよ、これだと肩とか背中がびっしょになっちゃう」
「いいじゃん、男子は濡れてもへっちゃらでしょう。真治がびしょ濡れになったところで、誰もそれを見たいと思わないから気にする必要ない」
わたしに言わせれば、わたしと真治では濡れたときの実害が違いすぎる。いや、わたしと真治っていうより、男と女では絶対にちがうって話だね。男は女のために可能な限り譲るべしとわたしは言いたい。
でもここで、向かいから見知らぬオバさんがやってきた。そしてすれ違いざま、わたしに聞こえる声でこんな事を言った。
「かわいそうに、男の子をあんなに濡らして自分だけ平然とカサに守られるなんて、まったくダメな女の子。かなりおっぱいが大きい巨乳だけど、心はちっぽけでダメな子、情けない……」
うっそ、なにそれ! って思ったけど、見知らぬ人間にギャーギャー言い返すなんて恥ずかしい姿は晒せない。同じ女だからオバさんはわたしの味方をしてくれると思ったのに、あんな風に言われるとめっちゃくちゃ傷つく。
「真治」
「な、なに?」
「もうちょい中に入れ、濡れるでしょう」
「え、いいの?」
「いいもなにも風邪ひいたらどうする」
わたしは隣の真治を左手でグイっと引っ張った。
「ぁ……」
引っ張られた真治、ちょいよろけてわたしの肩に甘えるような感じでクッと寄りかかる。まぁこれ自体はわざとやった事ではないから怒らないのだけど、そこで顔を真っ赤にするとか、何か言おうとするとかするから、だからこっちとしても流せなくなる。
「なに、いま何か言おうとしたよね?」
「な、何でもないよ」
「言えつーんだよ。女は隠し事をしてもいいけど男はダメなんだ」
「えぇ、それってすごい差別なんじゃ……」
「いいから早く言え!」
「べ、べ、別にその……ただ……いいニオイがするなぁと思っただけ」
「ん……」
またそういう事を言う……と思いつつ、いいニオイがするとか言われて怒るのもおかしいという気がしたので、わたしはここで無言になって話の流れを一度切る。相手が彼氏とかだったら、「バカ……」 とか言うのかもしれないけれど、弟にそんな態度を見せるなんて姉のプライドが許さない。
真治は歩きながらチラチラっと横目でわたしの巨乳を見るのだけど、それにプラスしてごくたまに背中の方を見たりする。わかっている、わたしにはちゃんとわかっている、こいつおっぱい星人だからわたしのTシャツ背面が少し濡れた事で浮かぶブラのバックとかをチラ見している。
「真治」
「な、なに?」
「あんた絶対女にモテないから。ずっと嫌われて永遠のひとりぼっち。まったくもってバカだねぇって話だから」
「え、なんで?」
「真治みたいなバカに付けるクスリはない」
一生ひとりぼっちをやっていろ! とわたしが言いかけたとき、そこに突然後ろから車がややスピード出し気味って速度でやってきた。
「危ない!」
心優しい姉であるわたしは反応が鈍い弟の腕を引っ張る。でもこのとき濡れた地面とかいうモノによって足が滑った。
「ぁ……」
ほんの一瞬だけど確実に感じたヤバい! という恐怖感。そこで横を見れば電柱があるとなれば、わたしは反射的に体を動かした。背中とかお尻で電柱に当たれば、顔面から突っ込むよりはマシかなと思ってのこと。
「ぅ……」
電柱にお尻が当たった、そのまま次は背中が当たる。それから顔を前に向けたら、よろめいた真治がやってきた。
「ぁんぅ!」
声を出した真治がぶつかる。あろうことかわたしの胸にグッとか押し付けてきた。ドキッとしたわたしが固まると、雨降りの中で他人に見られたらどうするわけ? という絵が出来てしまう。
「はんぅぅん……」
真治がグッと胸に顔を押し付け甘えたような声を出す。
「く……」
ふざけんなよ! と思わずにいられないわたしは、姉の巨乳に甘えてどうするんだよ! と思いながら真治の両肩を掴んでグッと引き離す。そしてそのままの勢いで鼻血が出るくらいのビンタをしてやろうと思って右手を振り上げる。
「ん……」
このとき真治が顔を真っ赤にして……なんて表現すればいいのかわからないって目をわたしに向けた。それはビンタしたらとっても可哀想って、心優しいわたしはそういう風に思わせられたので手の動きを止めてしまう。
「ま、まぁ……今のはわざとじゃないから……ビンタはカンベンしてやる」
まったくどうしてわたしはこんなにやさしい心を持った女なんだろうと、我ながらつくづくあきれてしまう。
「お、お姉ちゃん……」
わたしはカサを持ち直したわたしを見ながら何か言いたそうな顔をした。それはまちがいなく姉に対する感謝の言葉が出るのだと思ったから、何? と期待しながら聞いた。
「あ、そ、その……えへ……」
「えへ?」
「や、やっぱり大きいなぁって思って、あ、後その……や、やわらかくてキモチいい弾力がいっぱいだなぁと思ったりして、えへ」
「真治……」
「えへ、なに?」
「アホかぁ!」
わたしはカサを左に持ち替え、自由になった右手で弟にされて当たり前ってビンタをしてやる。
「いったぁ……ビンタはカンベンしてやるってさっき言ったじゃんか、お姉ちゃんのウソつき」
「真治、回れ右、あんたあっちから帰ること」
「えぇ、あっちに行ったらすごい遠回り」
「いいじゃん」
「ずぶ濡れになって風邪ひいちゃう……」
「だいじょうぶ、何とかは風邪をひかないって言うじゃん。それにあれだよ、男はずぶ濡れになっても別に困らないでしょうが」
「えぇ、思いっきり困るんだけど」
「うるさい、とにかくあんたはあっち」
「ぅ……」
「じゃぁね」
「お姉ちゃん性格悪すぎ、マジでブス巨乳!」
「あ、真治、後ろ、すごい爆乳って人」
「え?」
真治はバカなのでこう言うと絶対に引っかかる。だから振り返ると猛スピードで通り過ぎる車の水しぶきをかぶってびしょ濡れ。
「はい、おバカさん、じゃぁね」
わたしはこうしてひとり雨を凌ぎながら家に帰った。真治はわたしを人のカサを奪ったドロボーとか後ろで叫んでいたけど、バカは雨に濡れて当たり前。そしてわたしが思った通り、真治は雨にずぶ濡れになっても風邪をひかなかった。
「ぁ……」
放課後の校舎から出て帰宅しようと思ったわたしはビックリする。なぜなら窓の外が大雨って事実にそまっているから。
「うそ……」
ただいまは午後3時20分。いったいどうしてこうなった? と不思議に思えてならない。だってわたしは午後2時50分からおよそ30分ほど図書室にいたけれど、そこに入る前の空は泣いていなかったんだもんね。
「あぅ……」
小6でEカップって巨乳のわたししてみれば、天の涙に濡れて下のブラや谷間がくっきり浮かぶなんて無様を他人に見られたくない。だから常日頃カバンの中に折り畳み傘を入れている……はずが、今日に限って忘れている。たまにはカサも干さなきゃいけないとか思ったのが失敗した理由だろと思う。
「神さまっておっぱい星人なの? こんな風に狙い撃ちするってエロくない? 絶対にひどいと思います」
ザーザーって音とつめたく暗い外に向かってわたしはものすごく小さな声でつぶやいた。するとそのとき、これまた絶妙なタイミングで後ろから聞きなれた声が飛んでくる。
「お姉ちゃん」
そう言われて振り返ると、そこには我の弟が立っている。しかも手には透明のビニール傘を持っているときた。
「お姉ちゃん、カサを忘れちゃった人?」
「わたしだってたまには失敗するんだよ」
「そ、それでさぁ、お姉ちゃん……」
「なによ……」
「神さまがエロいとかおっぱい星人とか……どういう事?」
「はぁ?」
わたしはできる限り小さな声でつぶやいたし、真治との距離だってちゃんとあったはず。なのにどうしてばっちり聞こえるのか実に納得ができない。
「こら、人の声を盗み聞きするなつーんだよ! それに、おっぱい星人なのは真治の方でしょうが!」
わたしは思いっきり弟の左側をつねってやる。
「いたた……痛いよもう……聞こえるんだから仕方ないじゃんか」
痛がる弟というのは普段はこれといって優れたやつとは思えない。だけどどうしてか、こういう時だけ優れた能力を発揮。わたしは思う、こいつ将来は絶対女にモテないだろうなって。
「ほら、カサを貸して!」
わたしはカサを弟から取り上げると、これで巨乳女子のプライドは保たれると思いながら、外に向かってシュパっとカサを開く。
「相合傘するの?」
真治がそう言って顔を赤らめている。
「はぁ? あんた普段おっぱい星人のくせして、何を都合よくかわいいキャラを演じているわけ? なんならわたし一人で帰ってもいいんだけど」
「それひどい……ぼくもカサに入るから」
こうしてわたしがカサを持ち、となりに弟という図式で歩き出す。多分これは世間では微笑ましいって思われる相合傘。カップルだったら勝手にやっていろ! って話なんだろうけど、姉弟なら助け合って生きているってすごくうつくしい話になるんだ。
「雨がきついね」
隣でかわいいセリフを言いながら、チラチラっと目をとなりにいるわたしのおっぱいに向けてくる。
「だね。で、密接気味、もうちょい離れろ」
横の真治が密接的に近づくと、それで巨乳ってところをチラチラ横目で見られると、まるで甘えられているような気になってしまうからカンベンして欲しい。
「もうちょっと入れてよ、これだと肩とか背中がびっしょになっちゃう」
「いいじゃん、男子は濡れてもへっちゃらでしょう。真治がびしょ濡れになったところで、誰もそれを見たいと思わないから気にする必要ない」
わたしに言わせれば、わたしと真治では濡れたときの実害が違いすぎる。いや、わたしと真治っていうより、男と女では絶対にちがうって話だね。男は女のために可能な限り譲るべしとわたしは言いたい。
でもここで、向かいから見知らぬオバさんがやってきた。そしてすれ違いざま、わたしに聞こえる声でこんな事を言った。
「かわいそうに、男の子をあんなに濡らして自分だけ平然とカサに守られるなんて、まったくダメな女の子。かなりおっぱいが大きい巨乳だけど、心はちっぽけでダメな子、情けない……」
うっそ、なにそれ! って思ったけど、見知らぬ人間にギャーギャー言い返すなんて恥ずかしい姿は晒せない。同じ女だからオバさんはわたしの味方をしてくれると思ったのに、あんな風に言われるとめっちゃくちゃ傷つく。
「真治」
「な、なに?」
「もうちょい中に入れ、濡れるでしょう」
「え、いいの?」
「いいもなにも風邪ひいたらどうする」
わたしは隣の真治を左手でグイっと引っ張った。
「ぁ……」
引っ張られた真治、ちょいよろけてわたしの肩に甘えるような感じでクッと寄りかかる。まぁこれ自体はわざとやった事ではないから怒らないのだけど、そこで顔を真っ赤にするとか、何か言おうとするとかするから、だからこっちとしても流せなくなる。
「なに、いま何か言おうとしたよね?」
「な、何でもないよ」
「言えつーんだよ。女は隠し事をしてもいいけど男はダメなんだ」
「えぇ、それってすごい差別なんじゃ……」
「いいから早く言え!」
「べ、べ、別にその……ただ……いいニオイがするなぁと思っただけ」
「ん……」
またそういう事を言う……と思いつつ、いいニオイがするとか言われて怒るのもおかしいという気がしたので、わたしはここで無言になって話の流れを一度切る。相手が彼氏とかだったら、「バカ……」 とか言うのかもしれないけれど、弟にそんな態度を見せるなんて姉のプライドが許さない。
真治は歩きながらチラチラっと横目でわたしの巨乳を見るのだけど、それにプラスしてごくたまに背中の方を見たりする。わかっている、わたしにはちゃんとわかっている、こいつおっぱい星人だからわたしのTシャツ背面が少し濡れた事で浮かぶブラのバックとかをチラ見している。
「真治」
「な、なに?」
「あんた絶対女にモテないから。ずっと嫌われて永遠のひとりぼっち。まったくもってバカだねぇって話だから」
「え、なんで?」
「真治みたいなバカに付けるクスリはない」
一生ひとりぼっちをやっていろ! とわたしが言いかけたとき、そこに突然後ろから車がややスピード出し気味って速度でやってきた。
「危ない!」
心優しい姉であるわたしは反応が鈍い弟の腕を引っ張る。でもこのとき濡れた地面とかいうモノによって足が滑った。
「ぁ……」
ほんの一瞬だけど確実に感じたヤバい! という恐怖感。そこで横を見れば電柱があるとなれば、わたしは反射的に体を動かした。背中とかお尻で電柱に当たれば、顔面から突っ込むよりはマシかなと思ってのこと。
「ぅ……」
電柱にお尻が当たった、そのまま次は背中が当たる。それから顔を前に向けたら、よろめいた真治がやってきた。
「ぁんぅ!」
声を出した真治がぶつかる。あろうことかわたしの胸にグッとか押し付けてきた。ドキッとしたわたしが固まると、雨降りの中で他人に見られたらどうするわけ? という絵が出来てしまう。
「はんぅぅん……」
真治がグッと胸に顔を押し付け甘えたような声を出す。
「く……」
ふざけんなよ! と思わずにいられないわたしは、姉の巨乳に甘えてどうするんだよ! と思いながら真治の両肩を掴んでグッと引き離す。そしてそのままの勢いで鼻血が出るくらいのビンタをしてやろうと思って右手を振り上げる。
「ん……」
このとき真治が顔を真っ赤にして……なんて表現すればいいのかわからないって目をわたしに向けた。それはビンタしたらとっても可哀想って、心優しいわたしはそういう風に思わせられたので手の動きを止めてしまう。
「ま、まぁ……今のはわざとじゃないから……ビンタはカンベンしてやる」
まったくどうしてわたしはこんなにやさしい心を持った女なんだろうと、我ながらつくづくあきれてしまう。
「お、お姉ちゃん……」
わたしはカサを持ち直したわたしを見ながら何か言いたそうな顔をした。それはまちがいなく姉に対する感謝の言葉が出るのだと思ったから、何? と期待しながら聞いた。
「あ、そ、その……えへ……」
「えへ?」
「や、やっぱり大きいなぁって思って、あ、後その……や、やわらかくてキモチいい弾力がいっぱいだなぁと思ったりして、えへ」
「真治……」
「えへ、なに?」
「アホかぁ!」
わたしはカサを左に持ち替え、自由になった右手で弟にされて当たり前ってビンタをしてやる。
「いったぁ……ビンタはカンベンしてやるってさっき言ったじゃんか、お姉ちゃんのウソつき」
「真治、回れ右、あんたあっちから帰ること」
「えぇ、あっちに行ったらすごい遠回り」
「いいじゃん」
「ずぶ濡れになって風邪ひいちゃう……」
「だいじょうぶ、何とかは風邪をひかないって言うじゃん。それにあれだよ、男はずぶ濡れになっても別に困らないでしょうが」
「えぇ、思いっきり困るんだけど」
「うるさい、とにかくあんたはあっち」
「ぅ……」
「じゃぁね」
「お姉ちゃん性格悪すぎ、マジでブス巨乳!」
「あ、真治、後ろ、すごい爆乳って人」
「え?」
真治はバカなのでこう言うと絶対に引っかかる。だから振り返ると猛スピードで通り過ぎる車の水しぶきをかぶってびしょ濡れ。
「はい、おバカさん、じゃぁね」
わたしはこうしてひとり雨を凌ぎながら家に帰った。真治はわたしを人のカサを奪ったドロボーとか後ろで叫んでいたけど、バカは雨に濡れて当たり前。そしてわたしが思った通り、真治は雨にずぶ濡れになっても風邪をひかなかった。
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