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スーパー透視メガネをゲット! 見まくっちゃうぜ!
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スーパー透視メガネをゲット! 見まくっちゃうぜ!
ー数日前のことー
橘高重は学校で真治にこんな提案を持ちかけた。
「スーパーメガネを2人で買わない? で、2人でいっしょに使うんだ」
そういうと、情報誌から破りとったであろう一ページを真治に見せた。それはモーレツに胡散臭い広告でしなかった。
「なんでも透けて見えてしまうメガネ?」
「そう、ここに書いてある。ヨーロッパで大流行中! って」
「ほんとうかなぁ……」
真治はごくりと息をのんで、うたぐりと興味の間をおよいだ。絶対詐欺だ! と思いつつ、それがモノホンなら毎日が楽しくなるじゃん! とドキドキ。
「お、おれさぁ、このメガネかけてお姉ちゃんを見まくるんだ」
「やっぱりそういう話?」
「あったり前じゃん! 服の下、さらにはブラジャーも通り越して巨乳がおがめるんだぞ。男なら買うしかないだろう。ヨーロッパを見習うしかないじゃん」
たしかに見たいと思う真治だった。服の上からでもユッサユッサ揺れてやわらかそうな姉の巨乳。それを丸裸にしてやるって感じで見れたら、鼻の下が伸びちゃうかもしれない。
「値段が2000円……2人で買えば1000円ずつか……」
誘惑されてしまったので、真治は重の話に乗った。小4なので1000円っていうのはきつい。でも豊満でやわらかそうな乳を透視できるなら、ジッとしているのは男の恥! と思った。
「コンビニでの受け取りが可能だって」
「おれが取りに行く」
うきうき顔の重は、責任を持って商品を受け取ると明言。こうして極めて男らしい話が成立したのであった。それが数日前の事だった。
ーそして本日、いよいよコンビニでの受取日ー
学校帰りにコンビニへ立ち寄った重。見た目はふつうってカモフラージュされた箱をゲット。意気揚々と家に帰ると、兄がいない今のうちにと自室で開封した。
「な、これが……透視メガネ?」
箱の中身を見て愕然とした。実にウソっぽい感じがする、まるで仮装用品みたいなメガネ。しかも名前がついていて、それゴッドアイとかいう。
「やべぇ……もしかして……大失敗しちゃった?」
少年は心のそこからドキドキした。いくらひとり1000円とか言っても、この手の買い物でダマされるのは赤っ恥だと知っている。
「で、でも……」
うすっぺらい説明書っていうのを見ると、なかなかすごい事が書いてある。それを目にするとけっこう期待してしまうのだった。
メガネの、いわゆる先セルってところには極小のボタンがある。それを押すと2つのモードを切り替えられるという。
ゴッドモード1、ゆるい透視力。このモードだと上の服だけ視界から消せる。ブラジャーだの下着は残るので、周りが並木通りみたいに見えるのこと。
ゴッドモード2、すごい透視力。このモードだと見つめたモノは素っ裸になる。すべてお見通しって事なので、周りが天国の楽園みたいに見えるとのこと。
「すげぇ! 2つもモードがあるなんて」
こうなると試したいのが人情。明日まで待っていられないぜ! というのが男の生き様。ゴッドアイを隠し持って家を出たら、人が多そうなところはどこかな……と自転車を走らせる。
(スーパーか……)
重はちょいと考えた。小腹が透いたのでチョコレートでも買おう。そのとき店内をゴッドアイで見てみれば、さぞやムフフができるはずと。
うぃーんと開く自動扉。重は変すぎる緊張感をもって、店内が見渡しやすいところで足を止めた。そして思いきって行動に出た。
「うりゃ!」
メガネ装着! そうするとまず、すぐ近くにいた男性店員が目に入る。
「おえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
重が絶叫してヒザを落としてしまった。見たくないモノがモロに見えた。なんて汚らしいモノだとゼーゼー息を切らす。いきなり汗まで流れおちる。
「いきなりゴッドモード2はきつい……」
重はモードを1に切り替えた。そうすると男性は見苦しい全裸ではなく、いちおうトランクスだけはまとってくれた。でも男なんてモノは拝む価値なし。
(そ、そうか……スーパーってお姉さんとかお姉ちゃんがいないんだ……)
赤い顔でモードをゼロにした。つまり透視力を切った。いくら下着姿とかでも、周りにいる人たちの年齢があまりにも高すぎてテンションが下がってしまう。
(やっぱりスーパーってダメだな)
チョコレートを買うつもりがすっかり忘れて、真治の家に行こうかなとニヤニヤ。真治の家に言えば姉がいる。
「や、やっぱりお姉ちゃんの巨乳を見ないと」
クフフとうれしそうな笑みを浮かべた時だった。ひとりの外人さんが前方よりやってきた。それはけっこう年齢の高い人ではあったが、仰天するほどのグラマーさん。なんせ愛しの中野優子が小物に見えてしまうほど、まさにゴッドサイズ。
あの人を透視して見てもいいのか? それはお姉ちゃんに対する裏切りにならないか? などと思いつつ、男らしく誘惑には勝てなかった。
(うぉ……)
メガネをかけ、まずはゴッドモード1で鑑賞。
(す、すご……あんな谷間って……あんな谷間って……)
ドッキン・ドッキン、心臓がいけないリズムを刻んでしまう。すごいとか思って見入っていたら、超グラマーさんが通り過ぎた。
(あっと……)
慌ててゴッドモード2に切り替えたのだが、後ろ姿しか見えない。この場合、どう考えたって前を見ないとダメだ。男なら……前を見ずに死ぬって選択は絶対にありえない。
(前、前を見なきゃ……お、おっぱいを見なきゃ……)
まるで魔物に引っ張られるように、ハァハァ息を切らしながらついていく。そして前を見ようとして女性を追い越そうとしたとき、左折する車には気づかなかった。
ーどっかーんー
見事車にはねられる重がいた。
「気をつけろクソガキ!」
ガラの悪いドライバーは、重に罵声を浴びせながら走り去っていく。
「あいててて……」
腰と背中の中間あたりに手を当てる重。そこに自転車で通りかかったおじさんが声をかける。
「きみ、だいじょうぶか?」
親切なおじさんだが、ゴッドモード2をやっている重の目には、すごいモノが至近距離で目に入ってくる。それはちょっと冗談が通じなかった。
「だ、だいじょうぶ……だいじょうぶ……」
赤い顔ではげしく動揺しながら、重は自転車にまたがり逃げるようにして帰宅。これは明日のたのしみにとっておこうと決めたのだった。
ーそして翌日ー
えへへと笑いながら、朝の8時10分に中野家に到着する重。表向きは真治を誘いにきたのだが、本当の狙いはお姉ちゃんを拝むこと。もちろんゴッドモード1、2の両方で、たっぷりお得に鑑賞するつもり。
「なんで急に来るんだよ」
予定外だったからあわてさせられた真治がぼやく。
「真治、これなんだと思う?」
得意げな面する重が見せたモノ、それは外ならぬ透視メガネ。でも真治も最初はショックを受けた。そのへぼい見た目に、騙されたのかな? と心配になるから。
「ノンノン、これマジで見えるんだぜ」
ひひひと笑いながら説明を省く。ゴッドモード2にしてから真治に渡し、それをかけてあっち側を見てみろと促した。
「あっち?」
真治がメガネをかけて顔を向けると、そこにはサラリーマンらしき男性が3人、立って話をしている姿あり。真治はそれをモード2で見てしまった。
「ぅあ……」
びっくりして左手を胸に当てる。そして両座を落とすと、右手を地面につけ息を切らす。いきなり何を見せるんだよ! と思ったが、これが透視メガネ! とすごさに興奮していく。
「な、すごいだろう。でもまずはおれが先」
真治からメガネを奪いとる重は、デレっとした顔で真治に質問。お姉ちゃんは? と、ニヤニヤしまくりな顔で聞く。
「きょうはちょっと早めに学校へ行くって」
「なにぃ!?」
「そんな大げさな……どうせ学校に行けば目にできるじゃん」
「ダメだ、ガマンできない。おれはお姉ちゃんを追いかける」
「あ、ちょっと橘高……」
真治はダッシュする重にあきれた。だけど一方ではすごく共感できた。一刻も早く見てみたいとアツくなる、それは男なら誰しもが持つ熱意だから。
「ハァハァ……お姉ちゃん……お姉ちゃん」
橘高重が走る。学校について6年の校舎に行けばいいのに、早く優子を見たいと燃えている。でもそれはムダな努力とならなかった。
(い、いた!)
なんと学校へ向かって歩いている優子を発見!
(い、い、いよいよ……いよいよお姉ちゃんのおっぱいが見れる……)
かなり離れた位置から、まずはゴッドモード1で後ろ姿を見る。
(わぁぁぁ……)
ポッと赤くなる重の顔。色白ムッチリな優子の後ろ姿。白いブラジャーの背面、白いパンツに覆われたお尻。朝から世界はマシュマロ色に染まる。
(こ、これで前に行けば……お、お姉ちゃんのおっぱいが……)
夢がかなうって、そんな瞬間が迫っている。そうして橘高重は再びダッシュした。夢の実現に向かって、天国への階段をかけ上がっていく。
優子が曲がり角を曲がった。それならおれも! と思ったとき、突如車が出現。そんなモノ、いまの重がよけられるはずなし。
どん! とはねられる音。
ぎゃんぅ! という大きな叫び声。
グシャ! っとアイテムがつぶれるような音。
でも優子はまったく気づかずに歩き続ける。ステレオイヤホンをスマホにさして音楽を聴いていたからだ。同校の生徒が車にはねられたとか、全治一週間のケガとかそんなの全然しらない話。ふんふん♪ と鼻歌をやって、今日もいい天気と思うだけだった。
ー数日前のことー
橘高重は学校で真治にこんな提案を持ちかけた。
「スーパーメガネを2人で買わない? で、2人でいっしょに使うんだ」
そういうと、情報誌から破りとったであろう一ページを真治に見せた。それはモーレツに胡散臭い広告でしなかった。
「なんでも透けて見えてしまうメガネ?」
「そう、ここに書いてある。ヨーロッパで大流行中! って」
「ほんとうかなぁ……」
真治はごくりと息をのんで、うたぐりと興味の間をおよいだ。絶対詐欺だ! と思いつつ、それがモノホンなら毎日が楽しくなるじゃん! とドキドキ。
「お、おれさぁ、このメガネかけてお姉ちゃんを見まくるんだ」
「やっぱりそういう話?」
「あったり前じゃん! 服の下、さらにはブラジャーも通り越して巨乳がおがめるんだぞ。男なら買うしかないだろう。ヨーロッパを見習うしかないじゃん」
たしかに見たいと思う真治だった。服の上からでもユッサユッサ揺れてやわらかそうな姉の巨乳。それを丸裸にしてやるって感じで見れたら、鼻の下が伸びちゃうかもしれない。
「値段が2000円……2人で買えば1000円ずつか……」
誘惑されてしまったので、真治は重の話に乗った。小4なので1000円っていうのはきつい。でも豊満でやわらかそうな乳を透視できるなら、ジッとしているのは男の恥! と思った。
「コンビニでの受け取りが可能だって」
「おれが取りに行く」
うきうき顔の重は、責任を持って商品を受け取ると明言。こうして極めて男らしい話が成立したのであった。それが数日前の事だった。
ーそして本日、いよいよコンビニでの受取日ー
学校帰りにコンビニへ立ち寄った重。見た目はふつうってカモフラージュされた箱をゲット。意気揚々と家に帰ると、兄がいない今のうちにと自室で開封した。
「な、これが……透視メガネ?」
箱の中身を見て愕然とした。実にウソっぽい感じがする、まるで仮装用品みたいなメガネ。しかも名前がついていて、それゴッドアイとかいう。
「やべぇ……もしかして……大失敗しちゃった?」
少年は心のそこからドキドキした。いくらひとり1000円とか言っても、この手の買い物でダマされるのは赤っ恥だと知っている。
「で、でも……」
うすっぺらい説明書っていうのを見ると、なかなかすごい事が書いてある。それを目にするとけっこう期待してしまうのだった。
メガネの、いわゆる先セルってところには極小のボタンがある。それを押すと2つのモードを切り替えられるという。
ゴッドモード1、ゆるい透視力。このモードだと上の服だけ視界から消せる。ブラジャーだの下着は残るので、周りが並木通りみたいに見えるのこと。
ゴッドモード2、すごい透視力。このモードだと見つめたモノは素っ裸になる。すべてお見通しって事なので、周りが天国の楽園みたいに見えるとのこと。
「すげぇ! 2つもモードがあるなんて」
こうなると試したいのが人情。明日まで待っていられないぜ! というのが男の生き様。ゴッドアイを隠し持って家を出たら、人が多そうなところはどこかな……と自転車を走らせる。
(スーパーか……)
重はちょいと考えた。小腹が透いたのでチョコレートでも買おう。そのとき店内をゴッドアイで見てみれば、さぞやムフフができるはずと。
うぃーんと開く自動扉。重は変すぎる緊張感をもって、店内が見渡しやすいところで足を止めた。そして思いきって行動に出た。
「うりゃ!」
メガネ装着! そうするとまず、すぐ近くにいた男性店員が目に入る。
「おえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
重が絶叫してヒザを落としてしまった。見たくないモノがモロに見えた。なんて汚らしいモノだとゼーゼー息を切らす。いきなり汗まで流れおちる。
「いきなりゴッドモード2はきつい……」
重はモードを1に切り替えた。そうすると男性は見苦しい全裸ではなく、いちおうトランクスだけはまとってくれた。でも男なんてモノは拝む価値なし。
(そ、そうか……スーパーってお姉さんとかお姉ちゃんがいないんだ……)
赤い顔でモードをゼロにした。つまり透視力を切った。いくら下着姿とかでも、周りにいる人たちの年齢があまりにも高すぎてテンションが下がってしまう。
(やっぱりスーパーってダメだな)
チョコレートを買うつもりがすっかり忘れて、真治の家に行こうかなとニヤニヤ。真治の家に言えば姉がいる。
「や、やっぱりお姉ちゃんの巨乳を見ないと」
クフフとうれしそうな笑みを浮かべた時だった。ひとりの外人さんが前方よりやってきた。それはけっこう年齢の高い人ではあったが、仰天するほどのグラマーさん。なんせ愛しの中野優子が小物に見えてしまうほど、まさにゴッドサイズ。
あの人を透視して見てもいいのか? それはお姉ちゃんに対する裏切りにならないか? などと思いつつ、男らしく誘惑には勝てなかった。
(うぉ……)
メガネをかけ、まずはゴッドモード1で鑑賞。
(す、すご……あんな谷間って……あんな谷間って……)
ドッキン・ドッキン、心臓がいけないリズムを刻んでしまう。すごいとか思って見入っていたら、超グラマーさんが通り過ぎた。
(あっと……)
慌ててゴッドモード2に切り替えたのだが、後ろ姿しか見えない。この場合、どう考えたって前を見ないとダメだ。男なら……前を見ずに死ぬって選択は絶対にありえない。
(前、前を見なきゃ……お、おっぱいを見なきゃ……)
まるで魔物に引っ張られるように、ハァハァ息を切らしながらついていく。そして前を見ようとして女性を追い越そうとしたとき、左折する車には気づかなかった。
ーどっかーんー
見事車にはねられる重がいた。
「気をつけろクソガキ!」
ガラの悪いドライバーは、重に罵声を浴びせながら走り去っていく。
「あいててて……」
腰と背中の中間あたりに手を当てる重。そこに自転車で通りかかったおじさんが声をかける。
「きみ、だいじょうぶか?」
親切なおじさんだが、ゴッドモード2をやっている重の目には、すごいモノが至近距離で目に入ってくる。それはちょっと冗談が通じなかった。
「だ、だいじょうぶ……だいじょうぶ……」
赤い顔ではげしく動揺しながら、重は自転車にまたがり逃げるようにして帰宅。これは明日のたのしみにとっておこうと決めたのだった。
ーそして翌日ー
えへへと笑いながら、朝の8時10分に中野家に到着する重。表向きは真治を誘いにきたのだが、本当の狙いはお姉ちゃんを拝むこと。もちろんゴッドモード1、2の両方で、たっぷりお得に鑑賞するつもり。
「なんで急に来るんだよ」
予定外だったからあわてさせられた真治がぼやく。
「真治、これなんだと思う?」
得意げな面する重が見せたモノ、それは外ならぬ透視メガネ。でも真治も最初はショックを受けた。そのへぼい見た目に、騙されたのかな? と心配になるから。
「ノンノン、これマジで見えるんだぜ」
ひひひと笑いながら説明を省く。ゴッドモード2にしてから真治に渡し、それをかけてあっち側を見てみろと促した。
「あっち?」
真治がメガネをかけて顔を向けると、そこにはサラリーマンらしき男性が3人、立って話をしている姿あり。真治はそれをモード2で見てしまった。
「ぅあ……」
びっくりして左手を胸に当てる。そして両座を落とすと、右手を地面につけ息を切らす。いきなり何を見せるんだよ! と思ったが、これが透視メガネ! とすごさに興奮していく。
「な、すごいだろう。でもまずはおれが先」
真治からメガネを奪いとる重は、デレっとした顔で真治に質問。お姉ちゃんは? と、ニヤニヤしまくりな顔で聞く。
「きょうはちょっと早めに学校へ行くって」
「なにぃ!?」
「そんな大げさな……どうせ学校に行けば目にできるじゃん」
「ダメだ、ガマンできない。おれはお姉ちゃんを追いかける」
「あ、ちょっと橘高……」
真治はダッシュする重にあきれた。だけど一方ではすごく共感できた。一刻も早く見てみたいとアツくなる、それは男なら誰しもが持つ熱意だから。
「ハァハァ……お姉ちゃん……お姉ちゃん」
橘高重が走る。学校について6年の校舎に行けばいいのに、早く優子を見たいと燃えている。でもそれはムダな努力とならなかった。
(い、いた!)
なんと学校へ向かって歩いている優子を発見!
(い、い、いよいよ……いよいよお姉ちゃんのおっぱいが見れる……)
かなり離れた位置から、まずはゴッドモード1で後ろ姿を見る。
(わぁぁぁ……)
ポッと赤くなる重の顔。色白ムッチリな優子の後ろ姿。白いブラジャーの背面、白いパンツに覆われたお尻。朝から世界はマシュマロ色に染まる。
(こ、これで前に行けば……お、お姉ちゃんのおっぱいが……)
夢がかなうって、そんな瞬間が迫っている。そうして橘高重は再びダッシュした。夢の実現に向かって、天国への階段をかけ上がっていく。
優子が曲がり角を曲がった。それならおれも! と思ったとき、突如車が出現。そんなモノ、いまの重がよけられるはずなし。
どん! とはねられる音。
ぎゃんぅ! という大きな叫び声。
グシャ! っとアイテムがつぶれるような音。
でも優子はまったく気づかずに歩き続ける。ステレオイヤホンをスマホにさして音楽を聴いていたからだ。同校の生徒が車にはねられたとか、全治一週間のケガとかそんなの全然しらない話。ふんふん♪ と鼻歌をやって、今日もいい天気と思うだけだった。
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