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十ニ話・時間よ止まれ2
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(この物語はフィクションであり、実在する人物ㆍ団体とは関係ありません)
十ニ話・時間よ止まれ2
本日、とりあえずはいつも通りに時間は進んだ。起床。洗顔。朝食。歯磨き。出かける準備。そして午前10時に繁華街へ到着などなど、バイトがない日の立憲らしいマンネリ路線な進行具合。
「さてと……」
ひとまず繁華街の中を歩き始める。まだ人は少ないので悠々と歩けるが、当然ながら時間というのは絶え間なく流れている。
(なんかしてみたいんだけどなぁ)
ズボンのポケットに隠し入れている昨晩購入したストップウオッチ、これを使ってどうのとやるはずなのだが意外と押せない。なぜか罪悪感みたいなモノが胸に沸き上がるからだろうか。おかげで立憲、その気になれば地下鉄の無賃乗車ができるというのに、なぜかバカ正直にお金を払って利用してしまう。
(実際、時間止めて何すればいいのかってわからないんだなぁ。っていうか、おれってこんなにつまらない人間なのかよ。もう少しこう面白みがないと人生も好転しないんだろうなぁ。なんとかならないのかなぁ、このマジメな感じ)
そう思っていた時だった。向かいから一人の女性、いや、おそらくは立憲と同じくらいの年齢ではないかと思う女子がやってくる姿が両目の中に飛び込む。
(うぉ!)
立ち止まりすわーっと空間へ引き込まれるようにドキドキする立憲。なぜならやってくる女子というのは、立憲のために生まれてきたんだろう? と思うくらい立憲の好みだったのである。ふっくらな輪郭。ショートレイヤーがよく似合う色白な顔。そして無地のホワイトTシャツをものすごく豊かでやわらかそうなふくらみ具合、それは歩くときにユッサユッサと揺れる。
(すっげぇおれ好みの女子、すげぇ爆乳!)
ジュワーっと脳内麻薬が吹き荒れた。これまで星の数ほどに巨乳や爆乳のエロ動画を拝み倒してきた。だから女子の豊満な胸のふくらみ具合を見ると、だいたいこれくらいかな? とわかるようにまでなっており、立憲はそれをおっぱい星人に必然な進化という。その進化した目を持って、やってくる女子の揺れる豊満でやわらかそうって部分を推測すると、おそらく乳房のサイズは100cmオーバーで110cm未満。おおよその数字を出すとすれば105cmくらいであり、うっすら透けて見えるフルカップという白いブラのサイズは、ほぼ間違いなくIカップだろうと結論付けられる。
(大物だ、こんな女って普段どこにいるんだよ)
スマホを気にするようなフリをしながら、立憲は実におとこらしくやってくる女子に見惚れた。自分好みの女を見つめる時のうれしさ。すごい爆乳だと胸のふくらみ具合に見惚れるシアワセ感などなど、脳内麻薬はさらに激しく噴き出していく。
「あ!」
ハッと気がつくと女子が自分を通り過ぎたではないか。全体、顔、そして豊満でやわらかそうって胸のふくらみ具合などに見惚れていたら、時間が冗談みたいなスピードで流れてしまっていた。
(ちょ、ちょっと待て)
慌てて振り返る立憲の目は去っていこうとする女子の後姿を見る。もうちょい突っ込んでいうなら、白いTシャツの下にあってうっすら透けて見えるホワイトブラのバックを食い入るように見入る。
(こ、ここで逃したら、もう二度と出会えない。一生後悔する、そんなのはイヤだ!)
ポケットがストップウオッチに向かう。一回しかない人生で、しかも自分好み過ぎるという奇跡の女が通り過ぎるとき、だまって見過ごせるわけがないと必死になって手が動く。
―カチっー
ストップウオッチがたましいの叫びを代弁するように音を立てた。するとどうだ、次の瞬間にはフッとやかましい音の大半が消えうせる。
「お、おぉ……」
繁華街という巨大な空間がウソみたいな静寂となり、その瞬間に同じ景色の印象が変わって見える。車がすべて停止。歩行者もすべてストップ。明るい世界でこういうのを目にすると、なんとも言えない感が胸に突き刺さる。
「あ、あの女の子は……あの爆乳は……」
静かなる街をグルっと見渡したあと、本命は!? と、たまらないキモチを抱きながら目を向けた。すると前方には先ほどと変わらぬ位置で、あの魅力的な女子の後姿がジッとしているではないか。
―ドックン・ドックンー
突如として心臓の音が大げさなほどによく聞こえる。まるで感覚の一部が破損したかのように、他の音をすべて除去して一点集中しでもやっているかのように。
(ハァハァ……)
立憲が女子に向かって歩き出す。誰も動かない。ほとんどの音も休息中。そんな明るい異世界において、あの女子の後姿に向かっていくというのは、キュッと窒息することが最高なんだと言いたくなるほどドキドキさせれてしまう。
近づいていく、確実に、女子の姿がだんだん接近することによって大きく見えてきた。そしてついに女子の真後ろって表現が似合うくらいの位置に到達。そこで足を止めると、まずはわざとらしく女子に声をかけてみる。
「あ、あの……」
震える声を後ろからかけてみた。もちろんそれに対する返しや反応などあるはずがない。
「お、おれ……」
立憲はそう言いながら、女子の背中に顔を近づける。白いTシャツの下にうっすら浮かぶホワイトブラの背面。前を見なくてもこの女子は巨乳もしくは爆乳だ! とわかるような、言うなれば女神のようなオーラが備わっている。
「ぅ……」
こんなステキな爆乳女子はいったいどこに隠れて生活しているのだろうと思ってしまう立憲、彼はいま時間を制するモノ。だから自分好みの女も好きにできるという神のような存在になっているわけである。だが初めての事なので一応は照れてしまう。そこが男という純情な生き物のなんとやらだった。
(ま、前の方を見ないと)
立憲、手短な深呼吸をひとつかましたら、パッ! っとよろこびのダンスでもするような動きで、動かない爆乳女子の前に立つ。
「おぉ……」
ニヤニヤしていた顔が一変、一目惚れの切なさに心臓を圧迫されている真っ最中という色合いに変わった。
「ち、近くから見ると……」
神聖なる聖水が胸の隅々まで広がるようだった。まずかわいい、彼にしてみればこのグラマーな少女は世界でも有数にかわいい女の子。どんな女の子が好みか描け! と言われたら、たとえへタクソでも一生懸命描き、もしかしこの少女をモデルにした? という絵が出来上がることは確実なのだから。
そして次、何よりたまらないという部分へ、彼の目はゆっくり向かう。なんせこういう至近距離で見つめると、たとえ相手がいたって普通の着衣状態でもたまらない度は1000%。健全な男ならドキドキしないわけがなかった。
「で、でっけぇ……でも……すごくきれいな美爆乳って魅力がいっぱいだぁ……」
ほわーっと顔を真っ赤にした立憲は、かなり近い距離でストップて動かない女子の白いTシャツに覆われた上半身にくぎ付け。ものすごいふっくらなボリューム。もし思いっきり走ったらすごい波打ちボンバーという絵になるだろう。そしてかすかにうっすらと透けて見える内部の絵が、外にある豊かでやわらかそうなふくらみ具合のすばらしさを2倍にも3倍にも4倍にも5倍にも高めている。
「う……」
うっすら見える谷間に目を向けるだけで、立憲の胸は温度が一気に上昇。心地よい恋の魔力に内部から被爆しそうな感じになる。しかし谷間だけではまだまだ序の口。
「や、やっぱりさぁ……こういう魅力的な爆乳っていうのは、フルカップブラジャーが最高以外のなんでもないな」
うっすらと浮かんで見える白いフルカップブラのふくらみ。それと谷間、ちょっと目線を後ろに引いてふくらみの全体など、この距離で好きなように何度も拝めるなんていうのは、どんなに男子があこがれてもできるものではない。できるとする唯一の例外は、こういう女子のハートを射止めた男のみ。だが立憲はもっとすごい例外だ。なんせ時間を支配することで、好みのタイプって女子を好きなように出来るのだから。
「おれはいま激熱にカンド―しているぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!こんなシアワセがあっていいのか! いいんだよ、いいんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」」
あまりにステキな世界で最高に魅力てな女子を目の前にして、だまっていられない立憲は無表情で明るい空に向かって叫んでしまうのだった。
十ニ話・時間よ止まれ2
本日、とりあえずはいつも通りに時間は進んだ。起床。洗顔。朝食。歯磨き。出かける準備。そして午前10時に繁華街へ到着などなど、バイトがない日の立憲らしいマンネリ路線な進行具合。
「さてと……」
ひとまず繁華街の中を歩き始める。まだ人は少ないので悠々と歩けるが、当然ながら時間というのは絶え間なく流れている。
(なんかしてみたいんだけどなぁ)
ズボンのポケットに隠し入れている昨晩購入したストップウオッチ、これを使ってどうのとやるはずなのだが意外と押せない。なぜか罪悪感みたいなモノが胸に沸き上がるからだろうか。おかげで立憲、その気になれば地下鉄の無賃乗車ができるというのに、なぜかバカ正直にお金を払って利用してしまう。
(実際、時間止めて何すればいいのかってわからないんだなぁ。っていうか、おれってこんなにつまらない人間なのかよ。もう少しこう面白みがないと人生も好転しないんだろうなぁ。なんとかならないのかなぁ、このマジメな感じ)
そう思っていた時だった。向かいから一人の女性、いや、おそらくは立憲と同じくらいの年齢ではないかと思う女子がやってくる姿が両目の中に飛び込む。
(うぉ!)
立ち止まりすわーっと空間へ引き込まれるようにドキドキする立憲。なぜならやってくる女子というのは、立憲のために生まれてきたんだろう? と思うくらい立憲の好みだったのである。ふっくらな輪郭。ショートレイヤーがよく似合う色白な顔。そして無地のホワイトTシャツをものすごく豊かでやわらかそうなふくらみ具合、それは歩くときにユッサユッサと揺れる。
(すっげぇおれ好みの女子、すげぇ爆乳!)
ジュワーっと脳内麻薬が吹き荒れた。これまで星の数ほどに巨乳や爆乳のエロ動画を拝み倒してきた。だから女子の豊満な胸のふくらみ具合を見ると、だいたいこれくらいかな? とわかるようにまでなっており、立憲はそれをおっぱい星人に必然な進化という。その進化した目を持って、やってくる女子の揺れる豊満でやわらかそうって部分を推測すると、おそらく乳房のサイズは100cmオーバーで110cm未満。おおよその数字を出すとすれば105cmくらいであり、うっすら透けて見えるフルカップという白いブラのサイズは、ほぼ間違いなくIカップだろうと結論付けられる。
(大物だ、こんな女って普段どこにいるんだよ)
スマホを気にするようなフリをしながら、立憲は実におとこらしくやってくる女子に見惚れた。自分好みの女を見つめる時のうれしさ。すごい爆乳だと胸のふくらみ具合に見惚れるシアワセ感などなど、脳内麻薬はさらに激しく噴き出していく。
「あ!」
ハッと気がつくと女子が自分を通り過ぎたではないか。全体、顔、そして豊満でやわらかそうって胸のふくらみ具合などに見惚れていたら、時間が冗談みたいなスピードで流れてしまっていた。
(ちょ、ちょっと待て)
慌てて振り返る立憲の目は去っていこうとする女子の後姿を見る。もうちょい突っ込んでいうなら、白いTシャツの下にあってうっすら透けて見えるホワイトブラのバックを食い入るように見入る。
(こ、ここで逃したら、もう二度と出会えない。一生後悔する、そんなのはイヤだ!)
ポケットがストップウオッチに向かう。一回しかない人生で、しかも自分好み過ぎるという奇跡の女が通り過ぎるとき、だまって見過ごせるわけがないと必死になって手が動く。
―カチっー
ストップウオッチがたましいの叫びを代弁するように音を立てた。するとどうだ、次の瞬間にはフッとやかましい音の大半が消えうせる。
「お、おぉ……」
繁華街という巨大な空間がウソみたいな静寂となり、その瞬間に同じ景色の印象が変わって見える。車がすべて停止。歩行者もすべてストップ。明るい世界でこういうのを目にすると、なんとも言えない感が胸に突き刺さる。
「あ、あの女の子は……あの爆乳は……」
静かなる街をグルっと見渡したあと、本命は!? と、たまらないキモチを抱きながら目を向けた。すると前方には先ほどと変わらぬ位置で、あの魅力的な女子の後姿がジッとしているではないか。
―ドックン・ドックンー
突如として心臓の音が大げさなほどによく聞こえる。まるで感覚の一部が破損したかのように、他の音をすべて除去して一点集中しでもやっているかのように。
(ハァハァ……)
立憲が女子に向かって歩き出す。誰も動かない。ほとんどの音も休息中。そんな明るい異世界において、あの女子の後姿に向かっていくというのは、キュッと窒息することが最高なんだと言いたくなるほどドキドキさせれてしまう。
近づいていく、確実に、女子の姿がだんだん接近することによって大きく見えてきた。そしてついに女子の真後ろって表現が似合うくらいの位置に到達。そこで足を止めると、まずはわざとらしく女子に声をかけてみる。
「あ、あの……」
震える声を後ろからかけてみた。もちろんそれに対する返しや反応などあるはずがない。
「お、おれ……」
立憲はそう言いながら、女子の背中に顔を近づける。白いTシャツの下にうっすら浮かぶホワイトブラの背面。前を見なくてもこの女子は巨乳もしくは爆乳だ! とわかるような、言うなれば女神のようなオーラが備わっている。
「ぅ……」
こんなステキな爆乳女子はいったいどこに隠れて生活しているのだろうと思ってしまう立憲、彼はいま時間を制するモノ。だから自分好みの女も好きにできるという神のような存在になっているわけである。だが初めての事なので一応は照れてしまう。そこが男という純情な生き物のなんとやらだった。
(ま、前の方を見ないと)
立憲、手短な深呼吸をひとつかましたら、パッ! っとよろこびのダンスでもするような動きで、動かない爆乳女子の前に立つ。
「おぉ……」
ニヤニヤしていた顔が一変、一目惚れの切なさに心臓を圧迫されている真っ最中という色合いに変わった。
「ち、近くから見ると……」
神聖なる聖水が胸の隅々まで広がるようだった。まずかわいい、彼にしてみればこのグラマーな少女は世界でも有数にかわいい女の子。どんな女の子が好みか描け! と言われたら、たとえへタクソでも一生懸命描き、もしかしこの少女をモデルにした? という絵が出来上がることは確実なのだから。
そして次、何よりたまらないという部分へ、彼の目はゆっくり向かう。なんせこういう至近距離で見つめると、たとえ相手がいたって普通の着衣状態でもたまらない度は1000%。健全な男ならドキドキしないわけがなかった。
「で、でっけぇ……でも……すごくきれいな美爆乳って魅力がいっぱいだぁ……」
ほわーっと顔を真っ赤にした立憲は、かなり近い距離でストップて動かない女子の白いTシャツに覆われた上半身にくぎ付け。ものすごいふっくらなボリューム。もし思いっきり走ったらすごい波打ちボンバーという絵になるだろう。そしてかすかにうっすらと透けて見える内部の絵が、外にある豊かでやわらかそうなふくらみ具合のすばらしさを2倍にも3倍にも4倍にも5倍にも高めている。
「う……」
うっすら見える谷間に目を向けるだけで、立憲の胸は温度が一気に上昇。心地よい恋の魔力に内部から被爆しそうな感じになる。しかし谷間だけではまだまだ序の口。
「や、やっぱりさぁ……こういう魅力的な爆乳っていうのは、フルカップブラジャーが最高以外のなんでもないな」
うっすらと浮かんで見える白いフルカップブラのふくらみ。それと谷間、ちょっと目線を後ろに引いてふくらみの全体など、この距離で好きなように何度も拝めるなんていうのは、どんなに男子があこがれてもできるものではない。できるとする唯一の例外は、こういう女子のハートを射止めた男のみ。だが立憲はもっとすごい例外だ。なんせ時間を支配することで、好みのタイプって女子を好きなように出来るのだから。
「おれはいま激熱にカンド―しているぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!こんなシアワセがあっていいのか! いいんだよ、いいんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」」
あまりにステキな世界で最高に魅力てな女子を目の前にして、だまっていられない立憲は無表情で明るい空に向かって叫んでしまうのだった。
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