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六話・ヤンキーが抜けない中年野郎をぶっ殺せ
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(この物語はフィクションであり、実在する人物ㆍ団体とは関係ありません)
六話・ヤンキーが抜けない中年野郎をぶっ殺せ
「くそ!」
横井道生23歳は手を握りしめ、たまらず悔しい思いを噛み締めた。おおよそ信じられないほど、まるで昭和の時計を止めたとしか思えないようなキャラクターである先輩とやらに神話レベルの憎しみを抱くせいだ。
仕事が厳しいだのは百も承知。鉄拳されたとしてもここまで人は憎まない。つまり憎しみの対象というのは、彼がもっている寛容を完全に粉砕したわけであり、彼の怒りに言わせるなら憎しみの対象は殺されて当たり前なんじゃないか? という話。
「ちくしょう……あのブタ野郎め、あのファック野郎め!」
夜の散歩中にとあるトンネル内の壁を叩き、昭和、平成、さらには令和とまたいでいるクソな中年野郎への怨念を胸に抱く。しかし彼はひとまず自分の心を落ち着かせんと努力。
「ひとつ……賭けてみるか」
道生はこう考えた。このまま寝て明日の朝起きた時、怒りが減速していたら飲み込む。だがもし怒りがまったく収まっていなかったら、そのときはもう殺すしかないと。
「明日が平穏になるかXデーになるか、楽しみだな松田のブタ野郎!」
そうつぶやき帰宅した彼は、胸を澱ませる感情を精いっぱい慰めながら寝るとした。苦しくてたまらないが、それでもなんとか眠りの入った。
―翌日、工事現場―。
松田光則49歳。いかつい顔がトレードマーク。昭和の匂いが加齢臭と共にうずまき、中学生時代には羅刹のようなヤンキーで名を馳せた事がある男。
「この周辺でゴミを捨てる場所は……どこだっけ」
と、今まさにアルバイト3日目の横井道生が松田の近くで悩んでいた。そうして怖いなとは思ったものの、怒られる事は別に構わないとして場所を聞いたのだった。声なんかかけたくなかったが、そこに松田しかいないのだから仕方がない。するといきなり鉄拳が飛んだ。怒る松田は倒れたアルバイトを立たせると、昨日も一昨日も教えなかったか? とにらみつける。
「す、すみません……」
道生という若者はひどく緊張しやすく、緊張すると物覚えや行動力が著しく低下するという弱点を持っていた。それは幼い子供の頃からそう。彼がいかんなく持ち味や能力を発揮するためには相当な自信を積み重ねる必要があるため、彼が一皮剥けるのは通常の人間よりかなり時間がかかってしまうのだった。
「アルバイトよ、おまえいくつだった?」
「23歳です」
「23歳で認知症か? それともなんだおまえ、小学生以来一度も頭を使っていないっていうのか? 恥ずかしくないのかよ、のほほんと生きている自分に」
何度も頭をしばかれるが、それで終わらず説教が来た。そこには多少理不尽さがあると道生は思わずにいられない。青年のおとなしさを腑抜けと表現したあげく情けない脳みそ足らずと罵る。そして今までどんな生活してきたとまで言い、ついには親の悪口にまで発展していく始末。
「お前の親は甘やかし屋さんなのか?」
「違います」
親の事まで言われると道生の胸は痛む。だがこらえた。ここで暴れても勝ち目はないという思いから熱湯をそのままなんとか飲み込む。だが不幸なことに別の出来事が夕方に起こってしまい、それが道生を縮こまらせマツダを激しく怒らせる。
「なんだその目は、自分が認知症だからって人をにらんでどういう了見だ、あぁ!」
松田、謝って頭を下げようとした道生を殴る。握った鉄拳なので鼻血が出たが、それだけではもう収まらないと、倒れた道生の上に乗りかかり顔面に唾を吐いてから、殴る殴るをくり返す。
「鉄拳くらったくらいで泣くな。おまえらみたいに弱いのをやさしいと置き換える世代は心底むかつくんだよ。おれらがお前らくらいの時はな、もっと熱く必死になって生きたもんだ。それが出来ないからって人のせいにしやがって」
散々、というかやりすぎな殴り込みにより、血だらけになったアルバイトがそこにいる。それを見て立ち上がった松田は吐き捨てる。
「おまえ、早く死ねって、な? どうせ生きていてもいい事ない、おまえのバカな親がまだ元気な内に死ね、その方が世のため人のためだ」
こうして道生は決心した。あの中年ヤンキーーを殺す、その方が世のため人のためだと信じて疑わないと。
―運命の日、当日、午前8時―
きょう道生は休みだが、朝の体操をやっている連中を、そっと隠れた場所から見ている。その中の一人に猛烈な怒りの目線を向ける。
「松田の腐れヤンキーめ、絶対に殺してやる」
そうして道生は勇気ある行動に出た。勢いたっぷりのダッシュ。手に包丁を持ち、憎き男の背中に突進。。
「松田! 死にやがれ!」
その声に全員が振り向き、名を呼ばれた者は驚いて体を動かす。
ブス! 肉に刃物が刺さった音。しかし脇腹だ、これはクリーンヒットではない。
「お、お前は、お前は一体なんだ!」
辺り一面に轟く被害者の声、彼の手が包丁を握ったから道生が焦った。このままではもっとも悲惨な形で幕切れとなってしまう。
「でぇえい!」
とっさに予備として隠し持っていた手にしたハサミ、そいつを情け容赦なく相手の左目に突き刺さる。ぐちゃ! 眼球が目玉焼きの黄身みたいに潰れた。トロトロっと太くて赤い液体が流れ落ちていく
「松田、死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね!」
こうして殺人は達成された。道生の胸に不思議なキモチが沸く。生きている価値などないと思う者を殺した満足感と同時に、自分が生きてきた世界との決別をハッキリ感じ取れるような感覚。それはおそろしいさみしさなのかもしれない。まるで感情がモノクロになっていくよう。演出としては出来過ぎかもしれないが、雨雲がパラパラっと小雨を落とし始める。人を殺した今、道生は自分がこの世間に戻ってこれないんだとゆっくり理解し始める。
こうして彼は警察に連行され、その顔と名前を黒い歴史にがっちり刻んだ。もう二度と白くきれいな世間には戻れない。そしてここは取調室。彼は刑事と向き合いと調べを受ける。もう二度と元の世界には戻れないって空気の中で、彼は質問され答える。
「つまりヤンキーの中年が嫌いだから殺したというのだな? そんな程度の理由で人を殺せるとは恐れ入る」
「刑事さん、嫌いというよりは、一定ラインを保つためなんです」
「一定ラインとはどういう事だ」
「酸素の比率って知っていますか?」
「何が言いたい」
「酸素って絶対必要なモノだけど、多すぎたら死ぬんです。ヤンキーのおっさんが存在してもかまわないけど、でも目立ったらダメなんですよ、酸素比率の破壊と同じ。だからぼくが酸素比率を戻したんです。ただそれだけの事なんです」
六話・ヤンキーが抜けない中年野郎をぶっ殺せ
「くそ!」
横井道生23歳は手を握りしめ、たまらず悔しい思いを噛み締めた。おおよそ信じられないほど、まるで昭和の時計を止めたとしか思えないようなキャラクターである先輩とやらに神話レベルの憎しみを抱くせいだ。
仕事が厳しいだのは百も承知。鉄拳されたとしてもここまで人は憎まない。つまり憎しみの対象というのは、彼がもっている寛容を完全に粉砕したわけであり、彼の怒りに言わせるなら憎しみの対象は殺されて当たり前なんじゃないか? という話。
「ちくしょう……あのブタ野郎め、あのファック野郎め!」
夜の散歩中にとあるトンネル内の壁を叩き、昭和、平成、さらには令和とまたいでいるクソな中年野郎への怨念を胸に抱く。しかし彼はひとまず自分の心を落ち着かせんと努力。
「ひとつ……賭けてみるか」
道生はこう考えた。このまま寝て明日の朝起きた時、怒りが減速していたら飲み込む。だがもし怒りがまったく収まっていなかったら、そのときはもう殺すしかないと。
「明日が平穏になるかXデーになるか、楽しみだな松田のブタ野郎!」
そうつぶやき帰宅した彼は、胸を澱ませる感情を精いっぱい慰めながら寝るとした。苦しくてたまらないが、それでもなんとか眠りの入った。
―翌日、工事現場―。
松田光則49歳。いかつい顔がトレードマーク。昭和の匂いが加齢臭と共にうずまき、中学生時代には羅刹のようなヤンキーで名を馳せた事がある男。
「この周辺でゴミを捨てる場所は……どこだっけ」
と、今まさにアルバイト3日目の横井道生が松田の近くで悩んでいた。そうして怖いなとは思ったものの、怒られる事は別に構わないとして場所を聞いたのだった。声なんかかけたくなかったが、そこに松田しかいないのだから仕方がない。するといきなり鉄拳が飛んだ。怒る松田は倒れたアルバイトを立たせると、昨日も一昨日も教えなかったか? とにらみつける。
「す、すみません……」
道生という若者はひどく緊張しやすく、緊張すると物覚えや行動力が著しく低下するという弱点を持っていた。それは幼い子供の頃からそう。彼がいかんなく持ち味や能力を発揮するためには相当な自信を積み重ねる必要があるため、彼が一皮剥けるのは通常の人間よりかなり時間がかかってしまうのだった。
「アルバイトよ、おまえいくつだった?」
「23歳です」
「23歳で認知症か? それともなんだおまえ、小学生以来一度も頭を使っていないっていうのか? 恥ずかしくないのかよ、のほほんと生きている自分に」
何度も頭をしばかれるが、それで終わらず説教が来た。そこには多少理不尽さがあると道生は思わずにいられない。青年のおとなしさを腑抜けと表現したあげく情けない脳みそ足らずと罵る。そして今までどんな生活してきたとまで言い、ついには親の悪口にまで発展していく始末。
「お前の親は甘やかし屋さんなのか?」
「違います」
親の事まで言われると道生の胸は痛む。だがこらえた。ここで暴れても勝ち目はないという思いから熱湯をそのままなんとか飲み込む。だが不幸なことに別の出来事が夕方に起こってしまい、それが道生を縮こまらせマツダを激しく怒らせる。
「なんだその目は、自分が認知症だからって人をにらんでどういう了見だ、あぁ!」
松田、謝って頭を下げようとした道生を殴る。握った鉄拳なので鼻血が出たが、それだけではもう収まらないと、倒れた道生の上に乗りかかり顔面に唾を吐いてから、殴る殴るをくり返す。
「鉄拳くらったくらいで泣くな。おまえらみたいに弱いのをやさしいと置き換える世代は心底むかつくんだよ。おれらがお前らくらいの時はな、もっと熱く必死になって生きたもんだ。それが出来ないからって人のせいにしやがって」
散々、というかやりすぎな殴り込みにより、血だらけになったアルバイトがそこにいる。それを見て立ち上がった松田は吐き捨てる。
「おまえ、早く死ねって、な? どうせ生きていてもいい事ない、おまえのバカな親がまだ元気な内に死ね、その方が世のため人のためだ」
こうして道生は決心した。あの中年ヤンキーーを殺す、その方が世のため人のためだと信じて疑わないと。
―運命の日、当日、午前8時―
きょう道生は休みだが、朝の体操をやっている連中を、そっと隠れた場所から見ている。その中の一人に猛烈な怒りの目線を向ける。
「松田の腐れヤンキーめ、絶対に殺してやる」
そうして道生は勇気ある行動に出た。勢いたっぷりのダッシュ。手に包丁を持ち、憎き男の背中に突進。。
「松田! 死にやがれ!」
その声に全員が振り向き、名を呼ばれた者は驚いて体を動かす。
ブス! 肉に刃物が刺さった音。しかし脇腹だ、これはクリーンヒットではない。
「お、お前は、お前は一体なんだ!」
辺り一面に轟く被害者の声、彼の手が包丁を握ったから道生が焦った。このままではもっとも悲惨な形で幕切れとなってしまう。
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とっさに予備として隠し持っていた手にしたハサミ、そいつを情け容赦なく相手の左目に突き刺さる。ぐちゃ! 眼球が目玉焼きの黄身みたいに潰れた。トロトロっと太くて赤い液体が流れ落ちていく
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こうして彼は警察に連行され、その顔と名前を黒い歴史にがっちり刻んだ。もう二度と白くきれいな世間には戻れない。そしてここは取調室。彼は刑事と向き合いと調べを受ける。もう二度と元の世界には戻れないって空気の中で、彼は質問され答える。
「つまりヤンキーの中年が嫌いだから殺したというのだな? そんな程度の理由で人を殺せるとは恐れ入る」
「刑事さん、嫌いというよりは、一定ラインを保つためなんです」
「一定ラインとはどういう事だ」
「酸素の比率って知っていますか?」
「何が言いたい」
「酸素って絶対必要なモノだけど、多すぎたら死ぬんです。ヤンキーのおっさんが存在してもかまわないけど、でも目立ったらダメなんですよ、酸素比率の破壊と同じ。だからぼくが酸素比率を戻したんです。ただそれだけの事なんです」
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