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12・W巨乳(揺れて重なり合う悦楽)1
しおりを挟む「うあぁぁ、眠れない」
ただいま午前5時30分、実にいやな時間に目が覚めたあげく、二度寝ワールドに入れない椎名がベッド上で悶えていた。
「なんで、普段のわたしはすごくいい子じゃん、何にも悪い事してないじゃん!」
眠れない不満を神さまに可愛くぶつけてみたが、それも通らず生殺しされているみたいな感じが色濃くなるばかり。
「ったく……こんな時間に起きたってなぁ……する事ないし……まぁ、オナニーするっていう手はあるんだろうけど」
そう、朝の体操ならぬモーニングオナニーを本気でやろうかなと思い、ひとまずはベッドから立ち上がった。
「ん……」
眠そうな顔で頭をかく椎名、乳白色のナイトブラに同じ色のビューティーショーツという格好をしている。妹の翠名が中2にでバスト94cmだのブラがFカップだのというだけであり、中3でバスト85cmのDカップって椎名もなかなか色白むっちりな巨乳女子だったりする。左手の平を当てた谷間もプクッとやわらかい。
「ん……」
オナニー時にベッドを汚さないため、タオルとかバスタオルとか、そういうのを取りに行こうと部屋のドアノブを掴んだ。でもここでフッとある思いが頭をよぎる。
「翠名……翠名ぁ……」
軽く不安定な心みたいな声が出たのは、最近の妹は少し変っぽいと感じているせいだった。いつも通りと言えばその通り。あからさまに怪しいとは見えない。でもどこかしら、心が別の場所へ移動しているようにも思える。
「いや、そんなわけない、翠名に彼氏ができたとは思わない。だってもし出来たというなら、姉のわたしに報告するのが妹の義務なんだから。翠名がその義務を怠るなんて、そんなのわたしに対する裏切りでしかない」
こうなるとピンク色の感情に紫色が混ざり、朝から不健康よろしく! というフィーリングがすごい速度で育っていく。
「ん……」
気が付くと椎名は翠名部屋のドア前に立っていた。翠名が寝ている事は知っているし、寝ていてもらいと思う。なぜなら今は寝ている妹の部屋にこっそり入るという、そういう事をしたいと思っているから。
(翠名……)
そーっとドアを開けるとまだカーテンは上がっていない。部屋の主はベッド上にいて、幸せにして深い眠りについているとしか見えない。そして寝具の側面に近づくと、翠名がまっすぐという姿勢になっていると確認。そうするといけない心がどんどん悪い人差し指に突かれてしまう。
「翠名……あんた最近少しおかしくない? なんか心が別の場所に向きまくっていない? ねぇ、まさか彼氏ができたとか言わないよね? わたしに内緒で女としての青春を踏み出したとか、そんな裏切りじゃないよね?」
言いながらベッドに上がった椎名、くぅっと可愛く寝入っている妹の顔を真上から見下ろす。そしてラブリーな寝顔を見たら、愛しいって思う心と同時に、少し憎たらしいとも思い、そこに性欲という2文字が乱入してきた。
「翠名……あんたちゃんとわかってる? わたしだからいいけどさ、わたしはやさしいんだけどさ、もし性格の悪い姉だったら、あんた毎日ぶたれてるよ? だってそうでしょう、妹の方が姉よりおっぱいが大きいだなんて。器量のせまい姉だったらさ、あんたムカつく! とか言われたり虐待されたりするんだよ? そこら辺、ちゃんとわかってる?」
椎名、なんとなく危なっかしい音色のセリフを放ちながら、片手を寝ている妹の頬に当てる。するとふっくら&ムッチリという触り心地が生じる。それは手から脳へとつよい電流となるため、今の椎名には性欲の押し上げとなってしまう。
「翠名、姉より巨乳……」
小声で言いながら椎名は翠名のパジャマボタンに手をかけた。じれったいと思いながら、ゆっくり上からひとつずつ外すと、エロティックにふさわしいジワジワな高ぶりが底から湧いてくる。
「このボタンを外すと……翠名の谷間!」
妹が起きないよう力のこもった小声に留めながらそうつぶやき、ボタンを外したらクッとパジャマの開けを大きくする。
「うぉ!」
パジャマの下にある翠名の谷間が登場。姉と同じく寝ブラをしているので、立派にしてやわらかい谷間がたまらないモノとして目に映る。椎名にも谷間はあるが、それでも翠名の谷間を見るとそこに甘えたいとか思わせられてしまう。
「ったく……Fカップの谷間っていうのは……」
嫉妬と賛美を混ぜたみたいな声を出して、ゆっくり片手の平を翠名の谷間に近づけていく。これを見るだけで終わるとかありえねぇつーんだよ! なんて感じの心が椎名のふくらみ内部にあふれているせいだ。
「おぉ……このプクッとやわらかい弾力……なんで翠名のはこんなにキモチいいわけ? わたしにも谷間はあるのにさ、なんで自分のは別に……となって、翠名のを触るとこんなにやわらかくてキモチいい! となるわけ?」
実際のところほんとうにやわらかい弾力がものすごくキモチいい。だから何回も何回も翠名の谷間を押しまくる。一度勢いづいたら100年間押しまくりたくなる。
「はんぅ……ん……ぅ……」
さすがに押しまくりすぎたのか、寝ている翠名の顔がブルッと歪み、おっぱい感じると訴えるような萌え声をこぼしてしまう。
「翠名……」
エロい感情にせつなさと愛しさが化学調味料のごとく混ざってきたから、椎名はここで止めるとかできない。でも今の椎名をいったい誰が怒ったりできようか。
「ハァハァ……」
やんわり息を切らしながらパジャマのボタンを再び外していく。すると谷間の次は、豊満なふくらみを包み込んでいる白ナイトブラってふくらみが少しずつ姿を現す。椎名はパジャマを勢いよくグッと左右に広げたいとかコーフン度を上げていく。
「ん……」
いますべてのボタンを外した。パジャマはまだ左右が愛し合うように密接しているが、そうなるように意識してやった。いま、椎名はこの高ぶっているキモチを甘くて美味しいと思っていた。妹に悪いことをしているというより、妹もこの快楽に参加するべき! という傲慢さも胸に広がっていた。
「翠名のナイトブラ」
言いながらくくーっと左右にパジャマを広げた。人生はたのしまなきゃ損! 心得ているような速度でパジャマを横に広げた。すると白のフルカップ レース 夜用ブラってふくらみ全体が姿を見せた。それはもうほんとうに豊かであり、内側に収納されている豊かなふくらみと共に悩め香しい豊満二重奏を奏でている。
「デカ! 世界で誰よりもわかっているとはいえ……やっぱり翠名ってデカ! わたしもDカップなんだけどな……やっぱりFカップは格上ワールドだ」
椎名はごくりとやって、寝ている妹のパジャマの下にあった寝ブラってふくらみと谷間に心を奪われる。同じ女の椎名でさえたまらないキモチに火が付くのだから、もし今の翠名を男子が見たら、彼はその絵姿を一生忘れることはできないだろう。
「翠名、物事には順序があるんだよ。翠名のこのすごい巨乳っておっぱい、いずれは彼氏とかいうのが味わうのかもしれない。でも先に姉、姉が先にこの乳を味わう、それが正しい流れだから、それを無視するとかいけない事なんだから」
正しいような間違っているようなみたいな事を言いながら、椎名は少し体勢を直した。それからゆっくりと白いふくらみに手を近づけていく。
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