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第二十六話 勧学院への入学
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「ご老人とは、何事じゃ。皆して、わしを年寄り扱いしよってからに」
ヒースクリフは、見た目七十過ぎの老人が言うことではないだろうと思ったが、素直に謝罪する。
「済まなかったな。ミハイル院長。それで? 主席を取ったら首都にある学校に転学できるのか?」
ヒースクリフが聞き、ミハイル院長が答えようとしたところ、ソプラノボイスの横やりが入った。
「あら? 門の前では、貴族様なんて言っていたのに、随分と口の利き方が変わったわね。 ミハイル院長も言うまでもないけど、侯爵の位をお持ちの貴族よ」
金髪の少女ソフィアはジャブを放つように、言った。
ヒースクリフは、冷静に応える。
「あれは門の外であったし、俺たちは勧学院の生徒でも、まだなかった。だから、貴族に対する平民の礼儀を尽くしたのだ。だが、今はどうだ? 実際はどうあれ、勧学院の中では、身分は不問となっているだろう。だから、俺はこの学舎の中では、この口調なのだ」
「農奴如きが、貴族に向かって不敬だぞ!」
突っつく機会をうかがっていたマンデルは叫んだ。
隣の少女の歓心を買おうとしたのかもしれない。
なにせ、ソフィアは剣聖の家系という超一流の武家の令嬢であることもさることながら、胸が大きいのである。
今はまだ巨大と言えるほどではもちろんないが、将来性はとてつもなく巨大だ。
それは男が首を突っ込むには十分な理由になることは言うまでもない。
ヒースクリフは、それを知ってか知らずか、マンデルには構わずに、ミハイル院長に向かって言った。
「どうだろう、ご老人。俺の意見と、彼女の意見、どちらが正しいだろうか?」
「だから……老人扱いするなと言うに」
そうつぶやいた声は小さく、ヒースクリフは無視した。
「どちらも正しく、どちらも間違っておるの」
「その心は何でしょう?」
ソフィアは答えが分かり切っていると思いながら聞いた。
「この勧学院における精神に則れば、ヒースクリフの意見が正しい。そして、この国の仕組みで言えば、ソフィアの意見が正しいのじゃ。建前としては、貴族に対しても平民が礼儀を尽くす必要など、この学び舎においては無い。じゃが、実際問題、一歩でも外に出ればそうはいかぬのだから、勧学院においても、貴種には儀礼を尽くす必要がある。そんなところじゃな」
ミハイル院長は一息に言い切った。
「じゃから、どちらにするかは、ヒースクリフが考えることじゃな。外での政治力学に押しつぶされぬ自信があるなら、その態度を貫くがよい。それがいばらの道であることは決して忘れてはならぬがな」
「肝に銘じよう。ミハイル院長」
ヒースクリフはおとなしく、それでも態度は変えずにそう答えた。
ミハイル院長は思い出したように言う。
「そう、そう。サルダ国立アカデミーへの編入の話じゃったな。いきなり、出ていく時の話に食いつかれるというのも複雑じゃが……」
老人はさも寂しいというようにすすり泣きの真似をして見せたが、ヒースクリフが余りに無反応なので、何もなかったように続ける。
「お前は転学なのかと聞いたが、厳密に言うと違うの。サルダ国立アカデミーでは、──────ここからは長いからアカデミーと呼ぶぞ──────二年間の勧学院での初等教育を終えた者の中で、特に優秀な者を集め出して、エリート教育を施す機関なのじゃ。勧学院は、知っての通りこの国の各地に設置されておるから、各地域の選り抜きの精鋭は、国都にて養成しようという趣旨じゃな。勧学院からアカデミーに行くのは、転学というよりもどちらかと言うと昇進、昇格みたいなものじゃ」
そう言うと、ミハイル院長は水でのどを濡らしてから続けた。
「残念ながらアカデミーは、勧学院よりも設備、教育の質、何をとっても勝っているじゃろう」
それでもウチの広大な自然などは決して負けていないと思っている、などというミハイルの言い訳を聞き流し、ヒースクリフは考え込む。
(アカデミーに進むことが出来れば、こんな辺境にいるよりもずっとタルシス王国に渡りやすくなるだろう)
ニヤリと笑う。
「では、俺はそれを目指す」
大胆にも宣言した。
ミハイル院長の目に面白がるような光がともった。
「農奴の身で、勧学院の主席を攫うとぬかすか……。農奴身分の者が、前期課程の主席を取るなど、前例のないことじゃぞ。それを言っては、入学試験での主席もその通りじゃがな」
そう言ってミハイルがけたけた笑ったところで、ソフィアが割り込んでくる。
「随分思い上がっていらっしゃるのね。主席さん?」
ヒースクリフは彼女を一瞥して、こめかみに手をやってから、なんとか名前をひねり出すことに成功した。
「ソフィア嬢……だったか?」
ソフィアは、彼が名前を忘れかけていたことに気づいたが、それに触れることはお互いにとって何の利益もないという計算を瞬時に導き出すと、叫んだ。
「ええ、今回の試験では後塵を拝しましたが、二年後の主席はあなたには渡しませんことよ!」
そう言って、きっとヒースクリフを睨みつけた。
ヒースクリフはどこか気まずげな表情を浮かべ、控えめに、それでもきっぱりと言う。
「それは無理だ。他のやつはともかく、俺と競うのは諦めた方がいい」
ソフィアはその言葉に対して、彼の傲慢な発言に、激高して真意を問うた。
「何ですって!?」
ヒースクリフはさらりと言った。
「トカゲがドラゴンに憧れたところで、不幸になるだけだぞ?敵わない夢など、見ない方が身のためだ」
ヒースクリフは相手のためを思って忠告したつもりだった。
幾らなんでも前世持ちの自分を目標にするのは相手が悪すぎる。
確かにソフィア嬢も、その年齢からは考えられない鍛錬の極致にあるが、それでもハルデンベルグの同い年の頃には劣るし、ヒースクリフとは雲泥の差である。
それほどに無理な目標を掲げて、挫折するのは時間の問題ですよ、と伝えたつもりだった。
素直な忠告のつもりだったが、言葉が足りず、ソフィア嬢は言葉すら出てこずに、口をパクパクさせ、顔色を青くしたり赤くしたりしている。
ヒースクリフの言葉は、蝶よ花よと育てられてきた、彼女の人生における最大級の侮辱だった。
やっとソフィアが屈辱から立ち直り、なんとか言葉をひねり出す。
「私ではあなたには勝てない。そういうこと?」
まなじりを上げた少女の威圧にも、ヒースクリフはどこ吹く風だ。
「……ありていに言うなら、そうなるな」
絶句するソフィアの傍らに座るマンデルは、立ち上がって叫んだ。
「この農奴風情がっ!? 一度、主席になったからと調子に乗りおって!! ソフィア様は剣聖アーストロフ様の跡継ぎでいらっしゃるぞ!貴様如きに敗れるはずがない!?」
マンデルの声は最後には悲鳴のようになり、院長室に響き渡った。
ミハイル院長は無言であり、ヒースクリフはそれを見ても冷めた表情である。
自分は親切に忠告してやっただけだという姿勢なのだから、さもありなん。
顔を紅潮させていたソフィアは長く、息を吐きだした。
自分より取り乱す人間を見ると、人はふっと冷静になれるものらしい。
色をなしていた少女は、落ち着きを取り戻し、激したことを優雅に謝罪した。
マンデルも、その様子を見て渋々座る。
ヒースクリフは呟いた。
「剣聖アーストロフだと!?」
それを聞いて、尊敬する父の武威が、一介の農奴にも轟いているのを実感したソフィアは、余裕を取り戻し、口角を上げた。
父の名前を使ってとはいえ、主席を取ったヒースクリフに驚愕を与えられたのは嬉しい。
「どうだ! 驚いただろう?」
関係のないマンデルも嬉し気だ。
ヒースクリフは思った。
(誰だ。そいつは……?)
だが、彼はソフィアらの予想通り、剣聖の名前を聞いて衝撃を受けていたのも事実だ。
(剣聖といえば、剣聖アレクサンドルだろう? 奴はくたばったのか……)
前世で交友のあった男の死を予感する。
だが彼は、その思考が余りに短絡的だったことに、すぐに気が付いた。
(いや、よく考えると、この国独自の剣聖という称号が存在する可能性もある。タルシス王国の剣聖アレクサンドルは壮健かもしれん。早合点するのはよくないな)
そう考え、旧友のことは頭から追い払った。
ヒースクリフは剣聖アーストロフなど知らないと答えるのもまずいだろうと思い、出過ぎたことを言った、と素直に謝罪した。
彼の謝罪によって場は一応収まる。
ミハイル院長はそれを見て取って言った。
「ふむ、最後に質問はあるかの?」
ヒースクリフは気まずげになった部屋の中で躊躇わずに手を高く挙げる。
マンデルのまたお前が何か言うのかという辟易とした態度は、ミハイル院長は年の功によって何とか押し隠した態度と同質のものだった。
ミハイル院長が軽く片手をあげ、発言を許されたヒースクリフは言う。
「勧学院に連れてきたい女の子が居るんだが──────」
ヒースクリフは、見た目七十過ぎの老人が言うことではないだろうと思ったが、素直に謝罪する。
「済まなかったな。ミハイル院長。それで? 主席を取ったら首都にある学校に転学できるのか?」
ヒースクリフが聞き、ミハイル院長が答えようとしたところ、ソプラノボイスの横やりが入った。
「あら? 門の前では、貴族様なんて言っていたのに、随分と口の利き方が変わったわね。 ミハイル院長も言うまでもないけど、侯爵の位をお持ちの貴族よ」
金髪の少女ソフィアはジャブを放つように、言った。
ヒースクリフは、冷静に応える。
「あれは門の外であったし、俺たちは勧学院の生徒でも、まだなかった。だから、貴族に対する平民の礼儀を尽くしたのだ。だが、今はどうだ? 実際はどうあれ、勧学院の中では、身分は不問となっているだろう。だから、俺はこの学舎の中では、この口調なのだ」
「農奴如きが、貴族に向かって不敬だぞ!」
突っつく機会をうかがっていたマンデルは叫んだ。
隣の少女の歓心を買おうとしたのかもしれない。
なにせ、ソフィアは剣聖の家系という超一流の武家の令嬢であることもさることながら、胸が大きいのである。
今はまだ巨大と言えるほどではもちろんないが、将来性はとてつもなく巨大だ。
それは男が首を突っ込むには十分な理由になることは言うまでもない。
ヒースクリフは、それを知ってか知らずか、マンデルには構わずに、ミハイル院長に向かって言った。
「どうだろう、ご老人。俺の意見と、彼女の意見、どちらが正しいだろうか?」
「だから……老人扱いするなと言うに」
そうつぶやいた声は小さく、ヒースクリフは無視した。
「どちらも正しく、どちらも間違っておるの」
「その心は何でしょう?」
ソフィアは答えが分かり切っていると思いながら聞いた。
「この勧学院における精神に則れば、ヒースクリフの意見が正しい。そして、この国の仕組みで言えば、ソフィアの意見が正しいのじゃ。建前としては、貴族に対しても平民が礼儀を尽くす必要など、この学び舎においては無い。じゃが、実際問題、一歩でも外に出ればそうはいかぬのだから、勧学院においても、貴種には儀礼を尽くす必要がある。そんなところじゃな」
ミハイル院長は一息に言い切った。
「じゃから、どちらにするかは、ヒースクリフが考えることじゃな。外での政治力学に押しつぶされぬ自信があるなら、その態度を貫くがよい。それがいばらの道であることは決して忘れてはならぬがな」
「肝に銘じよう。ミハイル院長」
ヒースクリフはおとなしく、それでも態度は変えずにそう答えた。
ミハイル院長は思い出したように言う。
「そう、そう。サルダ国立アカデミーへの編入の話じゃったな。いきなり、出ていく時の話に食いつかれるというのも複雑じゃが……」
老人はさも寂しいというようにすすり泣きの真似をして見せたが、ヒースクリフが余りに無反応なので、何もなかったように続ける。
「お前は転学なのかと聞いたが、厳密に言うと違うの。サルダ国立アカデミーでは、──────ここからは長いからアカデミーと呼ぶぞ──────二年間の勧学院での初等教育を終えた者の中で、特に優秀な者を集め出して、エリート教育を施す機関なのじゃ。勧学院は、知っての通りこの国の各地に設置されておるから、各地域の選り抜きの精鋭は、国都にて養成しようという趣旨じゃな。勧学院からアカデミーに行くのは、転学というよりもどちらかと言うと昇進、昇格みたいなものじゃ」
そう言うと、ミハイル院長は水でのどを濡らしてから続けた。
「残念ながらアカデミーは、勧学院よりも設備、教育の質、何をとっても勝っているじゃろう」
それでもウチの広大な自然などは決して負けていないと思っている、などというミハイルの言い訳を聞き流し、ヒースクリフは考え込む。
(アカデミーに進むことが出来れば、こんな辺境にいるよりもずっとタルシス王国に渡りやすくなるだろう)
ニヤリと笑う。
「では、俺はそれを目指す」
大胆にも宣言した。
ミハイル院長の目に面白がるような光がともった。
「農奴の身で、勧学院の主席を攫うとぬかすか……。農奴身分の者が、前期課程の主席を取るなど、前例のないことじゃぞ。それを言っては、入学試験での主席もその通りじゃがな」
そう言ってミハイルがけたけた笑ったところで、ソフィアが割り込んでくる。
「随分思い上がっていらっしゃるのね。主席さん?」
ヒースクリフは彼女を一瞥して、こめかみに手をやってから、なんとか名前をひねり出すことに成功した。
「ソフィア嬢……だったか?」
ソフィアは、彼が名前を忘れかけていたことに気づいたが、それに触れることはお互いにとって何の利益もないという計算を瞬時に導き出すと、叫んだ。
「ええ、今回の試験では後塵を拝しましたが、二年後の主席はあなたには渡しませんことよ!」
そう言って、きっとヒースクリフを睨みつけた。
ヒースクリフはどこか気まずげな表情を浮かべ、控えめに、それでもきっぱりと言う。
「それは無理だ。他のやつはともかく、俺と競うのは諦めた方がいい」
ソフィアはその言葉に対して、彼の傲慢な発言に、激高して真意を問うた。
「何ですって!?」
ヒースクリフはさらりと言った。
「トカゲがドラゴンに憧れたところで、不幸になるだけだぞ?敵わない夢など、見ない方が身のためだ」
ヒースクリフは相手のためを思って忠告したつもりだった。
幾らなんでも前世持ちの自分を目標にするのは相手が悪すぎる。
確かにソフィア嬢も、その年齢からは考えられない鍛錬の極致にあるが、それでもハルデンベルグの同い年の頃には劣るし、ヒースクリフとは雲泥の差である。
それほどに無理な目標を掲げて、挫折するのは時間の問題ですよ、と伝えたつもりだった。
素直な忠告のつもりだったが、言葉が足りず、ソフィア嬢は言葉すら出てこずに、口をパクパクさせ、顔色を青くしたり赤くしたりしている。
ヒースクリフの言葉は、蝶よ花よと育てられてきた、彼女の人生における最大級の侮辱だった。
やっとソフィアが屈辱から立ち直り、なんとか言葉をひねり出す。
「私ではあなたには勝てない。そういうこと?」
まなじりを上げた少女の威圧にも、ヒースクリフはどこ吹く風だ。
「……ありていに言うなら、そうなるな」
絶句するソフィアの傍らに座るマンデルは、立ち上がって叫んだ。
「この農奴風情がっ!? 一度、主席になったからと調子に乗りおって!! ソフィア様は剣聖アーストロフ様の跡継ぎでいらっしゃるぞ!貴様如きに敗れるはずがない!?」
マンデルの声は最後には悲鳴のようになり、院長室に響き渡った。
ミハイル院長は無言であり、ヒースクリフはそれを見ても冷めた表情である。
自分は親切に忠告してやっただけだという姿勢なのだから、さもありなん。
顔を紅潮させていたソフィアは長く、息を吐きだした。
自分より取り乱す人間を見ると、人はふっと冷静になれるものらしい。
色をなしていた少女は、落ち着きを取り戻し、激したことを優雅に謝罪した。
マンデルも、その様子を見て渋々座る。
ヒースクリフは呟いた。
「剣聖アーストロフだと!?」
それを聞いて、尊敬する父の武威が、一介の農奴にも轟いているのを実感したソフィアは、余裕を取り戻し、口角を上げた。
父の名前を使ってとはいえ、主席を取ったヒースクリフに驚愕を与えられたのは嬉しい。
「どうだ! 驚いただろう?」
関係のないマンデルも嬉し気だ。
ヒースクリフは思った。
(誰だ。そいつは……?)
だが、彼はソフィアらの予想通り、剣聖の名前を聞いて衝撃を受けていたのも事実だ。
(剣聖といえば、剣聖アレクサンドルだろう? 奴はくたばったのか……)
前世で交友のあった男の死を予感する。
だが彼は、その思考が余りに短絡的だったことに、すぐに気が付いた。
(いや、よく考えると、この国独自の剣聖という称号が存在する可能性もある。タルシス王国の剣聖アレクサンドルは壮健かもしれん。早合点するのはよくないな)
そう考え、旧友のことは頭から追い払った。
ヒースクリフは剣聖アーストロフなど知らないと答えるのもまずいだろうと思い、出過ぎたことを言った、と素直に謝罪した。
彼の謝罪によって場は一応収まる。
ミハイル院長はそれを見て取って言った。
「ふむ、最後に質問はあるかの?」
ヒースクリフは気まずげになった部屋の中で躊躇わずに手を高く挙げる。
マンデルのまたお前が何か言うのかという辟易とした態度は、ミハイル院長は年の功によって何とか押し隠した態度と同質のものだった。
ミハイル院長が軽く片手をあげ、発言を許されたヒースクリフは言う。
「勧学院に連れてきたい女の子が居るんだが──────」
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