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第一章
第二話
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「失礼しまーす」
思っていたよりも早く彼女は帰ってきた。後ろには、自分よりも三つほど年上の男の人がいる。
いつまでも横になっているわけもいかず、頭痛に顔をしかめながら身体を起こした。
「大丈夫なの?」
例の彼女が心配してくれる。
「多分……。吐き気とかはないから大丈夫」
いささか不安だが、それを顔に出すわけにはいかなかった。
「えーと、今枝一希君だっけ?」
突然、後ろの男の人が口を開いた。
「そうですけど。なんで、名前……」
そこまで言って、愚問であることに気付いた。名前くらい、生徒手帳を見ればこと足りる。
「まあ、こういうことさ」
予想通り、その人から生徒手帳を返された。
「それであの、俺を助けてくれたのはあなた達なんですか?」
ここまで手厚く保護してもらって疑うのも申し訳ないが、この人たちの素性もわからないし、ここがどこなのかもわからない。不安感からだろうが、気が張りつめているのは自覚している。
「まあまあ、そんな緊張するんじゃない」
彼は笑顔でそう言った。
「君を助けたのは僕じゃなくて妹の方だ」
「え……」
隣に座っている彼女はどちらかというと華奢な方だ。そんな彼女があれとやりあったとは考えにくかった。
「えと、小和田咲姫です……」
突然視線を向けられた彼女が名乗った。
「おお、そうかそうか。まだ名前を言ってなかったな」
そう言ったのは男の人の方だ。彼は右手を差し出す。
「僕の名前はフォーエバーだ。宜しく」
「はぁ……。は?」
一旦受け入れようとしたが、無理だった。向こうが至って真面目な顔をしている。
混乱させるような物言いをする彼に変わって咲姫さんが口を挟んだ。
「ごめんね。この人のことは気にしなくていいから。本名は十羽だよ」
若干悪口が含まれているが、十羽さんの方は全く気にしていないらしい。さしずめ、とわ──永遠といったところか。
よくこんなことを思い付くなぁと、少し感心してしまう。
「ところで一希君。一つ聞いてもいいかい?」
十羽さんが改まって言った。
「君は、例えば魂──幽霊を見たことがある?」
「幽霊……」
突然なにを言い出すのかと思えばそんなオカルトじみたことを……と、普通の人なら思うだろう。呆れるだろう。だが、生憎俺は「普通の人」ではなかった。
「……見たことあります」
完全に信用しているわけじゃないけど、助けて貰った人に嘘をつく気にはなれなかった。
十羽さんは表情一つ動かさずに続けた。
「それなら、さっき、なにか妙なものを見なかったか? 例えば、現実にある物とは思えないような粒子とか」
「…………」
頭の中を、色々なことが巡っていた。この人達は信用に値するのか、そもそも、俺の眼を信用していいのか──。
「……見ました」
迷った末、伝えることにした。
その台詞を聞いた十羽さんは驚かない。それどころか、満面の笑みを浮かべた。
「そうか! なら、確定したも同然だな!」
「はい?」
さすがに、この反応は想像していなかった。
幽霊云々はまあ、全くない話ではある。だが、その先の話は、別に嬉しくなる話ではないだろう。
「おい咲姫! あれ準備してこい!」
彼女は一瞬嫌そうな顔をしたが、なにも言わずに部屋を出ていった。単純に指図されたのが嫌だったのかもしれない。
「あの、さっきから要領を得ないんですけど、説明してもらってもいいですか?」
「ふむ。説明、ねぇ……」
あまり好きではない物言いだ。遠回りすぎる。
「多分、説明だけじゃ信じないと思うよ」
「じゃあ尚更じゃないですか」
彼が言い返してこなくなったとき、部屋の襖が開いた。
「お兄ちゃん。準備できたよ」
咲姫さんだった。
それを聞いた十羽さんは、膝を叩いて立ち上がる。
「口で言うより、目で見た方が早い。歩けるかい?」
* * *
この家のような建造物は、思っていたよりも広かった。見た目通りの日本家屋で、どことなく教科書に載っている書院造を連想させた。
十羽さんが足を止める。どうやら目的地に着いたようだ。
「ここが我が『和宮神社』の秘密の部屋だ」
「神社……?」
これでかなり多くのことに納得がいった。いくら田舎でも、ここまで西洋文化が取り入れられていない家はほとんどない。だが、ここが神社というのなら、それには当てはまらないだろう。
それでも、一番の謎──なぜ咲姫さんがあそこにいたのか、なぜ俺は今、ここに連れて来られたのかは想像がつかなかった。
「あれ?」
真後ろで甲高い声が聞こえた。
「兄ちゃんはともかく、なんで姉ちゃんがいるの? 学校は? あと……誰?」
そこにいたのは、黒いランドセルを背負った、十歳くらいの男の子。発言から察するに、彼等の弟なのだろう。
「これ、桐っていうの。まだ生意気盛りだから、不快にさせたらごめんね」
咲姫さんが耳打ちしてきた。
こちらから「どうも」とぎこちなく挨拶したが、無視された。どう見ても歓迎されていない。コミュニケーションは苦手だ。
「うーん……。やっぱり駄目かぁ……」
咲姫さんが独り言のように呟く。
「気にしないで。あいつ、家族以外にはあんな感じだから」
あくまでも彼女は笑っているが、なんとなく影のある笑い方だった。
「あ、そうだ桐!」
不意に咲姫さんが叫んだ。
「あんた、また猫拾ってきたでしょ!」
彼がバツの悪そうな顔になった。
「そうだけど……」
「早く返してきなよ。うちじゃ飼えないからね」
映画とか、小説でよく見るワンシーンみたいだ。
「だけど、怪我してる」
おずおずとそう言う彼に、咲姫さんはため息をつく。
「わかったよ……。じゃあ、さっさと『治してあげて』」
なんだか気になる言い方をしていたが、それを追究する間もなく、彼は立ち去ってしまった。
また咲姫さんが申し訳なさそうな顔で謝ってくる。
「ほんとごめん。本題からそれるわ騒がしいわで、息つく間もないでしょ?」
「別に、そんなに気にならないから。大丈夫」
正直、少しうるさいくらいで丁度いい。朝見たものについては、今は考えたくなかった。少しくらい、現実逃避をさせてほしい。
そんな雰囲気を察したのか否か、彼女は短く「ふぅん」とだけ言った。
「お、なんだなんだ? 若者二人で密会か?」
突然十羽さんが横槍を入れてきた。若者って……。あなたもそんなには変わらないでしょ。
「じゃあ、一希君。こちらに来てもらえるかな?」
目の前にずらりと並んでいるのは、いわゆるお札ってやつだ。ますます胡散臭くなってきた。
「この中から、一枚選んで触れてみてくれ」
そう言った十羽さんの顔からは、なにも伝わってこない。なにを思って、こんなことをしているのか……。
選べって言われても、違いがあるかどうかなんめわからないし、どうしようもない。
渋々一番右の札に手を伸ばした。
「いっ」
指がそれに触れた刹那、ビリッと音がして、腕が痺れた。
一瞬、静電気だと思ったけど、それにしては強すぎる。
横目で二人を見てみると、なにかを話し合っているようだった。
「……なるほど。完全に確定した」
「うん。だけど……」
「まあ、例外ってことだろう。それはこれから調べればいい」
なんの話をしているのか、全くわからない。
さらに一言二言交わしたところで、咲姫さんが俺に向き直った。
「あのね、今から、絶対に信じられないこと言うよ」
彼女の口から出た単語は、想像もできないものだった。
「君は、『魂の封術士』なの」
思っていたよりも早く彼女は帰ってきた。後ろには、自分よりも三つほど年上の男の人がいる。
いつまでも横になっているわけもいかず、頭痛に顔をしかめながら身体を起こした。
「大丈夫なの?」
例の彼女が心配してくれる。
「多分……。吐き気とかはないから大丈夫」
いささか不安だが、それを顔に出すわけにはいかなかった。
「えーと、今枝一希君だっけ?」
突然、後ろの男の人が口を開いた。
「そうですけど。なんで、名前……」
そこまで言って、愚問であることに気付いた。名前くらい、生徒手帳を見ればこと足りる。
「まあ、こういうことさ」
予想通り、その人から生徒手帳を返された。
「それであの、俺を助けてくれたのはあなた達なんですか?」
ここまで手厚く保護してもらって疑うのも申し訳ないが、この人たちの素性もわからないし、ここがどこなのかもわからない。不安感からだろうが、気が張りつめているのは自覚している。
「まあまあ、そんな緊張するんじゃない」
彼は笑顔でそう言った。
「君を助けたのは僕じゃなくて妹の方だ」
「え……」
隣に座っている彼女はどちらかというと華奢な方だ。そんな彼女があれとやりあったとは考えにくかった。
「えと、小和田咲姫です……」
突然視線を向けられた彼女が名乗った。
「おお、そうかそうか。まだ名前を言ってなかったな」
そう言ったのは男の人の方だ。彼は右手を差し出す。
「僕の名前はフォーエバーだ。宜しく」
「はぁ……。は?」
一旦受け入れようとしたが、無理だった。向こうが至って真面目な顔をしている。
混乱させるような物言いをする彼に変わって咲姫さんが口を挟んだ。
「ごめんね。この人のことは気にしなくていいから。本名は十羽だよ」
若干悪口が含まれているが、十羽さんの方は全く気にしていないらしい。さしずめ、とわ──永遠といったところか。
よくこんなことを思い付くなぁと、少し感心してしまう。
「ところで一希君。一つ聞いてもいいかい?」
十羽さんが改まって言った。
「君は、例えば魂──幽霊を見たことがある?」
「幽霊……」
突然なにを言い出すのかと思えばそんなオカルトじみたことを……と、普通の人なら思うだろう。呆れるだろう。だが、生憎俺は「普通の人」ではなかった。
「……見たことあります」
完全に信用しているわけじゃないけど、助けて貰った人に嘘をつく気にはなれなかった。
十羽さんは表情一つ動かさずに続けた。
「それなら、さっき、なにか妙なものを見なかったか? 例えば、現実にある物とは思えないような粒子とか」
「…………」
頭の中を、色々なことが巡っていた。この人達は信用に値するのか、そもそも、俺の眼を信用していいのか──。
「……見ました」
迷った末、伝えることにした。
その台詞を聞いた十羽さんは驚かない。それどころか、満面の笑みを浮かべた。
「そうか! なら、確定したも同然だな!」
「はい?」
さすがに、この反応は想像していなかった。
幽霊云々はまあ、全くない話ではある。だが、その先の話は、別に嬉しくなる話ではないだろう。
「おい咲姫! あれ準備してこい!」
彼女は一瞬嫌そうな顔をしたが、なにも言わずに部屋を出ていった。単純に指図されたのが嫌だったのかもしれない。
「あの、さっきから要領を得ないんですけど、説明してもらってもいいですか?」
「ふむ。説明、ねぇ……」
あまり好きではない物言いだ。遠回りすぎる。
「多分、説明だけじゃ信じないと思うよ」
「じゃあ尚更じゃないですか」
彼が言い返してこなくなったとき、部屋の襖が開いた。
「お兄ちゃん。準備できたよ」
咲姫さんだった。
それを聞いた十羽さんは、膝を叩いて立ち上がる。
「口で言うより、目で見た方が早い。歩けるかい?」
* * *
この家のような建造物は、思っていたよりも広かった。見た目通りの日本家屋で、どことなく教科書に載っている書院造を連想させた。
十羽さんが足を止める。どうやら目的地に着いたようだ。
「ここが我が『和宮神社』の秘密の部屋だ」
「神社……?」
これでかなり多くのことに納得がいった。いくら田舎でも、ここまで西洋文化が取り入れられていない家はほとんどない。だが、ここが神社というのなら、それには当てはまらないだろう。
それでも、一番の謎──なぜ咲姫さんがあそこにいたのか、なぜ俺は今、ここに連れて来られたのかは想像がつかなかった。
「あれ?」
真後ろで甲高い声が聞こえた。
「兄ちゃんはともかく、なんで姉ちゃんがいるの? 学校は? あと……誰?」
そこにいたのは、黒いランドセルを背負った、十歳くらいの男の子。発言から察するに、彼等の弟なのだろう。
「これ、桐っていうの。まだ生意気盛りだから、不快にさせたらごめんね」
咲姫さんが耳打ちしてきた。
こちらから「どうも」とぎこちなく挨拶したが、無視された。どう見ても歓迎されていない。コミュニケーションは苦手だ。
「うーん……。やっぱり駄目かぁ……」
咲姫さんが独り言のように呟く。
「気にしないで。あいつ、家族以外にはあんな感じだから」
あくまでも彼女は笑っているが、なんとなく影のある笑い方だった。
「あ、そうだ桐!」
不意に咲姫さんが叫んだ。
「あんた、また猫拾ってきたでしょ!」
彼がバツの悪そうな顔になった。
「そうだけど……」
「早く返してきなよ。うちじゃ飼えないからね」
映画とか、小説でよく見るワンシーンみたいだ。
「だけど、怪我してる」
おずおずとそう言う彼に、咲姫さんはため息をつく。
「わかったよ……。じゃあ、さっさと『治してあげて』」
なんだか気になる言い方をしていたが、それを追究する間もなく、彼は立ち去ってしまった。
また咲姫さんが申し訳なさそうな顔で謝ってくる。
「ほんとごめん。本題からそれるわ騒がしいわで、息つく間もないでしょ?」
「別に、そんなに気にならないから。大丈夫」
正直、少しうるさいくらいで丁度いい。朝見たものについては、今は考えたくなかった。少しくらい、現実逃避をさせてほしい。
そんな雰囲気を察したのか否か、彼女は短く「ふぅん」とだけ言った。
「お、なんだなんだ? 若者二人で密会か?」
突然十羽さんが横槍を入れてきた。若者って……。あなたもそんなには変わらないでしょ。
「じゃあ、一希君。こちらに来てもらえるかな?」
目の前にずらりと並んでいるのは、いわゆるお札ってやつだ。ますます胡散臭くなってきた。
「この中から、一枚選んで触れてみてくれ」
そう言った十羽さんの顔からは、なにも伝わってこない。なにを思って、こんなことをしているのか……。
選べって言われても、違いがあるかどうかなんめわからないし、どうしようもない。
渋々一番右の札に手を伸ばした。
「いっ」
指がそれに触れた刹那、ビリッと音がして、腕が痺れた。
一瞬、静電気だと思ったけど、それにしては強すぎる。
横目で二人を見てみると、なにかを話し合っているようだった。
「……なるほど。完全に確定した」
「うん。だけど……」
「まあ、例外ってことだろう。それはこれから調べればいい」
なんの話をしているのか、全くわからない。
さらに一言二言交わしたところで、咲姫さんが俺に向き直った。
「あのね、今から、絶対に信じられないこと言うよ」
彼女の口から出た単語は、想像もできないものだった。
「君は、『魂の封術士』なの」
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