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二、ある女子生徒の悲恋
第五話
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「あ、おかえり。どう? 今日は食べられた?」
「うん。問題なかった。優吾もありがとう」
彼女と出会ってから一か月ほどが経過した。今でも〈獏〉とその協力者という、奇妙な関係は続いている。
あれから、俺は週に一回ほどのペースで夢の中へ連れていかれている。あまね本人は、ほぼ毎日のように誰かの夢へ入っていると言うものだから驚いた。さすがに毎日は付き合いきれないので、週一で勘弁してもらっている。 毎回夢を食べられるわけではなくて、そこまで至れるのは週に一、二回なんだそうだ。
「たまには自分の夢でも見たらいいのに」
なんてポロッとこぼしたときには、カノン──先代に責められた。
「あのねぇ、あくまでもあたし達は〈獏〉なのよ? もし自分の夢なんか見ちゃったら、他の夢に先入観抱いちゃうじゃない」
自分のことのようにギャーギャー騒いでいるのを、片耳で聞き流していた。最初はかなりうざかったけど、今はほとんど気にならない。見た目が年下──おそらく中学生くらいなので、子どもが言うことだと思って聞き流している。実際は彼女の方が年上なのだろうけど、どうせ建前なので気にしないことにしている。
「優吾」
いつもと違ったのはあまねだった。ごくわずかに怒気を含んだ声。初めて聞く声。
「夢を叶えるまでは、自分のための夢は、なるべく見ないようにしてる。一つでも多く、悪夢を食べなきゃいけないから」
思いもしなかった態度に呆気にとられていると、先代が妙なことを言いだした。
「じゃあ、今回も違ったわけ?」
「うん。違った」
先代がやれやれと溜息をつく。
「ま、そりゃそうよね」
「しかたないよ。どうせ私には、これしか手段がないもの」
──お願い。どうしても、やらなきゃいけないことがあるの。
初めて彼女について夢へ入った日。彼女は確かにそう言った。その内容は今になってもわからないまま。いつか聞こうとは思っているけど、なかなか言い出せないまま三週間が経過した。夢の中でしかできないこと、それしかわからない。その全貌は、彼女と彼女の相棒しか知らない。
深刻そうな顔をする先代に、あまねは淡々と言う。
「別に気にしてない。どうせ雲を掴むような話なんだから」
口ではそう言っていても、言葉通りであるとはどうしても思えなかった。
あまねがそれだけ執着する物の正体は気になるが、今はそれどころではない。腕時計を確認する。よかった。今日はまだ余裕がある。
「俺帰るよ。……悪かったな。こんな雰囲気にして」
軽く謝罪をして荷物をまとめる。荷物っていっても、自転車と家の鍵、あとスマートフォンくらいしかない。
「気にしてない。また学校で」
最後にあまねはそう言っていたから、許してくれたのだろう。激怒しているわけじゃなさそうでよかった。
そのまま彼女の部屋を後にした。
「む……?」
昼休み。気づけばあまねは、授業ノートとにらめっこしていた。
「それ、なんの授業?」
「心理学概論」
当然ながら、俺達はずっと一緒にいるわけではない。そもそも学部が違うし、全学共通科目も心理学以外の教科は違う。ちなみにあまねは心理学部で俺は人文学部。意外だと思ったし、意外だと言われた。
あまねがにらめっこしているのは学部固有の授業ノートらしく、初めて聞く単語がいくつか並んでいる。心理学を教養科目で取っているだけで、学部生よりも知識があるわけがない。
「ここ、聞き逃した」
教師に配布されたスライドの一部分が、すっぽり抜けていた。他がものすごく綺麗に埋まっているので目立ってしまっている。生真面目な彼女にしては珍しい。
「誰かに聞けば? 同じ学部に友達とかいないの?」
そんなことを聞くと、短い答えが返ってくる。
「いない」
「…………」
大体予想はしてたけど、実際言われると重く感じる。
大学生って、意外と人と接する機会ないもんな。こんな状況で人見知りに友達作れっていうのは無理がある。
あまねはふぐみたいに頬を膨らませていた。
「優吾にだけはそんなこと言われたくない。仲間なのに」
「ええ……?」
確かにあまねと同類なのは認めるけど、その言い方はないだろ、と言い返したくなる。面倒なのでやめた。
いくら考えてもわからないはずなのに、あまねはまだノートを見つめているので、思わず言ってしまった。
「それ後回しにして、さっさと昼飯食ったら? 友達がだめなら、先生に直接聞くとかあるじゃん。一人で行けないなら付き合ってやるから」
「む……」
そう言われてあまねはのろのろとノートを片付け始める。そんなに未練がましいのか。その様子を見ながら、返事は「む」で通すのかなとか、どうでもいいことを考えていた。
結構長い間、あまねはカバンをがさごそ探っている。
「……カノン。私、弁当どこやったっけ」
ついに助けを求めた。どこからともなく先代が現れる。消えたり現れたり、相変わらず忙しい奴だ。
「そのリュックの一番奥。なんであたしの方が知ってるのよ」
「むぅ……」
今度はふてくされた「む」。第一印象は何事にも動じず仏頂面の奴だったけど、俺が思っていたよりも表情豊からしい。笑うことはほとんどないけど。
ツッコミしかいない漫才のような会話を聞き流しながら、俺も弁当に手を伸ばした。
「ねえあんた」
先代が、今度は俺に話しかけてくる。そんなことをわざわざするってことは、あまね関連か小言のどちらか。今回は後者だろう。
「……なんだよ」
心底めんどうです、という顔を精一杯作ってみる。そんなことで彼女が逃してくれるはずもなく、ドスのきいた声で責められる。
「それ、ほんとに昼ご飯?」
「そーだよ。文句あんのか?」
はいそうですとでも言いたげな顔で睨まれるが、正直怖くはない。
あまねが何事かという顔で覗きこんできた。見せ物じゃないんだけど。
「…………ヴィーガン?」
さんざん考えた挙句の発言がそれだった。
「野菜しか入ってないわけじゃないんだけど」
「本当だ」
あまねが納得したところで、先代が納得するはずもなく、お説教はがみがみと続く。
「そんなことはどうでもいいわよ! 自分で作ってんのか買ってんのか知らないけど、あんた栄養ってちゃんと考えてる⁉」
弁当の中身は、冷蔵庫にあった野菜と肉を適当にぶちこんだだけの野菜炒めと白米だけ。確かに質素を通り越しているが、そこは見逃してほしい。
「うるさいなぁ……。昨日の夜は時間なかったし、今日の朝は遅かったからしょうがないだろ」
それを聞いたあまねが、なぜか頭を下げる。
「すみませんでした」
「え。い、いや、そういうつもりじゃ……」
夢に入っていたせいだと思ったからこんなことをしたのか。突然入った予定ってわけでもないし、俺の時間管理ができていなかったせいなのに。謝られてむしろ申し訳なくなった。というか、これに怒っている先代が一番悪い気がする。
「時間がないのなら、買えばいいじゃない。今時昼食くらい、どこにでも売ってるでしょ」
「こっちは一人暮らしの大学生なんだよ。買うより作った方が安い」
先代はいちいち上から物を言うものだから、こちらも言い方が強くなってしまう。「やめなければ」とは思っているけど、それができるほど大人でもない。
こっちがなに言ってもがみがみされるから、面倒になって聞き流し始めた。あまねも興味がないようで、明後日の方向を向きながらおかずをほおばっている。
「ねえ、ちゃんと聞いてる⁉」
さすがにうっとうしくなってきたところで、あまねが呟いた。
「カノン」
「なに⁉」
「ちょっと黙って」
先代はその言葉に素直に従う。あまねは目を閉じて、耳をすましていた。
「どうしたの?」
先代が声をかける。
「……あの人」
その指の先をたどると、黒い髪をショートカットにした女子生徒がいた。友達を思しき人物が数人いるがなにか別のことを話していて、俯く彼女の様子は気にとめていないように見える。
「こんな夢、誰かに消してもらえたらいいのにね……」
耳をすましていなければ聞こえないくらいの声で呟いた。
「うん。問題なかった。優吾もありがとう」
彼女と出会ってから一か月ほどが経過した。今でも〈獏〉とその協力者という、奇妙な関係は続いている。
あれから、俺は週に一回ほどのペースで夢の中へ連れていかれている。あまね本人は、ほぼ毎日のように誰かの夢へ入っていると言うものだから驚いた。さすがに毎日は付き合いきれないので、週一で勘弁してもらっている。 毎回夢を食べられるわけではなくて、そこまで至れるのは週に一、二回なんだそうだ。
「たまには自分の夢でも見たらいいのに」
なんてポロッとこぼしたときには、カノン──先代に責められた。
「あのねぇ、あくまでもあたし達は〈獏〉なのよ? もし自分の夢なんか見ちゃったら、他の夢に先入観抱いちゃうじゃない」
自分のことのようにギャーギャー騒いでいるのを、片耳で聞き流していた。最初はかなりうざかったけど、今はほとんど気にならない。見た目が年下──おそらく中学生くらいなので、子どもが言うことだと思って聞き流している。実際は彼女の方が年上なのだろうけど、どうせ建前なので気にしないことにしている。
「優吾」
いつもと違ったのはあまねだった。ごくわずかに怒気を含んだ声。初めて聞く声。
「夢を叶えるまでは、自分のための夢は、なるべく見ないようにしてる。一つでも多く、悪夢を食べなきゃいけないから」
思いもしなかった態度に呆気にとられていると、先代が妙なことを言いだした。
「じゃあ、今回も違ったわけ?」
「うん。違った」
先代がやれやれと溜息をつく。
「ま、そりゃそうよね」
「しかたないよ。どうせ私には、これしか手段がないもの」
──お願い。どうしても、やらなきゃいけないことがあるの。
初めて彼女について夢へ入った日。彼女は確かにそう言った。その内容は今になってもわからないまま。いつか聞こうとは思っているけど、なかなか言い出せないまま三週間が経過した。夢の中でしかできないこと、それしかわからない。その全貌は、彼女と彼女の相棒しか知らない。
深刻そうな顔をする先代に、あまねは淡々と言う。
「別に気にしてない。どうせ雲を掴むような話なんだから」
口ではそう言っていても、言葉通りであるとはどうしても思えなかった。
あまねがそれだけ執着する物の正体は気になるが、今はそれどころではない。腕時計を確認する。よかった。今日はまだ余裕がある。
「俺帰るよ。……悪かったな。こんな雰囲気にして」
軽く謝罪をして荷物をまとめる。荷物っていっても、自転車と家の鍵、あとスマートフォンくらいしかない。
「気にしてない。また学校で」
最後にあまねはそう言っていたから、許してくれたのだろう。激怒しているわけじゃなさそうでよかった。
そのまま彼女の部屋を後にした。
「む……?」
昼休み。気づけばあまねは、授業ノートとにらめっこしていた。
「それ、なんの授業?」
「心理学概論」
当然ながら、俺達はずっと一緒にいるわけではない。そもそも学部が違うし、全学共通科目も心理学以外の教科は違う。ちなみにあまねは心理学部で俺は人文学部。意外だと思ったし、意外だと言われた。
あまねがにらめっこしているのは学部固有の授業ノートらしく、初めて聞く単語がいくつか並んでいる。心理学を教養科目で取っているだけで、学部生よりも知識があるわけがない。
「ここ、聞き逃した」
教師に配布されたスライドの一部分が、すっぽり抜けていた。他がものすごく綺麗に埋まっているので目立ってしまっている。生真面目な彼女にしては珍しい。
「誰かに聞けば? 同じ学部に友達とかいないの?」
そんなことを聞くと、短い答えが返ってくる。
「いない」
「…………」
大体予想はしてたけど、実際言われると重く感じる。
大学生って、意外と人と接する機会ないもんな。こんな状況で人見知りに友達作れっていうのは無理がある。
あまねはふぐみたいに頬を膨らませていた。
「優吾にだけはそんなこと言われたくない。仲間なのに」
「ええ……?」
確かにあまねと同類なのは認めるけど、その言い方はないだろ、と言い返したくなる。面倒なのでやめた。
いくら考えてもわからないはずなのに、あまねはまだノートを見つめているので、思わず言ってしまった。
「それ後回しにして、さっさと昼飯食ったら? 友達がだめなら、先生に直接聞くとかあるじゃん。一人で行けないなら付き合ってやるから」
「む……」
そう言われてあまねはのろのろとノートを片付け始める。そんなに未練がましいのか。その様子を見ながら、返事は「む」で通すのかなとか、どうでもいいことを考えていた。
結構長い間、あまねはカバンをがさごそ探っている。
「……カノン。私、弁当どこやったっけ」
ついに助けを求めた。どこからともなく先代が現れる。消えたり現れたり、相変わらず忙しい奴だ。
「そのリュックの一番奥。なんであたしの方が知ってるのよ」
「むぅ……」
今度はふてくされた「む」。第一印象は何事にも動じず仏頂面の奴だったけど、俺が思っていたよりも表情豊からしい。笑うことはほとんどないけど。
ツッコミしかいない漫才のような会話を聞き流しながら、俺も弁当に手を伸ばした。
「ねえあんた」
先代が、今度は俺に話しかけてくる。そんなことをわざわざするってことは、あまね関連か小言のどちらか。今回は後者だろう。
「……なんだよ」
心底めんどうです、という顔を精一杯作ってみる。そんなことで彼女が逃してくれるはずもなく、ドスのきいた声で責められる。
「それ、ほんとに昼ご飯?」
「そーだよ。文句あんのか?」
はいそうですとでも言いたげな顔で睨まれるが、正直怖くはない。
あまねが何事かという顔で覗きこんできた。見せ物じゃないんだけど。
「…………ヴィーガン?」
さんざん考えた挙句の発言がそれだった。
「野菜しか入ってないわけじゃないんだけど」
「本当だ」
あまねが納得したところで、先代が納得するはずもなく、お説教はがみがみと続く。
「そんなことはどうでもいいわよ! 自分で作ってんのか買ってんのか知らないけど、あんた栄養ってちゃんと考えてる⁉」
弁当の中身は、冷蔵庫にあった野菜と肉を適当にぶちこんだだけの野菜炒めと白米だけ。確かに質素を通り越しているが、そこは見逃してほしい。
「うるさいなぁ……。昨日の夜は時間なかったし、今日の朝は遅かったからしょうがないだろ」
それを聞いたあまねが、なぜか頭を下げる。
「すみませんでした」
「え。い、いや、そういうつもりじゃ……」
夢に入っていたせいだと思ったからこんなことをしたのか。突然入った予定ってわけでもないし、俺の時間管理ができていなかったせいなのに。謝られてむしろ申し訳なくなった。というか、これに怒っている先代が一番悪い気がする。
「時間がないのなら、買えばいいじゃない。今時昼食くらい、どこにでも売ってるでしょ」
「こっちは一人暮らしの大学生なんだよ。買うより作った方が安い」
先代はいちいち上から物を言うものだから、こちらも言い方が強くなってしまう。「やめなければ」とは思っているけど、それができるほど大人でもない。
こっちがなに言ってもがみがみされるから、面倒になって聞き流し始めた。あまねも興味がないようで、明後日の方向を向きながらおかずをほおばっている。
「ねえ、ちゃんと聞いてる⁉」
さすがにうっとうしくなってきたところで、あまねが呟いた。
「カノン」
「なに⁉」
「ちょっと黙って」
先代はその言葉に素直に従う。あまねは目を閉じて、耳をすましていた。
「どうしたの?」
先代が声をかける。
「……あの人」
その指の先をたどると、黒い髪をショートカットにした女子生徒がいた。友達を思しき人物が数人いるがなにか別のことを話していて、俯く彼女の様子は気にとめていないように見える。
「こんな夢、誰かに消してもらえたらいいのにね……」
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