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5)女の子の嫉妬心
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「あっ、じゃあ、私もやりますね」
そのとき、そんな声と共に僕の右手がグッと引き寄せられた。
ゆかりちゃんが再び右手を引っ張ってきたのだ。
もしかしたら僕が、他の女の子に気を取られていることが嫌だったのかもしれない。自分に注意を引き戻そうとしている感じ。
「わ、私も、もっと、温めますね」
ゆかりちゃんは僕の手と、隣の女の子のほうをチラチラ見ながら、そんなことを言ってくる。
左の女の子は、僕の手を完全におっぱいに押し付けてくれていた。
一方、ゆかりちゃんのほうは、両手でスリスリしてくれているが、おっぱいに触れるか触れないかの距離感をずっと維持したままだった。
これではライバルに後れを取ると思ったのか、自分も左の女の子のように、僕の手をおっぱいを押し当てようとしているのだ。
しかしそう言つつも、ゆかりちゃんはモジモジしていた。
かなり恥ずかしいらしくて、僕の手を取ったまま躊躇している。
「えーと、うんーと」
言葉にすればそんな感じだ。「私もおっぱいでもっと温めたいな。でも直接触ってもらうのはすごく恥ずかしい・・・」
僕はさりげなくゆかりちゃんの胸のほうに目をやる。ゆかりちゃんの乳首もピクリと勃っていた。
ゆかりちゃんのおっぱいは、隣の女の子ほど大きくない。
しかし乳首は凄く綺麗で、そのピンク色は鮮やかに目立っている。とても美しい胸をしていた。
その胸を見ていると、僕の中にムクムクとある感情が沸き上がってきた。
何が何でもそのピンク色に触れたい。
そんな想いだ。
でも、もう充分ではないか。
こんなにかわいい女の子たちのおっぱいに触れたり、お尻に触れたりしている。最高の状態だ。それで満足しろよ。
しかし触れそうで触れられない、ゆかりちゃんのその乳首をギュッと摘みたくて堪らない、そんな欲望が沸き上がってくる。
早く触らせてくれよ!
僕は心の中で叫ぶ。
何を恥ずかしがってるんだよ、ゆかりちゃん!
「あー、うー」
しかしゆかりちゃんは顔を真っ赤にしながら、俯いてモジモジしている。
そんなゆかりちゃんの横顔が可愛い。
いわゆるアヒル口というのだろうか、上唇が何とも無垢な雰囲気を醸し出している。
でもなかなか煮え切らないゆかりちゃんに苛々もする。
ああ、触りたい。
ちょっとくらいなら大丈夫だよね?
ゆかりちゃんは触らせたいと思っている。でも恥ずかしいから、それが出来ない様子。
別に僕に触られるのは嫌じゃないはずなのだ。
だったらこっちが手助けしてあげても、問題はないだろう。むしろそれが男らしい態度だって思う。
それで僕はやってしまったのだ。こっちから手を伸ばし、ゆかりちゃんの乳首を触った。
え?
しかし、ゆかりちゃんがそんな顔で僕を見た。
え?
僕も同じ表情でゆかりちゃんを見返す。
僕たちの目が合う。さっきまで穏やかに流れていた時間が突然凍りついたような空気。
信じられないわ!
ゆかりちゃんの表情は更にそんな感じになってしまう。
「あれ?」
僕は思わず声を出す。
し、しまった、やってしまったのか・・・。
僕はすぐに目を逸らした。ゆかりちゃんのその視線が痛かったから。
せっかく楽しかったのに、僕は全てを台無しにしてしまったのかもしれない。もしかして、もう全ての魔法が解けてしまった?
僕は恐々とゆかりちゃんの表情を伺う。
ゆかりちゃんはさっきまで優しく握り締めていた僕の手を離し、立ち上がってしまった。
あ・・・。
僕はゆかりちゃんを見上げる。僕は泣きそうになっているかもしれない。しかしゆかりちゃんも、泣きそうな表情だった。
「ゆかり、どうしたの?」
ゆかりちゃんの傍にいた女の子が彼女に尋ねた。
「うん、ちょっと席替え」
そんなことを言いながら、ゆかりちゃんは僕から離れていった。
ああ、何てことだ。僕はゆかりちゃんから嫌われてしまったようだ。
もう終わりだ。あんなに楽しかった時間も終了。
ちょっとした欲望が我慢出来なかったばかりに、夢のような時間は終わってしまった・・・。
しかしゆかりちゃんはよそに行ってしまったが、幸いなことに他の女の子たちはまだ僕の本性に気づいていないようであった。
左隣の女の子はまだ僕におっぱいを押し付けてくれているし、前の女の子のお尻は、僕の股間に触れている。後ろの女の子のおっぱいも背中に感じる。
それだけじゃなくて、僕の右足の上に、女の子がチョコリと座ってる。僕の足の甲で、その女の子のお尻を触っているという状態。
ああ、まだ大丈夫だ。僕はホッと一息をつく。
まだこの天国からは、追い出されてはいない。
少し安心すると、むしろゆかりちゃんの態度が腹立たしくなってきた。
何なんだよ、あの子は。ちょっと触られたくらいで、あんなに怒るなんて。女の子というのは本当にわからないものだ。
しかしもうこれ以上嫌われてはいけない。自分から積極的な態度に出るのは慎もう。一分一秒でもここに長く居たかったら、出来るだけ我慢するべきだ。
僕はゆかりちゃんの冷たい背中を見つめながら、そう決心した。
そのとき、そんな声と共に僕の右手がグッと引き寄せられた。
ゆかりちゃんが再び右手を引っ張ってきたのだ。
もしかしたら僕が、他の女の子に気を取られていることが嫌だったのかもしれない。自分に注意を引き戻そうとしている感じ。
「わ、私も、もっと、温めますね」
ゆかりちゃんは僕の手と、隣の女の子のほうをチラチラ見ながら、そんなことを言ってくる。
左の女の子は、僕の手を完全におっぱいに押し付けてくれていた。
一方、ゆかりちゃんのほうは、両手でスリスリしてくれているが、おっぱいに触れるか触れないかの距離感をずっと維持したままだった。
これではライバルに後れを取ると思ったのか、自分も左の女の子のように、僕の手をおっぱいを押し当てようとしているのだ。
しかしそう言つつも、ゆかりちゃんはモジモジしていた。
かなり恥ずかしいらしくて、僕の手を取ったまま躊躇している。
「えーと、うんーと」
言葉にすればそんな感じだ。「私もおっぱいでもっと温めたいな。でも直接触ってもらうのはすごく恥ずかしい・・・」
僕はさりげなくゆかりちゃんの胸のほうに目をやる。ゆかりちゃんの乳首もピクリと勃っていた。
ゆかりちゃんのおっぱいは、隣の女の子ほど大きくない。
しかし乳首は凄く綺麗で、そのピンク色は鮮やかに目立っている。とても美しい胸をしていた。
その胸を見ていると、僕の中にムクムクとある感情が沸き上がってきた。
何が何でもそのピンク色に触れたい。
そんな想いだ。
でも、もう充分ではないか。
こんなにかわいい女の子たちのおっぱいに触れたり、お尻に触れたりしている。最高の状態だ。それで満足しろよ。
しかし触れそうで触れられない、ゆかりちゃんのその乳首をギュッと摘みたくて堪らない、そんな欲望が沸き上がってくる。
早く触らせてくれよ!
僕は心の中で叫ぶ。
何を恥ずかしがってるんだよ、ゆかりちゃん!
「あー、うー」
しかしゆかりちゃんは顔を真っ赤にしながら、俯いてモジモジしている。
そんなゆかりちゃんの横顔が可愛い。
いわゆるアヒル口というのだろうか、上唇が何とも無垢な雰囲気を醸し出している。
でもなかなか煮え切らないゆかりちゃんに苛々もする。
ああ、触りたい。
ちょっとくらいなら大丈夫だよね?
ゆかりちゃんは触らせたいと思っている。でも恥ずかしいから、それが出来ない様子。
別に僕に触られるのは嫌じゃないはずなのだ。
だったらこっちが手助けしてあげても、問題はないだろう。むしろそれが男らしい態度だって思う。
それで僕はやってしまったのだ。こっちから手を伸ばし、ゆかりちゃんの乳首を触った。
え?
しかし、ゆかりちゃんがそんな顔で僕を見た。
え?
僕も同じ表情でゆかりちゃんを見返す。
僕たちの目が合う。さっきまで穏やかに流れていた時間が突然凍りついたような空気。
信じられないわ!
ゆかりちゃんの表情は更にそんな感じになってしまう。
「あれ?」
僕は思わず声を出す。
し、しまった、やってしまったのか・・・。
僕はすぐに目を逸らした。ゆかりちゃんのその視線が痛かったから。
せっかく楽しかったのに、僕は全てを台無しにしてしまったのかもしれない。もしかして、もう全ての魔法が解けてしまった?
僕は恐々とゆかりちゃんの表情を伺う。
ゆかりちゃんはさっきまで優しく握り締めていた僕の手を離し、立ち上がってしまった。
あ・・・。
僕はゆかりちゃんを見上げる。僕は泣きそうになっているかもしれない。しかしゆかりちゃんも、泣きそうな表情だった。
「ゆかり、どうしたの?」
ゆかりちゃんの傍にいた女の子が彼女に尋ねた。
「うん、ちょっと席替え」
そんなことを言いながら、ゆかりちゃんは僕から離れていった。
ああ、何てことだ。僕はゆかりちゃんから嫌われてしまったようだ。
もう終わりだ。あんなに楽しかった時間も終了。
ちょっとした欲望が我慢出来なかったばかりに、夢のような時間は終わってしまった・・・。
しかしゆかりちゃんはよそに行ってしまったが、幸いなことに他の女の子たちはまだ僕の本性に気づいていないようであった。
左隣の女の子はまだ僕におっぱいを押し付けてくれているし、前の女の子のお尻は、僕の股間に触れている。後ろの女の子のおっぱいも背中に感じる。
それだけじゃなくて、僕の右足の上に、女の子がチョコリと座ってる。僕の足の甲で、その女の子のお尻を触っているという状態。
ああ、まだ大丈夫だ。僕はホッと一息をつく。
まだこの天国からは、追い出されてはいない。
少し安心すると、むしろゆかりちゃんの態度が腹立たしくなってきた。
何なんだよ、あの子は。ちょっと触られたくらいで、あんなに怒るなんて。女の子というのは本当にわからないものだ。
しかしもうこれ以上嫌われてはいけない。自分から積極的な態度に出るのは慎もう。一分一秒でもここに長く居たかったら、出来るだけ我慢するべきだ。
僕はゆかりちゃんの冷たい背中を見つめながら、そう決心した。
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