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4話『開かれる真実の扉』
5 もっと甘えて【R】
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****♡Side・課長(唯野 修二)
修二は、従順な塩田を満足げに見つめる。
繋がった場所から卑猥な音を響かせて、いつになく甘えた声で修二の名を呼ぶ彼。ゆっくりと身を引けば、ぎゅっとしがみつく。
「修二……ッ」
十以上も年の離れた年下の恋人。
早く正式な恋人になれたならどんなに良いだろう?
そんなことを思いながら、何度も何度も彼に口づける。
普段はあまり表情を変えることのない彼が、上気した顔で修二に縋りつく。たまらなく愛おしい。
二人の間にある彼自身に指を絡めれば、
「修二の指……好き」
と言ってキスを強請る。
初めて塩田を抱いた時から、彼の心はきっと自分だけのものだった。
彼に酷いことをしてしまったなと思う。
修二に傷つけられた彼は、さらに自分自身を傷つける行為をしたのだ。他の男をここに受け入れるのは、辛かったろう。
そんな彼に嫉妬を向けることしか出来なかった自分。
どうして追い詰めてしまったのだろう?
距離を置かれたからといって、離れるべきじゃなかった。
自分がすべきだったのは、説明なのだ。
「んんッ……」
「また達きそうなのか?」
彼の立ち直りが早いのは、若いからだけじゃない。
好きな人に抱かれているから。
続けて二度、三度挑む者もいるがそれはきっと、ただの性欲だけじゃないだろう。
彼は我が道をひた歩く男。けれども、倫理道徳に反することは好まない。だからこの関係は彼を苦しめている。分かっているけれど。
──この手を二度と放さないと決めたんだ。
決して離れたりなんてしない。
もう、泣かせたりはしないと誓った。
「愛してるよ、塩田」
「んッ……俺も」
「一緒に達こう」
修二の言葉に彼は頷く。
奥がキュッと締まり、修二は強く腰を押し進める。
「あ……ッやあ……ッ」
「いい子だ」
塩田を絶頂に導き、修二は彼の中を汚した。
びくびくと鈴口から愛液を放ち、ぐったりとする彼。
奥から修二が自分自身を引く抜くと、トロリと愛液があふれ出す。
「満足した?」
と塩田に問われ、
「最高だな」
と修二は答えた。
自分の彼に対する独占欲は留まることを知らない。
自分に縛り付け、快楽だけを教え込み壊れてしまいたいとさえ思ってしまう。だがそんな歪んだ愛情は、誰も幸せにはしない。
同じ時を過ごし、一緒に楽しいことをして笑い合うのが幸せというものだ。
束縛が産むのは崩壊だけ。
「おいで。風呂場に連れって行ってやろう」
「修二」
自分だけには素直に甘えてくれる彼でいて欲しいと願う。
こんな彼を見たら、きっと欲しくなるだろうから。
そんなことを思いながら、塩田を抱き上げる。
苦しいと思うこの先に、いつの間にか光が差し始めているとも気づかずに。
「どうした? 恥ずかしいのか?」
塩田は壁に手を突き、足を広げるがキュッと奥を締めたまま。
修二はシャワーの温度の確かめながら、そんな彼の双丘を割り、蕾に触れる。
「出ちゃうから」
と彼。
ほんのり頬を染めて。
「出さないと、腹を壊すぞ。緩めて」
「ああああ……ッ」
胸を撫でながら、蕾を優しく撫でまわす。
彼はとても敏感なのか、胸を仰け反らせた。
別なとこへ意識が向けられたせいか、少し緩められた蕾からトロリと白いものが零れ落ちる。修二はその蕾を人差し指と親指で拡げるとシャワーを軽くあてる。
「全部出したか?」
「そんなことばかり聞くなよ」
普段はどんな質問をしても涼しい顔をしている彼の顔が赤い。
「可愛いな」
と漏らせば、涙目で睨まれる。
「気持ちよかったろう?」
「それは……まあ」
塩田は修二たちに比べると身長も低いが華奢だ。だがその肌は吸い付くようにもっちりとして、滑らか。
抱き寄せて首筋に口づければ、
「口にもして」
とおねだりされる。
──塩田は、ホント可愛いなあ。
彼の唇に自分の唇を押し当てながら、修二は心の中でため息をついたのだった。
修二は、従順な塩田を満足げに見つめる。
繋がった場所から卑猥な音を響かせて、いつになく甘えた声で修二の名を呼ぶ彼。ゆっくりと身を引けば、ぎゅっとしがみつく。
「修二……ッ」
十以上も年の離れた年下の恋人。
早く正式な恋人になれたならどんなに良いだろう?
そんなことを思いながら、何度も何度も彼に口づける。
普段はあまり表情を変えることのない彼が、上気した顔で修二に縋りつく。たまらなく愛おしい。
二人の間にある彼自身に指を絡めれば、
「修二の指……好き」
と言ってキスを強請る。
初めて塩田を抱いた時から、彼の心はきっと自分だけのものだった。
彼に酷いことをしてしまったなと思う。
修二に傷つけられた彼は、さらに自分自身を傷つける行為をしたのだ。他の男をここに受け入れるのは、辛かったろう。
そんな彼に嫉妬を向けることしか出来なかった自分。
どうして追い詰めてしまったのだろう?
距離を置かれたからといって、離れるべきじゃなかった。
自分がすべきだったのは、説明なのだ。
「んんッ……」
「また達きそうなのか?」
彼の立ち直りが早いのは、若いからだけじゃない。
好きな人に抱かれているから。
続けて二度、三度挑む者もいるがそれはきっと、ただの性欲だけじゃないだろう。
彼は我が道をひた歩く男。けれども、倫理道徳に反することは好まない。だからこの関係は彼を苦しめている。分かっているけれど。
──この手を二度と放さないと決めたんだ。
決して離れたりなんてしない。
もう、泣かせたりはしないと誓った。
「愛してるよ、塩田」
「んッ……俺も」
「一緒に達こう」
修二の言葉に彼は頷く。
奥がキュッと締まり、修二は強く腰を押し進める。
「あ……ッやあ……ッ」
「いい子だ」
塩田を絶頂に導き、修二は彼の中を汚した。
びくびくと鈴口から愛液を放ち、ぐったりとする彼。
奥から修二が自分自身を引く抜くと、トロリと愛液があふれ出す。
「満足した?」
と塩田に問われ、
「最高だな」
と修二は答えた。
自分の彼に対する独占欲は留まることを知らない。
自分に縛り付け、快楽だけを教え込み壊れてしまいたいとさえ思ってしまう。だがそんな歪んだ愛情は、誰も幸せにはしない。
同じ時を過ごし、一緒に楽しいことをして笑い合うのが幸せというものだ。
束縛が産むのは崩壊だけ。
「おいで。風呂場に連れって行ってやろう」
「修二」
自分だけには素直に甘えてくれる彼でいて欲しいと願う。
こんな彼を見たら、きっと欲しくなるだろうから。
そんなことを思いながら、塩田を抱き上げる。
苦しいと思うこの先に、いつの間にか光が差し始めているとも気づかずに。
「どうした? 恥ずかしいのか?」
塩田は壁に手を突き、足を広げるがキュッと奥を締めたまま。
修二はシャワーの温度の確かめながら、そんな彼の双丘を割り、蕾に触れる。
「出ちゃうから」
と彼。
ほんのり頬を染めて。
「出さないと、腹を壊すぞ。緩めて」
「ああああ……ッ」
胸を撫でながら、蕾を優しく撫でまわす。
彼はとても敏感なのか、胸を仰け反らせた。
別なとこへ意識が向けられたせいか、少し緩められた蕾からトロリと白いものが零れ落ちる。修二はその蕾を人差し指と親指で拡げるとシャワーを軽くあてる。
「全部出したか?」
「そんなことばかり聞くなよ」
普段はどんな質問をしても涼しい顔をしている彼の顔が赤い。
「可愛いな」
と漏らせば、涙目で睨まれる。
「気持ちよかったろう?」
「それは……まあ」
塩田は修二たちに比べると身長も低いが華奢だ。だがその肌は吸い付くようにもっちりとして、滑らか。
抱き寄せて首筋に口づければ、
「口にもして」
とおねだりされる。
──塩田は、ホント可愛いなあ。
彼の唇に自分の唇を押し当てながら、修二は心の中でため息をついたのだった。
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