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1──勘違いとすれ違い
♡3『出逢い』
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****side:咲夜
──ああ、どうしよう。
弾切れだ。
どこを探っても弾はなかった。一発も。
HPは4分の1を切っている。MPはもうなかった。
あと少しなのに戦線離脱する他ないのか?
体感オンラインゲーム【A world with utopia underground】。
通称AGを初めてから5年目になる。チームに所属をせず、仲間に恵まれなかった自分はバリバリのソロプレイヤーだった。
職業は魔銃師。魔弾を使って攻撃や回復を行う。
素早さに特化した職業で、この職になるためにはいくつかの条件をクリアしなければならない。
このゲームの最大の特徴はリアルの自分自身をスキャンしてキャラクターを作れること。まるで自身が冒険しているような気分になれるバーチャルリアリティアクションRPGゲーム。
困り果てていたところに影が射す。
「大丈夫?」
そういうと彼はふわりと後ろに飛んだ。
とても軽やかに。
黒のコートが風になびく。
華奢でしなやかなその姿態に思わず見惚れてしまう。
逆光で顔はよく見えないが、その声は……。
「いや、でも俺、弾切れで」
突如、緑の柔らかい光が咲夜を包んでHPとMPが全回復したが、戦う術がない。
困った顔をはしていたら、彼はコートのポケットから何かを投げて寄越した。
「使って」
「魔弾……」
目を細めニッコリ微笑む彼には、やはり見覚えがあった。
「ありがとう、助かった」
戦闘が終わって彼に近づきお礼を言うと彼は小さく首を振り、
「いいって。困った時はお互い様でしょ」
と笑った。
陽だまりみたいな笑顔に綺麗な声。
「大崎君だよね?」
「え?」
咲夜が彼の名を言うと、とても驚いたようだった。
「同じクラスの霧島 咲夜」
そう自己紹介をすると
「ああ、人違いじゃなかったんだ。そうかもとは思ってた」
と微笑む。
【大崎 久隆】彼は自分にとって憧れの人、というか片想いの相手である。
同じクラスでありながらつるむグループが違うとなかなか話す機会もない。学校とはそういうものだ。
彼は有名な大崎グループの次男。セレブだ。
すむ世界が違う、そんな気がしていて。
話しかけなかったのはそれだけが理由ではないのだが、とても近づき難い遠くから見ているだけのクラスメイトだった。
「感激だな」
「うん?」
「大崎君と話せるなんて」
素直な感想を述べたら変な顔をされる。
「クラスメイトなんだし、気軽に話かけてくれたらいいのに」
と。
「そんな……気安く声かけていい相手じゃないよ」
「なんで」
「なんでって、そりゃ……」
言葉を濁して視線を背けると、腕組みをしていた久隆はため息をつく。
「君にとって、俺ってなんなの? 王様か何か?」
廃墟の壁に寄りかかりじっとこちらを見ていた。
端正な顔立ちが、今は悲しそうに歪んでいる。何がそんなに彼を傷つけたのだろうか?
「すごいのは親父であって俺じゃない」
「……」
”いつも成績上位の人が言う言葉じゃないよ”と思ったけど黙っていた。彼自身だって充分すごい。
しかし、悲しそうな理由は他にあったのだと、のちに知ることになる。
「そんなわけわかんない理由で距離置かれるのは不愉快だよ」
久隆はそっと近づいてくると至近距離で瞳を覗き込むので、咲夜は赤面してしまった。
「ねえ」
“そうでしょ? 違うの?”というように。
「大崎君は、俺にとっては憧れの人で」
”いい匂いがする。酔ってしまいそうだ”と思った。
匂いまで再現するこのゲームに初めて”リアルさを追及しすぎだろ”とツッコミをいれたくなる。
「憧れ?」
久隆はなにいってんだ?と言いたげな目をするので、
「す……すきって言うか」
咲夜はドキドキして声がうわずった。
──うわ、なにどさくさに紛れて告白してんだ、俺は。
「好き?」
ますますわけがわからないと言う顔をされた。
「俺は好きだったら、声くらいかけるよ」
──彼のいう好きは俺のいう好きとは、きっと違う。
「大崎君はいつも大里と一緒で。他人の入るすきなんてどこにもないじゃないかッ」
なんだか悔しくなって怒鳴ってしまった。
「俺だって、そりゃ声かけたいよ。その笑顔を自分にも向けてくれたらいいのにって何度思ったことか」
久隆は咲夜の言葉を黙って聞いている。
「勇気がでないことだってある。近づきすぎて嫌われたら嫌だなって思うことだって」
”自信家の大崎君には理解できないかも知れないけどさ”と言ったら酷く傷ついた顔をされた。
意外な反応に戸惑っていたら、背後の壁に優しくそっと押し付けられた。
「ねえ? 咲夜って呼んでいい?」
まるで口説かれでもしているような気分になる。
上目遣いはずるいと思う。
「いいよ」
「どうして俺とは距離取るの?」
「え?」
「咲夜はクラスのみんなと仲いいじゃん」
「っ」
「ほんとは俺のこと嫌いなんでしょ?」
じっと見つめられて勘違いしてしまいそうだ。
彼はホントに可愛い子だなと思う。
彼の笑顔がたまらなく好きだった。
最近笑わなくなってしまったけれど。
「ねえ?」
一年の時から同じクラスだったのに、君はきづいてないんでしょ?
「大崎く……」
「名前で呼んでよ」
耳元で囁くように言われる。
──ホントいい声してるんだよなぁ。どうにかなってしまいそうだ。
「咲夜の好きって……」
「耳元で話すなよぉ」
「なんで」
「なんでって、変な気分になるだろ」
好きな人にこんなんされたらさ。と返せば。
「咲夜のいう好きはどういう好きなんだよ」
と、不思議そうな顔をする。
ほんとわかってない人だと思った。
だから”こういう意味だ”と、久隆の襟元を掴んで引き寄せ口付けてやる。
「?!」
久隆が真っ赤になって口元を押さえた。
──なんだよ、その純な反応。
「なあんだ。こんな迫ってくるから襲われるかと思ったのに」
意外だった。咲夜は彼の純な反応に調子づき、わざと残念そうに言ってみる。
「襲ッ?! はあ?!」
めちゃくちゃ動揺してるのが伝わってくる。
「そんなこと……するわけないだろ、バカ」
「してもいいのに」
「なにいってんだよ」
”からかうなよと”久隆は言う。
──これはチャンスかもしれない。
嫌がられてはいない、ただ戸惑っているだけ。
──ああ、どうしよう。
弾切れだ。
どこを探っても弾はなかった。一発も。
HPは4分の1を切っている。MPはもうなかった。
あと少しなのに戦線離脱する他ないのか?
体感オンラインゲーム【A world with utopia underground】。
通称AGを初めてから5年目になる。チームに所属をせず、仲間に恵まれなかった自分はバリバリのソロプレイヤーだった。
職業は魔銃師。魔弾を使って攻撃や回復を行う。
素早さに特化した職業で、この職になるためにはいくつかの条件をクリアしなければならない。
このゲームの最大の特徴はリアルの自分自身をスキャンしてキャラクターを作れること。まるで自身が冒険しているような気分になれるバーチャルリアリティアクションRPGゲーム。
困り果てていたところに影が射す。
「大丈夫?」
そういうと彼はふわりと後ろに飛んだ。
とても軽やかに。
黒のコートが風になびく。
華奢でしなやかなその姿態に思わず見惚れてしまう。
逆光で顔はよく見えないが、その声は……。
「いや、でも俺、弾切れで」
突如、緑の柔らかい光が咲夜を包んでHPとMPが全回復したが、戦う術がない。
困った顔をはしていたら、彼はコートのポケットから何かを投げて寄越した。
「使って」
「魔弾……」
目を細めニッコリ微笑む彼には、やはり見覚えがあった。
「ありがとう、助かった」
戦闘が終わって彼に近づきお礼を言うと彼は小さく首を振り、
「いいって。困った時はお互い様でしょ」
と笑った。
陽だまりみたいな笑顔に綺麗な声。
「大崎君だよね?」
「え?」
咲夜が彼の名を言うと、とても驚いたようだった。
「同じクラスの霧島 咲夜」
そう自己紹介をすると
「ああ、人違いじゃなかったんだ。そうかもとは思ってた」
と微笑む。
【大崎 久隆】彼は自分にとって憧れの人、というか片想いの相手である。
同じクラスでありながらつるむグループが違うとなかなか話す機会もない。学校とはそういうものだ。
彼は有名な大崎グループの次男。セレブだ。
すむ世界が違う、そんな気がしていて。
話しかけなかったのはそれだけが理由ではないのだが、とても近づき難い遠くから見ているだけのクラスメイトだった。
「感激だな」
「うん?」
「大崎君と話せるなんて」
素直な感想を述べたら変な顔をされる。
「クラスメイトなんだし、気軽に話かけてくれたらいいのに」
と。
「そんな……気安く声かけていい相手じゃないよ」
「なんで」
「なんでって、そりゃ……」
言葉を濁して視線を背けると、腕組みをしていた久隆はため息をつく。
「君にとって、俺ってなんなの? 王様か何か?」
廃墟の壁に寄りかかりじっとこちらを見ていた。
端正な顔立ちが、今は悲しそうに歪んでいる。何がそんなに彼を傷つけたのだろうか?
「すごいのは親父であって俺じゃない」
「……」
”いつも成績上位の人が言う言葉じゃないよ”と思ったけど黙っていた。彼自身だって充分すごい。
しかし、悲しそうな理由は他にあったのだと、のちに知ることになる。
「そんなわけわかんない理由で距離置かれるのは不愉快だよ」
久隆はそっと近づいてくると至近距離で瞳を覗き込むので、咲夜は赤面してしまった。
「ねえ」
“そうでしょ? 違うの?”というように。
「大崎君は、俺にとっては憧れの人で」
”いい匂いがする。酔ってしまいそうだ”と思った。
匂いまで再現するこのゲームに初めて”リアルさを追及しすぎだろ”とツッコミをいれたくなる。
「憧れ?」
久隆はなにいってんだ?と言いたげな目をするので、
「す……すきって言うか」
咲夜はドキドキして声がうわずった。
──うわ、なにどさくさに紛れて告白してんだ、俺は。
「好き?」
ますますわけがわからないと言う顔をされた。
「俺は好きだったら、声くらいかけるよ」
──彼のいう好きは俺のいう好きとは、きっと違う。
「大崎君はいつも大里と一緒で。他人の入るすきなんてどこにもないじゃないかッ」
なんだか悔しくなって怒鳴ってしまった。
「俺だって、そりゃ声かけたいよ。その笑顔を自分にも向けてくれたらいいのにって何度思ったことか」
久隆は咲夜の言葉を黙って聞いている。
「勇気がでないことだってある。近づきすぎて嫌われたら嫌だなって思うことだって」
”自信家の大崎君には理解できないかも知れないけどさ”と言ったら酷く傷ついた顔をされた。
意外な反応に戸惑っていたら、背後の壁に優しくそっと押し付けられた。
「ねえ? 咲夜って呼んでいい?」
まるで口説かれでもしているような気分になる。
上目遣いはずるいと思う。
「いいよ」
「どうして俺とは距離取るの?」
「え?」
「咲夜はクラスのみんなと仲いいじゃん」
「っ」
「ほんとは俺のこと嫌いなんでしょ?」
じっと見つめられて勘違いしてしまいそうだ。
彼はホントに可愛い子だなと思う。
彼の笑顔がたまらなく好きだった。
最近笑わなくなってしまったけれど。
「ねえ?」
一年の時から同じクラスだったのに、君はきづいてないんでしょ?
「大崎く……」
「名前で呼んでよ」
耳元で囁くように言われる。
──ホントいい声してるんだよなぁ。どうにかなってしまいそうだ。
「咲夜の好きって……」
「耳元で話すなよぉ」
「なんで」
「なんでって、変な気分になるだろ」
好きな人にこんなんされたらさ。と返せば。
「咲夜のいう好きはどういう好きなんだよ」
と、不思議そうな顔をする。
ほんとわかってない人だと思った。
だから”こういう意味だ”と、久隆の襟元を掴んで引き寄せ口付けてやる。
「?!」
久隆が真っ赤になって口元を押さえた。
──なんだよ、その純な反応。
「なあんだ。こんな迫ってくるから襲われるかと思ったのに」
意外だった。咲夜は彼の純な反応に調子づき、わざと残念そうに言ってみる。
「襲ッ?! はあ?!」
めちゃくちゃ動揺してるのが伝わってくる。
「そんなこと……するわけないだろ、バカ」
「してもいいのに」
「なにいってんだよ」
”からかうなよと”久隆は言う。
──これはチャンスかもしれない。
嫌がられてはいない、ただ戸惑っているだけ。
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