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4*運命への責任
4 壊れそうな心を繋ぎとめて【R】
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久隆は他人よりも成長が遅く、まだ子供だ。甘い声も可愛らしい。
「あッ……んッ♡」
蕾を舐められるのが好きなようで、”もっと”と言うように声を漏らすのが堪らない。
圭一はすっかり仕事のことなど忘れて久隆を抱くことだけに夢中になっていた。
「やッ……拡げちゃ……やあッ」
「何がイヤ?そんなにエッチな声出して」
蕾をくぱぁっと開き舌を差し入れ厭らしく嘗めまわす。
「んッ……んんッ♡」
「大好きだろ?」
「はあんッ……けいいちッ」
「ほんと、可愛い」
むちゅむちゅと蕾を嘗め回し、欲情してゆく久隆に興奮を覚える。
──犯したい。
甘ったるいその声で強請って見せろよ。
『圭一ッ……挿れてぇッ』
と懇願させたい。
欲しがれよ、俺を。
「んッ……おかしくなっちゃうよッ」
「イキたいのか?」
「んッ……♡」
圭一は椅子にかけておいた上着から片手で携帯用のジェルのボトルを取り出すと、手に垂らす。
「なんでッ……そんなの持って……」
「いつでも久隆と出来るように」
そっと耳元で囁きながらジェルが滴る指を蕾にくぷぷッと差し込む。真っ赤になる彼に更に追い討ちをかけた。
”いつでも、お前が欲しい”
「けいい……ちッ……大好きッ♡」
「愛してるよ」
──堕ちてしまえよ。
溺れてしまえよ。
俺の愛に。
絶対に逃しはしない。
「ああッ……」
指が出し入れされるたび、甘い声と厭らしい音が響く。
──全部俺にくれるなら……。
幸せにしてやるからさ。
この時、圭一は自分の運命にまだ気づいては居なかった。その意味にも。
『俺に、これ以上何を犠牲にしろって言うんだよ』
自分をねじ伏せる絶対的な力。
『俺から人生を奪った上に、心まで殺そうって言うのかよ。あんた、それでも人間か?』
プライドも心もズタズタにする、その力。
『久隆には絶対手出しはさせないからな』
無力な自分を呪うしかなくて。
「久隆……」
「んんッ……あああッ♡」
「ここ、そんなにいい?」
「んッ……いいの♡」
甘えん坊の子猫みたいで可愛らしい。なんて可愛らしいのだろうと頬を撫でる。
「指だけじゃ足りないんじゃないのか?」
「はぁッ……」
──欲しがって。
俺の心、満たしてくれよ。
「んんッ……♡」
蕾に圭一の指を受け入れながら、ぎゅっとしがみつく久隆を見つめていた。
道を踏み外し、それでも間違っていないと思えるのは心から愛しているから。
いろんなことに耐え、我慢してきた自分を唯一癒してくれる存在。何もかも見て、知って、それでも大好きだといってくれる久隆が愛しい。
なのに心の何処かで”それは家族愛だ”と囁く自分がいる。
否定しても否定しても襲ってくるその気持ちが、圭一の心を蝕んでいく。
「あッ……あッ♡」
「久隆…」
──同じ気持ちが欲しい。
俺には、久隆しかいない。
だから……。
「んんッ……けいい……ちッ」
名前を呼ばれハッとする。
「まだ、挿れてくれないの?」
不安そうに潤んだ瞳を向ける久隆。
「僕じゃ……興奮しないの?」
久隆は圭一が挿れないのは立たないからだと思ったらしい。
運命の恋人かもしれない都筑に圭一は出逢い、自分に反応しなくなったのだと。
「あッ……んッ♡」
蕾を舐められるのが好きなようで、”もっと”と言うように声を漏らすのが堪らない。
圭一はすっかり仕事のことなど忘れて久隆を抱くことだけに夢中になっていた。
「やッ……拡げちゃ……やあッ」
「何がイヤ?そんなにエッチな声出して」
蕾をくぱぁっと開き舌を差し入れ厭らしく嘗めまわす。
「んッ……んんッ♡」
「大好きだろ?」
「はあんッ……けいいちッ」
「ほんと、可愛い」
むちゅむちゅと蕾を嘗め回し、欲情してゆく久隆に興奮を覚える。
──犯したい。
甘ったるいその声で強請って見せろよ。
『圭一ッ……挿れてぇッ』
と懇願させたい。
欲しがれよ、俺を。
「んッ……おかしくなっちゃうよッ」
「イキたいのか?」
「んッ……♡」
圭一は椅子にかけておいた上着から片手で携帯用のジェルのボトルを取り出すと、手に垂らす。
「なんでッ……そんなの持って……」
「いつでも久隆と出来るように」
そっと耳元で囁きながらジェルが滴る指を蕾にくぷぷッと差し込む。真っ赤になる彼に更に追い討ちをかけた。
”いつでも、お前が欲しい”
「けいい……ちッ……大好きッ♡」
「愛してるよ」
──堕ちてしまえよ。
溺れてしまえよ。
俺の愛に。
絶対に逃しはしない。
「ああッ……」
指が出し入れされるたび、甘い声と厭らしい音が響く。
──全部俺にくれるなら……。
幸せにしてやるからさ。
この時、圭一は自分の運命にまだ気づいては居なかった。その意味にも。
『俺に、これ以上何を犠牲にしろって言うんだよ』
自分をねじ伏せる絶対的な力。
『俺から人生を奪った上に、心まで殺そうって言うのかよ。あんた、それでも人間か?』
プライドも心もズタズタにする、その力。
『久隆には絶対手出しはさせないからな』
無力な自分を呪うしかなくて。
「久隆……」
「んんッ……あああッ♡」
「ここ、そんなにいい?」
「んッ……いいの♡」
甘えん坊の子猫みたいで可愛らしい。なんて可愛らしいのだろうと頬を撫でる。
「指だけじゃ足りないんじゃないのか?」
「はぁッ……」
──欲しがって。
俺の心、満たしてくれよ。
「んんッ……♡」
蕾に圭一の指を受け入れながら、ぎゅっとしがみつく久隆を見つめていた。
道を踏み外し、それでも間違っていないと思えるのは心から愛しているから。
いろんなことに耐え、我慢してきた自分を唯一癒してくれる存在。何もかも見て、知って、それでも大好きだといってくれる久隆が愛しい。
なのに心の何処かで”それは家族愛だ”と囁く自分がいる。
否定しても否定しても襲ってくるその気持ちが、圭一の心を蝕んでいく。
「あッ……あッ♡」
「久隆…」
──同じ気持ちが欲しい。
俺には、久隆しかいない。
だから……。
「んんッ……けいい……ちッ」
名前を呼ばれハッとする。
「まだ、挿れてくれないの?」
不安そうに潤んだ瞳を向ける久隆。
「僕じゃ……興奮しないの?」
久隆は圭一が挿れないのは立たないからだと思ったらしい。
運命の恋人かもしれない都筑に圭一は出逢い、自分に反応しなくなったのだと。
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